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オシロスコープ
本来は御城スコープ。戦国時代に武田家中で開発された。開発者は真田昌幸(当時は武藤喜兵衛)で
ある。当時日本に来訪していポルトガル人の中に科学の知識のある人物がおり(姓名不詳)、その
人物と真田昌幸とが開発した。これによって敵城の内部が手に取るように知ることが可能となり、
敵城の水脈を断つあるいは本丸まで隧道を掘削するなど、攻城戦で絶大な威力を発揮した。
信玄の城攻めの巧みさはこの技術によるところが大きい。
武田家滅亡後も甲州長沼流軍学の秘伝中の秘伝として継承されたが、残念ながら明治以降その
技術は失われてしまった。
民明書房刊 「日本の軍学史」