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いまさら大きな声で聞けないのですが…デシメータってなんですか。何のためにどういう動作をするものですか?なんか間引くとかフィルタ間連ぽいですが…。こっそり教えてください。
ただのUP/DOWNカウンタだと思って納得してたけど
「改訂 はじめてのPSoCマイコン」の
第15章 Appendix デシメーション・フィルタの動作
に詳しい。基本的に積分+微分を処理する。中は16ビット(+符号)幅
のレジスタと加算器と減算器
役目はΔΣ変調器の出力を数値化すること
積分器ってのは定電流でコンデンサを充放電するから入力が1なら上がって-1なら下がる
この出力と測りたい電圧をコンパレータに入れ一定クロックでラッチして積分器に入れると
積分器の出力は入力電圧と同じになってる
+1と-1を積算するだけならカウンタでいいじゃんってことでADCができる
なんでデシメータと呼ぶのかは知らん
ΔΣ変調器が1ビットのADC。
ちなみに、PSoCのΔΣの場合には定電流回路ではなく、スイッチトキャパシタ
を使ったアナログ加減算でやってる。
で、これが256kHzで動いていれば、256kspsのADC出力が出てくる
これをデシメータに与えて8ビットデータにしてやると、見かけ上
1kspsした8ビットデータになる。
実際には256kHzでサンプリングしているのに出てくるのは1kspsになるんで
”間引き”・・decimationと称する。
type1デシメータは加算器(入力の1/0で、+1/0と+1/-1のどちらにするか選べる)
だけだけど、type2デシメータの場合には、その後の微分処理(減算器)まで
内蔵しているので世話が無い。