教えてください。
MC34063AというICを使って、はじめてDC/DCコンバータを作りました。
DC12Vを昇圧して、100V〜180Vくらいを作る回路です。
回路は、このページの物をそのまま作りました。
ttp://www.geocities.jp/ta2020amp/MC34063A_up_1.html それなりに動いているので、気をよくして、
手持ちのオシロで波形を見てみたら、何か様子が違うのです。
120Vを出力したとき
http://loda.jp/mcnc/?id=439.png 180Vを出力したとき
http://loda.jp/mcnc/?id=440.png 黄色がFETのゲート電圧、青色がFETのドレン電圧です。
180Vのときは、OFFのとき真っ直ぐな波形なのですが、
120Vだと、発振しているように見えます。
この発振したような波形は、正常な制御状態なのでしょうか?
どこかにコンデンサを付けるとピタリと止まる、だと嬉しいのですが。
FETの寄生振動かな?と思って、ゲート駆動のダイオードに直列に
100Ωのボリュームを入れてみましたが、変化はありません。
後段にLCのパイ型フィルタがあるので、どちらの電圧のときも
リプルはなく、美しい波形が得られています。
何かヒントがあれば教えてください。
宜しくお願いします。
>>352 正常! コイルがフライバックとして動作してるが、昇圧率が高過ぎて目的電圧まで振れない
ありがとうございます。これで良いのですね。安心しました。
その後も調べてみたら、次のことがわかりました。
以下の理解で良いでしょうか?
1. 120Vでは、Lが不連続モードになっているため、off時に共振している(自由振動)
2. 共振波形を小さくしたいなら、
2-1. 負荷をわざと付けて(ブリーダ抵抗つけて)常時連続モードにする。
2-2. Lを増量して、傾斜を緩くする
2-3. スナバを入れる。場所はわからなかったです。
>>昇圧率が高過ぎて目的電圧まで振れない
「昇圧率が高過ぎる」というのは、
言い換えると、Duty比が高すぎる状態、という理解で良いでしょうか?
宜しくお願いします
>354
2-4
OFF期間ではコイルの出力端に繋がっているスイッチもダイオードもオフになっていて、浮いてる。
コイルの入力端への浮遊容量(コイルの容量 + スイッチの端子間容量 + ダイオードの逆接容量 + その他)
と合わせた回路が発振してるんだから、これを気合いで小さくする。わりとマジで。
2-3 は、もし入れるならコイルの両端にRC直列なスナバを入れる。
この発振はノイズの元でしかも防ぎ辛いし、スナバ入れれば効率低下だしで
今どきのコントローラならOFF期間がちょうど無くなるよう制御してくれたりするんだけど < 臨界モード制御
>>355 説明ありがとうございます。
どの経路で共振電流が流れるのかわからなかったのですが、
大変良くわかりました。質問して良かったです。ありがとうございます。
だとすると、コイルの両端に抵抗を入れてQをダンプすればいいかな?と考えましたが、
その役目がスナバですね、きっと。
>OFF期間がちょうど無くなるよう制御し
この意味は、
常時連続モードになるように、コントローラICが自動制御してくれる、
という理解で良いでしょうか?
予想するに、その方法は、
3-1. 発振周波数を自動的に上げ下げする
3-2. 負荷電流を自動的に増減する
臨界モード制御、でググってみます。
>>356 3-2 コントローラーは負荷には関与出来ません
>356 常時連続モードに
というのは語弊があるかな。連続モードと不連続モードとの境だから「臨界」。
連続モードでの周波数最低 = 不連続モードでのオフ期間最小
の位置。PFMの変形なのでおおむね 3-1 ではある。