C級出版の付録izew"ふろく"ぬ生めかしく騙る(7)
今更 DWM 5月号の ARM基板なのだが、本の通りにやるとまずい部分発見したので報告.
内容
付録基板にメモリーカードコネクタをつけて p.122の通りに MassStorage.dfu を
ダウンロードしてメモリーカードアクセスしてはいけない.
また、出荷時プログラム(Gainer用)を走らせる際も、メモリーカードを刺しっぱなしに
してはいけない.
理由
MassStorage【サンプル】 は元々 STMicroの評価基板用のソフトで LEDが PC6-9 に存在
する想定. 一方の付録基板は PC9 は SDCard_CD 入力に使う設計. なのに、それが出力に
なってかつメモリーカードを刺すと GNDに落ちるため、付録基板LED(PC6)点灯時 PC9では
出力がショートする. 幸いショート時に流れる電流は 10mAちょっとで済んでいるようだが.
「出荷時プログラム」は MassStorageのソースを流用したのか、やはり PC6-9 を出力にしていて
以下同文. MassStorageはアクセス時だけ点灯だが、こちらは通電と同時に LED点灯しっぱなし
なので尚更よくない.
対策提案 以下のどちらか (ハード編推奨)
ソフト編
LED点灯処理は PC6だけ操作するようにソース修正(hw_config.c).
ビルドするには 0800_3000開始の修正も忘れずに.
ハード編
メモリーカードコネクタの SDCard_CD はハンダづけせず絶縁する.
尚、MassStorage サンプル は挿入検知などしていない. SD_WP も見てない.
てか SD_WP はマイコンのどこに接続されているのか回路図見ても分からなかった.