52 :
774ワット発電中さん:
基本的な質問してスマソ
真空管ラジオは、5球スーパーが基本ですね。
トランジスタラジオは、6石スーパーが基本。
この差はどこから生じるのでしょうか?
たしか、5球スーパーの内、1球はダイオード(二極管)のはず。
とすると、4球対6石ということになるのだが……。
確かに、真空管は、一つの管で複数の機能を持っているのが
他種類存在するので、管の数がそれほど増えないのは分かる。
しかし、旧式の場合、それはしていないと思う。
なんでこの差が生じるのか?
どなたか、この無知な私に教えて下さいませ!
私の知る限り、3石スーパーも存在したと思うが……。
最後の低周波電力増幅段に必要な素子数の違い。
ダイソーの32Ωスピーカーを使えば4石スーパーも可能。
5球スーパーってのは、スピーカーを鳴らすスーパーラジオの基本形で、
結局7球分の仕事を5球でやってる。
混合→中間周波増幅→2極管検波→電圧増幅→電力増幅(シングル)
↑
局部発振 整流
2極3極複合管は戦前からあるよ。
いっぽう、6石スーパーの基本型は
自励式周波数変換→第1IF増幅→第2IF増幅→電圧増幅→電力増幅(プッシュプル)
だが、コンバーターを他励式にしたりIFを1段にしたりクリスタルイヤホン専用にしたり、いろいろできる。
実用的なのが6石だから6石が標準とされているだけで
トランジスタスーパーなら3石から8石(高一他励式ppとか)、あるいはそれ以上のものがある。
6AV6なんかだと、2極管検波2ユニット分か。
4球対6石の内訳は
真空管
1.中間周波増幅が1段
2.低周波電力増幅がA級シングル
トランジスタ
1.中間周波増幅が2段
2.低周波電力増幅がB級プッシュプル
2の差はトランジスタの方が 小型低消費電力が得意だからA級を避けた という理由だとして
1の方は電力利得のためなのか選択度のためなのかどっちだろ?
まず電力利得じゃないかい?
持ち運び前提だからどんな場所で聞くかわからんし。
58 :
774ワット発電中さん:2007/04/16(月) 12:08:50 ID:zgPm59yK
>>52 5球スーパーと6石スーパーの差は固定用か移動用という違いだ。
固定用は大きなアンテナ線を張ることも可能で電灯線アンテナの恩恵も受ける。
対す移動用はバーアンテナだけだから、6石スーパーは中間周波増幅を2段にして
利得を稼いでいる。カーラジオはさらに条件が悪いので高周波増幅は必定。
選択度については複同調IFT2本と単同調IFT3本の違いだから、同程度だろう。
6石スーパーも消費電流を問題にしなければ低周波増幅2段2石構成で、十分な
出力を出すことも可能だが、乾電池電源ではそれでは不都合だ。
そのため必要最小限の出力で消費電力の少ないB級PPの出力段を採用している。
今はトランジスタ自体は安いということが大きな要素だ。