LCラダー型電気回路のソリトン伝播の、SPICE シミュレーションの話です。
「ソリトンとは何か」講談社ブルーバックス B826 等を参考にしています。
http://aikofan.dee.cc/aikoup1/src/f1021.png (LTspice を使っています)
まだ梯子の段数はそれほど増やしていませんが、この方向で進んでよいものか
少し不安になりました。既にやってみた経験がある方はいらっしゃいますか?
よろしくアドバイスのほど、お願いします。
695 ですが、ラダーの段数を 128 に増やして、とにかくやってみた。まずはソリトン?の伝播。
http://aikofan.dee.cc/aikoup1/src/f1024.png 入力波形は (sin(x))^2 の半周期にしてある。速度分散の影響によって
次第にノコギリ波形になっていく。
次にソリトンの衝突・すり抜け。R2 の下側は Gnd でなく、ノード a に接続する。
過渡解析グラフがわかりにくい・少し見にくいかも知れないがー。
http://aikofan.dee.cc/aikoup1/src/f1025.png 66 段目付近で衝突して、その後すり抜けているので、確かにソリトンらしい。
SPICE コマンドは (LTspice 使用)
.model Dv ako:MV2201 M=2.6 Rs=100
.param L=2.2e-6 C=39e-12 R=4*sqrt(L/C) .param f=10e6 a=0.5
.option plotwinsize=0
.save V(a) V(2) V(18) V(34) V(50) V(66) .save V(82) V(98) V(114) V(130)
.tran 0 400n 0 {400n/4k}
B1 信号源は
V = a * sin(2*pi*f*time)**2 * (time < 0.5/f)
にしている。バリキャップの Rs (直列抵抗) をある程度大きくしないと
結果が思わしくないのが新発見。インダクターは理想インダクターです。
もう少しパラメーターを調整して、2ソリトンの生成とかも試してみようと思います。