先生:ハイハイ。まず、ナゼ車にバッテリーがあるんだろうね。
生徒:・・・ハイ!エンジンをかけるためです。
先生:そうですね。でも、もっと重要な役割があるんですよ。
生徒:・・・ハイ!ブレーキの力を強くします。
先生:そうです!万一エンストしたら、ブレーキが利きにくくなって危険ですね。
先生:でも、もっと重要な役割があるんですよ。
生徒:えー?もうこれ以上必要ないんじゃない?
先生:車には、電装品ごとに制御ユニットがあるんですよ。
生徒:制御ユニットって何ですか?
先生:たとえば、速度とエンジン回転数で変速の段が決まりますよね(ATだと)。
先生:それどころか、点火プラグはもちろん、燃料の噴射からエアコンの調節まで各々の制御ユニットが連携しあってるんです。
生徒:制御ユニットって、ブレーキと違ってあんまり電気使わないように思うけど・・・。
先生:そうですね。でも、もしバッテリが上がってしまったら、使える電気はありませんよ。
生徒:どうなるんですか?
先生:そうですね。走行中にバッテリが切れると、エンスト、ブレーキングが甘くなり、それぞれの制御ユニットの通信ができなくなって非常に危険な状態になりますね。
生徒:本当ですか?
先生:実際には命に別状のない部分から電気が弱まるでしょうね。それも制御ユニットの働きです。
先生:でも、シガーライター用電源で出来る事というのはそもそもニクロム線を熱くする程度で、今でも純正内装品を駆動する以上の働きは保証してないのです。
先生:だから、シガーライター用電源から無理に電流を取り出すのは辞めましょうね。
生徒:うるせえこのクソジジイ
先生: