316 :
774ワット発電中さん:
電子工作で無線(電波を出すもの)をいじるのはまったくのはじめてなのですが、
簡単な製品にされていた、300MHZ帯の送受信機を分解し、4ビットのデータでいろいとやっていたようなので、
これは簡単そうだと思い流用しました。
そこで送信機はケースに入れる必要があったため、アルミケースに収めたところ電波が届きません。
・どの端子部分も接触はしていません。
・同じ場所で送信機をケースから取り出すと電波が届きます。
・アンテナを出しても届きません。アンテナもケースとは絶縁されています。
・製品だったときにはプラスチックのケースでした。
・何かの拍子に壊れたのかと思い、送信機を交換したのですが変化ありません。
ほかにもいろいろ試したのですが電波が届きません。
アルミケースに入れると電波が遮断されてしまうのでしょうか。
ノイズがあるのかと思いGNDをケースにつないでみたのですが変わりません。
無線はデリケートなものなのかと思っているのですが・・ちょっとしたことが原因でしょうか。
初歩的なミスでもしているのでしょうか。
アドバイスお願いします。
>>316 金属板(アルミ含む)は電波をシールド(遮蔽)する性質があります。
またアルミケースに入れることによって、発振回路の動作が不安定に
なり発振が停止してることも可能性としてありそうです。
”渦電流”で検索してみてや。
318 :
316:2006/01/17(火) 23:26:23 ID:VaGYyxvK
>>317ありがとうございます。
検索してみました。
鉄筋コンクリートの中で電波が届きにくくなる理由がわりました。
ケースに穴を開けようとしたのですが、鉄筋コンクリートも網目状に入っていても遮蔽されてしまうようなので断念しました。
渦電流はよくわかりませんでした・・IHが渦電流を利用していることはわかったのですが
渦電流損失がどうとか・・むずかしいです。
この渦電流の対処法はないのでしょうか。
また書き忘れていたのですが、 アンテナをつけたときにケースに穴を開けたのですが、アンテナにつながっている線(シース付)がケースに触れると
電波が届かなくなり、触れない位置にしたりいじったりしていると届くこともあります。
ヒントその1
外来の電波の影響を受けたくない回路は
金属製のケースに入れて対策します。
ヒントその2
不要な電波を外に出したくない回路は
金属製のケースに入れて対策します。
>>318 アンテナは何を使ってます?
電線やロッドアンテナならば1/4波長(λ)の約25cmの0.9倍(短縮率)あたりくらいが
輻射効率が良いです。
渦電流とは、磁力線が金属板に当たったときに、その磁力線を打ち消す方向に
金属板に円状に流れる電流のことです。
かくして金属板にあたった電波は、打ち消されて、金属ケースの外には漏れなくなります。
322 :
318:2006/01/18(水) 19:58:50 ID:/uLEUKHz
>>319 ありがとうございます。
答えは 金属製以外のケースにする。
ということでしょうかw もう加工もすんでしまい、これからプラスチックなどのケースにするというのは大変です・・
トラ技術にPSOCを使ったAM/DSB変調ワイヤレスマイクの記事でてるね。
これ作ると面白いよ。
FM、SSBの記事だったら実用にもなる。
>渦電流とは、磁力線が金属板に当たったときに、その磁力線を打ち消す方向に
>金属板に円状に流れる電流のことです
この説明が凄く気持ち悪くて仕方ない。
д?
>>321 渦電流の渦から連想すると、渦電流は円状であろうと想像するけど
外れてるかもしれない。
電磁界シミュレータで見られる人いる?(多分居ないかな)
電波は電界と磁界が複合した波らしいので、実際の磁力線や
渦電流の様子を視覚的に見るのは難しいかもしれない。
金属板
(磁力線?) |
電波源 →→→→→→ ◎ 渦電流
←←←←←← |
キャンセル波(磁力線?)
328 :
318:2006/01/18(水) 22:23:03 ID:/uLEUKHz
321>>
アンテナは0.32の電線で長さ30cmくらいです
>>328 小電力出力なら、そのアンテナで十分と思います。
22.5[cm]あたりが1/4λ*0.9で同調しそうです。
効率良く電波をアンテナへ送り込むには、送信機の
出力とアンテナ間にインピーダンスマッチング回路
があるとなお良いです。(小電力なので省略できると思う)
実装方法は、送信機プリント基板のベタ・グランドを
最短距離で太めの電線で金属ケースにしっかりつなぎ、
送信機出力端子からは、最短の同軸ケーブルで
アンテナ端子としてのBNCコネクタに接続。
BNCコネクタに先のアンテナを付ける。
こんな感じです。
省電力なのでコネクタもBNCではなく、オーディオ
用のRCAコネクタでも十分使えると思います。
(RF電力が0.2W以上くらいになると、ごまかしが
ききませんが・・・)
>327
普通に完全導体から出発して、損失が無い状態で論じても電磁界は外に漏れない。
なぜ「渦電流で損失が〜」というフレーズがシールドの説明に出てくるのかが気持ち悪いのが一つ。
どうもアンテナや高周波電磁界解析の世界しか知らないと、低周波特有の、
歪みきって曲解の限りを尽くしたとしか言いようの無い謎の概念に付き合いきれなくなる事がままある。
>>331 電波が金属板にあたると渦電流の発生し、
その渦電流がその電波を打ち消す方向に磁界を発生させる。
よって、電波はシールドされる・・・という説は、自説ではありません。
先の小六の時に読んだアマチュア無線の通信教育の教科書か
、2アマの国家試験問題集です。
これらは現代の高周波シミュレータなど、影も形もない古い時代のもので、
誤っている可能性があります。
もしこの説に誤りがあれば、気持ち悪いという感情論ではなく、
技術的観点での最新の正しい知識を書いてくださると皆もために
なると思いますが、いかがでしょうか。
導電率∞の完全導体では導体内には電界が進入できず、導体表面上に電流が流れる。
だが現実の媒質では導電率∞ということはなく、損失が発生する事になる。
(導電率に応じて内部にも電界が進入する)
つまり、現実の問題では多少なりとも損失が発生することは確かだ。
で、その損失と、シールド効果との関係なんだけど、損失云々は全く関係ないのに
それが寄与しているかのような文章を見せられると、そもそも現象に対する理解が
くあらぬ方向を向いている事を示しているように思えるわけだが?
>>333 現実のEMI対策の問題としては損失様々だけどね。