初心者質問スレ その6

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319774ワット発電中さん
まとめ
・火災の危険は電流値で決まるのではない。正常な経路を流れていれば
30Aでも安全だし、異常な経路なら0.1Aでも危険である。電流値は指標として
用いているに過ぎない。
・ヒューズは電流値を用いて経路の正常・異常の情報を機器ごとに持たせ、
不可逆な遮断を実行するデバイスである。これは、電流値によって正常・異常を
判定するには機器ごとに情報を持っていなければならないからである。
・ブレーカーは機器ごとの電流の正常・異常を判断することには
何ら役立たない。ブレーカーが行うのは「どのような機器であってもこの電流値は異常」
という場合にのみ可逆的遮断を実行することである。
・機器ごとに定められたヒューズを大きな定格のものに交換してしまう行為は、
異常な経路を流れる電流による火災の危険を察知する事が出来るチャンスを
著しく減らしてしまうものである。
なぜなら例え0.1Aの異常電流増加であっても流れる経路によっては周囲のものの発火点を
超える温度になる可能性は存在するからである。