何で電気が流れるの?

このエントリーをはてなブックマークに追加
254774ワット発電中さん
前世紀は、電子が回っていたらお互いに引き合って
ピコ秒くらいの時間でくっ付いちゃうんでは、ってみんな本気で考えていた。
そこでボーアという人がでてきて、波動がうんたらかんたらと言って
原子核のまわりの電子は好きな軌道をとれるんではなくて
いくつかの軌道の中のどれかを回っているんだ、といった。
(つまり、最も低い軌道があるのね)
よって、電子はある程度の距離より原子核に近づけないことになった。
(ここまでは高校3年生の物理で教えているはず)

さらに時代が進んで、電子は実際に回っているんではなくて、
原子核のまわりに雲のように囲んでいるということで、みんな納得した。
もちろん、電子は粒じゃないし、公転のように回っているわけではない。
自転しているわけでもない。
(自転していると仮定し、古典電子半径を仮定すると、電子表面(?)の
速度が光速を超えてしまう・・・)

でも、ボーアが最初に古典的に考えた、公転の場合の各運動量や、
自転の各運動量と似たような性質を持っているのも事実。

詳しいことは、大学1年生レベルの量子力学の本に載っている。
球面調和関数がでてくるやつだ。