D級アンプ特有の電源電圧変動現象「パンピング」の影響についてLTSpiceシミュレーションしていたら面白いことがわかった。
上は三端子レギュレータ(LT1085)により安定化した電源を使ったD級アンプ出力のFFT解析結果、下はスイッチングレギュレータ(LT1074)だけを使った電源D級アンプ出力のFFT解析結果。
オーディオ信号としては左から100Hz、200Hz、300Hzの順に正弦波を入れてある。キャリアは500KHzの三角波。
http://uproda.2ch-library.com/src/lib081154.jpg シミュレーションモデルはフィードバックはかけていないので当然かもしれないのだが、電源の安定化による音質への影響は意外に大きい。
1〜10KHzあたりを比較すると三端子レギュレーターで電源を安定化することで音の透明度が増すことがシミュレーションでも実証できた。