OPENJTAGってのがあるんだ。うれしいな。きっとGNUで自由なソフトウェアで、
世界中のエンジニアが日夜バージョンアップに励んでいるんだろうな。
と思った人は残念。
調べてみましたが、その中身は、良くも悪くもソースフォージ品質。
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=120882 ツールの目的はまさに271みたいなことで、
有志があつまってはじめようとしたプロジェクトらしい。
けど、ホームページにプロジェクトの目的を書いたはいいけど、
いざ作るとなったら、さあどうしたものか。あっさり頓挫したらしい。
実際に作られた中身(成果)は何もない。
正確に言えば成果物はCVSにいくつか散在しているけど、
・HW-FTDI…FT2232を使ったJTAGアダプタの回路の概念図のみ。
・aztag…FPGAを使ったJTAGアダプタの回路図。FPGAのVHDLは中身なし。
・openjtag…FT245とFT2232をLinuxで扱うライブラリを作った程度。
この3つ。
まだまだJTAGを扱うっていうレベルには達しておらず、FT245と2232の端子カチカチができた程度。
openjtagの中のjtag-usbとjtag-0.5.1は空っぽ。
いや、jtag-0.5.1は名前から察すると、例の低機能バウンダリスキャンソフトを使おうとしたっぽい。
しかし、あのjtag-0.5.1を拡張してICEにするのはとても困難。
結局うまく自分らの考えているソフトとマージするのはあきらめて、
ディレクトリだけ掘っておいたと見られる。
FT245のBitbangモードをカチカチした後、そのまま放置されて2年が経つ。
オープンソースでJTAG-ICEを作ろうとする試みは、
ほかにもいくつかあるようだけど、似たり寄ったり。
どれもそんなもん。まさにソースフォージ品質。