―VVV― AAで電気・電子回路図を描くスレ ―||―
80 :
デム(ry:
★ミュー同調式再生回路★ P.94より トランジスタ・ラジオで、再生式を行うには、いろいろな、やり方が
○ _____ ありますが、ミューラー・コイルを使った式に第○図のようなものが
│ / ヽ NEC あります。 これは、サード・コイルつきのミューラー同調器を使い、
│ | | ST163 検波コイルにトランジスターのベースをつなぎ、再生コイルにトラン
│サードコイル付.. .| | ジスターのコレクターをつなぎます。
│ ミューラー | E .B C | 出力トランス そして同調コイルに、100pFのコンデンサーを入
│ ↓ |____| 1:2 れここで、同調をとるようにします。
│ _. ││ .│ ┌──‐●─○ また、コレクターにつないだ再生コイルの一方に
┌─●─┐┌‐/────┼┼‐┘ .ll( | | 50pFのコンデンサーと、50kΩのボリュームを
│ ) ( / .││ ll( | |クリスタル 入れ、これによって再生発振の強さを加減するよ
│100p ) (/ ││ ll(.. 10kΩ> . ┴イヤホン. うにします。 再生コイルの出力側には、1:2の
┴ )./i‐─────┼┼──●───( > l二l<| オート・トランスをつなぎ、トランスの2次側にはク
┬ )/.┌─────┼┘ |/l ll( > .┬ リスタルイヤホンをつけます。 電池は、3Vまたは
│ /) (.. │ ┴ 50pFll( | | 4.5V でもよく、抵抗負荷にするときには、9Vかけ
│ / ) (. 0.01μF | ./┬ トリマ .ll( | | ても良いです。
└─●─┘└●─┤├─●───┘ └‐●─●─○ この式では、検波コイルと再生コイルのつなぎか
│ | | 150kΩ. | . │ たによって、再生が起きたり、起きなかったりしま
│ ●────┼──'VVV────┘ .| すから、どうしても再生が起きないときには、どちらか一方
│ | _ | | の接続を逆にして見ます。 そして、50pFのトリマーを締め
│ >/ .| | 、ボリュームを一杯に上げ、つまり、抵抗値を多くすると、必
│ > | 3V | ずポコンと発振が起き、ビート受信ができるようになります。
│ . />50kΩ. | − + | 発振が起きるようになったら、始め、ロッド・アンテナに、屋
│ | | | | | 外アンテナの引き込み線を、ぜつえんのまま巻きつけて、
└───●────●──┨|┃|.‐─────┘ ミューラーのつまみをまわしてみます。 コア‐がコイルに入
| | ったところは、周波数が低く、出たところは、高い(以下略
81 :
デム(ry:04/02/09 18:53 ID:PR/qQ8Kg
★C同調式再生回路★ 杉本 哲著「初歩のトランジスタラジオの研究」P.86山海堂(S33)より
○ ロッド
│ アンテナ ____ Q1 まずC同調方式を研究してみましょう。 C同調というのは、コイル
│ / 'ヽ NEC ST161 の方は固定とし、バリコンを使い、これを加減して同調をとるや
┏━┓ │ .| | り方です。 まえに、ゲルマ・ラジオのときコア‐にコイルを巻き
┃ ┃ │ポリバリコン | | 出力トラン ST-30 ましたが、トランジスターの場合も、コア‐に巻いた
70t┠─╂─● _. | E .B C | 1:2┌───○ コイルと、バリコンを組み合わせて、C同調とします。
┠─┨ ┴/l VC1 ___ . |____|. ll( |クリスタル まず幅20mm,長さ60mmの板チョコ型コア‐を用意し、
┠─┨ ./┬ /VC2 . ││ .|. ll( | イヤホン これに、0.5mmの絹巻線を巻くのです。 その巻き方
35t┠─╂─┼──┤├‐───┼┼‐●───( ┴ は、第○図のように、始め検波コイルを10回巻き、
┠─┨ │. / 50pF ││ ll( l二ll<| 別に同調コイルを同じ巻き方で35回巻いて、ここに
┠─┨ │ トリマ- ││ ll( ┬ タップを出します。 さらに35回巻いて全体70回巻い
. 0┠─╂─●. ││ ll( | て、巻き終わります。 すると、このコイルは0と10、0と35
┃ ┃ │. ││ .└‐─●‐○ 35と79の五つのはしが出たことになります。 そこでこれ
10t┠─╂─┼─────‐──┼┘ │ に名前をつけます。
┠─┨ │ | │ 0−バイアス線 ┐ 検波コイル
┠─┨ │ C1 0.01 | │ 10−ベース線 . ┘
. 0┠─╂─┼────●‐┤├● │ 0−アース線 ┐
┗━┛ │ /l .| . │ R1 150kΩ | 35−再生線 ├ 同調コイル
●─VVV─●‐──┼───'VVV───●. 70−同調線 ┘ とします。
│ /VR1 │ SW │ まず、アース線と、同調線の間にバリコンを並列に繋ぎます。
│ 50kΩ. | ‐ | |+3V / │ この間、70回のコイルとバリコンとが並列に入って、同調をとる
└───────‐●┨|┃|──○ .○─┘ ことになります。 また、10ベース線はトランジスターのベースに
| | つなぎ、バイアス線は0.01マイクロのコンデンサでエミッ(以下略
82 :
デム(ry:04/02/10 12:06 ID:Cjd15Qqj
杉本 哲 著「初歩のトランジスタラジオの研究」(S33)山海堂 の最初のページに載っている各社の
トランジスタラジオの回路図(スーパーヘテロダイン無し)より転載
================================================================================
★レフレックス式1石トランジスターー・ラジオ★
=一石ポピー(ファースト電機産業kk提供)=
A / ̄ ̄ ̄ヽ NEC
○ | .| ST-171
│ | .|
│ |. E B C .| 2mH
│┌──┐ __ 0.001μF. └┼┼‐┼┘ = = = =
│(. │ /l ┌─┤|─●─┼┘ .└─────‐●──.CCC─●──●──┐
│(. │/. │ .| ┷ ┴ | | │ クリスタル
└(. ┴VC │ .| FT-102. SD46 ┬ 100pF ) ll. ┴ ┷ イヤフォン
( .. /┬ │ .|. ll ┌──●──|<|─● FT-303 ) ll. ┬ □<|
(. ./ │ │. └┐.ll ( ┴ | ) ll |.. ┯
(. │ │ ) ll ( ┬ 0.022 . | .|. 0.001|μF. │
(. │ │ ) ll ( ●────┼─────‐●──●──┘
(‐──● │ ) ll ( ┴ 0.022 . | | \
(. │ │ ┌┘ ll ( ┬ | ●─○ ○┐
(. │ │.┌──● .ll └──●──|>|─┘ | _|_+
└──┼──┘.┴ + │ SD46 | 9V ━
│ 10μF ┬ - │ .| 006P ──
┷ .|. ↓10kΩ 150kΩ | ┯ −
┌─●─'VVV─────'VVV'─────────┘ ┷
┷
---------------------------------------------------------------------------
*POPPYはRF Amp付きで倍電圧検波してるところがイィ!
音量VRはRFのゲインコントロール。
83 :
デム(ry:04/02/10 15:41 ID:Cjd15Qqj
★C同調ゲルマニウム・ラジオ★ 出典は上に同じ
=日之出6号= (日之出電工KK提供) ←電灯線アンテナ専用となっている。(100pF内蔵片プラグ)
プリント基板無し総て部品端子での空中配線.。
アンテナ (混信する時はA端子へ差す) ←B端子の間違いと思われるのだが?
__B A__
\|/ \|/
i │ ←コイルはBar Antではなくボビンにハネカム巻き
.. ┴ .┴ 100pF ←バリコンは単連エアーバリコン
.. ┬ .┬
i │
i | 1NA4
i ●───●──|>┠─●───┐
i | | __. | ○クリスタル
i C. | /l .|500kΩ. │イヤホーン
└ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐.C. ┴ >. ┴
コ C... /┬ VC. >. □<|
イ C / | > ┬
. ル C. | | |
. C. | | ○
└───●─────●───┘
デム(ry さん、今晩は、
いつもながらの鮮やかな回路図に感心しています。
先日AAエディタをインストールしたのですが、使い方がよく分かりません。
ヘルプファイル等ご存知でしたら教えて頂けませんか?
又、厚かましいとは思いますが回路を描くテクニックもお願い出来れば幸いです。
>>84 さん Doomoです。ダウンロードしたのを解凍するとプログラム(エディター画面モナーマークが右側にある)のが出て来ると思います。
それを開くと升目の画面に「その1からその7迄ののパーツ集」ページになるはずです。
これにワープロ同様に打ち込みます。
普通の書き込みでも、このエディタ画面に書き込んでからコピペすると、文末がそろった読みやすい文になります。
このエディタ画面の中のファイルに今まで書いたものや人の書いたものをコピペしてに名前をつけて保存です。
回路図の作成ならば殆どが画面横の「その1」〜「その4」迄で間に合います。 又ファイルの中のパーツ集から
拾って来る場合も多いです。
一つのファイルにあまり多くの量を保存すると開けなくなろますので、その時はそのファイルをノートパッドに移
して其処で開いて(図は目茶目茶ですが)小分けにして再度エディタ画面のコピペして新たな分割ファイルとっし
ます。 如何にパーツの供給源としてのファイルを上手く整理するかが重要ですね。
あとズレ修正は半角、全角のドットピッチの数の差利用と、余り感心は出来ない黒子「 . 」「 ' 」でごまかします。
或意味AAの顔文字の方が芸術的センスは別として回路図よりごまかしがし易い分楽です。
大抵の場合エディタを2画面分開いて、書き込み作成専用画面用とコピペ元図用参照と画面して使って入ます。
それにしてもモナー板や顔文字板の職人さんのセンスの凄さは本当に尊敬に値します。
私は3年以上AA系の板にもいるのですが、首の挿げ替厨のレベルからいくらも脱しきれていません。
ギコペを使いこなせるともっとっ便利なのでしょうが、私はまだそれも十分に使いこなせていません。
具体的な上手い書き方の説明は下記の所が参考になると思います。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Yurinoki/1836/ http://aa.2ch.net/aastory/kako/1014/10140/1014012465.html
デム(ry さん、早速のレスありがとうございます。
私も、ここに回路図がアップできる様にトライしてみたいと思っていますがCADを覚えるより難しいかもしれませんね(w。
今後ともよろしくお願いします。
87 :
デム(ry:04/02/12 19:40 ID:OBI4sTLn
★Beacon ビーコン3号★ (菊地電機KK提供)
入力トランス.___
バーアンテナ トリマーコンデンサー 100pF ゲルマ. / /|_
┏━┓1 _▼_ ┌i__i┐ ┌──┐ / _/ / /|
┠─╂─┐┌──━━└────●──●─┤| . |├───●─┤-|>|-├●──┐......┌| ̄::|./_//|
┠─┨.2 ││ ___.バリコン | | └i ̄ ̄i┘ │ └──┘│ |. 赤|::|: :||_|//|
┠─╂─┼┘ /_ /|ヽ、 | | 4mH チョーク │ ┌──┐│ └─‐|::|: :||_|//
┠─┨ └─◎/ / | .ゝ .| └───┐ ↓ ┌┐....└─┤-|<|-├┼─●──‐|┤ ||_|/'\
┠─┨ ./ ~ / | ./ | ┌──丶 |┏━┥┝━┓....└──┘│ │ 青''└U┘'''''.|青.. |白
┠─┨ ┏| ̄ ̄ ̄| .◎ |/. └─┤C | |┃≡││≡┃ │ │ ┌─┘ |
┠─┨ ┗|__ ..__| . | __| B .| |┗┯┥┝┯┛ │ │ .. | ┌─●─┐−
┠─┨ | | / | .┌┤E .| └ー┘└┘│ γ ⌒ヽ──┘ └γ ⌒ヽ. ...|..┌┴┐ | ̄|ケ
┠─┨ |~' ..~'|. ./0.01μF.. | .│└── '' ┌ー───┘ i 0.02 . i .i 0.02 . i . | .┬┬ .| |ミ
┠─┨ |___|∩ ↓コンデンサー.| .│ PNP型. | ゝ ___,ノ'──┐ ┌ゝ ___,ノ' |. │::| .| |コ
┠─┨3. ,∪ γ ⌒ヽ..... | .│ | │ │ |. ┴┴ .|_|ン
┠─╂─────● i 0.01 i.... | .│ | │ │ |..└┬┘ | +
┠─┨ │ ゝ ___,ノ | .│ | │ │ |..┌┘100kΩ..|10μF
┠─╂─────┼──┘. └─‐●┼─────┼──────────‐┼─┼────┘| |
┗━┛ └───────●─────┼──────────‐●─●─────┼────●─┐
│出力トランス .___. ┌───●────┘ ._________. .|+
│ / /|_. | | .┌|┐ ___|___...┌|┐
│ / _/ / /| : .| | .(4.5V)| ̄ ̄| | | | ̄ ̄|
..赤.| .┌| ̄::|./_//|:: │ ‐‐i/ Π | | | | | |
└─‐┤|: :||_|//|:: │ △ . . |_| イヤホン |.UM|.| |.UM|.| |.UM|.|
. 白┌──┤|: :||_|//. . |  ̄\ ..| .ジャック | -3 | | -3 | | -3 |
. |.. .┌‐┤|: :||_|/ | .└‐┼┐ :| | | | | |
|.. .| 青'└U┘'''' . .│ ││ :| | |__| |.___.|
└‐┼‐────────┘. . ││. -  ̄| ̄ ' └|┘ |
└─────────────‐┘└───┘.  ̄ ̄ ̄