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72名無しさん@お腹いっぱい。
日銀の白川方明総裁が就任1年を迎えた。日銀本流の企画畑を歩み、当初は利上げも探ったが、金融危機で情勢は一変。
相次ぐ利下げに加え、社債やコマーシャルペーパー(CP)や社債の買い取りなど市場への資金供給拡充策を連発。日銀生え抜きに特有の利上げに積極的な「タカ派」から大胆な金融緩和も辞さない「ハト派」へと変身したのか。

■利上げ志向の「タカ派」代表格と思われていた

白川総裁が2008年4月に就任した時の政策金利は年0.5%。福井俊彦前総裁は2006年7月のゼロ金利解除後、「金利正常化」を目指したが、利上げの途上で退任した。
「悲願」を受け継いだ白川総裁は就任前、日銀理事から京大大学院教授に転じた「日銀きっての理論派」。「物価の番人」として利上げを志向しがちな日銀出身者でも「タカ派」の代表格と見なされてきた。