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258名無しさん@お腹いっぱい。
金融危機を引き金に世界各国の景気が一斉に後退する中、ベトナムも揺れている。輸出加工型産業が大きな打撃を受けているのを、底堅い内需などで持ちこたえている格好で、
安価な労働力を求めて他国から移転してくる製造業にも一部支えられている。国際機関、日本アセアンセンターの視察で南北を縦断した現状を報告する。【取材・文=高田英俊】

レーザー、インクジェット両プリンターを製造し、全世界へ輸出しているキヤノンベトナムは、2002年の本格稼働以来、右肩上がりの成長を続けてきた。が、それも金融危機で水を差された。
 
■輸出急増ストップ
 
06年にベトナム最大の輸出業者となり、昨年は11億7,500万米ドルとベトナム一国全体の輸出(630億米ドル)のおよそ2%相当を輸出するまでに成長した。輸出先は米国、欧州、アジア(日本含む)がほぼ3分する。
06〜08年の輸出額の前年比伸び率は24〜71%と高成長を遂げていたが、「今年の目標は前年実績並み」(櫻井一昌工場長)と歯切れが悪い。