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名無しさん@お腹いっぱい。:
オバマ米政権は発足以来最も微妙な判断の1つを迫られている。大手19銀行を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果をどのように公表するかという問題だ。
政府は5月に何らかの形で結果を公表する計画だが、専門家は健全性の低い銀行を崩壊の危機にさらさないための明確な構想が必要だとみている。
かつて連邦準備理事会(FRB)に在籍し、現在は独立営業する弁護士のGil
Schwartz氏は「弱い銀行として特定の銀行名を出せば、取り付け騒ぎを引き起こす可能性がかなり高い」と警告する。
ストレステストは、経済がさらに悪化した場合に各行がどの程度の追加資本を必要とするかを調べるのが目的だとされる。
財務省は「合格」か「不合格」かを判定するものではないと説明しているが、追加資本を必要とする銀行は市場から「不合格」と見なされる恐れがある。
追加資本が必要であることが判明した銀行は、半年以内に市場で資金を調達するか、政府に資本注入を申請することになる。
だが当局が資本注入や発表済みの不良資産処理策だけでなく、経営陣の交代や資産売却、他行との経営統合、政府の株式保有比率引き上げなども求めるのかは、なお不透明だ。