匿名一括審査案内28

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978名無しさん@お腹いっぱい。
金の需給動向には、一定の季節サイクルが存在する。西側諸国ではクリスマスシーズンのプレゼント需要が注目されがちであるが、
需要大国であるインドでは婚礼シーズンを控えた4―5月(他にディワリ祭を迎える10月前後も)に現物需要が旺盛になる傾向にあり、足元の金市場でもインド勢の買い付け動向が注目を集めている。

インドでは、古くから金には「魔よけ」の力があるとの宗教観念があることに加え、良好な換金性から財産としても金の宝飾品を保有する伝統があり、
婚礼に際しては花嫁の親が花婿への持参金として金宝飾品を持たせる風習(ダウリー制)が残っている。
この制度は、政府によって禁止されているが、農村部を中心に伝統に根付いた慣習であるため、現在も婚礼シーズンが近づくと宝飾業者の金調達量が増える傾向にある。
人口10億人を超える巨大国家が、「娘が3人いると家が潰れる」と言われる程の金宝飾品を一斉に買い付けることで、世界の金需給動向を占う上でも重要な意味を持つ。