>>176です。
どうにか家族間の話し合いが終了しました。
いい方向に向けることが出来ました。
母・兄弟全員相続放棄。
母は2千万のローンの連帯保証人になっているので、相続放棄後、自己破産。
家は競売に掛けられるけど、家を退出するまでに少なくとも半年以上は掛かるので、それまでに
今まで返済に充てていた分を貯金に回して、自己破産のための資金と新しく家を借りるための
お金を貯める。目標150万(勿論、自己破産のための資金は兄弟で出し合うことも出来ますが、
まずは母に目標を持って貰います)
母、憑き物が落ちたような感じです。
最初は頑なに「お父さんが残してくれたものはこの家だから。お母さんはどうなってもいいから、
あんたたちには迷惑を掛けないから!」と私たちの話を少しも聞こうとしなかった。
そして、そんな母に家に残っていた弟と妹が「俺はもうどうでもいいから」「お母さんに付き合う」と('A`)
でも「父が残してくれたのは、私たち子供だ。その子供が不幸になる。残したお母さんも不幸になろう
としている。そして家族がバラバラになる。そんなこと、お父さんは望んでいないよ!」と説得しました。
いや、もう理性的に話しても駄目でしたから。
どんなにこの選択が家族のためなのか。今ではなく、未来を見ろと言っても父との約束に拘る母に
必死に情を訴えました(どうやら死ぬ数日前に『家を頼む』と云われたらしかった)
その『家』というのは家族のことじゃないのかと。
器だけ残っても家族がなければどうしようもないのだと。
これからはお母さんのいる場所が『家』であり、私たちの帰る場所になるのだと。
切々と訴えたり、感情を爆発させたり、弟たちが殴りあいをしたりで、いや、正直、一軒家で良かったと
思いました。それでも五月蝿かったと思うw
最後には母も本音を吐き出してくれました。
辛かったと。横暴で「なんで子供のために俺が働かんといけんのや!」と不貞腐れる父を宥めて
一生懸命おだてて、自分が馬鹿になって、そうやってあの父とやっていけたのは子供たちがいた
からだ…と。
子供が不幸になることは望んでいない。でも、この家は私とお父さんの苦労の証だから、私の勝手で
手放したらお父さんに申し訳ない。
母も何が最善かは判っていても、これまでの苦労と父との約束に縛られて苦しんでいたみたいです。
だから、「お母さんの苦労は私たちが知っている。だから、もう借金に縛られた人生を送って欲しくない。
もういいでしょ。穏やかな人生を送ろうよ」
母は「それでいいのかな?お父さんは最後まで苦しんだのに、私だけが楽になっていいのかな?」と
自問していましたが、「もう十分尽くしたでしょ。お父さんだって、お母さんが自分が死んだ後までお母
さんを苦しめることになったら、自分の不甲斐無さに荒れると思うよ」と言うと、母は「そうだね。あの人は
そういう人だよね」と漸く頷いてくれました。
母と一緒に家に拘っていた弟や妹も、母の本音を聞いて母の意に沿うことに合意しました。
これから忙しくなります。
でも今まで目を背けてきた借金問題にちゃんと向き合って、母や兄弟と話し合えて本当に良かったと
思います。っていうか、ここまで兄弟たちと語り合ったのは初めてのようなw
10年以上、家には帰っていませんでしたから。なので、父が亡くなってから10年ぶりに話す兄弟が
何人か。家を出た兄弟はほとんど家に帰らず、仕送りと催促の電話だけが家との接点だったようでした。
結局、借金のことは両親と残った兄弟に押し付けていただけだったので、これからは兄弟とそれなりに
連絡を取って、自分の無理のない範囲で援助していこうと思っています。
私が知っている父は横暴で我が侭で子供のように感情的な人だったけど、やはり晩年になると穏やかな
性格になったみたいです(それでも母には我が侭放題だったみたいですが)
私やすぐ下の妹にはすぐ殴ったり蹴ったりとしていたんだけど、そのことで私たちが父を毛嫌い(当たり
前だw)したことで反省したらしく、年取ってから生まれた妹たちには適度に甘い良き父だったみたい。
おかげで下の妹たちと話していると、イメージのギャップに戸惑いますw
借金のことも、父なりに頑張って大半は返却したとのこと。
父だから、これまでやってこれたのだと思います(技術職なため、仕事があればガツンと儲けられたんです)
と、最後にちょっとだけ父をフォローしておきますw