>>783 オプションってのは大雑把にいうと保険。
日経平均を9500円で持ってる人が株価下落による損を回避(限定)するために
保険としてプットを買う。
現物で1円でも損したくない人はプットの中でも権利行使価格9500円の銘柄(P9500)を買う。
250円までの損失ならかまわないという人なら銘柄P9250を買う。
保険でいうと、P9250の場合は満期に日経平均が9250円を下回った場合が事故。
P9250のプットを持ってる人は、仮に事故が起こっても満期における日経平均と9250円との
差額を受け取る権利がある。これによって日経平均からの損失を補填できる。
このような権利がタダなわけないので、当然プットには値がつく。それがオプションの価格。
これはオプションの買い手が保険の引受人である売り手に支払うもので、いわば保険料。
以上から分かる通り、実際に満期に9250円を下回らないと本当はP9250に価値は生じない。
事故が起きなければ保険は掛け捨てになるから。
つまりP9250は満期の日経平均が9250円を1円でも上回っていると紙くずになる。