http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070408/20070408-00000488-fnn-bus_all.html アメリカでトウモロコシの値上がりなどから食料インフレの懸念 日本への影響も
アメリカの食料事情に大きな変化が起きている。
アメリカ人の台所に忍び寄る食料品の値上がりは、日本の食卓にも影を落とすとみられる。
中国やインドでの需要急増に後押しされ、シカゴのトウモロコシ先物相場は2006年、8割も上昇した。
ブッシュ政権のエタノール優遇政策も、原料であるトウモロコシ値上がりの一因となっている。
アメリカの農家は2007年、戦後最大規模のトウモロコシの作付けを計画しているが、専門家は、価格上昇の流れは変えられないとみている。
BMOフィナンシャルのドナルド・コックス氏は「これから起こることは、肉類や乳製品の値上がりだ。やがては、全面的な食料インフレが進んでいくだろう」と話した。
逆に、作付けが減ることで大豆の相場も上昇し、家畜の餌が高くなるため、牛肉や鶏肉の価格に上昇圧力が強まっている。
アメリカでは、夏のバーベキューシーズンを前に、家計への影響も懸念され始めた。
食料の輸入依存度の高い日本も、無関係ではいられないとみられる。