1 :母さんφ ★ :2006/09/22(金) 17:00:34 ID:???0
直木賞作家の坂東眞砂子さん(48)=フランス領タヒチ在住=が、日本経済新聞に寄稿した
エッセーで告白した「子猫殺し」。その内容をめぐって余波が続いている。
タヒチを管轄するポリネシア政府は、坂東さんの行為を動物虐待にあたると、裁判所に告発する
構えを見せている。20日から26日は、動物愛護週間。坂東さんが、真意を語りたいと毎日新聞に
寄稿した。
◇坂東眞砂子さん寄稿…子猫を殺す時、自分も殺している (中略、
>>2-3に)
◇解説…動物の生と死、多角的議論を
坂東さんは「子猫殺し」を発表することで、愛猫に抱く葛藤(かっとう)を伝えるとともに、過剰な
ペット依存社会に一石を投じ、動物の生と死について再考を促そうとした。しかし現状では、多角
的で本質に迫る議論には発展していない。 「雌猫3匹が産む猫を、がけから放り投げている」。
この強い表現は、猫への愛情と罪悪感が希薄な印象で、読む側の不快感につながった。言葉を
扱うプロだからこそ、意図を正確に届ける工夫がもっとほしかった。
また、猫への避妊手術は、坂東さんの挙げる野良猫対策とは異なる側面もある。野良猫の7割
以上がウイルスを持っているといわれる猫エイズの予防だ。治療法は確立されていないが、体液
の接触感染が主な原因で、不妊・去勢手術を施してけんかや交尾の機会を減らせば防ぎやすく
なる。 現代社会の猫や犬は、単なるペットではなく、人生の伴りょとして扱われる。坂東さんに
賛同する人は少ないだろう。ただ、私たちが「動物にとっての本当の幸せ」を知るすべはない。
動物の飼育を「自分勝手な傲慢(ごうまん)」と考えている人はどれだけいるだろうか、人間に向か
うべき愛情が動物に偏って注がれていないか……。坂東さん、そして社会が抱える病理を多数派の
意見で押し込めてはならない。【鳴海崇】 (後略
引用元:
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060922k0000e040085000c.html