〓★【業界諸事情】★〓

中部大阪商取が解散　６０年の歴史に幕

金や石油の先物を取引していた中部大阪商品取引所（名古屋市）は３１日、名古屋市内で臨時総会
を開き、正式に解散を決めた。顧客勧誘への規制強化などで商品先物取引市場が年々縮小したため
で、前身の一つである名古屋繊維取引所が誕生した昭和２６年２月以来、６０年の歴史に幕を下ろ
した。中部大阪商取は平成１９年１月、取引が低迷する中、生き残りをかけて中部商品取引所が
大阪商品取引所を吸収合併する形で発足。中部商取が扱っていたガソリンや灯油、鶏卵に加え、
ゴムやアルミニウム、ニッケルなど多様な商品をそろえた。２１年１０月には、新たな投資家を
取り込むため金の先物市場も開設した。しかし取引減少に歯止めがかからず、２１年度の出来高
はピークだった１６年度の約５％まで落ち込み、４年連続の赤字に陥り、昨年１２月に全ての取引
を終えていた。
ttp://sankei.jp.msn.com/economy/news/110131/fnc11013116460010-n1.htm