金先物、年初比13%高=商品市場も大納会
商品先物市場も30日、大納会を迎えた。東京工業品取引所の金先物は、取引の中心
となる2011年12月決済物が1グラム当たり前日比14円安の3715円で終了した。
年初との比較では13%値上がりした。今年の海外商品市場は、米国を中心とした金融緩和
や新興国の原料需要増加を背景に大量の投機資金が流入。安全資産として投資人気が高まった
金の国際価格が史上最高値を更新したほか、原油、穀物が大幅に上昇するなど活況を呈した。
一方、国内は商品先物業者の撤退が続き、市場規模の収縮に歯止めがかからなかった。
全4取引所の年間出来高は前年比1割減の約3100万枚(枚は最低取引単位)と、ピーク
だった03年の5分の1に落ち込んだ。
ttp://www.asahi.com/business/jiji/JJT201012300050.html