★先物屋は詐欺師と一緒だから相手にしません。

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42名無しさん@お腹いっぱい。
私のところに、ときどき商品先物取引の誘いの電話がかかってきます。
流暢な長い前置が終ると、彼らは切り出します。

「商品先物相場による利殖に興味がありませんか?」

相場師の話のコレクターである私は、商品相場にはもちろん興味津々である。
できれば、2〜3時間でも話を聞きたいところである。
しかし、・・・

「まったく、興味ないですね。では。ガシャン。」
と対処する事にしている。

私は、商品先物取引の経験がまったくない。もちろん、その理由は、商品先物取引業界は
顧客を騙して金を巻き上げる、という体質があるからです。

繰り返し聞く典型的な話は、次のとおりです。
43名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/03 06:30 ID:???
その男は、勧誘の電話に応じて、商品先物取引の担当営業マンに会ってしまう。
200万円の保証金で、灯油を買う契約をします。

最初は、嘘のように儲かります。取引を終了させようとしても、担当は粘ってそうさせません。

つい調子に乗って、とうもろこし、大豆について、建て玉を拡大する。
値段が下がり、追証が発生する。

預金を解約して300万円の追加資金を入れる。下降トレンドだから、ドテン売りをして
取り返しましょう、と営業マンは勧める。

担当営業マンの口車にのって、売買を繰り返す。売買差損はないのに、高額の手数料のために、
預かり証拠金が失われる。

担当営業マンへの不信が募ると、課長が現われ、救済商品の銀を教えてくれる。
生命保険を解約して、損失補てんしてもらおうと200万円をつぎ込む。

不思議なことに銀相場が、課長の言うとおり動かない。手仕舞いしようとするが、
課長にお金が足りなくて出来ないといわれる。

追証が100万円必要といわれる。会社にも、督促電話がかかり、退職に追い込まれる。

営業管理部門に電話して、指値で手仕舞いを行なう。最終的に98万円が不足したので、退職金で払う。

結局、1年間で、798万円も損する。その平均6割が、手数料なのです。
あきれた妻は出て行き、近所の噂となります。
44名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/03 06:31 ID:???
どうして、この業界はこう悪質なのか?
さて、この謎を解くための問題です。

問1 全商品先物取引業者の預かり証拠金の総額@はいくらでしょう?
問2 全商品先物取引業者の一年間の委託手数料の合計Aは、いくらでしょうか?


問3 全国に営業マンは何人いるでしょうか?
問4 商品先物取引の営業マンは、ある瞬間、平均何人の顧客を抱えているでしょうか?


問5 営業マン一人当たりの預かり証拠金の額はいくらでしょう?
問6 営業マンが自分の給料を稼ぐには、どうすればよいでしょうか?


問7 A/@は、年率何%でしょうか?
45名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/03 06:31 ID:???
次の商品先物取引業社の統計は、2000年6月2日に開催された、農水省・通産省の
商品取引所審議会資料による、2000年3月のものです。

商品先物市場の規模は零細で、期末の預かり証拠金の総額@は、たったの4,305億円(問1)に過ぎません。
顧客は、わずか101,850人しかいません。
この証拠金の蜜に蟻のように群る商品先物取引業者の営業マン(正確にいうと登録外務員です)は、
110社の合計で13,596人(問3)もいます。

101,850人÷13,596=7.49人
営業マン一人当たり、なんと7.49人(問4)しか顧客がいないのです。
営業マンの数が、顧客に比べて多すぎるところに問題の本質があります。

営業マン一人当たりの預かり証拠金を、次の式で計算すると

4,305億円÷13,596人=3,166万円

3,166万円(問5)あまりに少ない金額です。

まともな営業姿勢では、給料など出るはずがありません。
どうすれば、高給が捻出できるのか?

人員を縮小しないのなら、おそらく、悪徳商法しか道はないでしょう。(問6)
46名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/03 06:31 ID:???
営業マンの業績は、客が振り込んだ現金の額で決まります。
一度振り込ませたら、もう営業マンの業績です。理屈をつけて、なかなか返したくはありません。

追証を利用して、客の資産を可能なかぎり出させようとします。
巧みなセールストークで、客に無意味な売買を繰り返させ、手数料で消耗させます。

客の買いには、自己売買部門の売りをぶつけて、客を殺し、追証を引き出すことさえあるそうです。
顧客は短期間の使い捨てです。財産が無くなったら用はありません。

2000年3月期の一年間の委託手数料の合計Aは、なんと2,849億円(問2)にも達します!
これを期末の預かり証拠金の総額で割りA/@を計算すると。

2,849億円÷4,305億円=66%(問7)

一年経つと、平均で66%の預かり証拠金が委託手数料として消えるのです。
これでは、顧客は儲かるわけがありません。


◆◆商品先物取引業者は、新しい蜜を求めて、電話を掛けまくり、◆◆
◆◆新しい犠牲者を探し出すのです。◆◆

◆◆ よほど、腕に自信のあるプロ以外、◆◆
◆◆この業界には、近づかないことをお勧めします。◆◆