ズーム機の定番◆CAMEDIA C-2100 Ultra Zoom

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598名無CCDさん@画素いっぱい
マジで、玲さんてハーブ料理が得意だ。
最近開かれた、某所のプログラマーのパーティーで食わされたのは、
ミントのソースを使った、英国風のステーキ。
ペパーミントってのは、チューインガムの香料にも使われている、
思わず南極の爽やかな清涼感をイメージしてしまう、
誰でもが知ってる、あの涼しげな独特の感触がするハーブだ。

これを、ヨーグルトなどではなく、
軽く火を通したあとで冷たくした牛肉の上に、たっぷりと乗せて、
南極をイメージするような、すっとする清涼感が漂う、ハッカのソースで食べる、
前代未聞の珍料理に仕立て上げてしまうから怖い。
辺りに漂う香りを嗅いだだけで、
かなり非常識を超越した発想で作られた、
今まで食べたことがない味がする、凄まじい料理というイメージが沸いた。
集まった一同は、恐怖が先に立ってなかなか手が出せなかったのだが、
ジャンケンで負けて、最初にメインディッシュに手を伸ばした奴が、
驚いたような表情をしたあと、
無言のまま、どんどん超高級牛肉を口の中に頬張りはじめたのを見て、
早い者勝ちとばかりに、一同もみくちゃになりながら殺到して、
あっという間にステーキだけ無くなってしまったのを見て、
玲さんは、いつものように笑い転げていた。

玲さんが天才と言われるのは、
前代未聞の、非常識をも超越したような、無茶苦茶をしているようでも、
きちんとした、まともに評価できる結果が出せているからだ。
このときのステーキは、素材が超高級牛肉だったというだけではなく、
暑い真夏の夜の熱気をかき消す、清涼感漂うジューシーさがたまらず、
ほっぺたが吸い付くような美味しさだった。
一度も食べたことのないあの美味しさは、まるで魔法だった。
さすがに、本物のスーパーマッドサイエンティストは何をやらせても凄いと思った。