ニコン不買か 新宿ニコンサロン「慰安婦」写真展3

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379@記憶の風化に抗して
日野原氏は保守的な人だ。しかし戦争の記憶を風化させまいとする非戦派のひとりでもある。
想いは先の石原典子氏(拙>>358-359)と同じだろう。

氏が監修を務めた戦争体験集『歌われたのは軍歌ではなく心の歌』(新日本出版社)には、
さまざまな老人たちの戦争の記憶がつづられていた。
そのなかのある女性は、終戦で帰還した親族から自慢気に、フィリピンで傷つき抵抗できない
米兵を愉しみながら惨殺した話や、中国で抵抗する女性を凌辱した話を聴かされていた。
               (※http://194586245.web.fc2.com/36.html にて参照可)
女性は、最後にこう述べていた。

《私は幼かった頃から、中国人のことを「チャンコロ」と言って卑しめ、在日朝鮮人を訳もなく
軽蔑し、その子供達を、日本人の子は苛めるのが当然のように思っていた。それから、あの鬼畜
米英の時代になった》    (*編:新老人の会『歌われたのは軍歌ではなく心の歌』頁81)

トホホな民族優越思想や差別・排外主義を放置すると、結局は自民族に返ってくるというのが
先の大戦の教訓かと思うが、歴史検証しなかった日本では、何時の間にか再び……。