【DP1】SIGMA DPシリーズ総合 part76【DP2】

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511名無CCDさん@画素いっぱい
>>424>>460
まだやってなかったから、「なぜベイヤーでは遠近感が狂うのか」をごく簡単に

まず、フィルムやフォビオンでは、死角部分がない
このため被写体が持ってる立体感に関する情報が、隣接する画素間相互の情報に正確に反映され保存される

これに対して、ベイヤーでは、残念ながら飛び石状にしかデータを採取できないので、
残りの死角部分の情報が永遠に失われてしまう
で、このとき死角部分によって失われるのは単にその場所の情報だけではない
より重要なのは、「隣接する画素との関係性・関連性」も同時に死角部分によって分断され破壊されてしまうこと

このため死角部分のデータを補間計算によって再構成する際に、それがうまく行かないと遠近感が狂うことが起きる
心当たりがあると思うけど、ベイヤーでは、遠近感が狂ってレールがホームより浮き上がって見える現象が生じることがあるでしょ
あれは駅のホームとレールが平行する二つの異なる平面に存在しているにもかかわらず、ベイヤーでは
「平行する二つの異なる平面」であるという「関係性」に関する情報が死角部分によって分断・破壊
されてしまうために生じる現象

所詮、補間計算で得られるデータはイミテーションだからね
本物と見分けのつかない「贋物」を作ることに成功する場合もあれば、不幸にして失敗することもある
イミテーションのデータを使わざるを得ないベイヤーで画質を語るのはバカらしいってのはそういうこと