>>138 それは左には自画素の配線があるからだよ。右には隣接画素の配線がある。
電気信号(電荷)が隣接画素の配線に伝わると黒点が発生する。
--- 以下詳細 ---
CMOSイメージセンサーの構造は下記参照。
ttp://www.mos.t.u-tokyo.ac.jp/~y-oike/Papers/rinko_d3.pdf CMOSの1画素は1個のフォトダイオード(光→電荷)と1個のキャパシタ(電荷を蓄える)、
トランジスタ(読み出し用とリセット用の2個)から出来ている。
フォトダイオードで生成した電荷はキャパシタで蓄積される。
そのときの画素の電圧V=電荷Q/キャパシタC となる。
5D2は画素容量Cを小さくした。そうすると小さい電荷Qで大きな電圧V(信号)を得ることが出来る。
画素が小さくても高感度特性を強くすることが出来る。
ところが、電気信号の分離にp-n接合が使われている部分がある。
普段p-n接合は一定方向にしか電流が流れないが、一定以上の電圧が掛かると絶縁性が保てず、電流が流れる。
輝度が高いと画素の電圧が許容値を越えて隣接画素の電荷量をゼロにするリセットスイッチを
押してしまい、隣接画素の電荷が失われてしまう。これが黒点。
で、対策はリコールしか無い。これから出る対策版の5D2は
画素容量を大きくして(=高感度特性を落として)黒点を出さないようにするだろう。