Canon PowerShot S80 S70 S60 S50 S45 S40 Part26

あまりにも時代が違うカメラなので多少無理やり感がありますが、
S30〜S80のなかで最良と思われるスペックとS90との優劣を比較してみました。
間違いや抜けがあれば訂正よろしくお願いします。

■S30〜S80の最良スペックとS90を比較 (1/3)
(↑改良↓改悪◇微妙)

【レンズ周辺】
↑画角は28-100mm相当(S60-S80)・35-105mm相当(S30-S50)から28-105mm相当になり、カバー範囲最大化。28mm時の周辺流れ(S60-S80)も見当たらない。
↑28mm相当時F値はF2.8(S60-S80)からF2.0へ明るくなった。105mm相当時はF4.9(S30-S50)のまま変わらず。
↓最短撮影距離は通常時44cm/マクロ4cm(S60-S80)から通常時50cm/マクロ5cmに遠ざかる。
↑4段分相当の光学式手ブレ補正機能を内蔵。これまでは存在しなかったんだから大きな改良。

【センサ周辺】
↑1/1.8インチ(S30-S80)から1/1.7インチに少しだけ大型化。
◇1000万画素。抑え目といいつつも320万画素(S30)〜800万画素(S80)の過去機種いずれよりも最多。
↑映像処理エンジンがDIGIC II(S80)からDIGIC4に変更。
↑標準感度はISO 50(S30-S80)からISO 80へ。最大感度はISO 800(S30)からISO 3200/縮小ISO 12800に大幅強化。

■S30〜S80の最良スペックとS90を比較 (2/3)

【ボディ周辺】
↑液晶が2.5インチ11.5万画素(S80)から3インチ46.1万画素へ強化。
↓伝統の光学ファインダー(S30-S80)、ついになくなる。
◇電源スイッチ兼用スライドカバー(S30-S80)廃止。Sシリーズアイデンティティで実用性も高かったが、故障多発部位でもあった。
↑幅・厚みは104mm/38.8mm(S80)から100mm/30.9mmへ縮小。
↓高さは過去最大の58.4mm。だが最小の56.5mm(S60-S70)とは僅かな差で、全体的にはかなり小さく感じる。
↑重量は225g(S80)から175gに大幅減量に成功。
↑斬新な新機構「コントローラーリング」登場。HDMI出力端子が追加。
◇シンプルな形状にマットブラック塗装。過去機種はシルバーが多いが、S80はともかくS50海外版/S70のブラックは評判が良かった。

【撮影機能周辺】
↓任意位置に指定できていた1点固定AF(S30-S80)が中央のみに劣化。顔認識や人物追跡は新機能だが、とても埋め合わせにはならない。
↓最速シャッタースピードが1/2000秒(S60-80)から1/1600秒へ低下。最長15秒(S30-S80)は変わらず。
↓連続撮影枚数は液晶ON時240枚/OFF時550枚(S60)・液晶ON時200枚/OFF時700枚から液晶常時点灯約220枚へと悪化。
↓JPEG連写は毎秒1.8枚(S80)から0.9枚に低下。画素縮小モード時は2.1枚だが、基本的には劣化か。
◇リアルタイムヒストグラム表示(S80)などはそのまま維持。インターバル撮影機能(S30-S80)はあるのか？

■S30〜S80の最良スペックとS90を比較 (3/3)

【記録形式周辺】
↑RAW記録モードに縮小RAW(sRAW)が追加。
◇動画コンテナがAVIからMOVへ、コーデックがMotion JPEGからH.264へ変更。
↓1024x768/15fps動画(S80)が消滅。30fps時640x480(S80)はそのまま。
↓動画の音声がステレオ(S80)からモノラルへ劣化。

【対応アクセサリ・その他】
↑SDのみ対応(S80)からようやくSDHC対応へ。
↓テレコン・ワイコン・フィルタ等を取り付けるためのアダプタ(S60-S80)がなくなる。
◇電池はNB-6Lで旧来のNB-2L/2LHとは互換性なし。別売りACアダプターも別物になったが、カプラー式でやたら高額なのは変わらず。
◇防水ケースは今回も用意。

おっと、

×↓連続撮影枚数は液晶ON時240枚/OFF時550枚(S60)・液晶ON時200枚/OFF時700枚から液晶常時点灯約220枚へと悪化。
○↓連続撮影枚数は液晶ON時240枚/OFF時550枚(S60)・液晶ON時200枚/OFF時700枚(S80)から液晶常時点灯約220枚へと悪化。

まあ、完全に液晶OFFで撮る人がどれだけいるかわからないのでOFF時の最多は参考レベルですがｋ。