こういう統計を見ると、最近はフルサイズを買う人は、ほんの数%しか
居ないということがわかる。
http://bcnranking.jp/flash/09-00014484.html 要するに、現在は既にデジタル一眼の販売量の97〜98%はAPS−Cに
なってしまい、フルサイズを買う人は減る一方。
この状況では、今後メーカーがフルサイズの改良に力を入れなくなるのは
時間の問題だと思う。
どんなにあおられても、廃れていくであろうフルサイズを出さなかった
ニコンって、きちんと未来を予見していたんだなと感心する。
フルサイズを発売すれば、一時的には売れてもうかるだろうが、
将来的には廃れるわけだから、ユーザーに多大な損失を与えることになる。
フルを出す代わりに、デジタル専用レンズに開発資源を集中し、
VR18-200など、従来では考えられなかった夢のような高機能レンズを開発し
て、ユーザーにカメラの楽しさを提供し続けている。
老舗ニコンには、自社の利益だけでなく、カメラ業界の未来を作っていく
という責任がある。
ニコンには、そいうった高貴な視点があるように思われる。
自社のシェアや利益だけを追い求め、「ニコン撤退(w)」などと、
低レベルなネット工作をやっているメーカーとは志が違う。
やっぱいいわニコン。