【科学力は】シグマレンズ専用スレ13本目【世界一】
キヤノン・EOS 5D (β機) + EF24〜105mmF4L IS
現在の多くのデジタル一眼レフカメラは、従来の35mm判フィルム一眼レフのボディや交換レンズも含めた
システム全体をそっくり受け継ぎながら ―― というよりも“ヤドカリ”のように中身だけを変えて
―― デジタル一眼レフに仕立てています。そもそも、35mm判一眼レフカメラは36mm×24mmの撮像面が
基準になってカメラボディや交換レンズが設計されシステムとして組み立てられてきたものです。
だから、そうした35mm判フルサイズカメラのシステムをそっくり利用してデジタル一眼レフカメラを作るのなら、
ほんらいなら撮像素子のサイズも36mm×24mmサイズであることがもっとも“合理的”であり“理想的”だった
わけです。ところが、諸般もろもろの事情によりフルサイズよりもずっと小さな撮像面積しかないCCDやCMOSを
使わざるを得なかったわけなのです。
EOS 5Dはフィルム35mm判と同じ「フルサイズ」の撮像素子 (CMOS) を採用したカメラで、EOS-1Ds、1Ds Mark2に
つづくキヤノンでは“3機種目”として発表されました。価格的になかなか手の届かなかった1Ds系に比べてぐんっと
身近な価格になりました (でも、決して安くはありませんが) 。フルサイズ撮像素子を使った一眼レフがどうして
こんな価格で手にはいるようになったか、いま、ぼくはとっても興味があります。
716 :
名無CCDさん@画素いっぱい:2005/08/30(火) 20:15:00 ID:+T+OPUYJ0
ボディはマグネ合金製です。ずしりっとした重量と質感があってEOS 20Dなどとは違って“ワンランク上”の印象を受けます。
でも「プロ向け」ではなく「ハイアマチュア向け」のカメラと位置づけられています。ファインダーを覗くとやはりほっとします。
大きくてゆったりした見えです。当たり前のことですが24mmレンズをセットすれば24mmの画角です。ナン10年と慣れ親しんで
カラダに染みついている「焦点距離と画角」でモノが見えます。ぼくにはこれはなによりもウレシイことです。
いや、こうしたウレシイ感覚はフィルムカメラからデジタルカメラに移行した“古い人たち”だけのものかもしれませんね。
ハナっからAPS-Cサイズのデジタル一眼レフしか知らない“新しい人たち”には、ナニをつまらんことにこだわっておるのか、
と失笑されるかもしれません…。
この5Dについては、「ハイアマ向け機種」のこと、フルサイズCMOSのこと、2.5型液晶モニターのこと、ピクチャースタイルのこと、
そして画質のことなどなど、お話ししたいことがたくさんあるのですが、どこからどんなふうに話をすればいいのかわからない。
同時発表されたEOS-1D Mark2 Nも使ってみましたが、このカメラもまた5Dと同じように多くのことを考えさせられました。