■実は私も初代ディマージュ7で仕事の写真を撮ることに
なったときには、親しい開発者に「このカメラでいい写真は
撮れない」と文句を言ったものだ(笑)。それまでの私は
というと、
・α−9/α−7のクリアなファインダー
・大きく重くてもディストーションの少ないGレンズ
を使う人だった。また、マクロ100mmなどのボケの大きな
レンズをメインで使っていたので、被写界深度が4段分深い
ディマージュ7では当初、なかなか満足のいく写真が撮れ
なかった。ところが使うにつれ、マクロ撮影時には「程よい
被写界深度」になることと、「被写界深度が深い写真を高速
シャッターで撮れる」ことで、これまで撮れなかった写真が
簡単に撮れることがわかってきた。これは「2/3インチCCD」
の大きなメリットだ。また、「小型・軽量ボディに7倍ズーム」
を実現するために「2/3インチCCD」と「EVF(電子ビュー
ファインダー)」を採用していることがわかってきて、その
「軽快さ」にすっかりハマってしまった。「大きなCCD」と
「光学ファインダー」を望む声は多いようだが、そうすると、
「小型・軽量ボディに7倍ズーム」は無理。
ディマージュの高いパフォーマンスは
「2/3インチCCD」と「EVF」によって成り立っている!
と思うようになってからは、「小さなCCDの限界」と「EVFの
視認性」に関しては割りきって撮れるようになった。それ
どころか、「深い被写界深度の絵作り」にチャレンジすること
によって、自分の表現の幅が広くなったような気がする。
http://www.h3.dion.ne.jp/~tombo/diary0310.htm