ソニーのCCDのデータシートから、
http://www.sony.co.jp/Products/SC-HP/Product_List_J/CCD_image_J/frame_J.html ダイナミックレンジやS/N、ラティチュードあるいは階調表現力を推測しようとした場合、手がかりになるのは飽和信号レベル、暗信号レベル、暗信号シェーディング等がある。
実用的には 飽和信号レベル/暗信号シェーディング である程度の指標になりそうであるが、暗信号シェーディングは暗信号の最大値−最小値と規定しているので、実際に得られた画像と差を感じる場合もある。
実効値、または標準偏差で表された値であれば、実際に得られる画像の階調表現力との差は縮まると思われる。
というわけで、あくまで参考程度にですが…値を拾ってみました。
画素ピッチ(μ)飽和信号レベル/暗信号シェーディング
7.8 900/2=450 1.8インチ600万画素
3.9 500/4=125 1/2インチ200万画素
3.45 500/5=100 1/1.8インチ300万画素
3.4 450/8=56 2/3インチ500万画素
3.275 420/4=105 1/2.7インチ200万画素
3.125 380/8=47.5 1/1.8インチ400万画素
2.8 420/4=105 1/3.2インチ200万画素
2.775 500/8=62.5 1/1.8インチ500万画素
2.575 420/8=52.5 1/2.7インチ300万画素
というわけで、8ビット256階調の値よりも上だったのは、D100で使われている1.8インチ600万画素CCDだけでした。
しかも、コンパクトタイプで使われているのものとは全然比べ物にならない。これが現実みたいです。
追記:画素数が少ないと、水平転送ノイズが減るので暗信号シェーディングも小さくなる傾向があるようです。
1/1.8インチ300万画素CCDは3世代ありましたが、最も新しいと思われるデータを使用。
その他、2世代あると云われているものがありますが(1/1.8インチ400万画素や1/2.7インチ200万画素)、データはありませんでした。
また、2/3インチ400万画素は、オリンパスとの共同開発だったため、公表されていないようです。