随分下手糞だな。
面白くもなんとも無い。中学生の作文ですか?
32 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/24 21:24 ID:r70FLVgX
清涼感を増す為なのか、その髭剃りフォームの泡の触感は冷たい。
腹に塗りつけた時のひやりとする感覚が塗る前から想像された。
拓也は、響子と出会った時の事を思い出しながら、片手に溢れた
フォームを両掌に取ると、裸の腹に塗り始めた。塗り始めたと言う
よりも、ケーキのデコレーションの生クリームのように腹に上の方
から盛り付け始めた。
腹の、鳩尾(みぞおち)に近い肋骨の胸部の接合部の下に、フォ
ームの果物のような、ミント・ガムのような匂いの塊を塗りつけた
とき、拓也はすこし心臓の辺りにひや、とした感触を感じた。
思わず穴の空いた風呂用のプラスティック製の小さな椅子座った
椅子の貫通した穴の奥に露出しているだろう肛門が、「きゅっ」と
締まった。年寄りには危険な行為だと思った。
そもそものきっかけは、その頃涼子は雑誌社でデジタル系のアル
バイトのライターとして活躍し始めていたのだが、そのスキー場で
の取材もそのアルバイトの一環であった。
そのとき、彼女は小型モデルのデジタル・カメラの防水パックや、
アクアパック、水中ハウジングを装着した使用記を書く予定で
スノボの少年や青年達を撮っていた。無論彼女は好意的無償行
為として彼らに登場(するかしないかは雑誌になってみないと判ら
ない)を頼み込んでいた。
涼子はとっかえひっかえカメラを交換しては、「全国書店に並ぶ
メジャー雑誌の取材」という触れ込みを吹き込まれ、パイプで張
り切ってでんぐりがえったりひっくり返ったりしている少年達を撮影
していた。
始めに声を掛けたのは淳二だった。その涼子が足元に置いた衝撃
吸収用のインナーの入ったちょっと女の子が腰に下げるにはごつい
造りのウェスト・バックのカメラ用に内部気室がコンパートメントされた
内容の、ただならぬ数のデジ・カメに興味を惹かれたようだ。
素人の、それも女の子が持ち込む数では無い。それらは個別に予備
バッテリーとプロが使うような分厚いメディア・ケースが付属していた。
予備バッテリーは梱包用の「ぷちぷち」エアー・マットに包まれ、寒気
の中での使用にも抜かりは無い様だった。
「…すごいっすね…」
淳二もそう切り出すのがやっとだったが、顔を上げて涼子を観た時、
その腕に巻いたプレス章に気付いた。
それから淳二は雑誌の事をおずおずと聞き出した。マシンのことや
セミ・プロ級までのデジカメの事に付いては一家言(いっかげん)も
そこそこの一見識も有る淳二だったが、相手がプロとなると少々腰が
引けるようであった。
が、話していて涼子が企画ページのアルバイト・ライターであることを
知ると、途端に図々しく機材に付いて質問を始めた。
淳二の興味は、先ずFX77に向けられた。「これ…」
広角コンバーション・レンズを付けたまま、スポーツジャケットが装着
可能かどうかどうか確認しているようだが、どうやらそれは無理らしい。
FX77自体には興味は前から持っているらしい。
ただ淳二のマシンは自製のもので、FX77が持っている通信機能
Bluetoothには非対応である。
その代わり古いタイプの「クリエ」を使っていたので、それの代替え
の次期購入機種のBluetooth対応品との絡みがあるらしい。
34 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/24 23:50 ID:r70FLVgX
拓也も淳二同様理工科の学生で(そのときはまだ一般教育課程で
都内のキャンパスに通っていた)機械や、無論コンピューターやデ
ジカメには無論そこそこ興味は有る。
が、淳二と拓也の違いは、淳二が根っからのマシンに耽溺するタイ
プのマニアであるのに反して(そのかわり淳二は意外に利に敏い部
分があって、それが彼が「オタク」になってしまうことを防いでいた)
淳二は勉強や将来の職業はさて措いて、趣味の傾向がナチュラリス
トと言えば言える方向に有ったことだ。
だから、自分で買うものには拘り、というか未練というか、そうそう
新型の機材が登場してもすぐに飛びつくほうでは無い。
35 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/24 23:51 ID:r70FLVgX
だからデジカメには興味は有っても、いつ自腹を切って購入すべきか、
その機種や発展過程を含めて正直まだ迷っている。
淳二のように簡単に買い換えたり、ひとにほいほい貸し出す神経が
解らなかった。
偉いな、と思うのは淳二がそういう消費生活の裏側で、短期派遣の
SEのバイトをこなしたりしている部分である。学歴と年齢は詐称して
居たが。
とにかく淳二は生活力も興味も旺盛で、そういう面は自分には無い
部分だったので、余り当人には言いたくは無いが、拓也はそういった
淳二の適応性に憧れていた事は認めざるを得ない。
そうしたどちらかというと(淳二と涼子の)にぎやかな二人のやりとり
を聞くとも無く聞きながら、拓也は涼子の連れらしい女の子の方が
気になって仕方が無かった。
話をしたいようなしたくないような…ちょっと市井の一般人の子弟
には観えない。
どうしようか、と思っていたところ、響子は自分から拓也に声を掛け
て来た。
36 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/25 00:07 ID:6yII7Xn0
四人の乗った車中の七輪に淳二が練炭を入れ、涼子が火をつけると、
そこにデジカメを投げ込んだ。
さようならみんな。
37 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/25 00:22 ID:BgfCvksY
オレンジ色の光が眼に飛び込んできた。
と思ったが、気のせいだったので安心した淳二は小腹が空いてきた
「いにゃっしゃいなせ」
「アタマのとくにょりとミソシニュ」
淳二(包茎)は少しだけ歪んできた世界に戸惑いにゃがら胸ポケットから
my先割れスプーンを取り出したのだが
39 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/25 02:51 ID:6u8GNqEO
「お友達…お詳しそうですね」
始め、拓也は彼女が自分に話し掛けて来たとは思わなかった。
ビンデング(閉め具)をチェックする振りをしてブーツにプロテクター
付きのボードハンドリンググラブを回して立て膝に座り込んでいた時
だ。
目の前に人が歩いてきて立ち塞がる気配に拓也が目を上げるのと
響子がそう切り出したのは同時だった。
サングラスの奥の目は窺い知れず、ただ若い女性特有のちょっと
いい感じのするフローラルな香りが、彼女が歩み出た数歩の距離
の空間から押し出されて一瞬拓也の顔面を真正面から包み込み、
余韻を拓也の鼻腔に残して流れ去った。
彼女が自分に話しかけてきた、と思わなかったのは、響子の風情が
いかにも乙に澄まして、大人の女性のような自信に満ちていたからだ。
貧乏、というほど自分や家族の社会的なランクは追い詰められては
いないとは思うが、拓也の家には余裕は無い。自然、出会う人間の
頃合も限られていて、稀にお嬢様学校系との合コンに参加する幸運
が有っても、自分からは言葉があまり出ない。
そういう窮屈な合コンで、偶に場違いな美人に出会うことが有る。
お嬢様系と言ってもいわゆる都会の中産階級以上の「良家の子女」
ばかりが通っている訳では無い。むしろ地方出身者の勉強もそこそこ
出来るが都会での(変な意味でない)「遊び」に飢えた女の子達が
多いように思う。おとなしい子は無論居るのだろうが、そういう子は
趣味性が高くない他大学との合コンには余りやってこない。
40 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/25 02:51 ID:6u8GNqEO
そういった席で、「すいません、用事が有るものですから…」
と、22時前の佳境あたりで帰ってしまう女性が居る。大抵は美人
である。
「…彼氏との約束でもあるのかな…」馬鹿にされるのを覚悟で
とある合コンでそういう場面に遭遇した折に、トイレでたまたま一緒
になった淳二に聞いてみた。
「…かもしれんが…『お嬢様のお忍び』って奴じゃないの?」
淳二は事も無げに言ってのけた。その意味を理解するのに拓也
は数分を要した。
そういう、「なんか『よさげ』だが帰っちゃうお金持ち風」
の住む世界の違う女性の印象と同じものを、拓也は響子から真っ先に
感じた。
レイープはまだあ?前段が長すぎ、早くレイープ!?
そういう前振りなんだよね??(w
そして、このだれも読まない塵糞以下の駄文を必死で書いてるヒキコモリの
>>1もいよいよ精神病院からのお迎えがやって来た。さようなら、基地外
>>1の脳内住民の拓也、涼子、響子、淳二・・
劇終
43 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/25 13:57 ID:6u8GNqEO
その女性(女の子というには抵抗が有った)にそう訊かれた時、
拓也は正直言って少々たじろいだ。
その、多分自分と同年代の「女性」
は、決して派手なブランド品など身にはまとっていない。少なくとも
拓也はそれくらいは見て取った。
が、そのトータルな佇まいから滲み出るゴージャスさというか、身に
付いた余裕と言うか、なにか普段の拓也の視点からは随分遠く高く
離れた存在の様に感じた。
話し出したいのはやまやまだったが、上手く言葉が出てこない。
「え…あ、う…」
しどもどしている拓也を観て、その女性は僅かに微笑んでいた
表情を曇らせた。ほんの僅かな表情の変化だったが、それは
彼女が少し怖じ付いたように見えた。
うっすら額にそれはそれで魅惑的ではあったが薄い眉根の皺、
というか表情筋のうっすらとした可愛らしい瘤が浮かんでいた。
44 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/25 13:57 ID:6u8GNqEO
女性も二の句を切り出すのに戸惑ったようだ。
今思うと、そういうアプローチを響子が示したのは、拓也の連れ
である淳二の傍目には少々軽薄さも伴った軽妙さに、思わず
拓也も淳二と同種の人間だと思ったらしい。気安く言葉が返って
来ると踏んでいたようである。
困った…と思いながら拓也はおずおずと立ち上がった。
「…お、お友達、き、記者さん、なん…」
拓也はスノボは中の下の腕前である。が、そのときエッジを押さ
えた足が緩み、響子の目の前でもんどりうって尻から転倒した。
しかし、拓也と淳二はホモ関係だったのである。
響子は遊ばれている事も知らず、、 自意識過剰の響子、ショックで立ち直れなくなることが、遠くない時期にくることは誰も知らなかった・・・
続く
46 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/26 02:32 ID:Mx0kVDyr
勿論、気の効かない拓也の事であるからこれは計算に織り込んだ
ハプニングでは無かった。
「あっ、あ、…大丈夫ですか?」
派手な転び方をした拓也は傍に居た順番待ちの一群の注目を
ちらっ、と浴びたが、それはそれほど拓也の意識を刺激しなかった。
むしろ拓也が驚いたのは、それまでちょっと高貴な風情に構えてい
た響子が思わず発した叫ぶような言葉の様子と、その表情の今まで
冷淡にも観えた儀礼的なとりすました笑顔が消え、替わりに年齢相
応と言うか、むしろ清楚で素朴な少女の顔を響子が見せた事だ。
拓也はパイプの角の日に融けては夜間の零下の寒風で固くなった
積み上げられた雪の堆積の斜面に後頭部をぶつけ、結構な痛みと
共に他の人間達に対しては感じなかった羞恥を、響子に対しては
全開で感じていた。
痛みはともかく、強烈な発汗が背筋を見舞い、首筋が火照った。
その感覚は強烈で、思わず背中を掻きむしりたくなるような交感神経
の過剰な反応だ。
47 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/26 02:32 ID:Mx0kVDyr
だけど、同時に拓也はなにか少し嬉しいような変な気持ちになった。
理由は…
あわてて起き上がりこぼしのように急いで立ち上がろうともがいたが
なかなかスマートには立ち上がれない。
その間、恥ずかしさに俯き加減に視線を逸らそうとしている自分の
意識の向こうで、少女の様に、例えば拓也に手を差し伸べようとか
どうしようとかすればいいのか判らない響子が居た。さっきまでの
お高く留まった良家の子女風という威圧感はもう感じなかった。
そのくらい響子は拓也の派手な転倒の有様を真剣に心配している
ようであり、
ちら、ちら、と拓也の視線を逸らした視界の中にもその「悪くは無い」
響子の軽い可愛らしい、しかし真剣な叫喚の様子が垣間見えた。
ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < うお!なんかすごいところに迷い込んじまったぞゴルァ!
./ つ つ \______________________
〜(_⌒ヽ ドキドキ
)ノ `Jззз
全然デジカメと関係ねーのなw
>1
みんなでデジカメ物語をつくろう。 なのに
ひとりで進めているのは何故?
>>50 誰にも相手にされて無いからw
拓也に涼子に響子、淳二っとどこかで聞いた名前ばっかりだな。読んで無いが。後で削除依頼だな。
52 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/26 19:53 ID:Mx0kVDyr
昼食は、響子達が泊まっている高級リゾートホテルのブーツで出入り
可能なカジュアル・ラウンジで食事をすることになった。
そこは正面玄関に並んで開かれたオープン・カフェ風の白いテーブル
や椅子がよく晴れた日光を反射して並んでいる、山小屋のベランダ風
の構造からホテルの中に出入りするようになっている。
外のテーブルで飲食するカップルや、家族連れや、グループ客も多か
ったが、拓也たちはホテルの建屋の中のホテルのロビーのフロアを
四角くくり抜いたような、すこし床面にもぐりこんだような格好のボック
ス席の4人用のガラスの衝立が立てられている場所に座った。
正直、給仕がメニューを持ってきたとき拓也はちょっと緊張した。
高級ホテルには余り入った経験が無い。淳二と同級だった高校の
卒業謝恩会も船橋の地元の商工会館を借りて近所の料理屋から
仕出しを取って開催した。
せいぜい思い出せるのは総合大学である今通っている学校の入
学式が飯田橋に有るホテルのシアタースタイルのホールを借りて挙
行されたとき、初めて正面玄関から入った事が有る位で、他には
そうそう記憶に無い。
53 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/26 19:53 ID:Mx0kVDyr
驚いたのは入学式の開始時間待ちでホテルの喫茶部に高校時代
の同窓生で同じ大学に入った仲間や、進学塾の顔見知り連中と茶
を飲みに行った時だ。
そのとき、なぜか淳二は「あ、俺いい。喉渇いてないから」
とひとり玄関ロビーに残った。
そのアイス・コーヒーは旨かった。が勘定の段でみんなびっくりした。
ただのちょっとばっかり高級なアイス・コーヒーが税込み2千円近く
した。
高級ホテルは怖い。拓也がそう思い知らされてロビーまで戻って
くると、「や」と飲み掛けの缶コーヒーのショート缶の縁を白い歯で
齧って咥え下げて居る淳二がロビーの円柱にもたれ掛かって手を
挙げてた。淳二はかなりわざとらしいくりくりとした丸い目をきょとき
ょとさせた表情を造って上目遣いに皆を挑発した。
『…さあ、どうぞ、ご感想を…』
淳二の家は比較的裕福だった。
『…さあ、どうぞ、ご感想を…』
拓也は答えた
『ちんぴょろすぽ〜ん』
と、おちゃらけて見せながら拓也は思っていた
『状況説明の段取りが稚拙すぎだなこいつ、並列が多すぎんだよヘタクソ』
ニコンちゃんなかなか登場しないなあ
57 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/27 00:28 ID:uSwHpGz/
琥珀の濃淡をイメージさせるような、茶けた擦りガラスがボックス毎を
隔てていた。照明も擦りガラスやテーブルの茶色に障らない黄味掛か
ったオレンジ色の透過照明や間接照明で構成されており、拓也の感覚
ではやっぱりそれも高級な感じがした。
横のボックスで家族連れらしい一団が談笑していた。その様子は開け
っぴろげというか、無防備というか、なにかこういう場所で気張らず、
気取らず振舞える人種というのも居るのだな。と拓也は思った。
貧乏というほど貧乏では無いが、貧乏は嫌だ、と思った。
拓也の横に座っている淳二は到って無頓着の様子である。
席に着くなり縦襟の純白のシャツに黒い蝶ネクタイを締めた若いボー
イがメニューを運んで来た。
淳二はぞんざいにそれを受け取ると、軽く手を振ってボーイを追っ払っ
た。2部有る内の1部を涼子側に渡すと、すぐさまメニューを開き碌に
吟味もせず、
「あ、おれカレー、あ、大ね」
と言うとメニューを両手でぱたりと閉じて、拓也の方に押し付けるように
渡した。
拓也が懐具合と「女性」と食事を共にするのに頃合の良さそうなメニュ
ーの選択に四苦八苦している間に、淳二は涼子に持っているカメラを
見せてくれるように頼んだ。
58 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/27 00:29 ID:uSwHpGz/
涼子が持ってきたのは各メーカーの売れ筋所の商品で、発売開始か
ら結構間が有る物と、比較的最近の物も有った。
価格帯は実売2万円台から6万円前半の、どちらかと言うと女性や
使い勝手のいいコンパクト機を要求する男性向け商品だった。
「ふ〜ん…」
淳二としては、当てが外れたのは一般発売日前の新製品がその中
には無かった事だ。
理由はいろいろ考えられるが、最新機種紹介といった構成のページは
涼子は任せられていないようで、考えてみればバイトの涼子の個人的
な旅行も兼ねたような記事であれば、予定もそれ程タイトでも、機能的
に精密な分析も要求されない現用機種中心になるのは当然かもしれ
なかった。
59 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/27 00:29 ID:uSwHpGz/
「あれ…まだS45?」かなり嵩の有るウォーター・プルーフ・ケースに
入れられた金属色のカメラを取り上げると、淳二は意外そうな声を
挙げた。
「50は新製品詳細ページのほうに出るみたい。S45だって現行品よ」
「…逆光耐性は?」
「S50?…向上してるみたい」
「ふーん、G3とS45の泣き所は高輝度被写体を画角内に捉えたときの
ノイズだからな…他は400万画素としてはいまんとこ究極の画質なんだ
けど…多分」
「初期のDIGICの描写とのトレード・オフってことは?」涼子が意見を
言う。
「これだけあからさまな問題点なんだから、そういう可能性も無い事
も無いかもね」
どうやら拓也もオーダーが決まったようだ
「大盛りネギだけ・ギョク」
「『だけ』かよ!」
淳二の喉元まで出かかったツッコミを引き取るように涼子は艶然と微笑みながら
「わたしココ壱のアダ辛くて油くさい辛味汁かけメシをときどき無性に食べたく
なるのよね。いつも食べた後、ううん、オーダーした後ですごく後悔するんだけど」
涼子は続けて
「こういう場所の描写させると育ちが悪くて経験値の低いガキって
すぐに馬脚を現すからお笑いよね。」
すると淳二もあたりを憚るような小声で
「だよな。とりあえずこのホテルで玄関ロビーなんて言い草は如何なものかと」
パッケージ使い方が解からずドレッシングを顔射して大騒ぎしている拓也を
横目に見ながら、二人は心地よい絶望感に満たされていた。
「ここらでわたし脱いだほうがいい?シャワー浴びとくわ、部屋あるんでしょ」
焦点の定まらない目で響子が言う
「今から脱いだら下着の圧迫痕が消えちゃうじゃないか。
キレイキレイな裸なんかじゃ俺のはピクリともしねぇんだよ」
言い放って七味唐辛子を使う拓也だったが、運悪くバイト初日の店員が
セットしていたものだったために、中身が全てフタごと丼の中にブチまけ
られてしまった。
赤・黄・緑、RGBの画像を無理無理CMYKに変換してしまったような妙な色彩を
戴いた丼を見ながら拓也と淳二は期せずして声を揃えてしまった
「こ、これは..」
64 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/27 02:02 ID:uSwHpGz/
>>62 ※注 「玄関ロビー」という呼称は現実に比較的格式の高いホテルでも
使用されて居る。一例を挙げれば帝国ホテル。「玄関」、「ロビー」と
明確に個別に分けて呼ぶ場合も有る。
一方「エントランス」という呼称は比較的日本では新しい呼び方で、
プリンスホテル系列等の、収容容量のおおきいホールを複数持つホテル
で個別のホールへの「一時溜まり」の意味として使われることが
場合が多い。ほぼ昭和40年代から(国内客向けとしては)の呼び方で
むしろ格式的には後発のホテルが多い。
65 :
1(本物):03/04/27 08:40 ID:nQQcCCfR
もう放っといてくれよ
気持ちよくオナニーしたいだけなんだから
「こ、これはうまそうニダ」
拓也は丼の中身をグチャグチャかき混ぜ始めた
67 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/27 13:27 ID:uSwHpGz/
1(本物さん)の書き方が余りに短兵急であった(小説でなく昨今流行のライト・
ノベルならこういう方法も有るかも知れない)ように感じたので、
茶々を入れる積もりで書き出した。
ストーリー・テリングには頭の回転の速さや鮮烈で印象的な描写、意外性
も重要だが、物語として成立させていく為には少々の根気は必要かと思う。
「ああ、こいつの書いていく部分がコア(核心)なのだな」
と読者に認識(錯覚)させるのがリレー小説の(少々気色ばんだ)楽しみで、
その導入には力技とキャラクターを育てていく継続性のようなものが必要
かと存じる。
これを崩していく方法は幾つか有るが、やはり物語の有る段階から並行して
派生したストーリーを構築し、自分の書いていく方向に読者を導入していく
ことが出来るかで、初期については短期集中的な物量の投下(めんどくさい)
も必要となる。
笑いを基点として物語を転換していくのは比較的簡単だが、笑いは、破綻、
それまで進んできたストーリーを逆手に取る意外性の導入共に結構難しい
事を留意すべきで、なぜかというとそれらは「コア」が他に有る信頼感の
保障の上に成り立つ破壊的作業であるからだ。これは結果として破棄される
べきの(旧)コア・ストーリーを温存する事になる。
自分は、2ちゃんにはそこそこ文章力が有ると(多分)自認している向きも
多そうな感じもするので、センテンス(2〜3書き込み分)のお尻に転換点
の誘い水になるかも知れないように余韻を(どうとでも先に加工出来そう
な)を書き置いてきたつもりである。
1の書いた物を否定したのは自分の好みもあるが、このままでは単なる
アイディアの出しっこで終始し、スレ立て初期のテンションが下がれば
そのまま無名スレとして比較的短期間に成仏する運命かと思い、ちと惜しく
なったからだ。
だが、なかなかガチンコで向かってくる猛者(女猛者)はおらんようだ。
68 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/04/27 13:50 ID:WFu5DiwO
なんかなぁ。
もっとみんなで短文書いて楽しめるスレかと思ったのに、
>>1のオナニー見てるみたいで・・・。
糞スレ決定!
>なかなかガチンコで向かってくる猛者(女猛者)はおらんようだ。
それがお前のレベルなんだよ。こんな駄文スレに向かって行く価値があるとでも?
煽ってるつもりなら度し難いアフォウだ。
まあこういうのが好きなんだったら一人で1000まで頑張れ
とエールを送っておく。
71 :
山崎渉:03/05/22 00:41 ID:Nism+YZK
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
タダの物語じゃなく、様々な表現の全てをデジカメに関係のある表現に
置換えたり、まるで製品紹介の様なナレーションとかがあると良いかも。
七味のRGB表現は少しワラエタよ。
あぼーん
74 :
山崎 渉:03/07/15 12:49 ID:qXbNrMId
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
75 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/07/17 00:30 ID:IwpIyWcx
ワロタ
くだらなさすぎ
ABN?
あぼーん
78 :
名無CCDさん@画素いっぱい:03/11/09 10:29 ID:pSnDe333
仕方ないので緊急浮上。
何が?
80 :
名無CCDさん@画素いっぱい:
はやくつづきかけよ