デジカメのノイズは印象派絵画と同じ
印刷に適する絵作りとは
デジカメの画質を判断する基準の一つに、ノイズという概念がある。
ノイズの少なさとディテールの豊富さは取り合いで、両方を満足させる事は出来ない。
モニターで全画面で見たり、印刷する分にはそのノイズが目立つ事はほとんど無いので、
実際ほとんどの場合において、後者を選んだほうが良い。
なぜなら、銀塩フィルムもデジタルフィルムスキャナで撮って拡大すれば、同じように
ノイズのかたまりに過ぎないからだ。
印象派の名作「モネの睡蓮」も、近くで虫眼鏡で見ると筆致が粗く、色ノイズだらけである。
しかし、離れてみるとそのばらばらの色が互いに補色し合い、印象派絵画ならではの豊か
な色に変わるのだ。
今月の特選街は、そのノイズをN〜Dというグラフに現していて非常に好感が持てた。
N(ノイズは少ないが、絵の情報量が少ない)
D(ノイズは多いが、絵の情報量は多い)
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