80 :
買ったよ:
樽型歪みをよく知らない人のために、念のために注意しておくけど、樽型歪みは、
画面の端の方に
画面を横切る完全な直線が
CCD面と平行に
あるときだけしか、見た目には解らない。実際の写真でこの条件を全て満たす
ようなものを写すことはあまりないから、樽型歪みの有無を調べるときは、
わざわざこの条件を満たす平面的な物(障子とか)を真正面から撮ってしらべる。
つまり、自然の風景の写真や人物の写真では、まず解らない。
ところが、写真に詳しくない人は、自然の風景や人物の写真で、肉眼と
違って写ることを「歪み」と言っていることの方が多い。
81 :
買ったよ:02/08/19 08:51 ID:/mgkvnRA
(続き)広角レンズには、肉眼よりも遠近感が強調される
効果があって(これは全く正常な効果なのですが)、そのために、
歪んだように写る。これは、歪みではなく広角レンズの特徴そのものなのですが、
写真を知らない人が「歪み」という時は、これのことを言っていることが多い。
たとえば、
カメラに顔を近づけると歪んで写る。
ビルを下から見上げるように写すと、先の方が曲がってすぼんでゆく。
がこれです。これが出ないのは、被写体がCCDに完全に平行な平面の時だけ
だけど、実際の被写体がそんなふうになっていることはほとんどないので、
普通に写真を撮るかぎりは、(量の多少は構図によって変わるけど)
必ず出ています。広角レンズは、こういう特徴をうまくコントロールして
(むしろ積極的に使ったりして)使うものです。