1 :
※以下引用:
http://idsc.nih.go.jp/iasr/CD-ROM/records/11/12902.htm <通知>
埼玉県浦和市における感染性下痢症患者の集団発生について
健医発第1473号
各都道府県知事殿 衛食第155号
各政令市市長 殿 衛水第252号
各特別区区長 殿 平成2年11月1日
厚生省保健医療局長
厚生省生活衛生局長
感染症対策,食品衛生対策及び飲用水の衛生対策の推進については,かねてより格別の御配慮をお願いしているところであるが,
今般,埼玉県浦和市において私立幼稚園の園児を中心とした感染性下痢症患者の集団発生があり,幼児2名が死亡するに至った。
本件については,埼玉県において所要の対策が実施されているが,厚生省においても10月25日に「浦和市における感染性下痢症患者の
集団発生に関する専門家会議(以下「専門家会議」という。)」を設置し,本件について検討をお願いした結果,別紙1
のとおり意見をいただいたところである。
同意見の趣旨を踏まえ,病原大腸菌の実態把握等の対策並びに食品及び飲用水の衛生確保の対策を下記のとおり講じることとしたので,
貴管下関係者に対し,その内容の周知を図られるようよろしく御配慮願いたい。
2 :
※以下引用:2012/04/14(土) 21:34:54.54 ID:IpoPAKsr
http://idsc.nih.go.jp/iasr/CD-ROM/records/11/12902.htm <通知>
埼玉県浦和市における感染性下痢症患者の集団発生について
健医発第1473号
各都道府県知事殿 衛食第155号
各政令市市長 殿 衛水第252号
各特別区区長 殿 平成2年11月1日
厚生省保健医療局長
厚生省生活衛生局長
感染症対策,食品衛生対策及び飲用水の衛生対策の推進については,かねてより格別の御配慮をお願いしているところであるが,
今般,埼玉県浦和市において私立幼稚園の園児を中心とした感染性下痢症患者の集団発生があり,幼児2名が死亡するに至った。
本件については,埼玉県において所要の対策が実施されているが,厚生省においても10月25日に「浦和市における感染性下痢症患者の
集団発生に関する専門家会議(以下「専門家会議」という。)」を設置し,本件について検討をお願いした結果,別紙1
のとおり意見をいただいたところである。
同意見の趣旨を踏まえ,病原大腸菌の実態把握等の対策並びに食品及び飲用水の衛生確保の対策を下記のとおり講じることとしたので,
貴管下関係者に対し,その内容の周知を図られるようよろしく御配慮願いたい。
3 :
※以下引用:2012/04/14(土) 21:39:20.42 ID:IpoPAKsr
記
1.事件の概要
埼玉県浦和市の私立幼稚園の園児であって下痢症により入院治療を受けていたもの5名のうち2名が,
それぞれ平成2年10月17日及び同月18日に入院先で死亡したほか,同月30日午前9時現在,
入院患者数32名(重症者12名を含む)に及ぶものとなった。
これら患者の便からは,これまで我が国においては報告例の少ないO−157型等の大腸菌が分離され,
血清下痢症の症状等から,同型大腸菌が今回の集団感染事件の原因菌の一つであると考えられている。
また,感染経路としては,当該幼稚園の井戸を利用していた飲用水から同型大腸菌を含む大腸菌群が検出されたことから,
飲用水による感染が疑われている。
4 :
※以下引用:2012/04/14(土) 21:40:29.49 ID:IpoPAKsr
2.腸管出血性大腸菌に係る知見及び今後の実態把握等の対策について
(1) 今回分離されたO−157型大腸菌は,感染性下痢症の原因となる病原大腸菌のうち腸管出血性大腸菌とよばれる菌群に属するものであって,
1982年にアメリカ合衆国で発生した食中毒事件において初めて分離された比較的新しいものであること。
また,我が国においてはこれまでO−157型を含む腸管出血性大腸菌による集団感染及び散発感染の事例が報告されてはいるものの,
その実態については,いまだ広く知られてはいない状況にあるものであること。
なお,病原大腸菌による症状等については,専門家会議の資料のうち当該部分を別紙2及び別紙3として添付(省略)するので参考とされたいこと。
(2) 専門家会議の意見を踏まえ,腸管出血性大腸菌の感染事例について全国的実態調査を実施し,その実態の把握に努めるとともに,
同大腸菌に係る医学的知見等を専門家から聴取し取りまとめ,医療機関等に周知する方策を講じること及び同大腸菌による感染の
実態把握のための監視体制を整備することにつき検討中であり,その実施については,おって連絡するものであること。
5 :
※以下引用:2012/04/14(土) 21:41:21.16 ID:IpoPAKsr
3.食中毒の発生防止等について
(1) 今回の事件に鑑み,病原大腸菌を含めた食中毒の発生防止について,食品関係営業者,集団給食施設等に対し一層の監視指導に努められたい。
なお,腸管出血性大腸菌に汚染された食品を原因とする食中毒の予防については,食品の衛生的取扱い等通常の食中毒予防対策を講じることにより
可能であるので,その旨,営業者等に徹底させるとともに,同大腸菌に関する知識を消費者にも広く周知させること。
(2) 食中毒発生時において原因物質として病原大腸菌が疑われる場合は,腸管出血性大腸菌についても留意の上,菌検索を行う等対策を講じることとし,
同大腸菌の検査が可能な体制を早急に整備すること。
6 :
※以下引用:2012/04/14(土) 21:42:02.81 ID:IpoPAKsr
4.飲用井戸等の衛生対策の徹底等について
特に以下の事項に留意のうえ「飲用井戸等衛生対策要領」(昭和62年1月29日衛水第12号厚生省生活衛生局長通知)に基づく
飲用水の衛生確保の一層の徹底を図られたい。
(1) 多数の者の利用に供されている業務用飲用井戸及び一般飲用井戸については,関係機関とも連携をとってその実態の把握,
個別的な指導等を行うこと。
(2) 保健所等地方公共団体の機関が飲用井戸等の水質検査を行った結果,水質基準に不適合とされた場合については,
その内容を十分設置者等に周知すること。特に健康に関連する項目において水質基準に不適合とされた場合においては,
設置者等に対して,その具体的内容,当面の対応方法を十分指導するとともに,水道の給水可能な区域にあっては,水道への加入を強く勧めること。
(3) 水道法第20条第3項に規定する厚生大臣の指定する者が飲用井戸等の水質検査を行った場合にあっても,(2)と同様の対応をするとともに,
水質基準に不適合とされた場合には,保健所等へ連絡するよう周知すること。
(4) 水道の給水可能な区域における未加入者に対して水道事業者と連携のうえ,水道への加入促進を図るよう広報活動等に努めること。
7 :
※以下引用:2012/04/14(土) 21:43:31.27 ID:IpoPAKsr
別紙1
浦和市における感染性下痢症患者の集団発生に関する専門家会議意見
平成2年10月25日
平成2年10月17日,18日,埼玉県浦和市のしらさぎ幼稚園園児で下痢症で同県立小児医療センターに入院していた5名のうち2名が,
入院先の病院で死亡した。その後事態の解明がすすむにつれて,多数の園児及び家族の一部を含む比較的大規模な集団発生事件であることが明らかとなり,
平成2年10月25日現在で入院患者は重症患者13名を含めて30名以上に及んでいる。
患者の便から我が国にはまだ報告例の少ないO157型等の大腸菌が分離され,
血性下痢や激しい腹痛等の主症状及び一部の患者に見られる溶血性尿毒症症候群等の臨床的特徴から本型菌が
今回の集団感染事件の原因菌のひとつであると考えられる。感染経路としては,当該幼稚園内の井戸を利用していた飲用水から
大腸菌群が検出されたことから,飲用水による感染が疑われる。
今回分離されたO157型大腸菌は,感染性下痢症起因菌である病原大腸菌の一部で腸管出血性大腸菌とよばれる菌群に属するが,
本菌は1982年にアメリカ合衆国で発生した食中毒事件において初めて分離された比較的新しい菌型であり,
以来我が国においてもO157型を含む腸管出血性大腸菌による集団もしくは散発感染事例が報告されてはいるものの,
その実態については,余り知られていない現状である。
2名の死亡者を出したという本事件の社会的重大性に鑑み,以下の点について,早急な対応がとられることが望まれる。
(1) 今後の対策に資するために,腸管出血性大腸菌による感染事例について全国的実態調査を実施し,その実態の把握に努めること。
また,本菌に係る医学的知見等を専門家から聴取するとともに,それを取りまとめ医療機関等に周知する方策を検討すること。
(2) 腸管出血性大腸菌による感染の実態把握のための監視体制の整備につき検討すること。
(3) 感染性下痢症起因菌である本菌群による食品を通じた感染の予防のためには,食品の衛生的取扱(冷蔵・加熱等)など,
通常の食中毒予防の対策で充分であることを広く国民に周知すること。
(4) 本菌群は飲用水によっても経口感染するので,井戸水等の飲用水の衛生管理について全国的に徹底を図ること。
8 :
※以下引用:2012/04/14(土) 21:45:01.59 ID:IpoPAKsr
専門家会議名簿
石丸 隆治 (財)ヒューマンサイエンス振興財団専務理事
伊藤 武 東京都立衛生研究所副参事
今川 八束 麻布大学環境保健学部教授
大橋 誠 東京都立衛生研究所長
大谷 明 国立予防衛生研究所長
竹田 美文 京都大学医学部教授
中村 明子 国立予防衛生研究所ファージ型室長
真柄 泰基 国立公衆衛生院衛生工学部長
村田三紗子 東京都立墨東病院感染症科部長
9 :
※以下引用:2012/04/14(土) 22:18:43.27 ID:IpoPAKsr
10 :
※以下引用:2012/04/15(日) 01:19:33.00 ID:DeiJAGYH
11 :
※以下引用:2012/04/15(日) 21:07:47.21 ID:dpUzO5Xv
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/archives/1331307056/ 一九九〇年、埼玉県浦和市の「しらさぎ幼稚園」で、飲料水に使っていた井戸水がO157に汚染され、
それがもとで三一九人の患者が出て園児二人が死亡するという事件が起こりました。
ちなみに、この事件では園児の遺族らが幼稚園や県を相手どり、
約二億円の損害賠償を求める訴えを起こしましたが、一九九六年七月三十日、
浦和地裁は、「保健所から飲用不適とされた井戸水をそのまま園児らに飲ませていれば、
被害が出ることが十分予見できた」にもかかわらず井戸水をそのまま使用しつづけたとして、
園長に対し、業務上過失致死罪で有罪判決を言い渡しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浦和市の「しらさぎ幼稚園」で1990年10月に園内の井戸水を飲んだ園児2人が
O157に感染して死亡した事件で業務上過失致死罪に問われた当時の園長で現在理事長の
厚沢春男(69)に対し、浦和地裁が禁固2年執行猶予4年の判決を言い渡す。
12 :
※以下引用:2012/04/16(月) 01:51:20.87 ID:kFm/ImsR
13 :
※以下引用:2012/04/17(火) 20:29:41.97 ID:o/T092xr
14 :
※以下引用:2012/04/18(水) 16:54:45.75 ID:c6H7y5wA
15 :
※以下引用:2012/04/19(木) 20:54:40.63 ID:AGXCdNzr
16 :
※以下引用:2012/04/20(金) 20:16:39.87 ID:K+CNHC1n
17 :
※以下引用:2012/04/21(土) 22:28:51.66 ID:Rb6HWQtt
18 :
※以下引用:2012/04/23(月) 01:37:23.56 ID:p1DLkrjZ
19 :
※以下引用:2012/04/24(火) 00:12:47.76 ID:o2BB9MR6
20 :
※以下引用:2012/04/26(木) 00:05:03.31 ID:Ij2EjJHK
牛レバ刺し提供禁止」揺れる焼き肉店 04月04日(水)
松本市内の焼き肉店で提供されている「レバ刺し」。焼き肉店は「禁止」の方針に神経をとがらせる
厚生労働省が6月にも、生の牛レバー(肝臓)を「レバ刺し」などとして飲食店が提供することを法的に禁止する方針を決めたことに対し、
県内の焼き肉店などにも波紋が広がっている。昨年10月に生食用牛肉の新基準施行で、
ユッケが厳しい衛生基準を満たさない限り提供できなくなったのに続く対応。「食の安全」を優先した結果だが、
店側では困惑の声がある一方、厳格化の流れの中で対応しようとする動きも出ている。
「一生懸命やってきた現場の声が、国に採り入れられたのだろうか…」
レバ刺しの提供を続けている松本市神林の焼き肉店主、松谷相徳さん(62)はこう話す。「レバ刺し目当てのお客は多い。
1日に30〜40人前の注文を受けることもある」と説明。衛生管理を徹底してきた―と自負するだけに、「こつこつと営業してきた店が泣きを見る。
国は説明不足だ」と嘆いた。
厚労省の方針は、「食の安全」を重視した結果だ。同省の調査では昨年、
牛の肝臓内部から重症の食中毒を起こす恐れがある腸管出血性大腸菌O157が見つかった。
食肉業界側が安全に提供するための方策を模索してきたが、現時点で見つかっておらず、
ことし3月30日に専門家でつくる同省薬事・食品衛生審議会の部会が提供を禁止すべきだとの見解をまとめた。
こうした事情に対し、県内185の食肉卸店・小売店でつくる県食肉事業協同組合連合会の小松宥(ゆたか)会長(71)=諏訪市=は
「安全性を考えると、規制は仕方ない」と受け止める。ただ、「業界の意見を十分に踏まえず、
厚労省が一方的に押しつける姿勢は問題ではないか」と不満も示す。
21 :
※以下引用:2012/04/26(木) 00:06:01.47 ID:Ij2EjJHK
レバ刺しの提供を続けている長野市居町の焼き肉店主、中島光博さん(65)も「国が検査し、
安全性を確かめた上で店が提供する方法は考えられないのか」と提案する。
同省食品安全部基準審査課は取材に対し「安全に提供できる方策が見つかれば、あらためて(提供の可否を)検討する」とする。
ただ、先行きは見えないのが現実だ。
こうした中、規制厳格化が加速する「現実」に対応しようと切り替えを図る動きも出ている。
伊那市御園の焼き肉店は昨年10月のユッケに関する新基準導入に合わせて「生ものは一切やめた」という。
「冗談で『念書』を書いてでも食べたいという人もいるが、危険性がある限り出さない」と店長の金田正気(まさき)さん(42)。
「本来の売り物である焼き肉を中心に、質の良い肉の提供、サイドメニューの工夫など企業努力で頑張るしかない」と前を向く。
3日夜、松本市中央1の焼き肉店。「レバ刺し」を注文した市内の30代の会社員男性は「つるっとしておいしいので、
焼き肉店に来たときは必ず注文している。自己責任で食べるわけにはいかないのか」。
一緒に訪れた20代の会社員女性も「加熱したレバーはにおいが気になって食べられない」と、納得のいかない表情を浮かべていた。
22 :
※以下引用:2012/04/28(土) 19:03:20.67 ID:Y8kT3aAY
23 :
※以下引用:2012/04/30(月) 22:28:16.53 ID:Ojvzuuoe
24 :
※以下引用:2012/05/01(火) 05:35:55.86 ID:NuKcM1pu
25 :
※以下引用:2012/05/02(水) 19:00:36.01 ID:4PO2M8ew
下痢したが回復 ユッケ新基準違反で初摘発 道警、焼き肉店長を書類送検
2012.2.24 16:58 [食中毒]
安全基準を満たしていないユッケを客に提供した「焼肉レストラン エポック」=24日午後、札幌市東区
北海道警は24日、衛生基準を満たさないユッケを提供したとして、
食品衛生法違反容疑で札幌市東区の焼き肉店の男性店長(58)を書類送検した。道警によると、
富山県などで起きた焼き肉店での集団食中毒事件を受け、導入した新基準で全国初の摘発。
送検容疑は1月、自分の店で専用の包丁やまな板などを使わずに加工、調理したユッケ約60グラムを客の男女2人に提供した疑い。
2人は下痢などの症状を訴えたが、回復した。
店長は容疑を認め「ユッケは客が楽しみにしていた。新基準は分かっていたが、肉の取り扱いには自信があった」と供述したという。
26 :
※以下引用:2012/05/07(月) 00:52:41.91 ID:3Mv2Bdej
27 :
※以下引用:2012/05/08(火) 03:39:14.64 ID:DkENKDin
海水浴シーズンを前に 海水浴場の水質調査 放射性物質も
(2012年5月7日 17:39)
夏の海水浴シーズンを前に北九州市は7日、市内にある2つの海水浴場で、水質調査と放射線量などの測定を行いました。
北九州市は7日、岩屋海水浴場と脇田海水浴場の2か所で水質調査を行いました。
調査は毎年この時期に行っているもので、船の上から海水を採取して水中の汚染状況などを検査します。
検査項目は、大腸菌の数や油膜の有無、汚染度の指標となるCOD・化学的酸素要求量、それに透明度の4項目です。
この2つの海水浴場では、去年は両方とも5段階評価で最高の水質でした。
東日本大震災を受けて、去年から水中の放射性物質の濃度や砂浜の放射線量を測定していますが、
放射線量には異常な数値は検出されませんでした。
水質調査や放射性物質の測定結果は6月中旬に公表する予定で、問題がなければ7月上旬に海開きが行われます。
28 :
※以下引用:2012/05/10(木) 19:16:04.57 ID:E84xJgc/
29 :
※以下引用:2012/05/13(日) 23:02:22.88 ID:msyjM7ED
1990年(平成2年) - 埼玉県浦和市(現在のさいたま市)の幼稚園において、死者2名、有症者268名にのぼる集団感染が発生した。
後の調査でO157に汚染された井戸水が原因であることが明らかになった。
30 :
※以下引用: