このお話さあ、マリインスキーのプリマ張ったりとか華々しい経歴があったとしても
バレエダンサーの晩年は線路沿いのボロ家で思い出に浸りながら不遇をかこつんだ
(だからもっと大事にしろ)ってアイロニーなわけ?
ひねくれてるなw
マリインスキーのプリマに限らず、戦争に全てを壊されてしまって
人生を大きく変えられた人は山のようにいるんだろうね。
「クララ」は芸名だと思ってた。
>>410 白髪のひげの男性だよね。自分も喪章?と思った。みんないい年だし、
あそこにいる以外の友人がなくなったのを悼んでつけているのかなって。
>>432 革命と戦争がなければ、愛人が亡くなることもなく、
帰る国もないまま諸国を巡ったあげく
真夏にクリスマスを祝うような異国で客死することもなかった。
オーストラリア(というかフランス・ロシア以外?)に
バレエをもたらした人々は、そのような、運命に翻弄された人々だった
ということでは。
>>434 うーん、かりそめにもクリスマスを祝うパーティに喪章つけたままは来ないんじゃ。
あれ見たとき、実はもうみんな死んでいるんだよ、とか
クリスマスを祝いに来たわけじゃなくて、死に行くクララの弔いに来てるんだ、みたいな
メタストーリーになってるんじゃないかと思ったな。
ひねくれてるって言われちゃったけど、不遇な晩年ってのも同じ文脈から感じたの。
確かに、もう生きて会えるのは最後って雰囲気もあるかも。
黒い腕章にロシア的意味があるかも?とぐぐって見ちゃったよ
結局わからない。だれか芸術監督かマーフィーに聞いてみて。
>>434 あの喪章は奥さんを亡くしたばかり
→仲間は皆そういう年齢になったということ
→クララ(クラリッサ?てロシア名にあるかな)の死を暗示している
てことかな、と思ってました。
年老いても普通に食べていけてるんだから、不遇の晩年ではないと思う。
孤独な寂しい晩年なのは確かだけど、見取ってくれた人がいたし。
あの医者は息子かと思ってました。
楽屋で裏から見たセットに書いてあった「Щелкунчик」が
ロシア語のくるみわり人形なんだね
>もう生きて会えるのは最後って雰囲気
あのくらいの年になれば、何でもない場合でさえ
そう思うこともあるんじゃない?
ましてやお医者にかかってるクララとなれば。
ごめん、喪章には気付かなかったや。
>>439 ホントだ。びっくり。
ドイツ語ならクラリベルの愛称なんだけど。
>>424 現在の家はオーストラリア、生まれとバレエ習ったのはロシア。
ニコライ2世だって出てたじゃないか。
もしかして、ネズミの腕章の意味もわからなかったわけ?
>>430 クシェシンスカヤだね>ニコライ二世の愛人
>>441 そんなお年寄りが若いオージーでもむせるくらいの
ウォッカを一気!と言うのもすごい。
プログラムを読む前は、もう病気で末期だから・・・と
クリスマスにかこつけてみんなを呼んだのかと思ったよ。
最初に来たお婆ちゃんが玄関の住所表示をじっと確かめていたから
今まで来たことないのかな?って。
>>443 腕章つけてたかどうかは覚えてないが、ねずみってボルシェビキだろう?
既出だけど、「身内が亡くなって喪に服してる」という意味で
付けさせたのでは?と自分も思う>黒い腕章
クリスマスに楽しげに踊る友人に、死の象徴ともいえる黒い腕章を
付けたのは、クララの死を暗示しているのかもね。
カタログ読んだら、フレイヨンとの対談でマーフィーは
死に対してこだわってるみたいだった。
死のモチーフを散りばめて、ヒロインの死を予感させるように考えているのかな。
色んなところに「意味のある」モチーフがちりばめられているね。
わかる人には解るが、知らないとか解らない人、隅々まで見づらい席の人には
それほど引っかかってこないから
作り手の作品への思いに対する理解が半減されてるかも。
449 :
踊る名無しさん:2010/10/17(日) 10:45:16
>>430 エリアナ・パヴロワは亡命ロシア人貴族の息女
フランスなどとは環境が違うのでは
>>445 あの後お婆さんたちも平気であおっていて笑えた。
>>446 赤い腕章を付けていたよ。それがボリシェビキの印。
>>447 喪章には奥さんへの深い愛、ひいては彼らの深い結びつきを感じたな。
元のくるみには老夫婦が踊りながら古き良き昔を思う場面があるから、
1幕全体をそういう話にしたのもわかる気がした。
クリスマスはあちらでは毎年家族や親しい友人が集まる行事だから、
亡くなった家族・友人を偲ぶ機会→死のメチーフに結び付くのかも。
バレエじゃないけど、「ダブリン市民」という
死をモチーフにしたクリスマスの話を思い出した。
なんにせよ、今日でラストだ〜。
>>449 エリアナはそうですね。
ロモラとかクシェシンスカヤとかアンナ・パブロワとかが
頭にあったもので。
クシェシンスカヤのWikiに「1917年にフィンランドから帰国した
レーニンが、集まった群衆に呼びかけたのは、彼女の豪奢な自宅の
バルコニーからであった。」
レーニンも映像に出ていたよね、つながりあるとは知らなかった。
戦艦ポチョムキンの映像も使っていたよね?
なんか基本的なこともわかっていない人が多いスレなんだね。
つーかこんな面倒なこと考えないと見られないバレエって微妙。
皇帝夫妻の前で踊ったのと、最後の舞台と演目は同じでも衣装が
微妙に違っていて興味深い。
女性のチュチュの丈は短くなり、下ろしていた髪はきっちりまとめられていた。
男性はタイツの上から履いていたズボンがなくなっていた。
時の流れとクララは遠くロシアから離れてしまったのを感じさせたよ。
ロシア帝国時代、ロシアでは男性ダンサーはタイツの上からズボンを
履くことを義務付けられていたそう。
ヨーロッパ帰りのニジンスキーは、マリインスキーの舞台でタイツのまま
踊ってしまい、彼の人気を妬っかんだ上層部からマリインスキーを
解雇されてしまったとか。
つーか考える余地の無い作品はつまらないわけで。
でもここまで考えなくたって、楽しめたんじゃ?
458 :
踊る名無しさん:2010/10/17(日) 14:41:54
>>455 そんな事言ってたら、ノイマイヤーの作品なんて見られないぞw
マーフィーの作品に限らず、大なり小なり振付家のメッセージは
込められているよ。
それを読み解いていくのもバレエの醍醐味じゃないか。
振付家の投げたメッセージを観客が受け止めるのも大切な事だよ。
終わったー。
最後に「SAYONARA」の電飾とテープとキラキラの紙吹雪。
最後の舞台に色合いが合っていてキレイだった。
今日の演奏は力強さがあって良かった。
あの「くるみ」を使って、ドラマテックに人生を描いたり
歴史を盛り込んだ作品を作ってくれてありがとう。
けっこう仕上げるのは大変だったと思うな。
色々部分的には気になるところはあったけど、心に沁みる作品だわ。
ところでオーストラリア到着時の水兵達の音楽って何だったんだろう
>>455 面倒って。(笑)
ほとんどが社会常識の範疇でしょ。
>>457 そだよね。楽しかったよ、要は。
今のこのカンパニー、この振付家なら他の作品も
絶対にどれも観たいって心から思うもん。
また来てくれー。長くても再来年辺りで。
マーフィーのじゃないけど、眠りもまた観たいな。
でも、次回はxxxx年、て出なかったんだよね…。
マーフィー作品なら今度はロミジュリが初演を控えてるってよ。
ここ、テクニックは超絶とまでは行かないけれど美男美女が多くて
見てて心地いいよね。
ロミジュリかあ。
どんな捻りを加えてくるんだろ。
>>464 ロミジュリの衣装は、日本人デザイナーのアキラ・イソガワの担当なので
楽しみ。
>>464 美男美女?!
まあ好みは人それぞれですが、お顔も体系もごく普通の人が多いと思ったのですが・・・。
何人か目立つところに美男美女を配置している。
そんな言い方が正しいかも。
くるみの中日、ケヴィン・ジャクソンはいい男だと思った。
人それぞれだから、人種が違うってだけで美しく思う人もいるだろう。
個人的には、いろんな部分で辺境の存在だってことを感じるけどな。
前回前々回は、見た目ちょっとなーだったけど、
(でもABTよりはバレエらしい舞台だと思った)
今回は美男美女ぞろいだったと思うよ。顔というより雰囲気で。
てかロバートには惚れた。
リフトのサポートが安心なんだもん。
やっぱ男は女をキレイにみせてナンボだ。
美男美女が顔というより雰囲気ってw
確かにロバートはサポートは安定感あるけど、クラシックの基本ポジションからずれてる。
そして女性を美しいポジションに持っていくという技術はまだ不足してるよ。
> クラシックの基本ポジションから外れてる
それはそのとおりだけど、それに拘らない魅力があるというか。
拘りたいなら、ボリマリなど旧ソ連のメジャー劇場だけ観るほうがいいと思う。
でもそれだけが、現在のバレエシーンではないし…。
好みは人それぞれだけど、私は色々な“バレエ”を楽しみたいな。
で、面白かったし楽しかったよ。
オーストラリアバレエ団が好きで見てるのに、技術のことを多少言ったら
「拘りたいなら、ボリマリなど旧ソ連のメジャー劇場だけ観るほうがいいと思う。」
って失礼すぎ。
色んなバレエを楽しむ前に、色んな人とちゃんと付き合える人間になったら?
「ロバートのサポートは安心だ」といっているだけなのに、
「彼のは基本ポジションからずれてる」と返してきたから
(でもくるみの振付けはそこまで…)、
あ〜基本がちゃんとしてないとダメな人なんだと思って、
勧めただけですよ。
安心サポートだけど基本テクが今ひとつな男性ダンサーを、
男は女性をキレいに見せてナンボって褒めてすいません。
基地外が約一名迷い混んだねえ。
ここにも迷い混んでるようですが…。
みんな仲よく汁。それぞれが楽しめばいいじゃまいか。
479 :
踊る名無しさん:2010/11/16(火) 04:15:00
DVD発売中
480 :
踊る名無しさん:2011/02/05(土) 11:26:24
定期スレッドあげ
※皆様の御協力をお願い申し上げます