>>942 「そんな事が苦労なんて、甘いよね」という感じの厭味を六花に言うシーンはあったよね。
すぐ後に「私ったらなんて事を…!」と反省していたけど。やっぱりいいお姉ちゃんだ。
六花があまりにもたよりないから、
千花をしっかりさせるしかなくて、
あら困ったわ、予想外にいい子になってっちゃう、と思ったみたいね。
たしか、最初に五嶋先生のクラスに入って泣く六花を、
「ありがとう二人(ひとみ達)とも。ほらね、そんなことで泣かなくていいんだよ」と
千花が励ますシーンが引用されてた。
でも未だにわからないのは、
「私またバレエ踊りたい」みたいなことおばあちゃんが死んだ時言ってなかっ
も未だにわからないのは、
「私またバレエ踊りたい」みたいなことおばあちゃんが死んだ時言ってなかった?
おばあちゃんが生きろと言ってるのを感じる千花、
みたいな描写があったと思ったのに、その後になんでいきなし死んだの?
うつ病の人の自殺ってどん底の状態から症状が良くなってきた頃
に起こる、ってのが有名だからでは?
あ、千花って、うつだったのか。
気付かなかった。
そいやそーかな
>>947も言ってるとおり、鬱病って回復してきて周りがホッとした頃が一番注意しなければいけない時期らしい
症状が最もひどい時は死のうとする気力もなくなるとか。
少し気力が出てきた頃が、ふとしたきっかけで死への行動をしてしまうことが多いんだって。
最近若い人の鬱病が増えてきたそうだけど、あせらないで正しい治療をしてほしいね…
チカちゃんがどういう状態だったのかはわからないけど…
ギシ先生は漫画を通して色んなメッセージも発信しているから尊敬してるよ
「結末を先に決めてて、辛かったけど初志貫徹」ってのは、
処天の時も刀自古について言ってるね。
「でも私は辛くってね。初めっから刀自古は毛人とそういう関係になるつもりで登場させたんです。
初めは女の人が全然出てこないから、明るい女の人が必要だったんです。
それでああいう健康的な感じで出てきたんですけど。私としてはあのままの兄弟関係で本当に進ませたかった」
「毛人が布都姫と完全に結ばれたってあたりで、刀自古としては兄離れをせざるを得なくなってくるんですよね、心理的に。
そうすると、そこで初めて目に入ってくるのが厩戸王子という男性なんだけども。何て報われない愛ばっかり(笑)」
1984.8
同じく救いたかったけど、救わなかった、救えなかったというギシ先生の告白。
―海底より(平家物語をモチーフにした作品)は、最後にガシャッと足音がして、
「あ、この子は助からないんだ」と思うところで終わる作品ですよね。
ギシ「これ、あと十ページあったら救えたんですけどね(笑)。
助けるには、ストーリーの半分くらいからその方向に動かさなきゃいけないしね、
そうするにはどうしてもページが足りなかったんです。
男の人と女の子という私にしては珍しく対で出てきてるんだから、
本来は救うことは出来たんですけどね。
私の心情としては救いたかったのですがね。」
やっぱりあの性格、あの運の悪さがあの結末へといったんでしょうな。
それに六花が大人になる為には、どうしても頼っていたものに何かが起こらないといけない。
それがおばあちゃんと千花の死だったんだな。
千花が予想外にいいお姉ちゃんになったからこそ、
千花の死が六花の自立へと繋がる。
やっぱりギシ先生の漫画は、全部、必然なんだよなぁ。
さすが喫茶店でネーム作りしてるだけあるよ。
>どうしても頼っていたものに何かが起こらないといけない
金子先生も危なかったじゃーん
大姫好きだった。
あのツンデレなとこがかわいくて。
王族だからプライド高くて当然だと思わせてくれるところがいい。
王子と離婚しちゃえばよかったのになあ。
よき夫とめぐり合って欲しかった。
なんでいきなし大姫?
金子っちはいんだよ
もともと芯が強い
千花が生きてて、
あのまま六花が千花のもとで、ぬくぬく甘甘、育っていたら、
読者もたぶんイラついたよ。
金子先生、千花のもとで、ぬくぬくしてたからな、六花は。
これからは、あまりにも六花が辛い時だけ、
一応中和役として金子先生を活用するんだろうな、ギシ先生。
六花の振り付けとかって、山岸涼子が自分で考えているのかな?
鏡で鳥とかって元ネタあるんでしょうか?
2部で六花の振り付け中心に話進めるなら、大変だろうな〜と思って。
元ネタはないんじゃないかな〜〜
鏡で鳥、あたりはパントマイムでよくある技法だと思う。
道化師のマイムとかで、片脚上げたり鏡の陰の方の手で
帽子を持ち上げたりして、「宙に浮いてる」表現をしたり、とか
あるし。
手法だけ見れば子供だましなんだけど、「壁」のマイムを
上手い人がやるとホントに壁が見えるように、本当に宙に
浮かんでるように見えるんだよね。
牧阿佐美バレエ団スレなんかを見てると、
テレプシの中傷ネタは現代社会の抽象的投影なんかじゃなく、
そのまんま具体的なモデルがあったとしか思えないw
山岸さん水香ファンだから、牧ネタは相当入ってるでしょう、きっと
年末のくるみといい、モデルは明らかに牧はいってるでしょ。
ただ牧の人には、描かれ方がもう少し小さいバレエ団だと言われていたけど。
千花の身長160ないのがやっぱり信じられないなぁ。
足が長くてスラリンとしてるからつい忘れがちになっちゃう。
中3で155だったら学校で背の順に並んだら前の方に並ばされちゃう身長だね。
969 :
踊る名無しさん:2007/07/22(日) 23:42:16
>>936 >>940 >>950 そういえば ギシ先生、千花の死に際して
「ここまで登場人物に感情移入してしまったのは珍しいほうで、
辛くて、どう頑張っても死に顔だけは描けなかった」みたいなことを言ってたね
俺も大地君と同じ気持ちです・・・
7巻で既にトゥオネラの白鳥の伏線が出てきてましたしね。
山岸先生も千花を殺したくなかったけど、
もはや作者の思い入れを越えたところで物語が流れていて、
どうすることもできなかったのかも。
自分はシベリウスの大ファンでトゥオネラの白鳥のことはよく知っていたから、
7巻で一見ストーリーと脈絡のないトゥオネラの白鳥が挿入されたところで、
今までの千花関係の伏線すべてがここに向かっているような予感がして、
千花の死は避けられないんだろうなと思いながら読んでたよ。
もっとも、自分はまとめ読み組で、
前もってこの漫画が悲劇的な終わり方をするとは聞かされていたから、
そう想像するのは自然なことだったかもしれないけど。
>今までの千花関係の伏線すべてがここに向かっているような予感がして、
あーでも、これは後付けだなw
さすがにここまでストーリー展開は読んでなかったよ。
気取りすぎw
ごめんなさい。
>>970 新スレ頼む。
あと半月で、ヴィリの最終回になるから、もう次スレ立てて移行するほうがいい。
だめだった場合は必ず誰かを指名して下さい。
千花ちゃん、いろいろ悩んで苦労して、優等生な踊りから
表現豊かな踊りを生み出していく成長も見たかったな。
976 :
踊る名無しさん:2007/07/23(月) 16:31:51
じゃあそれを使いましょう。
もったいない精神 エコだね
じゃあここは早く梅ましょう
自分バレエ鑑賞はもともと好きな方なんだが 技とかあまり知らず漠然と観てた
テレプシのおかげでフェッテアラベスクとか
イタリアンフェッテのやり方や難しい点がわかって
鑑賞がますます楽しくなりますた
実際、ルルベパッセして立つだけでもけっこう大変なんだね
バレエダンサーってすごいわ
>>971 >>もっとも、自分はまとめ読み組で、
私もそう。
それでこのスレも見てなかったのに、何故かある予感がして、立ち読みしてしまったのが間違いでした!
金子先生が「チカちゃんがビルから飛び降り…」続く の回だけ見ちゃって……
前がわからないから、「なんで?何で?」とコンビニで一人パニック。
もうこれからはちゃんとダウ゛ィンチ買って見ます…。
>>971 > 7巻で既にトゥオネラの白鳥の伏線が出てきてましたしね。
「本当はもっと早く死ぬ予定だったんです。手術の資料が間に合わなくて。それで二回も手術を受けさせてしまった。苦しみの時間が長くて、チカちゃん、読者のみなさんごめんなさい」みたいなことを先生もおっしゃってました。
でもやっぱり3回の手術失敗で漫画的には成功だったと思うな。
2回失敗しただけじゃちょっと自分は諦めるの早いなと思ってしまいそうで。
3度も失敗したから精神的にも、もう疲れきって絶望したんだなと納得できて良かった。
あんなに輝かしい未来のあった千花ちゃんが死んで
平々凡々な私が生きてるのね
白眼子で「幸せ不幸せの総量は同じ」といった意味のことが書かれていたけど、ほんとかしら
それはシロさんの言葉尻を捕らえすぎだと思う。
何が幸せで何が不幸か、どれだけ幸せでどれだけ不幸だったか、それはその人の中にしか答えはないし、
命を共有することがない以上、同じ尺度で他人と比べられるものではない。
質量で絶対化するのではなく、濃度で相対化すると納得しやすいかな?
人生の長い短いで、幸・不幸が決まるわけじゃない
幸せや喜びが濃ければ濃いほど、不幸や悲しみも濃い
幸せや喜びが薄ければ薄いほど、不幸や悲しみも薄い
それをどう感じ、どう思うかは、各々で納得するしかない。
シロさんの言葉は、心の持ちようを諭したものにすぎないと思う。
幸・不幸は等量…の言葉尻だけとらえると、「ある夜に」の女みたいに、
「こんなはずじゃなかった」「この不幸は埋め合わせがつくはず」という
他力本願な発想になるよね。
シロさんのメッセージは、不幸を避けず、向き合って乗り越えていけば
いずれ幸も不幸もバランスがとれていく、ということかと。
ところでここバレエスレなんで聞きたいのですが、テレプシ1巻の
「バランスキープでアティテュードからアラベスクに、すごい!」ってとこ、
どういうポーズなのかよく分からないんです…(グググ…てポーズはどっち?)
絵の通り
簡単に言うとアティテュードは上げた脚を曲げてる
前アティテュードもあります
アラベスクは後ろにまっすぐ脚を上げる
第1から第4アラベスクまであります
最初身体を上に引き上げる感じでアティテュードでバランスとって
そのまま腕と足を前後に引っ張られるように伸ばしていく感じ
腹筋背筋をすごく使うとオモ
989 :
986:2007/07/26(木) 22:09:42
>>987>>988 じゃ本当に絵の通り(右のコマがアティテュードで左のコマがアラベスク)なんですね。
それぞれ「右のポーズ」「左のポーズ」て解説してあるから、どっちが?てよく分からなかった。
トンクスです。
↑
ちょっと補足。
アティチュードの時は、単に足を曲げてあげているのではなく、
太腿が外向き(アンドゥオール)...バレコン決選の千花ちゃんの図参照。
アラベスクもアンドゥオールなので、膝が上向きになるのが目標。
お尻が痛くなるよー
アティテュードってきれいな形にキメるの結構難しいよね
ギシ先生の絵はほんとにポーズきれい
身体が引き上がって見える