親と同居してる無職32

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403名無しさん@毎日が日曜日
Tシャツにジーパン姿のモイモイ(37)がいた。窓口を離れ、1階に下りると、待ち構えていた別の男性に
受け取ったばかりの保護費を手渡す。相手はアパートの大家で、家賃4万5000円を支払ったのだという。
区内にある、その男性の部屋を訪ねた。1K・ユニットバス付で典型的な単身者向けアパート。
6畳一間にはテレビ・パソコンと積み上げられたゲームソフトとコミック雑誌、そして“美少女キャラクター”のフィギュア人形が溢れかえる。
「この部屋にいると好きなものだけに囲まれて癒されます」と男性。
他人との付き合いはまったくないという。「一言も会話しない日の方が多い」。
コンピューター関係の専門学校を卒業後、アルバイトを転々としたが人間関係が煩わしくて続かず、親にも勘当された。
数年前から仕事をせず、生活保護は昨年から。住宅扶助も含めた月12万5000円を受給するが、
家賃と光熱費を除くと残りはほとんどゲームとコミック代に消える。
人気ソフトや新刊本、欲しいフィギュアの発売が重なると1週間で使い切ることもある。借金も数十万円あるという。

生活保護受給後、ハローワークで紹介された工場に採用が決まったが、1日7時間の労働が「厳しすぎる」と辞退した。
 「仕事しなくても金が入っちゃう。就職したいという気持ちは今は無い」と、男性は苦笑いを浮かべた。
市議会では「働けるが働かない受給者」への生活保護打ち切りも取り沙汰されている。
「でも、それって憲法で保障されている権利ですよね」。この時だけ、男性の口調が少し高ぶった。