【旧帝とか】人生失敗した高学歴【早慶とか】 その3
子供の頃から、いつも不安感が強かった。
「必死に努力しないヤツは地獄行きだ」というような恐怖感に追いまくられて
勉強したせいで、結果的に高学歴になっただけで、自分の欲しいものを
勝ちとったという実感はない。
そのまま大学院まで行って、修了後は民間企業の研究所に入る。
しかし、そこでも「完ぺきな研究をしなければ自分はクズだ」という
恐怖心に追いまくられて必死に研究しただけで、研究成果が出ても
自分の誇りにはならず、むしろ、いつ自分が失敗して破滅するかという
ことばかり心配していた。
一流の仕事をしなければ自分は罰せられるという恐怖心のせいで、
「立派な仕事」を求め、あちこちの有名企業を転職する。
第三者の目から見れば、すごく立派な転職経歴なのだろうが、本人に
とっては継ぎはぎだらけのゴミでしかない。
そして、ついに3年前、精神科のドアを叩くことになる。抗うつ剤と
睡眠薬をもらいながら働き続けた。そして、今、もうダメ。働けない。
学会にも退会届をだした。会社も辞めた。46歳にして故郷に逃げ帰り、
親にご飯を食べさせてもらう身となる。
愚かな人生だった。