<詐欺>架空就職面接で運転免許複写し悪用 4人を起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100615-00000009-mai-soci 架空の就職面接会に参加した人の運転免許証を複写・偽造し、クレジット契約で家電製品などを
だまし取ったとして、宮城、岩手両県警が詐欺グループを逮捕していたことが14日、捜査関係者
への取材で分かった。
既に4人が詐欺罪などで仙台・盛岡地裁に起訴されている。両県警は、今年1月ごろから各地で
詐欺を繰り返し、商品を売却して利益を得ていたとみて、仲間とみられる別の男も詐欺容疑で
逮捕状を取り行方を追っている。起訴されたのは、住所不定、無職、大川達也被告(37)ら。
起訴内容は、今年2月、盛岡市と岩手県奥州市に分かれ、偽造免許証を提示して家電販売店など
とクレジット契約を結び、液晶テレビ1台(10万9800円)とネックレス1本(24万1
500円)を詐取したとしている。
捜査関係者によると、偽造免許証の記載内容は実在の人物のもので、顔写真が2被告に替えられ
ていた。盛岡市で使われたのは、今年2月、家具輸入販売業者が同市内で開いた就職面接会に
参加した男性のもの。男性は、身元確認を理由に、スキャナーを使って免許証をパソコンに
取り込まれたという。
4被告とは別の「田中光一」と名乗る男が、盛岡市の求人誌に面接会の広告を持ち込んでいた。
「田中」は仙台市内の求人誌にも、別の会社名で面接会の広告を出したという。両県警は、
実行役、面接会でのデータ収集、偽造役で役割分担をしていたとみている。