横浜佐伯の“働く人”を対象にした特設シート

佐伯　今年は“働く人シート”設置
ハケンもバイトも横浜スタジアムにいらっしゃーい！横浜の佐伯
貴弘内野手（３８）が今年の本拠地主催試合で“働く人”を対象
にした特設シートをバックネット裏に２席設けることを明かした。

　「頑張って給料をもらっているならアルバイトでも派遣社員で
もいい。働いているプロの人を招待したい」

　佐伯は昨年、同級生の３８歳以上を対象にした「Ｒ３８／佐伯
シート」を設置。多い時で競争率が１８０倍という人気ぶりだっ
たが、今季は不況にあえぐ社会情勢を考慮し、「こういうご時世
だしね。横浜スタジアムに来てくれる人に何か恩返しをしたい」
と企画の変更に踏み切った。

　特設シートは球団の公式ホームページで２月末から３月初旬に
かけて募集を開始する。名前、住所、年齢、職業のほか“頑張っ
ているエピソード”を書き込む欄も用意するという。当選者には
佐伯の手形色紙のプレゼントも検討。昨年と同様に観戦試合のイ
ニング間にバックスクリーンのカラービジョンで紹介される特典
もついている。

　野手最年長となった佐伯も働ける喜びをかみしめている。昨年
１２月には７０００万円減の年俸３０００万円でサイン。雪辱を
期す、このオフは例年にないハードなメニューで体がひと回り大
きくなった。

　「働ける環境をもらえて感謝している。どこのポジションでも
何番でもいいから自分の名前をスコアボードで点灯させたい」。
労働意欲あふれる３８歳は大暴れを誓った。

2ゴロ

072のｼｺｼｺﾌﾟﾚｰ