39歳・デビュー

３６歳のとき、借金５００万円、無職、彼女も無し、ひきこもりの状態から、野垂れ死に覚悟でミュージシャン目指して上京してきた。
最初はどへたくそな歌で話にもならなかったけど、がんばって、３年でやっとこさＣＤ製作にとりつけた。小さなレーベルだけどね。
今後、もっと上を目指していくよ。

歌ってみて

ここでは歌えないなぁ

無職って夢遊病者なの？

今は無職じゃないよ

そうか。ごめんね。

歌はともかく
「３６歳のとき〜」から有職者になっただけでもすごいと思うよ！

３６歳のときってこの板の常連だったなぁ。。。今でもたまに見に来るけど。

何年か前に「ボク、上京します」っていうスレがあったけど、あれは良かったな。
ちょうど、自分が上京した頃と重なって励みになった。

経緯を語ってほしい。

これから出かけるので、経緯とか明日にでも書きます

たて逃げ臭が漂う

ゴメン。確かにたて逃げ臭いですな。
それでは書いていこうかな。

オレは１０年以上、ＳＥの仕事をやっていた。
当時は○○県に住んでいて、２０人以上のＳＥやＰＧの中でわりかしリーダー的な役割で会社からは期待されていた。
ところが、３４歳のときにすっかり疲れ果て、心身ともに壊れて辞めてしまった。
すっかり人間嫌いになって、ひきこもりになった。
そのときすでに借金がけっこうあった。
高額なパソコンやらソフトやらでさんざんお金を使いまくってたから。

借金はあったが働きたくなかったし、とにかく人に会うのが嫌だった。
無職のひきこもりだたけど、自分でソフトを作ったり会員制のホームページ作ったりして収入を得ようと考えていた。
で、勤めていた頃のクレジットカードは作りまくってたのでそれを使ってお金を借りまくってソフト制作やホームページを製作した。
実に安易な考えだった。
で、ソフト売り出して会員募集して運営を始めたが当然のごとくまったく売れなかった。
すでに数ヶ月がたっていて、ほとんどのカードの限度額を使っていた。
このときいくら借金があるのかもわかっていなかった。
やけくそだったんだな。

名前言ってもらわないと困る

完全に自暴自棄になっていた。人生なんかクソだと思っていた。
アングラな本とかサイトとか読んだりしてかなり危ないこともした。
違法なカード換金とかグレーゾーンのサイト運営とか。
それでいくばくかのお金は入ってきていたが波状するのは目に見えていた。
いつしか、支払いのほうが追いつかなくなってくる。
催促の電話や手紙がバリバリくるようになった。
気が狂いそうだった。

名前？
なんにしようかな。ちょっと考えてみる

ミュージシャンやるって事はルックスに自信があるの？
いいなあ。
俺なんてブサ、バカ、根気なし

面白い。
続きキボンヌ。

「挑戦者３９」にしました。

>>19

頑張って最後まで書いて〜

34で心身ともに壊れてリタイヤで人に会いたくなくなって
リタイヤって俺と同じだよ。

まあ職場ではリーダーじゃなく、カスみたいなもんだったけど（藁

>>17
まったくない。多分、ここの板にいる人たちの中でもかなり悪いほうだと思う。
どちらかというとＳＥやＰＧっぽい。
ミュージシャンといってもルックスとはまったく関係ないところで勝負してる。

あれ？トリップはじめてつけたけどうまくいかなかった・・

テスト

では続き。

ついに月末の支払いが８０万円とかわけのわからんくらい大きくなった。
はっきりいって払えない。
いろいろ考えた。
逃げるか？
まだ、クレジットカードと銀行に借りてるだけで、
サラ金やヤミ金に手を出していなかったので、サラ金から金を借りてつなぐことも考えた。
が、破滅は目に見えていた。

で、８０万円を支払う前日に家を飛び出して車で○○県中を走り回っていた。
家にいたら電話や督促状がきて発狂しそうだった。
このまま車で海につっこんだら楽だろうな・・・とか思った。

あぁ・・自分の人生は終わってしまったなぁ

強烈な絶望感に襲われた

もう、どうやっても、自分の人生を修復するのは不可能だなぁ

心底、自分の人生を後悔した。

どんな音楽やってるの？

なかなか読み応えあるじゃないか

こんなことなら、みじめに野垂れ死にしようとも、まわりからどんなにバカにされようとも、ミュージシャン目指してればよかったな、と思った。

若いときのことを思い出した。

２０代のはじめごろ、親しい友達がミュージシャンになるために上京した。
そのとき、オレはその友達についていこうか、それともコンピュータ技術者になろうか、迷っていた。
けっきょく、ミュージシャンになるために上京する度胸がなくてコンピュータの技術者になった。

死ぬほど後悔した。

どうせ、こんなクソみたいな人生で終わるんだったらミュージシャン目指して状況しとけばよかったんだ

死ぬほど後悔した

が、もう終わってしまった

次に生まれてくるときは迷わずミュージシャンになろう

>>26
アコースティックギター一本の弾語りで勝負

SEって何？

いろいろ考えていて、ある結論にたっした。

弁護士に相談しよう

たしかアングラのサイトや本に書いてあるのをなんとなく思い出した
荷に整理というヤツなら、借金取りに追い掛け回されることもなく
しかも誰にも知られることなく借金を整理することができる

そんなことを思い出した。
わずかばかり残ったお金で、本屋に行き、その手の本を探して買った

>>30
システムエンジニア＝ＳＥ
プログラマーのことをＰＧという

コンピュータのシステムの設計や開発をするのがＳＥ。お客さんとの打ち合わせや見積もりやスケジュール管理をすることもある。
それに大してＰＧはプログラミングやテストが主な仕事。

>>31
＞荷に整理

スマソ。任意整理ね。

その本には任意整理や破産宣告のしかたが載っていて、
各地方の弁護士会の連絡先も載っていた。
さっそく、オレは弁護士会に連絡し、相談に乗ってもらうことになった。

任意整理するには、無職だとまずいので警備員の仕事を見つけて働くことにもなった。

その弁護士はオレよりも若かった。
最初は破産宣告の相談に来たのかと勘違いされて、かなり厳しい口調でオレを諭した。
が、借金は返すつもりがある、任意整理をしたい、と告げると、その若い弁護士は和らいだ表情になって相談にのってくれることになった
弁護士にとって破産宣告というのはとても嫌な仕事なんだろうな、とそのとき思った

あとで知ったのだが、任意整理も嫌がる弁護士も多いらしい。結局、トラぶって借金を返しきれないやつも多いらしいので、その若い弁護士は良い人だったんだろうな
オレの任意整理をこころよく引き受けてくれた

次の週から、借金の催促がパタリと止まった

けっきょく、その弁護士が計算したところによると借金は５００万円あった。
クレジットカード会社６社と銀行１行。
はぁ、、、５００万円ねぇ。なんてオレはバカなんだ、と思った。
サラ金に手を出していないので比較的、大きなトラブルになることはなさそうだ、と弁護士は言っていたのでそこでやっと安心した。
示談もすんなり進んでいって６年がかりで返すことになった
月に１０万づつ返済だね。しかし、これはかなり厳しい。

警備員の仕事は身体的には辛かったが、でも、ＳＥやってた頃よりは健康だったと思う。
警備員ってほんとうは儲からないんだけど、オレは他のヤツよりもマジメに働いたので仕事はたくさんくれた。
朝から晩まで立ちん棒で働きまくった。１０万円＋弁護士料１万円を月々支払っていたが
借金取りの催促がないので心理的にも楽だった
いつしか心に余裕が出てきた

で、あのとき、死ぬほど後悔したときのことを思い出した

「こんなことなら音楽やっときゃよかった」
「もし、生まれ変わったらなにがなんでも音楽やろう」
そう、心底、思った

これからの人生を考えた
このとき３５歳だったけど、オレは音楽をやろう。
死ぬまで音楽をやろうと、決めた。
たとえ、どんなことがあってもあきらめない。そう決心した

部屋の片隅に誇りをかぶっていたギターを手に取った。

今日はここまで
続きはまた明日

>>20
読み飛ばしてた。ごめん。
この業界３４〜３５歳で限界来るんだよね
みんなそうなんだ・・・

だからおじさんﾋｯﾌﾟﾎｯﾌﾟｸﾞﾙｰﾌﾟ組もうよ。
絶対ｱﾀﾙって！

自分は将来の為、音楽辞めて就職しようと思ってんだが、後悔すんのかな…

風俗店店員に次ぐ第二作はここですか？

とりあえず続きに期待

500万ぐらいなら悩むことねーじゃん・・

俺はＳＥに内定もらってるが３５歳以降どうなるのか不安になってしまった‥

ＳＥで5年続けば大したもんだよ。

パパイヤ鈴木のバックダンサー。これ最強。

みんなＳＥ辞めたらなにすんの？

ﾒﾝﾍﾗｰ

>>48
警備員とかＳＥの経験を生かした営業とかだろうな。
雇ってもらえたらの話だが

>>40
ヒップホップはエミネムとか聞くのは好きだけど、自分じゃできない

>>41
その就職の仕事で充実できれば就職したほうがいいんじゃないのかな。結婚して家族持つんだったら絶対に就職したほうがいいと思う。
オレはＳＥやってる頃は女にはまったく縁がなかったから結婚なんで絶望的だったけどね。それだったら音楽やってるほうがまだマシだと思った。

>>44
じゃ、いくらくらいなら悩んでいいですか？

>>45-50
３５歳超えてもＳＥやＰＧやってる人はいるけど、ちょっと変わった人が多いと思う。
ＳＥはお客との折衝や見積もりやスケジュール管理とかもやるので将来的には営業か管理職だね。
コンピュータ業界の営業って一般の営業職じゃ難しいので、元ＳＥの営業の人、多いですよ。
全然別の業界に行く人も多いけどね。

続き

朝から晩まで働いて借金を毎月返していってたけど、いくらか余裕ができたので、前々からやりたいと思ってた作詞作曲をはじめた。
若い頃、作詞や作曲をやってたけど満足のいくものが作れなくてずっとやめていたが、この頃は、
心の底から詞が書きたい、曲を作りたいと思うようになっていた。

何曲か作った。でも、当時は友達なんて一人もいなかったし、誰も聞いてくれる人がいなかった。
ギターも歌もどうしようもないほどかなり下手になっていてライブとかもできる状態ではなかった。

インターネットでＫさんという中年のミュージシャンと知り合った。
ミュージシャンといっても本業は会社員だけど○○県の人でライブハウスなんかにも毎月、出演してるという。
また、某音楽配信サイトでオリジナル作品の配信もしていて、このＫさんには非常にいろいろなことを教えてもらった。
そして、このＫさんの紹介で生まれて初めてライブハウスに出演することになった。
（若い頃もライブハウスとか出たことがなかった）

結果はぼろぼろだった。
３０分の出演枠でお客さんはけっこういたけど、誰も聞いてくれない。
お客さん席から雑談や笑い声がはっきりとたくさん聞こえてきて演奏どころじゃなかった。
演奏が終わった後、飲めない酒をけっこう飲んで意識が飛んで店の中でぶっ倒れた。
マスターとＫさんには迷惑をかけた。
初めてのライブは非常に苦いものとなった。

この頃、わずかばかり貯まったお金を使って録音機材を購入もした。
警備の仕事も減らして自宅録音をしていた。
ライブでは散々だったけど、録音したものであればいけるんではないかと安易に考えていた。
Ｋさんに教えてもらった某音楽配信サイトに登録した。
別の某コミュニティで紹介したらボロクソに貶された。

「ひきこもりの音楽。キモい」
「キーがあってない」
「作曲の基本がなってない」
「詞がマイナスのイメージ」

某コミュニティではさんざんバカにされた。
Ｋさんだけはオレを擁護して慰めてくれたけど、このときは相当ヘコんだ。

この頃、叔父が死んだ。
叔父は若い頃は非常にやり手の資産家だったけど、歳をとるたびに破滅していき病気になって廃人状態となり最後はミジメな死に方をした。
叔父には家族がいなかった。だから葬式は一番、血縁が近い家でやった。
葬式に参列したのはわずかばかりの身内１０にんくらいだったろうか。
こんなミジメな葬式は見たことがなかった。

叔父の青白い死に顔を見てたら３０年後の自分に見えた。
まるでオレ自身の葬式を見てるようだった。
母にポツリと「おまえも叔父さんのようになるぞ」と言われた。

叔父は最後は廃人となってミジメな死に方をしたが、わずかばかり財産があった。
ほかに身寄りがなかったので家にその財産が入ることになった。
このときの財産分けで１００万円の現金が手に入った。
親から「これで借金を返せ」といわれた。
親には借金があることは話していなかったが、隠すつもりはなかった。
親はオレに借金があることは知っていたようだが１００万円程度だと思ってたらしい。
借金は５００万円あるのでそれを返済に充てたところで焼け石に水に近い。

ずいぶん考えた。この１００万円で借金を返すのが良策だろうか？
６年の返済期間が５年弱になるといったところだろう。あまり意味があるとも思えなかった。
商売することも考えた。１００万円あればそれなりのシェアウェアソフトや商用サイトを作ることができる。
しかし、一度、失敗したようにオレに商才があるとは思えなかった。

ふっと、頭によぎった。１００万円あれば、上京できる・・・

しかし、この状況で東京に出るのは無謀なのではないか？
借金は少し減っていたがそれでも４００万円以上はある。
ライブでぼろぼろとなり、某コミュニティで散々バカにされた。
音楽的な実力は０に等しい。
誰かがレスに書いていたけど、ルックスもよくない。オレはかなりのブ男だ。
そして、３６歳になろうとしていた。人間嫌いで警備員の仕事はしていたがひきこもりに近かった。

上京＝野垂れ死に

簡単に結果が想像できる

それでも、もう、東京に出ることしか考えれなくなっていた。
ダメでもいい。ホームレスになってもいい。
叔父の死に顔が浮かんだ。このまま○○県にいたら叔父と同じ死に方をしてしまう。

決心した。

東京に出よう。

このとき３６歳。絶望的な気分で上京を決心した。

とりあえずここまで。次は夕方か、明日書きます。

⊂⌒ヽ　　　　　　　　　 (⌒⊃
　　 ＼ ＼ 　／⌒ヽ　　/　./ 　
　　 ⊂二二（　＾ω＾）ニニ二⊃
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指摘するようで申し訳ないのだが
警備員を始めて月々１０万払って、いくらかの貯金まで出来た
って書いてあるのに、借金が当初の５００万から
減ってないってどういうこと？
利子しか払ってないってことなのか？

>>64

ん〜>>60に書いてあるけど、この時点ではちょっと減って４００万円強といったところ
>>1では５００万て書いてあるので、確かにつじつまは合わないかもしれない。
もう少し書くと、３５歳の時点で５００万円くらい、３６歳の時点で４００万円強。

続き

東京に出ることに決めたものの、仕事とかいきなりやめれないし、車の処分とかもあり３ヶ月くらいかけて準備した。
準備といってもたいしたことはしない。家を出る当日まで誰にも何も言わなかった。言えば反対されるだろうしバカにされるだけだから。
家にあったものを処分し、退職手続きをし、車を処分する手続きをした。
９月某日、深夜。家を出た。母に「東京に行く」と一言だけ言って出た。

借金は４００万円を切っていたが、また、無職になった。東京に仕事のあてがあるわけでも無し、コネやツテもあるわけでもない。
住居も決まっていない。３６歳、独身、ブ男、人間嫌いのひきこもりの出発だった。
目的はただひとつ。音楽をやること。実力などまったくない。

マジで死んでしまうかもしれない。そう思ったが、心の中は満たされていた。
夜明けとともに東京行きの新幹線に乗り込んだ。

東京に来てからの１年間は酷いものだった。
警備員や日雇いの肉体労働をやったが、お金にならない。しかも、いつも仕事があるとは限らないのでとてもじゃないが借金を返していけない。
一度、銀行系のシステム開発をやったことがある。１ヶ月で８０万円になったが、トラブル案件で一発で体を壊した。
さらに人間嫌いになって、またひきこもりになってしまった。無職が続く。
そのころかな、この板に出入りするようになったのは。

最初に持ってきた１００万円は底をつき、一日インスタントラーメン１食という日が続いた。
ホームレスになるのは時間の問題だった。これが東京に来て１年間の生活だった。

おれは応援するよ

１年がたったころ、どうしようもなくなってしまったので、コンピュータの会社に就職することにした。嫌だったが仕方ない。
その会社は表向きはベンチャー企業ということだったが、お金持ちの坊ちゃんが道楽でたちあげたような会社だった。

ベンチャーの立ち上げということで事業計画書とかも作らされた。驚いたことにその事業計画書が通って１５００万円の融資が会社に出ることになり
入社したてにもかかわらず会社の中で中心な存在となっていった。
少々、理不尽だった。おぼっちゃんのお遊び起業に１０００万円単位のお金がいとも簡単に動いていく。
それでも安定した収入は入るようになった。

ｴﾘｯｸﾌﾟﾗﾝｸﾄﾝ

ベンチャーのたちあげでホスティングサービス（レンタルサーバー）やオリジナルのかなりマニアックなコンピュータを製造することになった。
毎日、毎日、鬼のように忙しかった。他にもシステムの提案書書いたりDB構築したり、頭の中がウニになりそうなくらい、いろんなことをしてた。

音楽が目的で来たのにまったくといっていいほど音楽活動はできなかった。
○○県にいたときのほうがまだマシだったかもしれない。オレはさらにへたくそになっていくような
気がした。一応、それでも、新宿の音楽教室で作曲家の先生に作曲を習うようになった。

母ちゃん、かわいそう

ある土曜日のことだった。その日は仕事が休みだった。
オレは相当、疲れていた。ストレスもかなりたまっている。
そんな疲れた心と体を癒したくても、どうしていいかわからなかった。

どこにいくという目的もなく自転車に乗って地元の町をフラフラしてたら急に雨が降ってきた。
急いで雨宿りができるところ探した。すると、道路わきにライブハウスの看板があるのが目に入った。
「こんなところにライブハウスなんてあったっけ？」
どうやらまだ新しくできたばっかりのライブハウスらしかった。
雨はやみそうになかったので、とりあえず、雨宿りしに中に入ってみた。

そこではセッションをやっていた。
セッションとはアマチュアのミュージシャンが集まってお互いに演奏しあう。聞くのが目的ではなく演奏するのが目的の場だった。
そこではジャズやブルース、ソウルやファンクなどが中心で最初、プロのミュージシャンの集まりかと思った。
自分のやってる音楽はアコースティック系でポップスやフォークというジャンルだったので、そのライブハウスは恐ろしく敷居が高く感じた。
それでも、そういう場があるということにカルチャーショックを受けて、毎週、通うようになった。
ただし、演奏はしない。他の人の演奏を黙って聴いてるだけだった。

あるときその店のマスターの奥さん（お店のオーナー）から、ライブに出てみないかと誘われた。
お店は新しくできたばかりでライブハウスなのにライブをする人がなかなかいなくて出演者を探してるらしかった。
奥さんは路上ライブで歌ってる人とかかたっぱしからスカウトしてるらしいけど、それでも出演者が足りないとのことで、もう猫でも杓子でもという状態だった。

オレは東京に来てから一度も公の場で演奏していなかったし、自信が全然なかったが、出演することにした。

ライブの内容は酷かったと思う。緊張してぜんぜん思うように歌えなかったし演奏できなかった。
それでも、○○県のライブハウスでやったときのように誰も聞いてくれないということはなかった。
お客さんは最後までじっくりと聴いてくれた。へたくそだったけど、それがせめてもの救いだった。

あまりにもへたなので、お店からはもうお誘いは来ないだろうと思ってた。
が、しばらくしてからまた出てみないかと誘われた。
物好きだなぁ、よくこんなオレなんか出演させる気になるなぁ、とか思ったが、こんなにありがたいこともない。
そこで２度目の出演となった。

ケンジみたいだな

２度目の出演のとき、同じく対バンだったＭ兄弟が声をかけてきた。
「いい歌ですね。感動しました。」
他にも歌の内容について具体的に感想を言ってくれた。
はじめてだった。自分の歌が人に褒められたのは。
最初はお世辞かと思ったけど、ほかにも、褒めてくれた人がいて、まんざら悪くないのかもしれないと思うようになった。

それから、３度目、４度目と出演するようになり、お客さんの反応が今までと違ってきたのがわかった。
自分の歌を真剣に聞いてくれているようだった。

そのライブハウスはマスターと奥さんの夫婦２人で運営していた。
ライブハウスだけではなく、音楽スクールもやっていて、さらに新たにＣＤ製作販売のレーベル事業もやりはじめていた。
といってもオレ程度のアーチストは相手にされない。

レーベル立上げにはまず前出のＭ兄弟がＣＤを製作し発売した。
そして、もう一人、Ｔ男というアーチストもインディズデビューした。
その夫婦はかなり情熱的であっというまに全国発売の流通ルートを確保した。
Ｍ兄弟とＴ男は全国区となった。一応、メジャーということらしい。

ひとつのライブハウスがレーベルをたちあげ大きくなっていくのを、まざまざと見せ付けられてるようだった。
オレは会社をまきこんでインターネットラジオやネットライブ中継など企画しレーベルの事業に参加するようになった。
他にもいろいろなイベントを企画したり、アコースティック系のセッションのホストをやるなど、
そのお店の中でもけっこう重要な存在になっていった。
ライブは月に２回はやっていた。

おもろい

一方、仕事面ではトラブルが続出した。
オレはこれでも経験１０年以上のベテランＳＥなのでこの仕事の厳しさをよく知っているが、会社自体ははおぼっちゃん体質のお遊び感覚なのでぜんぜん仕事にならなかった。
会社の業績があがらないので、あるとき出向に出ることになった。この出向の仕事はかなりのトラブル案件で悪意さえ感じた。
そういう仕事のときは、音楽活動などやってられなくなる。
で、何度か、やめるやめないの話が出たが、けっきょく残ることになった。
「会社には残るには、条件がある。仕事よりも音楽を優先します。音楽活動に支障が支障が出るようなら会社には残りません」
と社長にタンカを切ったら「それでもかまわないから会社に来てくれ」といわれた。
そして、音楽活動は会社公認の活動となり、しかも、仕事も楽になった。

あるときライブハウスの企画でカバーバンド特集をやることになった。
オレはバンドではないが、あるフォーク系のアーチストのカバーをやってみた。
そのアーチストは一時期タブー扱いされて、世間的に抹殺されたこともある人だ。
その中でもかなり特殊で変わった歌をカバーし演奏した。

そのとき、ちょっとした異変が起きた。
観客席で何人もの人が泣いていた。演奏し終えるといまだかつてないくらいの拍手をもらった。
なにかが見えてきた。

おぉぉ〜これは新しい２ｃｈ発のドラマの始まりですね（対話式じゃないけど・・・
ＣＤも売れて本も売れれば電車男みたいに映画になるかも！！（成功結果に少し華がないけど
ガンガレ！俺も応援してる！！！！！！！！！！！

本当は軽いポップスをやりたかった。
が、そのカバーバンド大会でやった曲は軽い歌ではなかった。
自分の目指す音楽はポップスではないのだと改めて思い知った。
メロディよりも詞をメインにするべきだと思いはじめた。

現代音楽は特に最近の流行のＪ−ＰＯＰは曲やサウンドが重要視される。
詞などほとんど見向きも去れない。ほんの添え物という感じだ。

だけど、本当に求められているのは言葉であり詞なのではないか？
オレは新たな作品を作り始めた。

ふむ

俺の中では岡林信康

この春から夏にかけて、詞をメインにして作った新しい作品をライブで発表した。
ライブをやるたびにお客さんの中に泣いている人がいる。たしかな手ごたえがある。
お客さんの中に「ＣＤを出しなよ。絶対買ってあげるよ」といってくれる人も何人も出てきた。

そして、この夏に１曲が１３分に及ぶ大作をライブで発表した。
かなり特殊な歌なのであまりうけないと思っていたが、これが、今までにないくらいの手ごたえがあった。
詞の内容は、このスレで書いてるようなことかな。

オレの中で、そしてオレの周りも、なにかがまったく変わろうとしていた。

音楽作れて、コンピューターもSEが出来て、相当できる人だね。
少なくともこの板の平均よりは遥かに上。
単に精神力・体力の問題だけのような気がする

俺なんて、取り柄なんて何一つ無いよ。
世間に這い上がるとっかかりすら掴めない。
やっぱり若い頃に、色々な事にトライして、ある程度
基礎が出来てるって重要だね。

感動した！
君はもうダメなんかじゃない！
その行動力に完敗だよ、俺も頑張るから君も頑張れ！

今月のはじめごろだが、マスターから「うちでＣＤを出してみないか」といわれた。
といっても全国発売じゃなくてインディズのＣＤだけどね。
もちろんオレはそれでもＯＫ。

で、今、レコーディングに入ったところ。
まだ、ぜんぜん、デビューじゃないけど、この秋の深まる頃に完成予定。

東京に来たのは３年前の９月。３年でやっとここまできた。
今は４年目の秋だ。本当の勝負はこれからだな。

ということで、とりあえず、これでこの話、ここまで。
長らくの愛読、ありがとう！

>>91

そのインディーズのCDって、良ければ教えてくれない？

>>68>>81>>90
ありがとう
>>72
ごめん
>>84
いや、そんなにおおげさなもんではない。
あまり人に言えない内容なのでどこかに書きたくなっただけでね
>>89
ＳＥとしては３流だけどね。それにオレはかなりブ男だよ、間違いなくこの板の平均以下。
>>92

ゴメン。>>91で書いてるとおり、今、製作中です。
来月くらいにレコーディング終わるかな。

＞オレはかなりブ男だよ、間違いなくこの板の平均以下
気にするな、あのサンボマスターをみろ！！（電車男）

レコーディングの合間でいいから、なにか思い出したら何か書いてくれ！！

一気に読んだぞｶﾞｿｶﾞﾚｰ

>>94
ありがとう
これからも、いろいろ、書いていきます

>>95
ありがとうです
がんばります

＊＊＊

この板、暗い話題が多いので、もっと夢や希望のある話題で盛りあがっていけたらいいな

ゼロからの風俗店店員編に続く、巨匠の第二弾作品はここですか？
さすが先生、前回を凌ぐ力作ですね！

>>97
それは別人ではないかな？？？
すまないけど、そのスレはどこにあるの？
上のほうのレスでも同じこと書いてあるので気になる

おもすれー、頑張れ！

この板を君の日記帳にしてもいいから
こまめにカキコしてほしい！
パパログ保存しちゃうぞ！

100＼（^o^）／

>>98
二つか三つぐらい前の「30歳以上の職歴なし」スレ。
あれ以来みんながサクセスストーリーには疑心暗鬼になってる。
遠まわしにライブハウスの場所とか書いたらどうですか。
自分も挑戦者３９さんを信じたいし応援したい。

>>99
では、遠慮なく日記でも書いていこうかな

>101
＞あれ以来みんながサクセスストーリーには疑心暗鬼になってる。

なるほど。そのスレ、もう読めないのでよくわからないけど、ネタと思われてるんだorz

＞遠まわしにライブハウスの場所とか書いたらどうですか。

ライブハウスの場所は東京の○○市。中央線沿線。とりあえず伏せ字で勘弁してください。
すでに、このスレには実生活に悪影響が出そうなこと書いてるので・・・

でも、ネタじゃないってことはなんらかの形で証明していきますよ

今日は夜、駅前で路上ライブ
明日の夜はライブ
明後日の夜もライブ
明々後日の夜はアコースティック系ジャムのホスト（進行役）
この３連休は音楽三昧です

次のレコーディングは来週の木曜日の予定。

hpとか持ってないんですか？

毎日ふとんのにおいくんくんかいでる

刺激的な匂いがするぞ。

うーむ、ライブ行きたいな。

すごいなぁ・・・夢に向かって生きているんだな。
陰ながら応援していますよ。

30後半職歴無しから、一念発起して風俗店の店員へ・・・
ＤＱＮに耐えながら懸命に生きている日記が感動を呼び、
この板はもちろん他の板にまでスレが紹介された


・・・盛り上がったところで、実は仕事暇になったライター創作の、
完全ネタであったことが判明

しかしネタバレあったとたん、みんなが「俺は怪しいと思っていた」
「とっくに気付いていた」と言い出したのは笑えたな

てことで１さん、このスレも信用されてない罠
ていうか本人だろ

まあ、１さんがなんらかの形で作品を発表してくれれば・・・

俺は別に暇だから見てるだけだから釣りでも創作でもかまわんよ。
２chに過度の期待はするもんじゃない。
俺も実際勇気づけられたわけだし。

大人げない意見としてｗ
自分の曲じゃなくても
ここの誰かが1曲リクエストして、それを１がRECしてうｐすれば。

電車男はドラマしか見てないので、初めて、２ｃｈでストーリーもの見た。
これだけのものはなかなか書けない。
フィクションだとしても、これはひとつ才能だな

>>1
親が金持ちニート市場に目をつけるとはなかなかやるな
商才あるよ

>>104
自分でサイトを２つもってるのと、ブログもやってます。サイトの１つはけっこうアクセス数があるかな。音楽サイトじゃないけど。
だけどそのサイトやブログは実生活に影響がありすぎるので、このスレで書いたようなことは書けないです。

>>107
>>108
ありがとう。応援してくれてる人もいるというのはうれしいです。


だけど、どうもやっぱり、ネタと思われてるみたいなので、ちょっと考えてます。
いろいろ書いていこうと思ったんだけど、作品とかアップしたほうがいいのかな。とか。
でも２ｃｈで作品公開するのはさすがに怖いよ。もう少し考えさせてください。


そして、今日はライブ。これから準備です。行ってきます。

>114
つーかサイトやブログは教えてくれないの？
ＣＤの通販とかやってないのかな？
1000円くらいなら買うけどｗ

アレも秘密、コレも秘密だと
ちょっと疑いたくなってしまうよ。

信用したい気持ちはわかるが>>1が証明する必要もないかと

39歳デビューって熟女ＡＶ女優のデビューじゃないんですか？

昨日のライブは初めてのお店でお客さんが少なかった。でもマスターには気に入ってもらえたみたいだ。
今日はいつものお店でライブ。ちょっと気が楽だな。

>>つーかサイトやブログは教えてくれないの？

なんども書いてるけど自サイトやブログは実生活に直結してる。
月々の返済額はかなり減ってるんだけど、まだ、任意整理中です。
今までにそういうの知られて、トラブルになったり縁が切れた人とかもいるので、実生活でそれを知られるのは拙いです。
ブラックリストにも載ってるので、そのあたりは実にシビアなんです。
今の時点でこのスレと繋がったり任意整理がバレるのはちょっと困るのでここでは勘弁してください。

＞アレも秘密、コレも秘密だと
＞ちょっと疑いたくなってしまうよ。

たしかにそうだね。
いくつか方法を考えましたので次のレスで書きます。

＞ＣＤの通販とかやってないのかな？

ＣＤは現在、制作中で１１月か１２月頭に発売予定です。
通販もやるとは思うけど。。。

秘密を誰にもしゃべらないで自分だけで抱えるのはとても辛い。マジ、気が狂いそうになる。
だから、普段書けないことや人に言えないことを、匿名で気楽に書けたらいいなと思ってこのスレ作ったけど、ネタあつかいされるとは思ってなかったな。
ほかにも人に言えないこと、バラしたいこと、書きたいと思ってること、たくさんあるんだけどね。

まぁ、電車男でさえもネタだったらしいし、風俗店うんぬん（そのライターはオレと文体がにてるのかな？）もあって、みんなが疑うのもわからないでもない。

だから、自サイトとは別に、隠れサイトを作ろうと思う。
そこでは実生活と切り離して作品を公開します。
それにライブもやる。実際のアーチスト名とは違う名前でお茶の水あたりでやることを考えてる。
それらのサイトやライブはここでお知らせします。

その準備にはちょっと時間がかかるけど、ネタと思ってる人は好きにいってればいいよ。
だけど、このスレで今まで書いてること、今後、これから書くことはネタじゃない。
世の中、捨てたもんじゃないよ。それは証明してみせるよ。

挑戦者39さん、

「普段書けないことや人に言えないことを、匿名で気楽に書けたらいいなと」
このスレ立てたんだから、

ネタとか、証明しなきゃとか考えなくいいんじゃないのかな。

「世の中、捨てたもんじゃないよ」

そう思えるような、スレになるといいね。

昨日はＣＤ全国発売したばかりのＭ兄弟と対バンだった。
ほかにもいい出演者がそろってて、お客さんけっこう入ってたな。
そんな中で自分がトリを勤めさせてもらったので気合いが入った。
今日はアコースティック系のジャムのホスト。
連休の最後だ。もうひとふんばりだな。

>>120
ありがとうです。
そういっていただけるとうれしい限りです。
がんばります。

うーん、面白かった
あなたはやっぱ人を引き付ける何かを生まれながら持ってますね
作り話だろうが本当だろうか、音楽であろうと無かろうと
話の中にも、引き付けられてる人がいっぱい出ているし
レスだけでも引き付けられるし

おれも今ＳＥだけど営業が嫌でＳＥになったんだよね
無学が所から出発して、ハッタリかましてＳＥになった
いわば夢がコンピュータ関連に就くこと、取りあえず夢がＳＥだったわけだ
で、３９氏のごとく年齢の限界が来た
音楽なんて夢も無い俺はいったいどうすればいいんだろう・・・

兎に角、応援しています
がんばってください

>>122
ありがとう。122さんの気持ちはよくわかりますよ。オレもＳＥになるためによくハッタリかましましたね（笑）
この先、ＳＥ時代の裏話とかもできたら書こうかなと思ってるのでまた遊びに来てください。

ネタだと思われるかもしれないけど、また、書きます。

これはまだオレが東京に出てくる前、ちょうどインターネットで、Ｋさんと知り合った頃の話。
Ｋさんに教えてもらった音楽配信サイトはＭｕｚｉｅで、当時、そこで作品とか発表していた。
このMuzieで、フォーク系のアーチストのＧさんと知り合った。

Ｇさんはそれほど目立った存在ではなく、ヒッソリと活動されていたようで、
あまり注目されてはいなかったのだが、彼の歌声はオレの心に響いてきた。
しっかりとしたメロディに、やさしく、切ない歌声だ。
そしてアコースティックギターの弾き語りというスタイル。

彼の音楽のジャンルは、はっきりといって叙情派フォークだ。
いまどき、叙情派フォークなんてやって、聴いてくれる人がいるのか甚だ疑問なのだが、彼は４０歳を超えて活動していた。
オレも同じジャンルなのでよくわかるが、このジャンルの風当たりは強い。
というより誰にも相手にされないことが多い。
だからというわけではないのだが、彼のネット上での活動にはいつも気にかけていた。

長い間、音楽活動を休止していて、突然、活動を再開したようなのだが、彼にはなにか、不思議なエネルギーを感じた。
４０歳を超えて、誰にも見向きもされない音楽をやるパワーは想像に絶するものがある。
一体、なんのために彼は歌い、ＭＵＺＩＥに登録していたのかはそのときはわからなかった。
それでもオレは彼の歌が大好きになり、そして、励まされ、数少ないファンのひとりになっていった。

Ｇさんのホームページを見た。
やさしそうな顔をしてたけど、すごく痩せていたのが気がかりだった。
中学校に通う娘さんがいるらしかった。
だけど、仕事もやめて音楽に専念してるらしいことが書いてあった。

リンク先にはＧさんの中学高校時代の友達のサイトなどがあった。
その友達は靴屋さんで、そのサイトには靴のことが多く書かれてあったけど、
そういう情報に混じって中学・高校時代の音楽活動の話やギターの話が書かれていた。
以下は、その靴屋さんのサイトの一部にかかれてたこと。

その靴屋さんは子供の頃、けっこうなガキ大将だったようで、なにかやるときは必ずみんなの中心になってリーダーシップを発揮してたようだ。
当時、吉田拓郎とかかぐや姫が流行ってて、さっそくフォークバンドを作ろうということで、仲間と３人で始めた。
その中にＧさんがいた。
で、ライブをやろうということになって、文化祭に出演することになった。

３人とも毎日、練習をするが、トラブルが発生する。
３人の中で一番歌がうまくギターもうまいＧさんがサッカーの試合に出てて足を骨折してしまう。
ライブは１週間後だった。

靴屋さんと、もう一人のバンドのメンバーは途方にくれて、ライブに出演するか迷ってしまうが、残った２人で出演しようということにした。
ほんとうならＧさんがいないと形にならないバンドだったのだが、それでもライブをやりたいという気持ちが勝ってＧさんの分までがんばろうということになった。
当日、靴屋さんともう一人がライブのために会場まで来て準備をはじめていると、驚いたことにＧさんが松葉杖をついてギターを抱えて来たそうだ。
もちろんライブに出演するために。
靴屋さんともう一人の友達はびっくりしたが、さすがに無理をするなとＧさんを止めた。

が、周りの静止を振り切ってＧさんは松葉杖をついてライブに出演し、見事、成功させたという。
その話を読んだとき、オレはこのＧさんはなんて、凄い人なんだと思った。
無謀だったかもしれないけどその情熱にはこみ上げてくるものがある。
靴屋さんの話では作詞作曲もＧさんは、とてもうまくて詞のフレーズやメロディ作りなどとてもうまくて、Ｇさんの才能をとてもうらやましがっていた。

で、その靴屋さんはその後、ロックに興味を持ったようで、それからホームページの内容はエレキの話が中心になるのだが、
大人になって音楽活動はやめて靴屋さんになったとのことだ。
ほかの２人も大人になってからは音楽はやめたようだ。
Ｇさんも才能はあったのだろうけど時代はフォークの終焉を迎えていた。
普通に仕事と家庭を持ったようだ。

ところが、Ｇさんは４０歳間近になったころ音楽活動を再開した。
かつての３人グループではなく一人だけの活動再開となったが。
そして、Ｇさんをインターネットの音楽配信サイトでオレは知ることになった。

あるとき、Ｇさんの曲をＣＤなどのちゃんとした音源で聴きたくなって、問い合わせてみたことがあった。
ＣＤは製作しないのですか？と。
返信は意外なものだった。
今は体調を崩していて作れそうにないけど、
いずれ作りたいと思っている、とのことだった。

オレは彼の復調を待つしかなかったのだが、しかし、この言葉の意味するものが、
どんなに重いものだったことか後で知ることになる。
それから何ヶ月かの間、彼はネットから姿を消した。
一時期、すごい勢いで楽曲を登録していた彼のエネルギーはすっかり影を潜めていた。

Ｇさんが消息不明になってる間に、オレは東京に出てきて、苦しんでいた。
なんどもダメかと思った。
先に書いたとおり、本当にホームレスになりそうだった。

そんな、ある日・・・Ｇさんの友人という人から、ＭＵＺＩＥの掲示板に書き込みがあった。
その書き込みはＧさんがガンのため亡くなった事を伝えていた。
享年４２歳とのことだった。

このときの衝撃は今も忘れられない。
このときに、彼の、やりたかったこと、残したかったこと、伝えたかったこと、そして途方もないエネルギーの正体を知った気がした。

彼は自分の死が近いことを知ったとき、この世に自分が生きてきた証を残したかった。
だから、音楽を再開し、残っている時間をふるに使って楽曲を登録していったのだろう。
そして、その想いは少なくともオレの心には届いた。

彼の歌をはじめて聴いたときの、あの不思議な感覚は命の息吹そのものだったのだ。

もし、自分が病に侵されて、死が近いことを知ったら、どうするだろう？
やはり、Ｇさんと同じことをするのではないかと思う。
すべてを投げ打って、自分の生きた証を、残せるとしたら、それは歌だ。
たとえ、それが誰にも聞いてもらえないような取るに足らない作品だったとしても、
そうせずにはいられない。

歌を作る理由は、死ぬときに後悔したくないからだ。
その想いを忘れないためにも、Ｇさんが教えてくれた生き方を忘れないためにも、歌い続けよう。

入力速い！>>1

さすが元ＳＥ


私の家は、先月破産を免れました。
そうですよね、ここで名前とかは絶対ばらしてはいけません。
応援するみんなも、それは重々心得なくてはいけない。

債務整理を１からやり直す羽目になります、
（ってか、てめえそんなことしてる暇あるんなら、借金今すぐ全額返せという
話になって、もはや弁護士にも相談できなくなり、また督促・
押しかけの嵐になります。）

俺は、破産すれすれまで行った経験者だ。

皆、ぜひもうちょっと寛容に>>1を見守ってあげてくれ

>>1さん
立て続けにすいません。
当方も、ちょっと変わった音楽をしていまして。
もしよければ、メール下さい。
そちらの音楽も聞いてみたいです。

熱くなることができるものを持っている１が
ちと裏山しぃ

>>134,135
お気遣いありがとうございます。今はそこまで深刻じゃないですけどね、でも、いろいろとアレですからねぇ(-_-ﾒ
メール送りました。よろしくです。

>>136
なにも熱くなれるものがないんだったら、とりあえず音楽でも始められたらどうですか？
楽器はなんでもいいから。楽しいですよ。

昨日のアコースティック系のジャムはまったりしてた。
身内が集まっての宴会みたいな感じになって楽しかった。
怒濤の３連休がやっと終わった。

マスター、最近、だいぶ疲れてきてるなー。
実は、マスターと奥さんの間に子供が生まれたばかりで、お店は大変な状態だ。
スタッフが一人いるんだけど、その人も疲れてる。今週のレコーディング大丈夫かな・・・。

でも、生まれてきた子は大変な運命を背負わされてるな。
ミュージシャンになるかライブハウスの経営者になるかどちらかだもんなぁ。
ある意味、うらやましいけど、運命がそういうふうに決まってるのも大変だ。

>>1
名前はなんていうんだ?

>>139
オレは今は任意整理中なので内緒。
でも、新しくサイト作とうと思ってるのでそこで作品とかアップしようかなと思ってます。
別名でライブもしようと思ってます。
それともマスターの子供の名前を聞いたのかな？

age

39歳か・・・

315 名前： 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん Mail： 投稿日： 05/09/21(水) 02:44:51

昔々とてつもない馬鹿だが信心深い男がいた
男は仏の教えを覚えられない自分の馬鹿を大層悔やんでいた
ある日男の前に仏が現れ一言「塵をはらえ」と言った
その日から男は毎日毎日門前を掃き清めた
次第に門前から町中まで掃き清め町は大層綺麗になった
男は忌まわの際に充実した人生を仏に感謝した

まず自分でできるところから始めろよ
人生においては何歳であろうと遅すぎることなど何もない

オレが生まれたのは昭和４１年だ。
○○県・・・（あまり伏せ字ばかりだとまた変に思われるので、支障がない程度に、できるだけ伏せ字は使わないようにしていく）
岡山県の生まれだ。地元出身の有名人では阪神の星野仙一ＳＤやボクシングの辰吉丈一郎がいる、といえば、なんとなく土地柄がわかるだろう。
そして、この年は６０年に一度訪れる、丙午の年だった。
丙午生まれの女は男を食い殺すという恐ろしい言い伝えがあり、そのために極端に人口が少ない。

子供の頃からコンプレックスの塊だった。
体格がズングリムックリで足が短く、しゃべり方も舌がまわらないことが多く、人と話すのが苦手だった。
野球が好きだったので、中学のとき野球部にいたが、へたくそで、おまけに他の部員ともうまくいってなかった。
監督からは「野球部の癌」とまで言われたことがある。
下級生からもバカにされてて学校中の嫌われ者だった。

だから、そのコンプレックスを跳ね除けれるナニかが必要だった。
松山千春に憧れた。とにかくスーパースターだった。
一つ上の先輩が文化祭で千春の弾き語りをやってるのをみて、ギターを弾きたくなった。
その先輩は顔はそこそこ良かったが足が短くスタイルは悪かった。
それでも、その文化際以来、先輩は女の子にはモテモテで、学校中の人気者だった。

コンプレックスだらけのボクにその先輩は勇気をくれた。
「これしかない！」って感じで松山千春にのめりこむ。
中学２年のとき、文化祭でギターの弾語りをやったが、玉砕した。
あまりにも下手で生徒からも先生からもひんしゅくを買った。
けっこうヘコんだが、本気でギターがうまくなりたいと思い始める。

同じ文化祭で、後に親友となるＹが弾語りで風の「２２才の別れ」を演奏した。
この年も例の先輩が松山千春をやったがＹＯＵＪＩ先輩以上の喝采を浴びた。
ＹＯＵＪＩは学校内で先輩以上の人気者となった。

このときのＹＯＵＪＩの演奏に衝撃を受け、興味を持つ。
オレはＹＯＵＪＩと友達になりたいと思った。
暗くてコンプレックだらけのオレは、学校内でボス的存在となっているＹＯＵＪＩに相手にされないのではないかと思っていたが、ＹＯＵＪＩはそんなに小さな人間ではなかった。
急速に親しくなりギターの腕を磨きあうようになる。

中学3年のはじめ頃、ギターを買った。同時に新聞配達のアルバイトをはじめた。もちろんローンだ。
ＹＯＵＪＩと２人で長淵剛ばっかり練習してた。特に「夏祭り」という楽曲にハマった。
ＹＯＵＪＩは人気者であり学校の親分でもあり、子分どもの面倒見も良かった。

この頃から、オレは変わり始める。
それまで、友達も少なく、閉鎖的で、嫌われ者だったが、ギターを弾くことで、友達が増えていった。
当時、ドラマの「金八先生」がモロに同じ世代だったといえばわかるかもしれないが、校内暴力が問題となっていてツッパリといわれる連中がハバを聞かせていた。

　＊ツッパリ＝今で言うとヤンキー、昔で言うと、不良

それでも、オレの中学ではそういった連中のボスがＹＯＵＪＩだったので（ＹＯＵＪＩはケンカもメチャクチャ強かった）、ツッパリどももギターを弾いていた。
オレはツッパリどもにギターを教えていた。
だから、ケンカが弱くても、そんな荒れた学校の中を軽々と渡っていけた。
まぁ、ＹＯＵＪＩのお陰といったところだが。

ちなみにＹＯＵＪＩはツッパリどものボスだったが先生にも人気があった。
ＹＯＵＪＩがギターを弾いていることで他の学校ほどには荒れていなかった。
それに陸上部のエースでもあった。足の速さは地区大会でもトップクラスで、走り幅跳びになると県内で５本の指に入っていた。
ＹＯＵＪＩの弟はドラフト２位指名でプロ野球選手になったので（ロッテ→中日→引退。黄金時代の西部やオリックスを完封したこともある）、そういう血筋なのだろう。
学校側から見てもＹＯＵＪＩは貴重な存在だった。

学校は違っていたが、つきあっている女の子もいた。
つきあい始めたのもケガで入院したときに病院でギターを弾いていたことがキッカケだった。
コンプレックスはいつか少なくなっていた。
いつしか、ボクにとってギターがすべてになっていた。

１９８２年 高校生活スタート
地元の市立高校に通った。
私立ではなく市立（いちりつ）の高校だ。
ＹＯＵＪＩは別の私立高校に進学した。
ちなみにＹＯＵＪＩが通った高校は県下でも１･２を争うワルが集まる高校で、ＹＯＵＪＩはそこの副番クラスだったようだ。
オレにはもう関係ないことだったが。

例によって、例の如く、オレの高校でも出身中学別の派閥によるツッパリどもの抗争があった。
同じツッパリ同士でのケンカが絶えず、また、ケンカが弱い者はパシリにされた。
中学までは、そんな連中はＹＯＵＪＩがいくらでも押さえつけていたが、彼のいない高校では自力で相手にしなければならなかった。
しかし、案ずることはなかった。
中学の頃と同じで、ギターを武器にツッパリどもと対等に、あるいは、対等以上に渡っていけた。
当時、「長渕剛」が神様的存在だったので、ギターを弾くことと、教えることで学校内での地位を固めていった。

だが、真の敵はツッパリなんかではなかった。
もっと、大きな敵が立ちふさがることになった。
学校という権力、そして、教育システムだ。

オレの高校３年間は、当時の歪んだ教育や権力、暴力、虐待、罰則といったものとの戦いに終始したと言っていい。
教師や学校関係者は暴力と職権乱用以外に何もとりえがなかった。
そして個性というものを最も排除していた。

生徒はみんな同じ服装、同じ髪型、同じ考え方、同じ性格で、学校が選んだ進路、あるいは学校が選んだ就職先を目指さなければいけなかった。
「個性」や「自由」などまちがっても許されるべきものではなかった。
ロボット、あるいは、奴隷を育てるための教育システム。
そこに生徒の人権など、なかった。

高校１年の夏、喫茶店で友達とゴハンを食べていたら、謹慎処分を受けた。
別にタバコを吸ってたりしていたわけでもない。
なにがなんだかわからなかったが、校則に違反しているらしい。

このとき、担任の体育教師に暴行された。ボッコボコにされた。
他の友達も暴行された。
親を呼ばれ、罵倒され、謹慎処分となった。
今ではありえないことだが、当時はこういうことが当たり前だった。

学校のやり方はいわゆる恐怖政治だった。
学校の集会やなにかのイベントなんかで、少しでも、気に入らない生徒がいたら、理由もなく（というより無理やり、理由を作り）、誰かが殴られ足蹴にされていた。
徹底的な暴力と権力の恐怖による支配が行われた。
男も女も関係なかった。女子生徒も容赦なく殴られていた。

こんな教育に疑問を感じた。
このままでは、学校そのものが崩壊すると思った。

案の定、学校崩壊が起こった。学級崩壊ではなく学校崩壊だ。
誰も規則を守る者がいなくなったのだ。
最初の１年（高校１年のとき）で、ツッパリはほとんどが退学したか、または、退学一歩手前で身動きが取れなくなり、おとなしくなっていた。
１年で実に１クラス分の退学者が出た。
だから、学校にはマジメな生徒しかいないはずなのに（もちろんオレもマジメな生徒だった　）、学校の思惑とは裏腹に無秩序状態になり荒廃を極めていった。
　
それでも、学校は暴力と権力による恐怖の支配を変えようとはしなかった。
そんな狂った学校に疑問を抱きオレは退学を決意するが、親に反対され、学校に残ることになる。
親孝行のためだけに学校に通うことになった。
しかし、この親孝行はオレにとって後々、高くついた。

２年のとき、オレの親しい友達が次々と退学となった。
別にツッパリでもないし悪い生徒でもなかった。
単に規則や学校方針に照らしあわせると、まじめな生徒でも謹慎や退学処分になってしまうという、とてもバカバカしい状況だったのだ。
規則を厳しくすればするほど学校内は荒れていくので、学校側は焦り、さらに暴力と強権を誇示していった。
見せしめとなる生贄がたくさん必要だったのだ。

オレの親しい友達が不当な退学処分を受けたとき、ナニかが壊れた。
他のまじめな生徒達もガマンの限界を超えていた。

オレたちは反撃を開始した。
今の時代なら、あるいはオレたちがもっと大人で社会的な知識があれば、そんな反撃はしなくてもよかったかもしれない。
単に警察に告発し法的な手段を取ればよかっただけなのだから。
しかし、当時はそんな学校側の虐待や暴力、極度の人権侵害が社会的に無視されていた頃で、それにオレたちにもそういった法的な知識はなかった。
だから、対抗手段はゲリラ戦、および、校則の盲点をついた攻撃をすることになる。

ゲリラ戦は尾崎豊の歌の世界を遥かに超えていた。
尾崎豊はほぼリアルタイムで同じ時代の同じ世代だった。
しかし、尾崎豊に影響をうけているわけではない。あの頃、そういう時代だったのだ。
夜の校舎の窓ガラスを割っていったのは、マジメな生徒たちのグループだったが、ガラスを割るだけではすまない。

彼等はありとあらゆるものを壊して回った。
学校には豪華な焼却炉があったが、一夜で吹っ飛ばしたこともある。
そしてスプレー式のペンキで、一見、地元の暴走族がやったように見せかけてもいた。
あるいは、録音した音声を加工し、脅迫電話を何度となくかけた。
まるで、精神異常者か麻薬常習者が無差別殺人でもやるかのような爆破予告の脅迫電話の音源がいくつも作られていた。
授業や放課後のイベントが何度となく中止され、警察や消防車が警戒する日々が続いた。

じわじわと、そして、あきらかに学校側を追い詰めていくマジメ生徒グループ。
逆に、まだ、退学寸前で学校に留まっていたツッパリグループたちは、バイクを何十台も盗んで乗り回し、海に次々と捨てていった。
これはさすがに警察や学校にバレて犯人は全員、退学となった。
しかし、これは自業自得だ。オレはそんな間抜けなことはしなかった。

いい話で、おもしろいから読んでるけど

励まされたとか言ってる奴はちょっとおかしい。
>>1は、もともとリーダーやれるくらいの能力あるSEで経験もあった。
親が資産家で、その遺産で上京できた。
いい出会いもあった。
その後の人生においても、この辺がかなりプラスに作用してる。

普通の人間じゃ、無理だよ。
自分の能力見てみ。
スキルって呼べるもの、どれくらいあんの？
対人関係はどうよ、飛び込んでいけるの？
才能は？あるとか思ってる？

夢見ないで現実ミロって。

お話はお話。
自分は自分。

>>158
たぶん、こういうレスはあるのは予想はしてました。

まず、オレの親は資産家じゃなくふつうの家よりもかなり貧乏です。
叔父（親父の兄貴）は若い頃は金持ちだったけど、死ぬときはもう散財してた。
でも１００万円はたしかに運がよかったと思います。こんなこと滅多にあるもんじゃないから。

それにオレはリーダとかＳＥとかもともとできてたわけじゃない。
このあと、いろいろ書くのでそれを読んでもらいたい。かなり長いけど。


ここで、ひとつ言っておくけど、大事なのは「思う」こと。
「思い」の強さで運命は変わってくる。

この板にいる人のコンプレックスはよくわかる。
生きてるうちは希望は捨てないでほしいと思う。

オレが取った戦法はもっと直球だった。
学校側をストレートに批判した。痛烈な「言葉」による攻撃だ。
といっても、内容は酷かった。学校や教師を徹底的に侮辱し罵倒する内容や放送禁止用語のオンパレードだった。
学校ではオレは教師からはもちろん生徒からも「き○がい」と言われていた。

しかし、オレがギターを教えた生徒たちや、あるいはギターを弾けない学校に恨みのある者も一緒になり反抗した。
音楽のジャンルで言うとそれはかなりいかれたパンクだった。
それは授業中でも放課後でも休憩中でも昼休みでも、少しでも教師たちがオレたちを押さえつけようとすれば、いつでも誰でも、みんながやった。
それはシュプレヒコールとなり教師たちを、確実に追い詰めていった。

そして、なによりも授業や宿題に「作文」や「感想文」というものがあったが、オレは欠かさず書いた。
作文に対する内容について制限する校則などあるはずもなかったのだ。
だから、遠慮なく学校を批判する作文を書いた。

すでに、作文など提出する生徒は少なかったが、オレはそういうのが好きだった。
学校側の暴力に対し、文章で対抗した。
「教師の暴力は暴力団とやってることが同じだ！」「法律を守れ！」
みたいなことを書いた。というか、人として当たり前のことを書いてた。

言葉の攻撃も作文も同じだったと思う。人として当たり前のことを言っていたのだ。
ある意味、オレの作詞の原点はここにあるかもしれない。
とにかく校則の盲点をついた。というより、校則に違反しても罰則できなくなっていた。
暴力や強権による恐怖には、文章、言葉による力で対抗した。

罰則も処分も何もなかった。
それまで学校や教師たちが、ほんの少しの反抗や自由を許さなかったように、今度はオレたちが学校や教師たちに対して、ほんのわずかな支配も許さなくなっていた。
そして、すべての行為が、お咎め無しになっていった。
事実上、校則など無意味となった。

学校との闘争については、尾崎豊とオレは根本的に違う経緯を辿っている。
オレは学校の暴力や支配に対し、徹底的に戦い、学校側を完膚なきまで叩き伏せ、いかなることがあろうとも絶対に不当な支配者を許さなかった。
尾崎豊とオレの高校生活は一見似ているが、あるいは、詞もオレの書く詞と似ているところがあるが、やはり、違う。

尾崎豊の歌には「逃げ」や「敗北」を感じてしまう。
反抗しているようで、戦っているようで、本当は戦うことから「逃げ」ているし「敗北」している。
「逃げ」に「答え」はないし「勝利」もない。

そして、３年を迎えた。学校との闘争は収束に向かいつつあった。
学校側のやることが変わっていく。まず校長・教頭のクビが飛び、入れ替わった。
学校側、教師たちの暴力がなくなっていった。校則は緩やかになっていった。

制服も変わったし、髪型も割と自由になった。
後輩たちは、とても喜んだ。
そこまで、たどり着くのにオレたちがどんなに苦労したかは後輩たちは知る葦もない。

しかし、それでも、大きな問題があった。
３年になって気づいたが、この学校には進路や職業選択の自由がなかった。
学校が薦める企業に就職するしかなかった。例外があるとしたら、進学するか、家を継ぐとか、別の企業にコネを持っていて内定している場合とかくらいしかない。
それ以外は、選択肢はなかった。
根本的に水島工業地帯の土地柄であり、地元では学生服の製造も盛んだった。進学校ではなかったので進学する者は極端に少なかった。

オレは学校を辞めなかったことを後悔しはじめていた。
もう、ここまで来ると、卒業する気でいたが、卒業後の進路には悩んだ。
オレの仲間たちはみんな、オレがシンガーソングライターになると思っていたらしい。
実際、先生からも「お前は学校を辞めて、ミュージシャンを目指したほうがいい」と言われたこともあった。

しかし、オレの音楽のジャンルはフォークだった。
ヘビメタやハードロックもやるにはやっていたが、本当にやりたいのはフォークだ。
しかし、当時から、ひしひしと感じていた不安がある。フォークの終焉だ。
フォークは死語になりつつあった。いつしかオレの周りにはハードロックやヘビメタをやってるやつのほうが多くなっていた。
フォークなしで生きてゆけるか、とても不安だった。

ギターに変わる新しいなにかが必要だとも感じていた。
今から思えば、そんな余計なことは考えないほうがよかったかもしれない。
キッパリと学校を辞めて、アコースティックギター１本に歌１つに生き、そして野たれ死にしたほうが良かったかもしれないと思うことがよくある。

進路を決めた。
「コンピュータ」の勉強をすることにした。
京都の専門学校に行くことにした。当時は誰もコンピュータについて知る者がいなかった。
パソコンは、別名マイコンとも呼ばれていた時代だ。
同じクラスにパソコンを持っているヤツがいて、オレもバイトして購入した。
本当はコンピュータミュージックをやりたかったのだが、当時のパソコンではとても無理だった。

異様な不安がまとわりついていた。
これからのコンピュータ社会とフォークの終焉。
あまり希望を感じることができなかった。それに卒業するということに対して抵抗があった。
ずっと、学校を辞めたいと思っていて、自分の意思に逆らい卒業することに、自分自身、許せなかった。
高卒よりも中卒のほうがマシだと思っていた。

だからなのか、時代の最先端のコンピュータという進路を選び、高卒という肩書きを消してしまおうとしていたのかもしれない。
まだ、社会に出る前で、世の中のことをよく知らなかった。

後から考えると、音楽関連の専門学校にいけばよかっただけなのだが、もう後の祭りだ（多分、反対されていると思うが）。
当時はそんなこと、思いつかなかった。
学校の方針、親の立場、世間体などがそうさせたのかもしれない。

このあたり尾崎豊とは逆だ。
学校との闘争に彼は敗北したが、自分自身の未来は自分でつかんだ。
「卒業」という歌を歌っているが実際には尾崎豊は退学している。
歌の内容は敗北だが、彼自身は勝利者なのかもしれない。
尾崎豊の観点から見ると、オレ自身は世間体に流され「卒業」「進学」した敗北者といえる。

そして、時代は、バブル期を迎えようとしていた。
このときはまだ、そんなバブルという時代が、自分の人生にあれほど大きく立ちはだかるとは思ってもいなかったが、嫌な予感はあった。
とても、おかしな腐敗した社会になりつつあった。

そして、ついに、この学校との別れのときがやってきた。
なぜか学校側から要請を受け、卒業式前に行われる最後のイベントの壮行会にアコースティックギターを持って出演した。
全校生徒や教師たちの前で、松山千春を演奏した。
「キミのために作った歌」。歌の歌詞の通り、心を込めて歌った。

演奏が終わると、かつてないほどの拍手と喝采を浴びた。
喝采は生徒たちからだけでなく、教師たちからもあった。
むしろ、教師たちからの喝采のほうが大きかったかもしれない。
オレの高校３年間は闘争に満ちたものだったが、最後はとても、ほのぼのとした感動的な終わり方だった。
いろいろ、あったが、卒業してよかったのかもしれないと少しだけ思った。

そして、１９８５年、３月、オレは、高校を卒業した。

　　 　 /＼＿＿_／ヽ
　　 ／　　　　::::::::::::::::＼ 　イ可
　 . |　　　 -‐‐- 　　　.:::| あか
　　|　　　　_(・)_,　　　 :::| る問
. 　 |　　　　::<　　　 　 .::| の題
　　|　　　/＿___._.ィ.　　 |かで
　　 ＼　 ヾ三ﾆ‐'´ヽ::／ なも
　　　／｀ー‐--‐‐―´＼ ？

ちょっと訂正
>>146
＞後に親友となるＹが弾語りで風の「２２才の別れ」を演奏した。

Ｙ＝ＹＯＵＪＩ

＞この年も例の先輩が松山千春をやったがＹＯＵＪＩ先輩以上の喝采を浴びた。
＞ＹＯＵＪＩは学校内で先輩以上の人気者となった。

ＹＯＵＪＩは先輩以上の喝采を浴びた。

ですね。

京都にはコンピュータの勉強をするために行った。
が、勉強にはついていけなかった。まったくといっていいほど。
もともと、頭がいいわけでもなく勉強とかできるわけでもない。
コンピュータが好きだったわけでもない。

いつしか専門学校には行かなくなり、ひきこもりとなった。
寮に住んでたので一人暮らしではなかったが、ビデオ見たり
麻雀ばっかりやってた。あとはローソンでバイト。
学校に行こうとすると、頭痛や吐き気がした。ある意味登校拒否か。

中学や高校の頃の成績も２００人中１５０番くらいだった。それも、たいして頭のいい中学・高校だったわけではない。中学高校の頃は別に学校の成績とか悪くても気にならなかった。留年さえしなければなんとかなると思ってた。

が、専門学校１年目で単位を落とした。留年だ。
当時、専門学校で留年するやつは珍しかった。そうなったらたいていやめる。
が、学校を途中でやめたくはなかった。
せっかく親に高いお金出してもらって学校に行かせてもらってるのにそれに答えられない自分が情けなかった。思ってることと現実が正反対だった。
どんどん鬱状態になる。

*（重複だけど見づらいのでもう一度アップ）
中学や高校の頃の成績も２００人中１５０番くらいだった。
それも、たいして頭のいい中学・高校だったわけではない。
中学高校の頃は別に学校の成績とか悪くても気にならなかった。
留年さえしなければなんとかなると思ってた。

が、専門学校１年目で単位を落とした。留年だ。
当時、専門学校で留年するやつは珍しかった。
そうなったらたいていやめる。
が、学校を途中でやめたくはなかった。
せっかく親に高いお金出してもらって学校に行かせてもらってるのにそれに答えられない自分が情けなかった。
思ってることと現実が正反対だった。
どんどん鬱状態になる。

当時はバブルの時代だった。今とは価値観がまるで正反対だ。
みんな裕福だった。
オレの家は普通の家よりも貧乏だったけど、
時代そのものが豊かだったのでそんなに悲惨な状態でもなかったかもしれない。

若者はみんなオシャレなカッコしてディスコにサーフィンにスキーに繰り出していた。
ブランド商品が飛ぶように売れ、高級な時計や宝石など、金持ちでなくても身につけてた。
マジメなやつが嫌われた。ふまじめなやつがもてはやされた。
努力や根性とか最も忌み嫌われていた。
汚職や賄賂などは当たり前の風潮で、それを批判するやつの方が世間から抹殺されていた。

安い品が売れなかった。嘘でも金額を高くする方が売れた。
究極のグルメ時代だった。地上げが横行していた。
史上最大の飽食の時代だった。
これが「バブル」だ。
信じられないかもしれないがそんな時代があったのだ。

音楽的にはＢＯＷＹなどのビジュアル系がもてはやされ、おにゃんこクラブなどアイドルが主流だった。
フォークなど間違っても口に出せなかった。
完全に死語となっていた。

オレはギターをやめた。
ギターを弾いて歌うと屈辱的なバカにされ方をされるからだ。
うまいへたとか関係ない。
ギターの弾き語りスタイルというそのものがこの世から消えてしまっていた。

唯一の生き甲斐、唯一の支えを失った。
宗教にも手を出したが結局ダメだった。

バブルという時代が大嫌いだった。
どんなにいい服を着たとしても、髪型とかカッコよくしようとしてもオレみたいなブ男は所詮ブ男でしかない。
努力や根性でわたっていこうとしても、それが一番嫌われる時代だった。
まったく、なすすべがない。

オレみたいな人間は「生きるな」と言われてるようだった。
ますます人前に出るのがいやになる。まったく人と話さなくなった。
生き甲斐も何もなく、ただ、ボーっと生きてる。

２年目、また、単位を落とした。さすがにジ・エンドだった。

ぼろぼろの精神状態で岡山に帰った。

このころ、はじめて廃人のようになった。
世捨て人だった。
後に３４歳のときもそうなったが、それまでにそういう状態に何度もなっている。

私はヲタだから、当時どんな音楽が流行していたのか知らないが
ギター一本で世の中渡ってくって格好いいよ

続ききぼんぬ

>>181
続きはまたあした(^-^ヾ

仕事が入った・・・。

♪インザゲット〜

一方的に書き込んでるだけでは、つまらないのでクイズでも出そうかな。

>>83
>あるフォーク系のアーチストのカバーをやってみた。
>そのアーチストは一時期タブー扱いされて、世間的に抹殺されたこともある人だ。
>その中でもかなり特殊で変わった歌をカバーし演奏した。

Ｑ．このアーチストとその曲名はなんだったでしょう？

正解が出たら終わり。
出ないようだったら、ヒント出します。
かなりヒットした曲だけど若い人は、知らないかもね(^-^ヾ

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　　　　miyokoがこのスレに興味をもったようです

んで
さっさっと曲きかせろや

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　　　　曲うｐ♪曲うｐ♪♪ さっさとうｐしろ♪♪　しばくぞｯｯ♪♪♪♪

>>184
タッチタッチ　ここにタッチー
あなたーからー　うー　てをのばーしてうけーとってよー

>>1
励まされました！夢を追い続けれるものがあっていいですね！
頑張って下さい！僕も頑張ります！みんな貴方を応援してますよ！










これでいいっすか？

あまり調子になるなということのようですね・・・
悪かったです
気をつけます

いやだからーだからー

歌人なんだろ？
だったら歌ってなんぼだろーと

思うわけよ、早く曲うｐしろよ

なんか俺には、このものがたりでここでなるべく人を集めて、ＣＤが出るときに名前をあかして売り上げ向上を狙ってる、という営業活動のような気がするのだが

いや、かわねえよ
落とすけどｗ

>>192
安直だねぇ

だが、そうならないように、
華美な装飾は控えて、ｶｹ　ｺﾞﾙｧ!!(ﾟдﾟ)

高校の頃からギターやってて最近までドヘタって、才能無いんじゃない？
作話の見落とし矛盾？
つーかはようｐするか吐け

悪いけど、中止。この調子で２ＣＨで公開するほどの度胸はない。
削除依頼の出し方、よくわからないけど、なんとかやってみよう。
お騒がせしました。

あー・・・
厨房だったみたいね

>>挑戦者39さん

ちょっと待って下さい！
2ちゃんに荒しはつき物です。スルーして欲しいです。

少数の荒しのためにこのスレが無くなるのはイヤです。

どうしても2ちゃんがダメなら、避難場所を設けて続けて欲しいです。

私だけでなく、挑戦者39さんの行動や考え方に興味のある人や
魅力を感じている人は多いと思います。

どうか、少数の荒しのために中止するのは考え直して下さい。

匿名でうｐもできないのに人前で演奏できる度胸あるわけねーだろｗ
ネタ＆ヘタレ決定

最初にネタばらししてすいませんでした巨匠
次は難易度も需要も高い、風俗嬢・お水編でおねがいします





マジレスですが、飽きたという理由で削除依頼は通りませんよ

>>198
すみません。
避難場所は作ろうと思います。

話がさなんだかできすぎてる木がしちゃうわけ、
別にオリジナルうたえってんじゃねえだろ。
カバーでもいいからうｐしてみろよ。

確実に話しつくってるか大袈裟にしてるよねぇ・・・

挑戦者39さん一気に全部読みました。やめないでください。

オナニーはいらないよ

いい年して何やってんだか･･

避難場所
ttp://challenger39.fc2web.com/index.html

はぁ？荒らしじゃねえだろ俺たちは？みんなちゃんと質問してるのに>>1 が逃げてるだけじゃねーかよ。

>>208

釣られてやる。

全然ちゃんと質問してないでしょう。

荒しではなく、自分の考えが正しいと思ってレスしているのなら、
煽り言葉を使わずにレスしてよ。

もういいや
歌わないシンガーに興味なっしんぐ
おせわになりますた

つかさー、こんなんで逃げて、現実の煽りに耐えられるんかいに。
現実世界って、もっとすごいｓｓｙ

きみらのいとおりだねぇ。
確かにたいして煽られてるというわけじゃないと思うよ。
でも、どこかのスレに書かれてるけど、今はＭＩＸＩとかブログとかの時代になったようだし、
あえて、コテハンで煽りを相手にする必要はないかと。

でも、楽しかったよ。きみらの言うこともオレ的には参考になって感謝してる。

応援してくれた人、良心的なレスくれた人ありがとう。
このスレで最後まで書ききれなかったのは申し訳ないです。
続きが読みたい人は>>207の避難場所を見てください。

でもさ、スレたてた義務としてさ
歌を公開できない理由、したくない理由くらい言ったほうがいいんじゃない？
物語の信頼性そのものに関わる問題だよ。
ウソの作り話だとしたら、相当な裏切りだぜ。
書籍化狙いの悪質な詐欺かもわからない。
だとしたら、多くの人間を人間不信の絶望に追い込むだけだよ。

所詮便所の落書き
２ちゃんに人生捧げてるような言い草　笑

僕は人生ささげてますが？
自殺願望をにちゃんで吐露して
バランス保ってますよ。

つかさー、こんなんで逃げて、現実の煽りに耐えられるんかいに。
現実世界って、もっとすごいｓｓｙ

長文がだるくてそんな真剣に読んでないけど
別にこんなところに簡単にうpするとかしなくても
いいとは基本的に思うが
ただ確かにちょっと大袈裟にしつこくやったからには
ってはあるかもしれないね
俺はこういう夢があって今段々進行してるんだ
みんなもがんばれって感じのを簡潔にとか
んでみんなはどうだい？みたいなスレにすれば
よかったんだろうけど

叩く奴らの気が知れないが…
無職駄目に立てたのが失敗だったのかもね。
成功者を妬むのが、ここの板の慣わしだし。

お気に入りに39さんのサイトを入れました。
俺は全部読ませてもらいます。
俺も今39です。来月で40…
しがない派遣工員です。なんか泣けてきます。
菓子は親父の仕事手伝って、大工もしていたんですけどね。
どうも俺には才能がなかったらしい。
今は工場の仕事と、趣味でバイクに乗っている程度。
前は漫画で食いたかったんですけどねぇ。こちらも才能なし。


…泣けてくる自分の人生…。

>>218
叩いてるんじゃなくて
音源をなぜあげられないのか問うているだけ。
真実性にかかわる重要な問題。

用意されたような告白とか見てると
電車男みたいに書籍化を狙った感動秘話じゃないのかと
うんざりしちゃう。最近そういうの多いからね。

>>220
俺が今思うには、製作中だからでしょ？
昔の音源は恥ずかしくて出せない。または保存してないってとこ。
レコーディング途中の曲なんて、プロでも普通は聞かせられないって話だよ。
後二ヶ月は待ってあげるくらいの気持ちがなきゃ。
それまでの間は、今までの経験談で繋ぎたいんじゃないの？

書籍化も狙ってるのかも知れないけど、それはそれでいいじゃん。
何にせよ金が入るのはいい事だし。悪事に染まる以外はね。
でも…書籍化ねぇ…

>>220
何度も書いてるんだけど、このスレには実生活に悪影響を及ぼすことが書いてある。
それに２ＣＨのような匿名性が高いところでは続けていけない。この点に関してはオレの認識が甘かった。
今のところこのスレはそんなにひどくないと思うけどどうなるかは予想はできる。
音源ももう２ＣＨでは公開しない。

でも、それじゃ納得できないだろう。
きみはどこに住んでるの？
実際にライブ見にくる？
>>207のサイトにメールを用意したのでよければ連絡ください。

>>221
書籍化とかいわれるのは過大評価されてるような気がする。
ここでの意見、読むとあまり現実的な書き方じゃないんだろうね。
自分もライン工３年してました。

いやいや、煽りなんか無視しなって。
抽象的に、なんか書いて欲しいわけ。あんた面白いから。

あんたが大変な立場にあるのは本当なんだろうし、
音源なんか公開しちゃだめだよ。

お金の整理がついたら、もしかしてやっても、いいのかもな。
（俺は詳しくはわからんが、上にあるように、今あんたの情報は公開したら
ヤバスな予感がするから。）

煽りなんか気にスンナって。

これからの野望とかツラツラ書いておくれよ。
どんな風に無職ダメからのし上がったのか、そのコツとか書いてくれよ。

お前にハートを掴まれた俺たちは、無職ダメ板の住人なんだから。

あんたも、場所を間違えたな。

俺は神奈川ですよ。ライブか…むかーし一度だけ行った事があるよ。
もっとも知り合いのラジオディレクターの主催ライブは、何度も足を運んでいたが。
今はバイクが面白くって中々ライブはねぇ…
それとメールは出せれば出しときます。億劫なもんで忘れてたらすまんです(汗)

おれじゃなく220さん宛てでしたね。すまんです。
吊って来ますわ…

やっとまともなレスがついてますね。昨日覗いたときは吐き気がしました。
挑戦者３９さんの態度はとても立派だと思います。続きはあちらで楽しみにしてます。
あと>>219さん、私も自分に泣けてきますが挑戦者３９さんのようにもう一度夢見てがんばりましょう！

んだな
相手の話も終わってねえのに無責任にガタガタ横槍入れる連中はシカトしとけ＞挑戦者
真贋とかどっちだって構わん、俺はあんたの文章に心動いたよ

まあ避難所作ったんだしそこで読ましてもらうわ

話つくり杉さっさとうじね

ものかきとしてしょうしょうちょうしにのりすぎたかんじですねｗ