>>419 その考え方は、福祉国家の根底を覆しますね。夜警国家に逆戻りですな。
平等概念も現在では、機会の平等という形式的平等から、弱者救済により
実質的な平等へと変化しています。金持ちからは多く税金を取り、
貧乏人には社会福祉を充実させるのが典型例ですね。
逆にもし形式的平等になってしまったら、金持ちも貧乏人も同じ扱い
になってしまい、社会的格差がどんどんと広がってしまうんですね。
ですから社会的弱者の限界ラインである生活保護適用者に税金を
使いたくないという考え方は、税金の控除を反対し、国民健康保険適用の
範囲を狭め、果ては、大学の学費の助成金減額、育英会の学費援助すらも
反対します。
しかも現実の世論としましては、弱者救済は正義、強者独裁は悪、として
観念されていますので、障害者に税金を使わないという考え方は、少数意見
以上の力は持たないでしょう。