平和な古都・奈良も無職の犯罪にはかなわない・・・
無職男を逮捕
宇陀署は22日、盗んだ預金通帳で金を引き出したとして、窃盗と詐欺の疑いで、榛原町下井足1937−2、無職山下英寿容疑者(33)を逮捕した。
金の引き出しに応じた信用金庫は、印鑑の提示がなかったうえ通帳の名義人でないことにも気付きながら支払いをしており、信用金庫側の対応の在り方も問われそうだ。
調べでは、山下容疑者は今月7日午後7時ごろ、同町内の団体職員男性(56)宅に忍び込み、預金通帳と現金約2000円を盗み出し、翌8日午前11時10分ごろ、
この通帳を使って宇陀郡内の信用金庫支店から現金87万円を引き出した疑い。
同署によると、山下容疑者が盗み出したものの中に印鑑はなかったが、同支店では「はんこは忘れた」と言って現金を引き出していた。
応対した支店の店員は、顔を見て通帳の名義人の男性でないことに気付いたが、山下容疑者が「本人が来れないので、自分が変わりに来た」という趣旨の説明を言葉巧みに行い、店員は信用したという。
支払い後、不審に思ったこの店員が被害者宅に電話をかけたところ、通帳が盗まれていることが分かった。
引き出されたのは預金の一部だった。
山下容疑者と男性は顔見知りで、店員が記憶していた男の特徴が山下容疑者と一致した。
http://www.nara-shimbun.com/n_soc/soc7563.html