★多摩地区のダメ人間の会合☆第５回 全員集合！★

あと「板違い」だし勿論「多摩とは全然関係ない」ですし、
たぶん皆さんだれも信じてくれないと思う話をこれから致します。
何故なら最近の経験の中ではものすごく印象に残った出来事だからと
結果的に「悪戯？」になったかもしれない事柄だからです。

先日、六本木で飲み会があり、タダ酒だった事もあり卑しい僕は
呑みすぎてしまいました。もうグテングテンで意識は朦朧としていました。
一緒だった仕事関係の方、二名が何とか僕を家まで帰そうと思い
「取り合えず電車に乗せてしまえ」と最寄り駅の地下鉄千代田線の
「乃木坂」駅まで両肩を支えて三人で深夜の道を歩きました。

六本木もアークヒルズがある辺りは賑やかですが、乃木坂方面に向かって
歩いていくと左手に青山墓地が広がり、車は猛スピードで走り抜けて
行きますが歩行者などはまったく居らず、寂しくどこか不気味な雰囲気が
漂っています。やがて六本木トンネルのオレンジの明かりが見えて
「やれやれ、このトンネルを抜ければすぐに乃木坂駅だ」と三人が
いい加減歩き疲れてホッとした時・・・・・

僕の記憶では「朦朧とした意識の中で何かボーツとした光が近づいて来て、
（ここで一瞬、泥酔のため記憶が途切れる）次では３メートル位前に綺麗な
若いかわいこ娘ちゃんが、こちらに向かって微笑みながら歩いて来る光景を
見ました。「うわっ！可愛い娘だなぁ！」と感動しニヤけたその瞬間、
急激に猛烈な吐き気が・・・あまりに急だったのでどうにも出来ず前方の
彼女に「ピシャー！ドロドロ！」とゲロを吐きかけてしまいました。
運悪く吐射物は彼女の白いワンピースの胸の辺りを直撃！・・・

微笑んでいた彼女の顔が一瞬で驚き・そして悲しみの表情に・・・
泥酔していた僕も「どうもスイマセン！大変なご無礼を・・・！」と
ビビって謝り、ふと顔をあげると彼女の姿が見えません。「？」と思い
周りを見渡すとAさんも同じ「？」状態「あれ？あの娘どこ逝った？」と
キョロキョロ。しかしBさんはガタガタ震えていて「何だったんだ！今の
ばけものは！」と怯えています。二人の目撃談では
Aさん→前方から若い女性が歩いて来た。ハイヒールの音も聴こえて来た。
「こんな深夜に無用心だな」と思いつつもすれ違おうとした瞬間、僕が
「ゲーツ」と彼女にゲロを吐き掻けたのを見て「ヤバイ！こりや、
クリーニング代か、洋服代を弁償しなきゃな」「でも何でこんな寒いのに
半袖のワンピースしか着てないんだろう？」と次の瞬間、彼女の姿が消えていた。
Bさん→前方からオレンジとも赤ともつかない禍々しいラグビーボール位の
光る塊が飛んできた。良く見ると中心部に若い女の顔がありスゴイ陰惨な
笑いをしていた。Bさんは「その物体」から明らかな悪意を感じた。
逃げようにも「一人を担いで三人ひと塊じゃ、避けようもないな！」と
感じた瞬間、僕がゲロを高く遠距離まで噴出した。前面にガラスの板でも
あるように、ゲロは垂直に飛び散り、その途端、顔だけの光る女は凄い目付きで
睨むと青山墓地方面にスーツと飛んで逝ったそうです。その時なぜか硫黄の様な臭いがしたそうです。これが僕の体験談なんですが、
Bさん（某TV局関係者）が調べたら彼女は有名らしくに六本木トンネル内で
目撃して恐怖をあじわい不幸・不運を呼び込んでしまった例もあるようです。
そこで最初の話に戻りますが故意ではないと云え彼女にゲロを吐き掛けてしまった僕・・・
まさか彼女も「いいカモがやって来たゾ！イヒヒヒ」とばかりに襲おうとしたら
いきなりゲロを掛けられるとは思いますまい。あの時の彼女の驚きと悲しみの表情は忘れられません。
ある意味「バケモノ」から元の「人間だった頃」の気持ちを思い出したかもしれません。
これを「悪戯」と定義は出来ないかもしれませんが小気味良いじゃありませんか。
もっともタタリがあるかもしれませんが・・・