姑息な又市副党首「こっそり訴訟放棄」-「愛人マッサージ嬢」もあきれる
昨年6月、社民党の又市征治副党首(デリヘル嬢達が付けたあだ名 スケベかまきり)が本誌の記事を名誉棄損で訴えた。
記事内容は同氏が愛人にしていた鍼灸院のマッサージ嬢があまりに一方的に切り捨てられたので、その不実を告発したもの。
だが、又市氏はこっそり請求を放棄し、訴訟を降りていた.というのです。
発端は1年前、07年6月28日号(6月21日発売)に掲載された特集記事「『愛人マッサージ嬢』の告白!議員宿舎を『ラブホ』にしちゃった社民党『又市幹事長』」に、
発売直前の6月19日、又市氏は東京地裁に名誉毀損であるとして出版差し止めの仮処分を申し立て。
20日、それが却下されると、
21日に3300万円の損害賠償と謝罪広告掲載などを請求する訴訟を起こした。
ところが、今年6月30日、同氏はその請求を放棄した。
いざ裁判で証拠調べの段階に入ろうとしたところで訴訟放棄したというのだ。
これに関しては、記事の専門家の意見が掲載されているので、以下を記載する。
又市氏側は全面降伏
専門家はどう見るか。
「又市氏側が請求の放棄をしたということは、新潮社側の実質的な全面勝訴。記事は、正しかったということになるでしょうね」
と解説するのは、日大法科大学院の板倉宏教授。
「請求の放棄とは、原告側が自分の権利主張を否定することなのです。
週刊新潮に対して主張した要求が間違いだった、と言うのと同じ。
『男女関係が一切ない』と否定していたのであれば、
男女関係があった、と認めたことになるでしょう」
政治家が、世間体からひとまず名誉毀損の訴訟を起こし、
ほとぼりが冷めたところで和解や取り下げに持ち込むケースはままあるが、
「この請求の放棄というのは一番格好が悪いですよ。
取り下げなら裁判の勝ち負けに関係ないのでまだマシです。政治家に限らず有名人はよく訴訟を起こしますが請求の放棄をしたというのは、本当に珍しい」