カレーは狂牛病の心配はないの?

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53カレーなる名無しさん
米国のBSE対策はずさん 民主党調査団が報告書 (9/6)
http://www.jacom.or.jp/news04/nous101s04090604.html
 「米国農務省のBSE検査はずさんそのもの。現状では牛肉輸入を再開
すべきではない」と民主党の山田正彦『次の内閣』農水総括副大臣は語る。
同党は8月27日まで5日間、調査団を派遣した結果、「米国政府は安全確保
の方策(全頭検査、特定危険部位の除去、飼料規制の強化)を速やかにとるべきだ」
との報告書をまとめた。その中から米国のBSE対策関係者の証言を拾ってみた。
【農務省の元検査官】以前は牛の歩行状態を1頭ずつ、見た目で検査していたが、
  その後は10頭ほどをまとめて歩かせるため、おかしな牛が健康牛群に囲まれてしまい
  、十分な検査ができなくなった。また今も牛の肉骨粉が飼料に使われている。
【5つの市民団体代表】何らかの症状がある牛は脳を調べるのがルールだが、
  その前に肉骨粉工場に送ることを農務省が奨励している。牛肉業界の利益を守る
  ことに力が注がれ、食の安全は後回しにされている。
【生産者団体代表】10月から自主的な全頭検査が実施できるよう3団体連名
  で農務省に要請している。返事がない場合は訴訟も検討している。
【ペン農務省次官】勝手に全頭検査をさせれば、間違った安心感を与えるのでよくない。
【ディヘイブン農務省動植物検査局長】牛の歯による個体識別は可能だ。
  (山田氏が、歯では月齢管理ができない、と指摘したのに対して)歯では6ヶ月
  の誤差がある(歯の摩耗度から月齢がわかるという説に立った発言)。個体識別は、
  業界と考えながら、ゆっくりとやりたい。
【UPI記者】BSEは動物の病気に過ぎないとして消費者の関心は低い。
  下院の政府改革委員会の公聴会では「農務省はよくやっている」との評価だ。
  議員と食肉団体は資金的につながっていると思う。
 ◇   ◇
 調査団は、このほか多くの関係者と意見交換し、各所を視察したが、牛の解体
工場1ヵ所では視察を拒否され、「見られると何か不都合なことがあるのではないか
といわれても仕方がない」だろうとした。民主党は報告書をもとに議論し、
全頭検査か輸入再開かの結論を出す予定。調査団は3氏で構成した。
(2004.9.6)