プラモ狂四郎　連載中　2スピリット

コミックボンボン昭和57（1982）年2月号にて「プラモ狂四郎」という漫画が連載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者がプラモスピリットを燃やす事で２日に１話ずつの速度で連載されるようだ。
時々勝負に負けて、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
ちなみに今日はコミックボンボン昭和59（1984）年5月号の発売日だ。
なお、あらすじ書き込み中に割り込んだ奴、及び　未来からの預言者は
プラモ世界から追放されるので要注意だ！

『アニメモデルだって…　アニメモデルだって、立派なプラモデルだ!!』


※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第１話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、当作品は単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、あらすじの容量等やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●（第1話・A」とか「第1話・前」等）
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら　or　連載終了して合図があったら楽屋裏！ 現代に戻って好き放題に語り合え！

第29話　クラフトマンVS太陽模型店


クラフトマンに健から写真同封のエアメールが届いていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　ハロー、お元気ですか？
　　　　　　　ぼくがアメリカに来てから3ヶ月になります。英語も少し慣れました。
　　　　　　　毎日、スターウォーズのようなSF映画をたくさん見られてご機嫌です。

うらやましがる狂四郎、かっこつけてると笑うみどり、アメリカに行きたいとぼやくロム。
健に新作アニメのバイファムやエルガイムのビデオを送ってやろうと言い出す狂四郎。
「そうだね、プラモの新製品も出てるし」　　…いたのか、キー坊。
マスター曰く、ハリウッドでもガンダムやマクロスのプラモを売っているらしい。

「ロサンゼルスか、今年はオリンピックがある年だったな…　　ん？」
ふと、写真を見ていたマスターが健の後ろの通行人に気づく。
「この子は、確か…　サッキー竹田のガールフレンドのジュン…　す、すると隣の男は…！」
よく見ると、見覚えのある髪型…。間違いない、サッキー竹田だ！
｡oO(健に万が一の事がなきゃいいが…　嫌な予感がする)

青ざめるマスターはみどりにどうしたのと聞かれ、なんでもないとごまかす。
「健もがんばっているんだ、おれ達もシミュレーション大会、がんばろうぜ！」
狂四郎の叫びに、ロムとグズ鉄も気合を入れるのだった。



　―地区予選当日、ホビーランド遊園地―
「手続きをすませたら、あとは出番を待つだけだ」
マスターに付き添われ受付へ向かっていると、太陽模型店のハゲと出くわす。
「ほぅ…　かわいいメンバーが揃ったようですなぁ　ガンダム坊やにはお似合いだ
　山根はともかく、他のメンバーも腕を上げていますからなぁ…　どこまでついてこれるか…」
小学生を挑発する、いい年こいたハゲオヤジ。　　…ん？ちょっと待て！まさか最初の相手は…

「うちの太陽模型店ですよ
　そういえば、狂四郎くんがうちの山根と対戦したのも、このホビーランド遊園地でしたな…」

狂四郎の脳裏にかつての対ゲルググ戦が思いこされる。まさかこんなに早く戦う事になるとは…！
「これも何かの因縁さ、いいプレーを期待してるよ」
高笑いしつつその場を去るハゲにくってかかるロム。　ロム、髪の毛引っこ抜いたれ！
「さぁ、まもなく試合開始だ　前回やった特訓ディオラマの成果を忘れるなよ
　四郎、山根とペアを組んだ時もあったが、しょせんライバルだ！　試合に情けは禁物だぞ！」
「わかってます！」



《さぁ、いよいよバイオバッジを目指して東京地区予選の開始です！
　地区予選はトーナメント方式で、模型店　あるいはモデラーチーム３名一組として、
　１対１の勝負を行います！》
司会の挨拶・説明と共に、ついに地区予選が開始された。
その記念すべき第１戦は狂四郎率いるクラフトマンチーム対山根率いるプラモ帝国エンペラー！

その頃、クラフトマンチームの応援席にキー坊が駆けつけてきた。
「へへ、試合が気になって塾をサボっちゃった　…あれ、マスターは？」
みどりが言うには、初回のみコーチボックス（作戦司令室のような物）にいるそうだ。
ちなみに初回の狂四郎対山根が終われば、今度は彼らがここに座るそうで。
いきなりの好カードの組み合わせに興奮したキー坊は大声で狂四郎を応援しだす！

『がんばれ〜！　がんばれ〜！　玄さん・・・・・・・・・・・・・じゃなかった(；*ﾟmﾟ*)』

――思いっきり大声で間違えて某CMを叫んでしまい、あちこちから笑われる恥しいキー坊ｗ
狂四郎は呆れるも、改めて飛んできたキー坊の大声の声援を受けコケ、会場はますます笑いの渦に！
一方、キー坊が狂四郎の名を呼んだ為に取材が優勝候補ナンバー１である狂四郎に注目しだした。
「しかし、プレッシャーかかるなぁ」

フルアーマーガンダム1/144をマシンにセットする狂四郎。
するとモニターにFAガンダムのシルエットが浮かび上がる。ダメージはここに表示されるそうだ。
一方、対抗する山根のキットは――――　ただのグフ！それも全くのノーマルタイプ！
「相変わらずガンダムMSVか…　今日は友達だからって、手加減しないぞ」
――プラモシミュレーション開始！



設定は……いきなり砂漠！砂中からヒートロッドが奇襲を仕掛けてくる！
「へへへ　このヒートロッドは糸ハンダより強力なワイヤーロープだ！
　プラスチックに強烈なダメージを与えるぞ！」
FAガンダムは連装ビームガンを撃つも、グフはあっさりと回避し大きくジャンプし背後に回りこむ。

『狂四郎…　外見で性能を判断するのはお前の悪いくせだ！
　今の動きを見ての通り、こいつはただのグフじゃない！
　あらゆるキットの長所を組み込んで完成した、完璧なグフ1/144だ！』

山根の叫びと共にグフの内部図解が会場のモニターに映し出され、驚きの声を上げる観客達！
「シンプル　イズ　ザ　ベスト！
　ノーマルなMSの方が、装甲で飾り立てたMSVより機動力に優れているのは当然さ！」
「なるほど、さすが山根だ　おれはいいライバルを持って幸せだぜ
　――だが、バイオバッジを独り占めさせるようなマネはしない！」

しかしフルアーマーガンダムの攻撃はことごとくグフに回避されてしまう！
『この動きについてこられるか、狂四郎！』
山根の蝶の様に舞いハチの様に刺す攻撃に翻弄される狂四郎！
マスターも落ち着けとアドバイスするが、落ち着いていられる状態ではない！
FAガンダムはグフを追いかけるが、グフはなんと崖の上にまで大ジャンプしてしまった！
「へへへ　足にスプリングを入れてあるんだ！　今度はお前がジャンプしてみろ！」
山根の挑発でジャンプするFAガンダムだが、とても届く訳がない。
しかも重量感を出す為の足のオモリが仇になり、一気に落っこちる！
トドメに着地の衝撃で、先程ダメージを受けた右足が折れてしまった！

『許せ〜狂四郎！　おれもモデラーのはしくれ、バイオバッジが欲しいんだ!!』

グフは崖から飛び降りると左手の火炎放射器でFAガンダムを炎に包み込み、狂四郎は敗北する！


１回戦終了。審判が山根の勝利を告げ、勝どきを上げる山根。
「いやはや、きみがやられるようじゃ、クラフトマンもおしまいだな」
小学生に挑発する大人気ないハゲに立ち向かうロムとグズ鉄。まだ彼らが残っている！
「勝負は今始まったばかりさ！」
「おれたちが勝ち抜いてやらぁ！」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

まったくもってハゲは自重しない。
まぁこんな大人失格人間、今編で出番終わりだろうけど。

いきなり山根達と当たったか。
山根は仲間になってからじっくり狂四郎を観察してたから、弱点や癖を知り尽くされてるな。

>>6
ハゲ岡は前より性格悪くなってる気がする

いきなり山根と当たっていきなり負けるとかｗｗ
多分この先、蔵井や景山たちとも当たるんだろうけどみんな相当強くなってるんだろうな(´・ω・`)

山根TUEEEEE！！
しかも理不尽なチートパワーアップじゃなく、山根らしい良い機体だわ、糸ハンダの更に上を模索していたとはw

けどこれ、ロムも勝つしかないよな……

ロムやグズ鉄が勝てるような気が全然しない(´・ω・`)
どうせ決勝戦の頃にはこの二人に代わって健とキー坊が復帰してるんでしょ？

この漫画読むとプラモ作りたくなる
雨の日の夜なんて最高だ

雨の日は接着剤やパテの乾きが悪くなるぞ？

キー坊恥ずかしい奴だなw

山根は四郎の重装甲主義を知っているから勝てたんだろうな。

ところで冒頭の腹黒マスターの｢嫌な予感｣て何?

このグフすごい改造だな。
山根は狂四郎を超えたぞ

そう言えば試合形式書かれてたっけ？
３：３なのはわかるが、勝ち抜き団体戦なのか？
だとしたら上で言われてる通り、山根が新参2人（特にグズ）に負けるのが想像できない。

試合が終わったら山根も四郎もコーチボックスに行くから
勝ち抜き戦ではないな。

どうでもいいが
戦場もあらかじめ教えておかないと改造に差がでてしまうと思うのだが・・・。
砂漠だったから四郎のガンダムは機動力で山根に劣ったが
宇宙戦だったらそこまで差はつかなかったはず・・・。

>>16
ありがとう。じゃあ山根以外のザコだったらロム達でも勝てそうだ。

もし宇宙だったら四郎が有利だったろうな。
元々グフは地上用・接近戦用だし、足のスプリングも無意味になったのに。

あと思ったのだが、よくハゲ岡は四郎の仲間になった山根をよくチームに入れる気になったな。
普通だったら裏切った、スパイじゃないかと疑ってチームに入れないと思うんだが。

村岡さんは大人だからそんなこと気にしないぜｗ

狂四郎とは一緒にプレイすることが多いが、
プラモの購入は、基本的に近所の太陽模型店だろうし、
クラフトマン代表になる気には流石にならなかったんじゃないか？

>>17
>よくハゲ岡は四郎の仲間になった山根をよくチームに入れる気になったな。

これの答えはお前がもう既に書いてるじゃないかｗ

>じゃあ山根以外のザコだったらロム達でも勝てそうだ。

せめて山根くらいいないと他とは勝負にならないという事なんだと思うｗ

それにしてもプラモ帝国エンペラーって最初はもっと強い奴が出てくると思ったんだけどな(´・ω・`)

>>18
いい歳こいた大人が子供をネチネチ言うか？ｗ

>>20
ん、おれ答え書いた？四郎の事を知り尽くしているから、か？
一番正しい答えは>>19の通りかもしれないが。

>じゃあ山根以外のザコだったらロム達でも勝てそうだ

の部分じゃないの？答え。
健とキー坊がいなくなっただけで（他に客がいないはずもない）倉太マンでもチームが作れなくなるぐらいだ。
どこでもキー坊以下のウゾームゾーしかいないんだよ。

ネタバレ
ロムとグズ鉄はプラモ帝国エンペラーの一員でこの後わざと負けて四郎は1回戦敗退です。
そして四郎はアメリカ予選で健、サッキーとチームを組んで優勝し、世界大会で再び山根たちと当たるってシナリオです。

僕は今日でやまと先生のアシスタントを辞めたので知ってます。

山根の子分２人は仮にも合宿で健とキー坊に勝ってるからロムたちが勝ったら２人の立場が…

一番驚いたのは、今さら「プラモ帝国エンペラー」が
チーム名として出てきたことだ。
本当恥ずかしい大人だなハゲｗ

公式でプラモ帝国とエントリーするのはな…
誰か「ハズかしいから太陽模型チームにしよう」とか言いださなかったのか。

>>26-27
山根は常識人だからやめてくれと言いそうだが、
きっと気づいた時にはもうその名前でエントリーされていたのだろうｗ

第30話　七色トゥランファムの巻


優勝候補の狂四郎がまさかの１回戦敗北し、会場はざわめきに包まれていた。
１回戦が終わり、コーチボックスのマスターと交替する狂四郎。
「山根のテクニックもさる事ながら、『プラモ狂四郎』としてのプレッシャーが大きかった様だ
　…まだチームが負けた訳じゃない、あと二戦残っている」
マスターは落ち込む狂四郎を慰め、ロム、グズ鉄も仇をとると燃えている！


２回戦、グズ鉄対小岩。
グズ鉄はレッドショルダーカスタム（以下RSC）、小岩はストライクドッグ（SD）！
――奇しくもボトムズシリーズの対戦だ！レッツバトリング！
一方、狂四郎はグズ鉄の実力で小岩に勝てるのか不安だった。負けたら世界一も夢と消える…
狂四郎の想いを受け、第２回戦開始！



　―宇宙空間―
『いざ、勝負―――!!　　　　　　　…とは言ったものの、一人だと心細いなぁ」
「来た、ストライクドッグだ！」
狂四郎の警告に辺りを見回すと、ストライクドッグが急接近し襲ってきた！
怖がりながらマシンガンを撃ちまくるRSC！しかし攻撃は回避されまくる！
「は　早い！　こんな奴に勝てっこないよ！」
「慌てるな、グズ鉄！お前らをおれの二の舞にさせはしない！奴の動きに合わせスピンするんだ！」
狂四郎の指示に従い、ストライクドッグに合わせ回転するRSC――
『今だ、フルアーマー全弾発射!!』
高速移動していたストライクドッグは避けきれず、右腕を大破してしまった！

RSCはトドメをさそうとするが、全弾発射した為マシンガンも弾切れに！
しかしストライクドッグにはまだ左腕のアイアンクローが残っている！
頭にきた小岩は山根の指示も聞かずにアイアンクローでRSCを殴りつける！
「ひるむな！　アイアンクローにはアームパンチだ、一発お返ししろ！」
狂四郎は怯えるグズ鉄に指示し殴りかかるが、アイアンクローでパンチが砕かれてしまった！

『このクローは鋼材から削りだしたものなんだ！』

まさか本物だったとは思いもしなかったRSCは右腕を引っこ抜かれてしまう！
負けが濃厚になり、諦めかける狂四郎。グズ鉄は思わずRSCのバイザーを開け、物を投げつける。
「諦めの悪い奴だ、あの世へ送ってやるぜ！」

――ふと、グズ鉄が今手に取った物に気づき、狂四郎は待ったをかけた！
『ちょっと待て！　それは対AT用に開発された、キリコの専用銃じゃないか！』
「そういえば、いつか作っておいたのを忘れてた！」
SDがアイアンクローを振り上げ襲ってくる寸前、グズ鉄は銃を撃ち撃墜してしまった！　大逆転!!



試合終了、これで１対１の同点だ！抱き合って喜ぶクラフトマンチーム！
…ちなみに小岩はハゲに胸倉つかまれ絶賛怒られ中。　ちょっとかわいそう。
「よし、アンカーはおれだ！　グズ鉄の勝ちを無駄にはしないぜ！」
ロムはフルスクラッチのトゥランファムを取り出すと、相手は…偵察用のジャーゴ!?
奇しくもまた同シリーズの対戦になるのだが、偵察用でいいのか？
「砂漠、宇宙とくれば次に来るのは市街戦　なら、動きのいいキットがぴったりさ
　村岡さんの指示で重ARVバザムからジャーゴに変更しました」
「そうか…　いくら小岩がヘビー級ATでやられたからと言っても、
　ジャーゴよりバザムの方が有利な気がするんだが…？」

そして最終戦が開始、予想通り次の戦場は市街戦！
「わっははは、見ろ見ろ！　やっぱり市街戦だったぜ！　これで勝利は決まったようなものだ！」
予想が当たり、嬉しさのあまりムダに火炎放射を行うジャーゴ。
「やめろ、足立　敵に居場所を教えるようなものだ」
注意する山根だが、足立は最初からそのつもりのようだ。

一方、狂四郎は相手がジャーゴを選択した事に警戒している。
「向こうはキットのまま作っても、片足立ちできるジャーゴか！
　可動部分が不十分なこのﾄｩﾗﾝﾌｧﾑでは戦いは不利だ！」
ロムも同じ事を考えていた。せめて宇宙戦だったら…！
するとジャーゴに見つかり、先制攻撃を喰らうトゥランファム！
狂四郎は接近戦に持ち込まれるなとアドバイスするが、なかなか距離が離れない！
尻尾を巻いて逃げるトゥランファムに追い討ちを仕掛けるジャーゴ！
攻撃を受けたトゥランファムは転んでしまい、その勢いで地下倉庫へと落ち何かを被ってしまった！
「どうやらペンキ工場らしい！」
「そんな所へ逃げ込んでもむだだ、工場ごと焼き払ってやる！」

その時突然天気が変わり、大雨が降り注ぐ。
「く　くそっ！　運のいい奴め、かくれんぼは終わりだ！　出てきて勝負しろ！」
足立の挑発に穴から出てきたのは……　全身ペンキで汚れたトゥランファム！

『ペンキだらけの七色トゥランファムだ！』

会場のモニターに映る汚れたトゥランファムに場内は爆笑の渦に包まれる！
だが、それもほんのわずかの間だけだった。
――なんとトゥランファムの姿が雨の中に消えていくではないか!!　　(　Д )　　　　ﾟ ﾟ

「そ、そうか！　この雨でペンキが混ざり合って、背景と同じ色になったんだな！」
絶好の攻撃のチャンスに指示を出す狂四郎！
一方、山根も動かなければ危険と判断し足立へ指示を出すとジャーゴはあちこち飛び回り攻撃する。
トゥランファムは追いついて狙いを定め――――ついにジャーゴを撃破した！
勝利と同時にトゥランファムのペンキは雨で洗い流され、元の姿で現れる。



太陽模型に勝った事を飛び上がって喜ぶクラフトマンチーム！
「みんな、本当によくやってくれたよ、ありがとう!!」
嬉し涙を浮かべ、ロムとグズ鉄を抱きしめる狂四郎。
「狂四郎、よかったな　これからはおれ達の分までがんばってくれよ」
悔しがるでもなく、紳士的に狂四郎の勝利を祝い手を差し出す山根。

――その時、狂四郎は背中に鋭い無数の視線を感じ振り返る！
それは会場内のまだ見ぬ強豪が狂四郎をマークしている視線だった……　　　　　＜続く＞

・・・いいの勝ち方これで（汗

ここで四郎のチームを負けさせるわけには行かないだろうが御都合主義すぎる・・・
さすがに太陽模型店勢が気の毒だ。特に山根。

>「そ、そうか！　この雨でペンキが混ざり合って、背景と同じ色になったんだな！」
・・・・・・いや、普通に茶色とか黒っぽくなったりするだけだろ・・・・

ロムもグズも勝てた事は勝てたんだけど、実力じゃなくただ運がよかっただけだよな…
底が知れてしまったな。

あと足立、お前本当に人間か？何だその瞳は。

両者とも、もし敵でこの勝ち方だったら絶対叩かれてるよね…

ロムもグズ鉄もキー坊とそんなに大差ないよね(´・ω・`)

いや、幸運で勝てただけ、白星無しのキー坊よりはマシかもしれん。

今後の活躍に期待だ。

あの年齢にしてフルスクラッチのトゥランファムは凄いからな、将来に期待。

…でも今は完成された実力の山根が欲しいです…マスター。

グズ鉄はザクタンクで活躍してたから良い所あるけど
ロムは鍵と同等っぽいな…あれならトランファムじゃなくてディルファムやＧＭでも何でも勝てたじゃん…強運だっただけで
たまたま銃持ってたとか、たまたま背景と同化したとかどうつっこめばいいのｗ
なんかロムがカマセになるような気が…

あの銃もキリコみたいな猛者が上手く使うからATにも有効なだけで、グズ鉄があんな小火器を使ってもそうそう勝てると思えん。

>>40
鍵？　…ああ、「キー」坊かｗ

グズ鉄はまだ擁護の余地あるんじゃね？
役に立つだけのアイテム自作してたんだから。

アイツまだ負けたわけじゃないのに、いきなりコンソール投げつけて無かったか。

と言うかよく操縦桿とか外せたなとｗ

>>45
あれはプラモのままだから簡単に外せたのでは？と思ってるｗ

>>46
そういえばプラモだって事忘れてたｗｗｗ

金属製の爪と言えば2話の健のアッガイだが、ボトムズでも金属の爪か…
その内、ダイキャストとは別に木製とか金属製とかの模型が出るんじゃなかろうか？

金持ちが数百万かけて金属で作れば最強じゃねえの？重量とか関節部のバランスも耐えられるように設計して。

>>47-48
お約束だが言わせてもらおう。
『もはや　プ　ラ　モ　じゃねぇ！』ｗ

>>41
でも、あの銃はボンボンで連載してる、のなかみのるのコミック版に出てきたのと同じ物じゃないか
TVでキリコが使ってるのと全然、形が違うぞ、作者はやっぱりボトムズを観てないな
よく考えたらスコープドッグRSCも陸戦用で、宇宙用のパーツを付けないと宇宙じゃ戦えないはずだけど

>>43　あれって1/48サイズで作ってたのかな？

>>50
シミュレーションだから、宇宙用の機体が地上で戦っても問題ないのでは？
ただ、適性が無いから機体性能は落ちるかもしれないが。

第31話　クラフトマンVSアニメショップゼロの巻



　―クラフトマンチーム控え室―
『え〜〜〜っ!?　あ、あの景山姉弟が第一試合で負けたって…!?』
マスターから知らせを受けた狂四郎は驚愕していた。
…ちなみに敗因はいいケツをした藤美ねーちゃんのヒステリーでチームワークが乱れたそうだ。

とりあえずそろそろ次の試合の時間なので、控え室を出ると何者かに肘がぶつかる狂四郎。
「ん、お前もしかして…　プラモ狂四郎か？」
目の前にいた危ない目つきのパンク風の男に一瞬あっけに取られるロム達。
「…ま、がんばんなよ　もし戦う事があったら、本当のアニメモデラーの実力を見せてやる」
男はそう言って狂四郎の肩をポンと叩くと、狂四郎はこれを無碍に払いのける！
『いい度胸だ、気に入ったぜベイビー！』
男は不気味に笑いながらその場を去っていった。



　――試合はどんどん進み、ついにクラフトマンチームは決勝に進んだのだった！
決勝戦の相手は『アニメショップゼロ』。アニメのセル画や資料を売っている店らしい。
「うむ、あそこはスケールモデルこそ無いが、アニメモデルはたくさん売っている
　…例の景山姉弟を破ったチームだよ」
マスターの言葉に気を引き締める狂四郎達。
いよいよ決勝戦が開始され、対戦メンバーの顔ぶれを見て驚く狂四郎！　――冒頭の男だ！

『おれは阿野世清四郎！　人呼んでアニメの清四郎！
　貴様は神聖なるアニメの傑作、機動戦士ガンダムを貶しﾊﾟｰﾌｪｸﾄｶﾞﾝﾀﾞﾑとやらを勝手に作った！
　約束どおり、アニメを愛するこのおれが思い知らせてやるぜ！』

頭おかしいのかこいつ。読者の代弁をする狂四郎にさらに挑発する清四郎。

さて、決勝戦はこれまでと違い３対３のチーム戦！まずは清四郎チームのキットから紹介しよう。
清四郎、佐山、鶴田全員ドム！　トリプルドムこと黒い三連星だ！
一方、クラフトマンチームは…ロムとグズ鉄がオリジナルの大型戦闘機ガンキャリアー！

『そして狂四郎はパーフェクトガンダム�V　1/144』！

赤いオリジナルガンダムにどよめく観客達！
「くそ、二度ならず三度までもアニメのガンダムを侮辱するとは許せん！」
清四郎の訳のわからん怒りを浴び、ついに決勝戦開始！



　―山脈―
ドムから降り、仲間にドムの調子を聞く清四郎。
「おまえらは雇われモデラーだ、この試合に勝ったら１万円上乗せするぞ」
そんな事を話していると、佐山が飛来するガンキャリアーを発見し迎撃準備する。
ガンキャリアー下部に捕まったＰガン�Vは森の中に光る物…敵チームを発見する。
トリプルドムは信じられない高さまでジャンプすると一斉にガンキャリアーに切りかかる！
だが、寸でのところで加速し攻撃を回避する！

『三機のドムとも動きに無駄がない！　まるで同じ人間の作ったキットのようだぜ！
　ここは分かれて行動した方がよさそうだ！　おれは地上から攻めるから、お前たちは上を頼む！』

言うが早いかＰガン�Vはガンキャリアーから降下し、ガンキャリアーは何と前後に分離する！
「さてと…」
Ｐガン�Vは地上に降り立つと、すぐさまドムはジェットストリームアタックを仕掛けてきた！
かろうじて３機目の攻撃を腕部ビームサーベルで切り払うＰガン�V！

その時ガンキャリアーα、β（仮称）が現れドムにビームを撃って来る！
ドムは仲間を踏みつけヒートサーベルで一瞬の内にα、βを撃墜してしまった！
「今度はきさまの番だ！　ジェットストリームアタック!!」
「二度も同じ手をくうおれじゃないぜ！　なめんな！」
――なんとＰガン�Vの胸部に小型ミサイルが隠されていた！　先頭のドムを撃墜！
さらに背部のバズーカを変わった持ち方で撃ち、意表を突かれた２機目のドムの腕を破壊！
しかし３機目、清四郎のドムは咄嗟にバズーカを避けた！
「きさまのような邪道なキットに、アニメモデルがやられるはずがない！」
ドムはバズーカを撃ちまくり、いつの間にかＰガン�Vの背後に回りこんでいた！
「よ〜し、後ろからトドメをさしてやる」
――しかしトドメではないものの、逆に後ろから攻撃されるドム！　一体誰だ!?

『へへへ　合体すれば、ガンキャリアーからキャリアースーツに変形できるんだ！』

なんと救援は砲撃型ロボへと変形しロム達のガンキャリアー　…いや、キャリアースーツ！
怒った清四郎はキャリアースーツへと向かうが、Ｐガン�Vはそれを止める。
「おっと、待った…　お前の相手はこのおれだろ　お前にバイオバッジをもらう資格はない！」
Ｐガン�Vはドムを一刀両断、さらに追い討ちのガンキャリアーの砲撃を受け勝負は決まった！


　―授賞式―
見事地区予選を突破した狂四郎達の胸に輝く、栄光のバイオバッジ！
これでクラフトマンチームは東京代表に選ばれ、関東大会へと進出が決定した。
――それはまさに、プラモ戦国時代の幕開けと言っても過言ではなかった…！

…その頃、成田空港ではサッキー竹田をはじめとする、世界的モデラーが日本の地を踏んでいた。

オリジナルガンダムまたｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━ !!!!!
今度は今までの反省点から、高機動型（？）か！


>…ちなみに敗因はいいケツをした藤美ねーちゃんのヒステリーでチームワークが乱れたそうだ。
なんというドロンボー一味

�V？�Uって出てたっけ？

フルアーマーガンダムが�U扱いなのかな。最早ガンダムの原型を留めて無い。
寄りによって原作アニメ至上主義者の神経を見事に逆なでするキット編成だぜ。

パーフェクトガンダム＝�T
ガンダム増加ウェポンシステム＝フルアーマーガンダム＝�U
だから�Vだな。

おれはアニメ主義じゃないが、あれは…　ただのシャア専用ガンダムじゃねぇかｗ
しかしあの可動式バズーカは何かカッコいいな。

�Tが重装甲で�Uが着脱式装甲で更に今回の�Vと着実に軽量化が進んでるな
次は装甲に穴が空いて骨みたいになってるに違いない

しかし予選とはいえ、たった１万の上乗せをありがたがれるレベルの大会なのか、シミュレーションにウン千万かかってそうなのにｗ

パーフェクトガンダム�Wは山根のグフみたいに外見はガンダムのまま全身超可動じゃないかな。

タイガー佐山の覆面はタイガーマスクじゃないんだな
なんか変なマスクだ

>>62
あの肩どうやって動くんだろうな

ところでお前ら、ガンキャリアーはどうよ？
おれは果てしなくかっこ悪いと思うんだが。
あれなら分離したままの方がまだよかった。

魔改造の時といいシミュレーションには２体合体したら理屈抜きで２倍にパワーアップという仕様でもあるのか

>>66
未遂だったけど、ダンバイン＋フォウもだったな

おい作者、藤美姉さんの負けたシーンをカットするとは何事だ！
大勢の読者(特に男性)が、見開きでエロい格好でボロボロになった藤美姉さんを期待してたんだぞ！

ところで清四郎は、大河原邦男さん達がMSVでアニメに出てこないMSを
次々とデザインしてるのを、どう思ってるんだろう？

>>68
（C）日本サンライズ　の商標があれば認めるんじゃないか？

いやー、アニメ信者じゃないけど赤いガンダムはないわ…
あれならシャア専用だし、シャアがガンダムに乗るわけないんだから…
シャアがガンダムに乗る展開あったら仰天するし、敵だから乗るわけないじゃんｗ

よし、じゃ俺はゲルググやザクをガンダムカラーに塗るぜ！

>>68
MSVはいいんだろうけど狂四郎オリジナルのパーフェクトガンダムやパーフェクトガンダム�Vは許せないんだろうな
そういえば増加ウェポンシステムっていうのも狂四郎オリジナルだよね？

>>68　>>72
その後に日本サンライズ・バンダイが正式に認めれば、しぶしぶながらも認めるんぢゃないかと思う

認めん、認めんぞぉぉ！！ コアブースターでも邪道だ！俺はGブルで戦う！！

Ｇブルだったらむき出しのコアファイター狙えば一撃じゃんｗ
まぁ、嫌いじゃないけど。

第32話　牛若３兄弟参上！の巻



　―東京駅―
マスターに急かされ、急いで新幹線に乗る狂四郎達。
せっかくバイオバッジがもらえると思ったら、工事の遅れで延期になってしまったようだ。
「それで静岡で関東・東海大会が行われるんだね」
「静岡はプラモのふるさととでも言うべき町で、
　ワールドシミュレーション大会　関東・東海大会が行われるのにふさわしい所だ」
マスターの言葉に、駅弁を食いながら静岡がプラモのふるさとなのかを聞くグズ鉄。
「静岡は木材を扱う産業が盛んだ
　プラモを作っているメーカーは、昔は木製の学習教材や、組み立て模型を製造していたからね」
木製の模型という言葉を聞いて、思わず木製の鉄人２８号の模型を想像するロム・グズ鉄。
『あはははは！　あまりかっこよくないね…！』
その横で狂四郎はバッグからキットを取り出し作業を始める。
「おれ、まだプラモが完成していないんだ…　はやいとこ作業を始めなくちゃ」



　―京都―
その頃、ここでは関西・北陸地区大会が行われていた。
大阪代表の天満兄弟の決勝戦　　…なのだが、対戦相手が遅れている。
いらつく天満兄弟は唐突に笛の音を聞く。　奴らが来た！

『弁慶！　義丸！　静！　京都代表、牛若三兄弟参上！』

「たいした役者やで、演出まで考えてやがる」
「ふふふ　遅れてすまんのう、その分早めに決着をつけますので」
挑発する弁慶に食って掛かる太郎！そしてついに両雄合間見える！

再び場面は新幹線の狂四郎達へ。
「…という事は、おれたちが関東・東海大会に勝てば、正式にグランプリ大会に出場できるのか」
「そういえば、京都で天満兄弟が戦っているところだな」
――狂四郎は窓の外を眺め、かつて戦った天満兄弟の事を思い出していた。



　―関西・北陸地区大会―
天満兄弟のキットは小郎太・五郎太がMS-06Fザク�U、太郎がMS-06Zザクジオングテストベース。
牛若兄弟は義丸が06R-1A高機動ザク、静がネオファム、弁慶がプロトドム。
両雄合間みえ、シミュレーション開始！



　―砂漠―
小郎太・五郎太はさっそく弁慶のプロトドム発見！…なんだ、あの背負ってる武器一杯のカゴは？
「お主の持っているのはドム用バズーカの様じゃのぅ！　これは好都合！」
ザクはバズーカを撃つが、なんとプロトドムは両手で砲弾をキャッチしてしまった！
「ふはははは！　これは軟質ビニール樹脂製の手じゃい！」
それならばとザクはバズーカの砲身でプロトドムを殴りつけるが、全く効いてない！
それどころか逆にバズーカを奪われ、小郎太のザクを一撃で粉砕してしまった！

『ふわっははは！　おれさまの趣味は対戦相手の武器を奪い取る事じゃ！
　これで98人目、この決勝できさまらを倒せば100人目を記録できる！
　次は99人目として、そのマシンガンをもらおう！』

五郎太のザクににじり寄るプロトドム！　　　――――だが、義丸に待ったをかけられる。
「そいつはおれにやらせろ！　…さぁ、いつでも撃ってみろ」
睨みあう五郎太と義丸、ザク対ザク！　西部劇の早撃ちの様に撃ち合い――膝をつく五郎太ザク！
「ザクの最高キット、マインレイヤーを使ったのに…　こいつら不死身なのか…？」
途端、高機動ザクはふわりとジャンプし、ザクに飛び蹴りをかまして真っ二つに割ってしまった！

…しばらくした後、太郎のジオングザクが駆けつけるもすでに2機は破壊された後だった。
「おほほほ　見事なやられっぷりね！　今度は私があんたをあの世に送ってあげるわ！」
空中から舞い降りてきた静のネオファムに有線ロケットアームを絡みつかせるジオングザク！
「きゃ〜っ！何よこのタコ！」
タコと言われて怒ったタコ…　じゃない、太郎はネオファムの両腕を引き抜いてしまう！
「へへへ　天満兄弟をなめたらあかん！　バイファムキットの欠点ぐらい知ってるでぇ！」

両腕を無くしたネオファムは逃げ出すが、再び有線ロケットアームに絡みつかれてしまう。
そのままあちこち振り回されるネオファム。
「へへへ　さっきの元気はどうしたんや！」　　ﾋﾟｶ
――ふと、静はジオングザクのモノアイが光った事に気づく！
｡oO(やはり電飾しているのね　よし、このワイヤーロープを逆手にとってゆでダコにしてやるわ)
ネオファムはコクピットハッチを開くと、脱出ポッドから針が伸びワイヤーをチクリと刺す――

『思い知れ〜！』

高圧電流を流され、ジオングザクは大破してしまった！
「このネオファムには発電装置が仕掛けてあるんだ！　女だと思って甘く見るでない！」
その直後、義丸達が駆けつけ静の勝利を褒める。
『ふわっははは！　我ら牛若兄弟の強さの秘密は、ハイコンプリートモデルのパーツや
　長所を利用して改造した、ストロングパワーモデルにある！』
――牛若兄弟の説明と同時に会場のモニターにキットの内部図解が映し出され、試合終了！

…この戦いを観戦していたサッキー竹田。
「ストロングパワーモデルか…　ふん、しょせん我々の敵ではない」
そう吐き捨てると、仲間と共に帰っていった。
ふと、会場のマスコミがサッキーの来場に気づき彼に駆け寄るも無視される。
《牛若兄弟強し！　これでグランドチャンピオン大会への出場権を獲得しました！》
司会は牛若兄弟に勝利宣言し、勝どきを上げる牛若兄弟。




　――ｶﾞｼｬｱﾝ！
三度、場面は狂四郎達へ。
「たはは、手元がすべっちゃった　…くそっ、何か不吉な前触れでなきゃいいが…」
落としてしまったキットの部品を拾い上げる狂四郎。
しかしそれは本当に不吉の前触れだったのを、この時狂四郎はまだ知る由もなかった…　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

プラモ狂四郎　連載中
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1259676215/

？！
なんか太郎にまで電流流れてないか？！

コクピット周りに絶縁シートを貼ってないからだろう！

女の子の新キャラｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━ !!!!!　せめてエロく負けてくれればいいのだが。

四郎、電車の中でプラモって……接着剤とか使ってるのか？迷惑じゃないか？大丈夫なのか？

ハイコンプリートモデルか。あれは凄いな、新世代の玩具という感じがする。
プラモとは比べ物にならんほど丈夫だし、普通に考えたら反則級に強いだろう。

しかしサッキーはどうやら今シリーズもカマセにはされないで強豪扱いの様だが
四郎との対戦を経て、改心したにしては何だかアヤしさ倍増してるよなぁ。

サッキーの後にいるチンコカットは健じゃねぇの？

>>82
そうか、藤美姉さんに代わって今度は静がエロ担当になるのか
関西・北陸地区なら、今度は九州・四国・中国地区の代表と戦って西日本代表を決めるのかな？
それなら当然、代表は南郷達のチームで、今度は牛若兄弟と戦うんだろう

天満兄弟、早くもかませに…(´･ω･｀)

>>83
新幹線は空調あるとはいえ密閉されてるからな…　異臭騒ぎがあってもおかしくない。

>>84
ジュンの態度見る限り、ますます悪化してそうな気がする

>>85
ホントだ、あの髪型は健っぽいな。
でもアメリカに行ったとはいえ、なんでわざわざサッキーにつく？

太郎…シミュレーションで無意味な電飾使わなきゃ勝ってたかもしれないのに…

サッキーさんのことですね。

観戦してた竹田くんが不機嫌そうだったのはかつての失敗を思い出したからな。

そういや太郎もサッキーも電飾足付ジオングだったな

第33話　クラフトマンVSマックス軍団の巻


　―狂四郎達が泊まっているホテル―
グズ鉄、ロムがプラモチェックを終え、狂四郎も何とか午後のプレーに間に合いそうだ。
「壊れた所はなんとか………修正………できそうだけど…………
　　無　い　っ　！　　ヘビーガンダムの肩のパーツが無い！」
なんとここに来て部品消失！　…きっと前回のラストでキットを落とした時だろう…
「大丈夫だよ、ここは静岡だし　メーカーに問い合わせれば…」
「ばかな、四郎のヘビーガンダムはフルスクラッチで市販されてない」
――そうだった！　と言う事は…？
「棄権してたまるか〜〜っ！　ヘビーガンダムに合うパーツを探すんだ！」



　そして狂四郎達は町を駆けずり回って、ハイコンプリートモデル・フルアーマーガンダムを購入。
「役に立つかな〜？」
「無いよりましさ、何とかなるよ！」
元気を取り戻した狂四郎達は会場まで競争する事に。




　―ワールドシミュレーション大会　関東・東海代表決定戦会場―
FAガンダムの腕をヘビーガンダムに合わせてみるが、やはりカタカタして合わない。どうすんだ!?
「こんな手もあるさ…」
狂四郎はテープを取り出すと、関節の棒にテープを巻きつけサイズを合わせはめ込む。
『どうだ！　フルアーマーガンダムの腕を装着したヘビーガンダムだ！』
さて、狂四郎のヘビーガンダムは直った事だし、ロム＆グズ鉄のキットは？
――――恥しそうに2人が出したキットは………パーフェクトガンダム！　それも２機！
「やってくれるじゃないか、こんにゃろ！　おれのお株を奪いやがって」
盛大にスッ転んだ狂四郎はロムをヘッドロックし殴りつける。

「さてと…」　狂四郎は何気なく観客席を見ると――――　一瞬、健の姿を見る！
…気のせいかと思いなおし、3人はシミュレーション会場へ向かう。


《さて、いよいよ試合開始です！　東京代表クラフトマン対地元、静岡代表マックス軍団！》
司会のアナウンスと共に現れたのは、バイクのヘルメットを被った不気味な3名。
この試合に勝てばプラモシミュレーションセンターでグランプリへ出場できる！
「うう…　この試合に勝てば、いよいよバイオチップでプレーできるのか」
武者震いを起こす狂四郎。

さて、クラフトマンのガンダムチームに対し、マックス軍団は……
青木：ゲルググ、西脇：オージェ、菊池：マノンタイプ　…なんとそれぞれバイクに乗っている！
「すげぇ、あのバイク　フルスクラッチだぜ！」
「スケールの腕前も相当なものだぜ！」
驚く狂四郎達を不気味に笑うリーダーと思わしき菊池をよそに、シミュレーション開始！



疾走するロボバイカー達を発見した崖上のグズ鉄。
「暴走族め、出鼻をくじいてやるぞ」　まずはショルダーキャノンで先制攻撃！
だが、3機は攻撃を回避し崖上のPガンを発見してしまう！
「あれか！　おれに任せろ！」
――なんとゲルググはバイクに乗ったまま崖を昇ってくるではないか！
頂上付近に来るとバイクから飛び降り、ナギナタでPガンの右腕を切り落とした！
『ちくしょう！』
再び襲い掛かるゲルググの頭部をショルダーキャノンで破壊し、コクピットを貫かれ相打ちに！
崖上から転がり落ちるゲルググを冷たく見下すマノンタイプとオージェ。
「青木もだらしないプレーヤーだ」
「サッキー竹田さんの友人とは言っても、
　しょせんサッキー５のメンバーに認められない哀れな奴さ」

――ふと、砂塵の中からガンダムOPを歌いながらマント姿のガンダム2機が現れる。
「来たな狂四郎！　ふざけやがって、つるし首にしてやる！」
マノンタイプ達が走り出すと、ガンダムはマントを脱ぎ捨てオージェの顔を覆う！
図らずも視界を奪われたオージェは、2機のガンダムの一斉射撃でバイクを破壊される！
ロムにマノンタイプを任せ、狂四郎はオージェと戦う。
逃げるオージェを狙い撃つヘビーガンダムだが、腕がガタガタして狙いが定まらない！
強引に撃っていると、ヘビーガンダムの左腕が外れてしまった！
「ば〜か　出直して来い」
「かっこわり〜」　　←おちょくられ逃げるヘビーガンダム



　―その頃、ロムは。―
逃げるマノンタイプを上空から撃ちまくるが、ことごとく避けられてしまっていた。
「ちっ　うるさいハゲタカめ！」
反転して襲い掛かるマノンタイプだが、Pガンもシールドを改造してある！
「サーベルで真っ二つにしてやるぜ！」
Pガンがサーベルを振りかぶる直前、マノンタイプは懐に潜り込み、サーベルを奪って一刀両断！
「武器の少ないマノンタイプと油断したばかりに…」
ロムパーフェクトガンダム、撃墜！



　―そして狂四郎。―
岩陰に隠れチャンスをうかがっていると、背後からカチリと金属音！
岩陰から飛び出すと、オージェがパワーランチャーからテグスを射出、右肩に巻きついた！
「こんなテグスでおれの命は釣れないぜ！」
「はたしてそうかな!?　こうしてやるわい！」
――テグスから何か液体が伝わってくる……　これは瞬間接着剤だ！　どんどん肩に伝わってくる…
ふと、西脇はヘルメットを外し叫ぶ。

『狂四郎、おれ達を覚えているか!?
　以前、きさまと戦う事なく終わったサッキー５の西脇と菊池を…！』

西脇の素顔を見て思い出す狂四郎。あらすじも忘れてた。そんな雑魚もいたような？
「そういえばそんなのがいたな、この戦法もサッキーの直伝か」
「ふふふ　そうこうしている内に腕が固まったようだな」
――しかしヘビーガンダムは逆にオージェを振り回し、テグスを断ち切ってしまった！
振り回されたオージェは応援に駆けつけていたマノンタイプにぶつかり、バイクを破壊してしまう。

『いい気味だ、二人まとめてかかって来い！』

怒ったマノンタイプとオージェはドタドタこっちに駆け寄る中、狂四郎は落ち着いて狙いを定める。
「へへへ　瞬間接着剤で固定してもらったおかげで狙いが定めやすいぜ！」
――連装ビームガンがマノンタイプとオージェをまとめて破壊し、狂四郎達の勝利が決まった！



《やりました、クラフトマンチーム！関東・東海地区制覇！
　そしてＡ級モデラー、ならびにシミュレーションプレーヤー日本一の座をめざして、
　グランプリ戦へと進出します！》
司会のアナウンスを受け喜び合うクラフトマンチーム！
――すると突然、ステージに健が現れこちらへ寄って来るではないか!?

『け　健じゃないか！　いつ日本へ!?』

喜ぶ狂四郎だが、健は狂四郎に目もくれずスルーし菊池達の元へ向かい、彼らの苦労をねぎらう。
「一体どうなっているんだ…　お前、丸山健じゃないのか？」
『おれは丸山健さ！　それがどうかしたのか!?』
――激しい敵意を狂四郎にぶつける かつての親友・丸山健だった……　　　　　＜続く＞

パーフェクトガンダムのキット化は嬉しいし、FAガンダムもカッコいいんだが、
ヘビーガンダムだけは何故か心が受け付けない俺……

てゆーか、なんだあの目は。
本官さんか。

フルアーマーとヘビーガンダムの違いが分からない…
目以外に何か違うの？

ビームサーベル

ああ、なるほど！
FAガンダムと違って接近戦もできるようになったのか！
装甲排除もできるのかな？

あの健はニセ者だろう。敵に回るはずがないだろうし。
サッキーの仲間の変装じゃないか？

>西脇の素顔を見て思い出す狂四郎。あらすじも忘れてた。そんな雑魚もいたような？
お前ら覚えてる？おれは全然覚えてないｗ

早くもロムとグズ鉄がかませ化してるな。
人数あわせとは言え、もっと戦力になって欲しいものだ。

いや、相打ち取れるグズ鉄は健よりずっと役に立ってる、ロムは……

ロムは完璧油断してたからな。
折角のパーフェクトガンダムの名が泣くぞ。

パーフェクトガンダムのプラモが発売したけど、清四郎はどう思ってるんだろう？
日本サンライズとバンダイが認めた以上、案外すぐに受け入れたりして
それとも、自分の店にパーフェクトのキットだけ置いてないとか？

アニメ化されてないと認めん！by清四郎

バンダイの横暴だと言って、原作者である富野個人の信者にシフトするんじゃないかな

>>104
無意味に下に改行いれるのやめてくれないか

第34話　ブルーサンダーVSエルガイムMK�Uの巻


突如現れた親友・丸山健はなんとサッキーファイブの味方になっていた！
「なぜサッキーファイブに味方するんだ！　お前、本当に健なのか!?」

「おれはサッキー竹田達を日本へやってきた
　――　プ　ラ　モ　狂　四　郎　！　　お　前　を　倒　す　為　に　な　！　』

狂四郎にライバル宣言する健にどういう事だとマスターも飛び込んでくる！
「考えてもみろよ、おれは元々お前のライバルだったんだ
　…それがいつの間にかコンビを組むようになって…　お前の引き立て役になってしまった
　おれのプライドからして、そういう状態に耐えられなかったんだ！
　このままじゃ、自分の破滅だって事に…！
　――アメリカへ行ったおれはプラモ作りをやめるつもりだったが…
　そんな時…サッキー竹田がおれの家を訪ねてきた
　友達のいなかったおれはいつの間にか、彼に胸のうちを話すようになった』

サ『きみにはモデラーとしての才能と知恵がある！このアメリカで生まれ変わるのです！
　　狂四郎以上のプレーヤーとして！』

健の言葉に親友に対する裏切りだと掴みかかる狂四郎を止めるマスター。
「見損なったぜ、よりによってサッキーなんかと！」

「はっはっ　荒れとるようだな、四郎くん」
――現れたのはプラモじいさん…もとい、三戸会長！
三戸は今度の日曜日にバイオチップのテストプレーをしてみないかと2人を誘う。
…もちろん、二人は即効で引き受ける。
『ただし、勝ち負けを決めるのではなく…　あくまでも、バイオチップシステムのテストじゃぞ！』

――その様子を見ていた観客席のサッキーは不敵に笑っていた。
『ふふふ…　見せてやれ、ミスター健！　今までとは違うきみの力を！
　グランプリ戦を前に、狂四郎を血祭りにあげるがいい！』



　―日曜日―
三戸家のリムジンでマスターと共に移動中の狂四郎。
｡oO(あれから一週間…　ついにおれと健との戦いの日がやってきた
　　　思い出せば、おれのプレーヤーとしての第一歩は健との戦いから始まった
　　　そしてまた、新ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝで健と戦おうとしている…　これもおれ達の宿命だろうか？）
そんな事を考えていると運転手がセンターについた事を教えてくれる。
実物のセンターを見て驚く狂四郎とマスターだった！



中へ案内され、研究室へ向かう。
「バイオバッジと細胞の提供をお願いします」
研究員は機械を狂四郎の腕に当て、細胞を採取する。
「なんだ今の!?」
驚く狂四郎に現れた三戸が説明する。
「これは失敬　モデラーの体の一部がなくては、完全なバイオバッジは作れんでのぅ
　きみのバッジから取り出したバイオチップに細胞を埋め込み繁殖させるんじゃよ
　――あとはモデラーとしてのきみのデータを入力すれば完成じゃ」
次に狂四郎はカプセルのような機械に入れられ、全身をスキャニングされる。
「これ、本当にプラモまんがなのかよ！」
「まったくだ！」
カプセルから出てきてフラフラになる狂四郎のボヤキに同意するマスターでしたｗ
――そしてデータがチップに入力され、バッジに埋め込まれ狂四郎に手渡される。
『これでバイオチップはきみ自身じゃ！』

ふと辺りを見て気づいたが、ここには客席が無い。三戸曰く、テレビ中継で放送されるそうだ。
『みどりちゃん、見てる!?』
カメラに向かってピースする狂四郎！
「ばかっ！　カメラリハーサルやっているんだよ！」　　　ﾎﾞｶｯ☆　　　　「きゃいん！」



…狂四郎達がドタバタやっている頃、健はバイオチップシステムの説明を受けていた。
「なるほど、プラモをコントロールするのはプレーヤーの精神エネルギー…
　つまり、テレパシーと言う訳ですね」　　　　…健、要約説明をありがとう（Byあらすじ）
もう一つ、バイオチップをやられない限りプレー続行可能と、コクピットの制限が無いという事。

『さよう！
　単にコクピットだけが弱点とは限らない！　プラモのどこへチップをつけてもかまわんのじゃ！』

――こいつはすごいシステムだ！準備が整い、狂四郎・健はそれぞれキットにチップを取り付ける。
さて、今回のキットは健がブルーサンダー！　狂四郎がエルガイムMK�U！
お互いのキットを見て腕を上げた事に一瞬怯む。…カウントダウン、プラモシミュレーション開始！



「げ、ここは…！」
ラウンドブースター（エルガイムMK�Uの飛行形態）が飛んでいるのは…　どこかの都市の上空！？
「四郎くんは地理的に不利かもしれんが、設定をロサンゼルスにしてみた！」

「来たな、狂四郎！」
周囲を警戒しつつ飛行していると、下からブルーサンダーが現れた！
ブルーサンダーとラウンドブースターのドッグファイトが始まる！
「よし来い！　ロス五輪が終わった後はプラモオリンピックだぜ！」
「ロスの空に消えるのはきさまの方だ！」
――しかし狂四郎はヘリが小回りが効くのを忘れていた！背後をとってもすぐに方向転換される！

…その頃、観戦していた三戸はテストプレーにはもったいないと喜んでいた。

たまらず逃げ出すラウンドブースター！
「逃げたってムダさ！　ロスはおれにとって日本と同じ位の知識があるんだ！」
追いかけながら機銃を撃つブルーサンダー、避けるラウンドブースター！
前方に橋げたを発見、一か八かくぐろうとするが失敗、機体が引っかかってしまった！
瓦礫に埋もれたラウンドブースターに狙いを定め、センサーのスイッチを押す。

「この赤外センサーでバイオバッジを見つけ出してやるぜ！」
「四郎くん！　バイオチップを破壊されると、プレーヤーの体はダメージを受け
　一週間は新しいチップを作る事ができないんじゃ！」
「え〜っ!?　それじゃ、三日後のグランプリ戦に出られなくなってしまう！」

身動きできず機体をスキャンされる狂四郎に対し、危険を知らせる三戸だった…　　　＜続く＞

ならテストプレイやらせるなよジジイｗ

四朗と健はママ連れてきてりゃ確執なんてあっさりなくなるだろ。
「こら、喧嘩するんじゃないの！　ゲームは仲良く競い合いなさい！」
「アメリカで勉強してきたの？　すごいわ〜、うちの子にも教えてあげてね？」

今更だが、無駄に凝ったシステムだな…

せめて始める前に言えよジジイ

>>112　>>114
きっと三戸会長はボケはじめているんだよ…ｗ
それにしても新発売のエルガイムMK2はやはりかっこいいな

バイオバッジでコクピットの制約をなくしたのはいいアイデアじゃないか？
例えばつま先とか背中とかに置いておけばやられにくいと思う。

健……やっぱり気にしてたんだなぁ(ﾉ∀`)
１回戦で「仲間として共に戦ったから」完勝した山根といい、意外に拾ってくるなこの作者

エルガイムマーク2カッコいいんだが、アニメの話は知らないなあ…

ブルーサンダーとは相変わらず健のキット選択は渋いな。あれならMK�Uとも渡り合えそうだ。

ビルバイン、エルガイムマークIIと番組後期で変形ロボに乗り換えるのが最近の流行だし
狂四郎も飛行形態に変形するガンダム作ればいいのに
ギミックは良いが不格好だったガンキャリアーのロボ形態をガンダムにするのもいい

四郎も健も小学生なのにフルスクラッチできるなんてｗ
いや、できないとは言わないけど両方とも相当レベルが高いフルスクラッチだよね
特にエルガイムMK-�Uは各関節が動くだけじゃなくて変形までするっていう・・・
今売ってるエルガイムMk-�Tを普通に作って戦えばいいじゃないか
何かプラモ漫画って感じがだんだんしなくなってきたな・・・(´・ω・`)

最近フルスクラッチが多くてとても付いて行けんな。
俺なんかアイアンフットもラビドリードッグも挫折したままだぜ。

フルスクラッチの可変エルガイムマーク�Uなんて、
ホビージャパンでもマックスファクトリー総掛かりでやっと作れてるくらいなのに
小学４年生一人がごく短期間で作り上げるとかもうマネできんレベル…

ジジーイ！テストで危険な事するなよｗまず試作品とかでやらせばいいのにｗアホですかｗあんたは
それにしても鍵強くなってるなー、コンプレックスをバネにしてパワーアップしたのか

>>115
ああ、ガンダムが上半身吹っ飛んだら下半身で歩くだけのホラーなガンダムが出来るんですね、わかります

>>105
それならMSV、リアルタイプ、アッグガイやゾゴックはすべて否定する事になるぞ
大人気のMSVのキットが全く無いんじゃ、清四郎の店、経営ヤバくないか？

健「見事に変形するなんて！」って、最初にロボ形態見てたはずじゃないかww

>>123
「鍵」ってキー坊の事かと思ったが違うのか？

あと
>上半身吹っ飛んだら〜〜
すでにジオン少年隊との戦いで再現してますが…ｗ

ところで個人的にはエルガイムの方が好きだな。
Mk2はなんか悪魔っぽいと言うか、敵ロボみたいな感じがする。

俺はそこが好きだな、去年のダンバイン→ビルバインがヒロイックになったのと対照的で
しかしモビルスーツの俺バリエーションばっかりでなく、オーラバトラーやヘビーメタルのバリエーションも見てみたいぞ
狂四郎が勝手にマークIII作って清四郎がキレたりｗ

>>127
そういえばオリジナルのガンダム系ばっかだな。
いくらガンプラが売れてるからってひいきしすぎだ。
俺も他の作品のオリジナルを見てみたい。

ところでブルーサンダーって普通に軍用ヘリ？それとも何かのドラマのヘリ？

ドラマのヘリだよ

そういえばエルガイムの次に新しいガンダムが始まるらしいね
早く詳細が知りたい！

>>130
マジか！？ガンプラの影響かな。
今度は変形は必須だろうな、ビルバインやエルガイムMk2が変形した位だし。

ビルバインやマークIIで取って付けたような変形入れたけど、変形ブームの立役者バルキリーには及ばないからなあ
元祖リアルロボットの意地を見せて欲しいぜ、４段変形はいらんけどｗ

もう変形位はできないと流行遅れだかれなｗ

うわさによるとバスターランチャーを持ったガンダムだそうだ。
バッシュやマークツーが人気だから。

前回両腕ないまま登場したヘビーガンダムの完全版が主役とか＞新ガンダムアニメ
ＭＳＶとのベッタリ具合から考えてありそう
で、清四郎が発狂するｗ

新ガンダム、ホビーショーにあった看板には「逆襲のシャア」(仮題)と書いてあったぞ
今度はいよいよシャアが主役なのか、シャアがヘビーガンダムの完全版に載るんだな
当然、赤いカラーのガンダムになるんだろう
>>129
ブルーサンダーは83年公開の大ヒット映画だよ
この頃はまだTVシリーズにはなってない、TV版はアメリカで84年秋から放送

無意味に下を空けるなと何度言えば(ry

第35話　狂四郎の逆襲の巻



瓦礫に埋もれ動けなくなったラウンドブースターをセンサーでバイオチップの場所を探る健。
「ちょっと古いがネバーギブアップだ！」
ラウンドブースターはエルガイムMK�Uに変形すると同時に瓦礫を弾き飛ばして脱出する！
弾かれた瓦礫の一部がブルーサンダーに辺りバランスを崩す。
「あのラウンドブースターがこんなに見事に変形してしまうとは…！」
「ﾌﾙｽｸﾗｯﾁでパーツのすり合わせがきつかったけど、ちゃんと変形できてよかったぜ(A;´∀｀）」

エルガイムMK�Uはブルーサンダーを睨み上げ、今までのお返しとばかりにバスターランチャーを撃つ！
――だが、小回りの効くブルーサンダーには当たらなかった！
「ははは…　プラモの腕は上達しても、射撃の方は相変わらずだな！
　おれはこの日の為に射撃の練習をしてたんだ！
　バイオチップの場所さえ分かればお前なんか一発さ！」
ブルーサンダーはガトリングガンを撃ち、壁にエルガイムMK�Uの型の弾痕を開ける。
「そういえばアメリカでは本物の銃が撃てるんだっけ…」

エルガイムMK�Uはたまらず逃げ出すが、すぐに向き直る。――その額には狂四郎の顔が！
…もしやと感じた健はエルガイムMk�Uに額を狙い、命中！崩れ落ちるエルガイムMk�U！
「うう…　やられた〜〜　　　　　　　　　　　　――――なんちゃって」
狂四郎のフェイントに引っかかり思わずコケる健。

「バイオチップ・プラモ・コントローラーのおかげでコクピットの制約がなくなったんだ！
　誰が目立つ額なんかにセットするかよ！」

バスターランチャーを撃ちまくるが、結局一発も当たらず弾切れを起こしてしまう。
ランチャー砲を投げ捨てると、今度はパワーランチャーをセットし狙いを定める。
「くどい奴め、まだ懲りずに攻撃してくる機か！」
――今度はパワーランチャーが命中！不幸中の幸い、赤外線カメラを破壊した！
「へへへ　下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、さ」

「まぐれだ！一発当たった位でいい気になるな〜！」
健はミサイル発射スイッチを押すと、ミサイル…　ではなく、無数の小型の戦闘機が発射された！

「そいつは日本模型のスーパーマイクロシリーズ1/300だ！
　こっちの指示通り動くように改造してある！」

小型戦闘機は次々と特攻し、その威力はエルガイムMK�Uの腕を焦がすほど。
――このアイデアは以前、狂四郎が1/100リアルタイプに入れたミニガンダムをヒントにしたのだ！
伊達に健は狂四郎のパートナーをつとめていた訳ではない。長所も短所も全て見抜かれている！
「だったら早くやっつけたらどうなんだよ！　どうした、健！何をためらっているんだ！」
――突如健の目に狂四郎が大きく映る！
｡oO(い　いかん！　おれは狂四郎の虚像に惑わされている…
　　おれは狂四郎を超えなくてはならないんだ
　　ここでやらなければサッキー達と来た意味がなくなってしまう)
頭を振り、邪念を払う健。ならばお望みどおりあの世へ送ってやる！
小型戦闘機群に特攻指示を出し、気づいたエルガイムMK�Uはすかさずこちらを向く。
無数の小型戦闘機の特攻を受け、爆発に包まれるエルガイムMK�U！
「ふははは　思い知ったか、狂四郎め！」


爆煙が晴れるのを待って、狂四郎を確認しに降りるブルーサンダー。
「へへへ　降りてくるのを待ってたぜ、蚊トンボめ！」
――しかしエルガイムはボロボロになってはいるがまだ健在だった！
慌てて上昇して逃げるが、パワーランチャーがブルーサンダーの尾翼ローターを破壊した！
…すると現実の健が悲鳴をあげ、額から血を流している！ローターにﾊﾞｲｵﾁｯﾌﾟが入っていたのだ！
「勝負は見えたぜ！」
一方、健はあれだけ損傷しているのにまだ戦えるエルガイムMK�Uを不審に思っていた。
一体狂四郎のバイオチップはどこに…？

「　！　　体にダメージを受けている割に、ブースターに傷が無い！
　――チップの隠し場所は背中か！」

秘密に気づいたブルーサンダーはエルガイムMk�Uの背後に回りこみ、ローターで背中を切り裂いた！
『きえ〜〜〜っ！　ローターブレードサンダー！』



――その瞬間、水戸がテスト終了の旨を告げる！
「よし、もういいじゃろう！　ストップじゃ！」
…タンカで運ばれる健は去り際におあいこだなと呟き、狂四郎も運ばれる健を見送る。
落ち込む狂四郎に向けマスターが口を開く。
「四郎、健はおまえと戦うために日本にやってきたんだ
　決着がつくまで戦う事になるだろう、モデラー　いや、プレーヤーとしての意地がある限り…」
「わかっているけど、こうまでして戦う必要があるんだろうか…？」
「やるかやられるか、それが勝負の世界だよ　…それより、プレーでのけがは大丈夫か？」
「へっちゃらへっちゃら、外の空気吸ってきます」
…よく見ると狂四郎も腕にかすり傷を負っているが、ガッツポーズをすると外へ飛び出していく。

そんな中、三戸会長が冷や汗を流しながらマスターに話しかける。
「倉田くん、申し訳ない事をした
　こんなダメージを受けるような強力なシミュレーションじゃなかったのだが、
　2人のサイキックパワーが強すぎたようじゃ
　幸い、丸山くんのけがも軽くて済んだ様だし…　四郎くんのﾊﾞｲｵﾁｯﾌﾟには支障はなさそうじゃ」
「そうですか、一時はどうなる事かと…」



…その頃、狂四郎は夕焼けを見つめ立ち尽くしていた。
『健のばっきゃろ〜〜〜!!
　サッキー竹田なんかにそそのかされて！　昔のお前はどこへ行っちまったんだよ!!』
やりきれない胸の怒りを泣きながら大声で太陽にぶつける狂四郎。
「ちくしょう、夕日が目にしみるぜ」

――そんな狂四郎を物陰からこっそりと偵察している静がいた。
「何が夕日よ…　男のくせに涙なんか浮かべちゃって…みっともないわ
　我ら牛若兄弟の決戦相手と聞いて来てみたが、丸山健との試合も引き分けに終わったようだし
　噂ほどじゃない、さっそく義丸達に報告しなくては！」
静はその場を後にし、馬にまたがりさっそうと去っていった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　くじけるな、狂四郎！
　　　　　　　　　ワールドプラモシミュレーション大会グランプリ戦まであと３日…
　　　　　　　　　　　　　　　　　きみは戦うトラとなれ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

馬　て　。

フルスクラッチのメカ馬でも持ち出しそうだなｗ

もともと友達同士でプレイするためのもんだろ、深刻になるなよ・・・・

あとバイオチップはちゃんと固定しないと、キットの
中でコクピットが転がりまくりだなw

トラになれ　て　。
タイガーマスクの主題歌みたいだな

>『きえ〜〜〜っ！　ローターブレードサンダー！』
普通に考えたらローターが砕けると思うんだが

つ金属製

＞「ちょっと古いがネバーギブアップだ！」

ネバーギブアップって何のせりふ？アニメ？

>>144
まあ、小学生だからな。
遊びで負けて当日は人生終わりみたいな心境で、
翌日は何事もなかったようにケンカした友達と学校で話してるのは、日常茶飯事だろ。

>>149
つまりいずれは四郎と健が仲直りすると言う事か？
…するだろうな、児童誌だし。

>>148
バイファムエンディング？

サイキックパワーって何だよｗ今までそんなのまったくなかったのにｗ
誰か説明してくれ、戦いの中でニュータイプにでも開眼したのかｗ

>>148
銀河漂流のEDじゃないの？みんなで歩いて行くアレ

>>140
その前にサッキー・健・山野辺（？）のチームと戦うんじゃない?

140はあらすじな訳だが…ｗ

>>149だったｗ

騙されたり洗脳されてるわけでもないし、憎しみから敵対してるわけじゃないならもう止める事は出来ないな。
意外な形だが引き立て健がライバルポジに復帰したには違いない。もはやマスターの言う通り激突あるのみ。
リストラキー坊、かませ天満兄弟、消えて行ったキャラの怨念を背負い、屍を踏み越えて狂四郎に挑むべし！

>消えて行ったキャラの怨念を背負い
そういやこの大会、ロリコンドイツ軍マニアとかケツ出しねーちゃんとかは
序盤の顔見せだけだったな。
結局敵として戦ったのは山根だけか…

そういやあのロリコンっていつ消えた？

ロリコンは仲間集まらなかったんじゃねぇの？

でも開会式にはいたじゃん？

第36話　サイボット狂四郎の巻


歩きながら話すマスターと元気の無い三戸会長。
「倉田くん…　わしのお節介で丸山くんは傷つき、狂四郎くんも心に傷を負ってしまった…
　丸山くんは傷が回復するのを待てばいいが、彼の場合は…
　倉田くん、あと１日狂四郎くんをわしの所に置いてくれんか？」
「と、言いますと…？」
三戸は無言でマスターをある一室へ案内する。
「おお、これは！」
「彼が元気な姿に戻るには、これしかないんじゃ！」
――部屋にあった物を指差し、叫ぶ三戸会長だった。


　―京都―
狂四郎の偵察を終え、自宅に戻ってきた静。囲炉裏では弁慶が鍋で何かを煮込んでいる。
「ぐふふふ　これでメタル製パーツが出来上がるぞ　狂四郎など、これで一ひねりじゃ」
出来上がったパーツをつまみ上げ、ニタリと不気味に笑う弁慶。

「弁慶、力だけで相手を倒せると思うなよ」
弁慶が声に振り向くと、そこには義丸と静がいた。囲炉裏を囲んで静の偵察報告を弁慶に話す義丸。
「兄さん、わたしに秘策があります　狂四郎の痛手につけこむプラモテクニックが…」
「時間はまだある、ゆっくりと秘策を練ろうじゃないか　ふふふ…」



　―同時刻、シミュレーションセンター―
マスターが１人で帰った事に驚く狂四郎。
「ついてきたまえ、きみには特訓トレーニングをやってもらうつもりじゃ」
｡oO(トレーニング…　おれの他に誰か来ているのか？　ストリームベースの小田さんか…？)
すると三戸は狂四郎の考えている事を見抜いたかのように応える。
「相手はきみ自身じゃよ」

言われるまま研究室に招かれる狂四郎。すると暗がりの中で誰かがプラモを作っている…。
――よく見ると、狂四郎の姿をしたロボットだった！
「サイボットじゃよ、きみのデータを元にプラモを組み立て、
　さらにコンピューターと接続する事によって、シミュレーションを行う事もできる」
狂四郎は作りかけの部品を手にとってよく見てみる。
「ヤスリがけの甘さ、接着のはみ出し　おれの欠点までコピーされてらぁ」
するとサイボット狂四郎（以下サイ四郎）は狂四郎の手から部品を掴み、黙々と組み立てる。
「ま　まさかこいつと戦うんじゃ…!?」
「さよう、トレーニングはすでにはじまっておる
　明朝までにパーフェクトガンダムを作り上げなさい」

――という事でプラモ作り開始する事に。
「ちくしょう、サイボットなんかに負けてたまるか！　人間さまをなめんなよ！」



　―明朝―
２人の狂四郎による２機のパーフェクトガンダムが出来上がった。
…見比べてみると、少しだけサイ四郎のPガンの方がかっこいい。
「見てろ！　シミュレーションの中でスクラップにしてやる！」
なお、今回はトレーニングなのでバイオチップは使わない、旧来のシミュレーションだ。
――――プラモシミュレーション、GO！



　―宇宙空間―
並走飛行する２機のパーフェクトガンダム。
まず狂四郎はキリモミ飛行を試すが、あっさり読まれ同時にキリモミ飛行する２機のPガン！
それならばと回転しながらビームガンを撃つが、まるで鏡の様に同時に攻撃してしまう！
…すると無理をした為エネルギーチューブが外れてしまった！
――だが、それは向こうも同じだった！

『……という事は、どんな攻撃をしても弱点が出てくるまで、時間無制限のデスマッチって事か…！』

狂四郎は機雷を投げつけると、爆発せずに煙幕が出てきた！
「へへへ　機雷の中はつや消しベビーパウダーさ！
　こっちはその戦いに応じて、色んな物を機雷の中にセットしてあるんだ」
そのまま飛んでいると、なんとサイ四郎が先回りしている！
やむを得ず２機のPガンはビームサーベルを抜き、接近戦を行う！
狂四郎は装甲を切らせて相手を叩き切る、『骨を切らせて肉を切る』戦法に出る。
――互いにコクピットがむき出しになってしまうが、サイ四郎の片目は損傷している。

洞窟に逃げ込み身を隠す狂四郎。
サイ四郎も追っては来たが、先程の攻撃でセンサーが鈍ったためか狂四郎を見つけられない！
その隙に狂四郎はサイ四郎に蛍光塗料をぶちまける！
「へへ　これで標的を見やすくなったぜ」

サイ四郎はあせり始めたのか、見当違いの方向を攻撃してしまっている。
「やっぱりお前はただの機械だ
　おれの行動はデータでキャッチできても、それ以上の行動派判断できまい
　つまり、教えてもらった事しかできないポンコツさ、その結果がこれだ」
サイ四郎は狂四郎の声を元に探るが、データ不足の為処理できないでいた！
――すると突如物陰から狂四郎が飛び出し、ショルダーキャノンを見舞う！
『お前らが人間とプラモで競うなんて、100年たったって無理だ〜〜!!』
ショルダーキャノンはサイ四郎のコクピットを撃ちぬき、狂四郎の勝利が決まった！

シミュレーションが終わり、狂四郎が飛び跳ねて喜んでいると、サイ四郎はショート、爆発した！
「あらら！　人間の心が読み取れず、スパークしちゃったかな!?」
「これでいい、きみのプラモスピリットには変えがたい」
技術の結晶が壊れたものの、狂四郎の復帰に嬉しそうな三戸会長は大声で笑い出した。



　―その頃、牛若武家屋敷の重い扉が開かれた…―
中から飛び出してきたのは、馬に乗った牛若三兄弟！
『よ〜し、出陣だ！　もはや我々の目標は狂四郎にあらず！』
『サッキー竹田をはじめとする招待選手を破り、牛若兄弟の名を世界にとどろかす事だ！』
――言うが早いか、静は夜空に映る狂四郎の幻影に矢を射った！


　　　　　　　　　　　　　　　　京の荒武者、牛若兄弟が動いた。
　　　　　　　　　　　狂四郎も天満兄弟の二の舞になってしまうのか…!?
　　　　　　　　　　　　ワールドシミュレーション大会の決戦近し…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

>「ぐふふふ　これでメタル製パーツが出来上がるぞ」
・・・・・・・・・・・・もはや何も言うまい・・・・・ｗ

ジジイの四朗への肩入れっぷりは、主催者としての公正とか中立
を抜きにしても気持ち悪いな。
どんな事態のためにコピーロボなんぞ作ったんだw

プラモ狂四郎の世界でパーフェクトガンダムがキット化されてるのは何か嫌だな
四郎のオリジナルを何故バンダイがキット化しようとしたのかその経緯を漫画でやってほしいわｗ

>>130-132
そういえば、今アメリカじゃミクロマンとダイアクロンのロボット同士が
戦争するアニメをやっててそこにバルキリーも混ざってるとか何とか…
バンダイの模型情報に書いてあったそうだけど何かの誤報か冗談だよな？

>>168を見て>>130に気が付いたんだけど去年も一昨年も次は新しいガンダムやるって情報流れてたけど結局デマだっただろうが
今回だってどうせデマだよ

機動戦士ガンダム２らしいよ。

哀戦士編か

>>165
彼はパーツを型どりしてメタルプラモを作るつもりなんだよ、きっとｗ

サイボット狂四郎て…まあサイボットゴジラ話題だもんな
それより四郎は1晩でPガン組立→塗装したのか　すげえな

>>170
今度はシャアが主人公らしいね(´・ω・`)
でもパート２ってどれも面白くないから俺は全然期待してない(´・ω・`)

サイボット狂四郎って、読者からのアイデアを採用したんだよね
そのうち、四郎の乗る新ガンダムのデザインでも募集するんじゃないか？
もしそれがパーフェクトガンダム�Wになるのなら、良い物を考えないとな

だから余計な改行入れるなと（ry

サイボット狂四郎を無理に出したから、公平なはずの三戸爺さんが
狂四郎びいきになってしまったのは問題だな…

ポケバイのりてえ

ラジコンほしいい

第37話　クラフトマンVS牛若三兄弟の巻


　―大会決勝戦当日―
クラフトマンで狂四郎達を応援するマスター達。
「お〜い、みどり！　中継が始まったぞ！」
「わ〜！録画しなくちゃ！」

《さぁ、決勝戦は関東地区代表クラフトマンチーム対関西代表・北陸地区代表牛若チーム
　晴れの舞台とあって、クラフトマンチーム緊張気味です
　…それを打ち消すように、牛若チーム　派手な登場です！》
司会の紹介と共に現れたのは、馬に乗った牛若チーム！狂四郎は初めて見る牛若兄弟と火花を散らす。
「天満たちの情報によれば、ﾊｲｺﾝﾓﾃﾞﾙを利用したｽﾄﾛﾝｸﾞﾊﾟﾜｰﾓﾃﾞﾙを操るとか…　負けてたまるか！」
拳を握り締め、気合を入れる狂四郎！

そして両チームのキットが発表される。
牛若チームは義丸：ゲルググ　静：グルーン　弁慶：リックドムに対し、
狂四郎チームは――――　なんとパーフェクトガンダムトリオ！
（狂四郎：Pガン�T　ロム：Pガン�U（FAガンダム）　グズ鉄：Pガン�V（レッドガンダム））

義「ほぅ、これが噂に聞くパーフェクトガンダム・トリオか」
弁「けっ、何がパーフェクトだい　わしらがパーフェクトゲームにしてやるさ」
静「たかが子供の集まりじゃないの」
それぞれ挑発し、ムッと来るロムを押さえる狂四郎。これが奴らの手なのだ。その手には乗るか！
巨大モニターに狂四郎達各プレーヤーの顔が映し出され、決勝シミュレーション開始！

　―ワイヤーフレームの電脳空間―
『げげっ、ここは…　みんなどこだ!?』
Pガンはいきなり孤立していた。敵もいないが味方もいない！　だが、そこで司会から説明が入る。
《心配する必要はありません、このシミュレーションはＣＧの空間に設定され、
　Ａ・Ｂ・Ｃのエリアに別れ、相手を倒すまでそのエリアは解除されません
　――ちなみにきみ（狂四郎）のいる所はＡエリアです》
「……という事は、もう一人」
状況とルールを把握した途端、突然後ろから撃たれ転倒するパーフェクトガンダム！
『ふふふふ　狂四郎、貴様の相手はおれだ！』――義丸のゲルググだ！



　―その頃、Ｃエリアのグズ鉄対弁慶。―
レッドガンダムの砲撃を回避し、ずんずんと間合いを詰めていくリックドム！
『ぐわっははは！　そのバズーカ、おれがいただく！』
近づかれてたまるかとばかりに撃ちまくったため、すぐに弾切れを起こしてしまう！
「そんなに欲しいんなら、くれてやらァ！」
バズーカを外し放り投げるレッドガンダム。
「気前がいいな、ついでにおまえの命も！」
リックドムがバズーカをキャッチした隙をついて体当たりをかける　――が、ビクともしない！
張り手でふっとばされ電脳空間の壁に激突するレッドガンダムの胸に大きな手形が！
「このリックドムのボディはシリコンゴムで型取りしたメタルパーツで作り変えてあるんだ！
　これぞ、牛若兄弟が誇る超ストロングパワーモデルじゃい！
　…今度はキットを割ってバイオチップを引きずり出してやるぜ！」
腕を鳴らし、後ずさりもできないレッドガンダムに迫るリックドム！

　―そして、Ｂエリア・ロム対静―
静は女性が使うナギナタのようにグルーンの槍を振るい、ＦＡガンダムの胸を貫く！
「なんてこったい！　ハイコンを流用したＡＢＣ樹脂のボディを貫くとは！」
「くふふふ　牛若家は先祖代々の刀鍛冶の家柄！　金属を扱うのは朝飯前よ！
　――くわえて、このわたしは……電気工学のエキスパートでもあるんだ！」
グルーンの槍から高圧電流が放たれ、ＦＡガンダムを苦しめる！
「思い知ったか！」
しかしロムも負けてはいない！連装ビームガンで反撃に出るが、グルーンは槍を回転させて防いだ！
――それどころか連装ビームガンを弾き飛ばし、無数の突きを繰り出すグルーン！

『どうしたんだい、坊や！　もう降参かい!?　おうちへ帰るにはまだ早いよ！』

穴だらけになりながらも、まだ戦闘不能にならないＦＡガンダムにじれったいと舌打ちする静！
「ふえ〜　おかげで風通しがよくなったぜ、あんたの顔見てると暑苦しくて…」
「きさま、死にたいのか！」
怒った静は美人の顔も台無しな程、般若の様に表情を変え、再び放電でＦＡガンダムを苦しめる！
「どんどん電圧を上げてプラモごと破壊してやるわ〜〜〜〜っ!!」
ロムはギブアップ寸前！　　――しかしある事を思い出す！
「そうだ、狂四郎さん直伝の秘密兵器が」
ロムがレバーを引くと、キャノン砲から水が噴射されグルーンを水びたしにしてしまう！
漏電したグルーンは自爆！　…だが、至近距離にいたＦＡガンダムも自爆に巻き込まれ相打ち！

　―再びグズ鉄対弁慶―
「後がないぞ、レッドガンダム！　この勝負、わしがもらった！」
ハンマーパンチを振り下ろそうとするリックドム！　…だが、どんどん後ろに仰け反っていく！？
「わわ、体が！」
――ドムの膝関節が崩壊し、背負った武器の山に埋もれるリックドム！
「そうか、メタルパーツの体とカゴの重さに足の関節部分が耐えられなくなったんだな」
「わ　わしとした事が…」
…哀れ、リックドムは頭部を残してバラバラになり状況が一転してしまう。
「こうしてやるっ！」
飛び跳ねて逃げるドムの頭部を拾ったバズーカで狙い撃ち、バイオチップ破壊！グズ鉄の勝利！
「みじめ！」



残るＡエリア…狂四郎はまだ戦闘中！開戦時の不意打ちでレーダーをやられて苦戦していた！
不意をついてＰガンに攻撃を命中、大破！
「やった〜〜〜っ！」
…しかしよく見ると装甲の破片だけで本体の破片が無い！　という事は…
「わっははは　その通りだよ義丸くん、このガンダムは着脱式になっているのさ」
ヒーローの様に高い所で高らかな笑い声と共に現れたガンダム！

――状況がよく分からないお友達の為に、久々登場のヒゲの怪人が説明してくれるそうです。
「作者が手を抜いた訳ではない、攻撃のシーンを再現してみよう
　ゲルググのビームが当たると同時に、素早くアーマーを外し
　ノーマルタイプになってジャンプしたのだ」

「そうだったのか」　　…義丸くん、納得したようです。
身軽になったガンダムはビームサーベルを抜き、ゲルググのトサカを切り落とす！
「へへっ　飾りの無いゲルググなんて、マゲを切られた落武者だぜ」

「狂四郎さん、弁慶に勝ったよ！」
――その時、（運よく）勝負に勝ったグズ鉄のレッドガンダムが応援に駆けつけた。
『な　なんという事だ！　こんなガキに弁慶がやられるとは！　ゆ…　許せん!!』
なんとゲルググは腰を回転させると、ガンダムのように上半身・下半身に分離した！
『プレーヤーは一人なのに、ゲルググの体が二体に…!?』
「我々は何が何でも勝たなくてはならんのだ！　死ね〜〜っ！」
下半身の支柱が倒れると移動砲台と化し、その砲撃はレッドガンダムを沈めてしまった！

『ぶわははは！　邪魔者は消えた！　どうやら我々が最後に残ったプレーヤーらしいな！
　この勝負に勝った方が日本一だ！』

迫り来るゲルググＡパーツ・Ｂパーツ…　グズ鉄も撃破され、苦戦を強いられる狂四郎だった…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

なんかもう、「またか」的なことが多いな。

例えば？

運で勝利とか影の薄いやつはさっさと相打ちで消えるとか？

電気仕掛けに水鉄砲もだな

つまり逆に言えばワンパターンということか

レッドガンダム、出てから間もないのにやられ役は悲しいな…
…あれ？前は「パーフェクトガンダム３」じゃなかったか？

重くてバランスが悪くて・・・とか

>「そうか、メタルパーツの体とカゴの重さに足の関節部分が耐えられなくなったんだな」
全身メタルで作ってあるのにか？

>>187
FAガンダムと一緒でシリーズ名としての「パーフェクトガンダム×号機」とは別に
機体単独での名前も付ける事にしたんだろう
個人的にはこっちの方がわかりやすくて良いな

>>189　カゴもメタルで作ったんじゃないか？

あのドムはどうしてあそこまで武器大量に背負ってたんだろうｗほとんど武器も使ってないし
重心が偏って動きが鈍くなるだけなのにｗ武器背負ってなければ勝てたのにね
それにしてもロムは不甲斐ないな…唯一の黒星も運が良かっただけで後は相打ちかやられるだけって…

分離ゲルググはジオングみたいな戦い方をするのか…楽しみだな

物語の義経にでてくる弁慶が、相手の武器を集める趣味があったから

ゲルググ重装改と名付けよう

そういやドムって弁慶のイメージだよな。
ザクやゲルググじゃ弁慶と言うイメージがない。

>>189
型取りスクラッチだから、関節部もカッチリはまらず、バイファムモデル
みたくポリキャップでつなげたんじゃね？
あんな頼りないもんもんすぐに廃れるに決まってるのにな。

誰かから奪ったバズーカで撃ったら壊れる頭（当然メタルのはず）じゃ
わざわざメタルにした意味すらないな。
バイオチップでコクピットから開放ってことさえなければ
ついでに金属球コクピット作って「無敵球乱れうち」みたいな技でで戦い続けられたろうに。

金属の球は頑丈だろうけど、動けないだろ。

>>196
メタルボディにポリキャップじゃすぐ抜けるだろ。（摩擦少ないのと重みで）
ジムみたいな八角形の関節（肩の場合）じゃないか？

第38話　狂四郎、大逆転！の巻



上下に分離したゲルググと真っ向対決するガンダム！
『行くぜ、義丸！　１対１の勝負だ!!』
――だが、上半身と下半身に分かれたゲルググの攻撃はなかなか避けきれるものではない！
装甲を外した今の状態では、一撃喰らっただけでアウトだ！

『我々は最新テクノロジーと伝統の技術を併せ持つプラモデラーだ！　並のモデラーとは違うぞ！』

ゲルググは再び合体し、チャンスとばかりにガンダムが斬りかかる！
　　　　ｸｨｨｨｨｨ…
だが、またしてもゲルググは分離しガンダムの攻撃をかわした！
「丸裸のガンダムで、この二段攻撃に勝てると思っているのか！」
上空と地上からの攻撃を避けきれず、ついにガンダムの膝に攻撃を受けてしまった！



　―クラフトマン―
その様子がテレビ中継され、みどりと近所の子供たちに囲まれ手に汗握って応援するマスター。
『がんばれ〜〜〜四郎！　立て、立つんだ四郎〜〜〜!!
　義丸の二段攻撃にやられちまうぞ!!』
興奮してテレビに飛びつく父親をなだめるみどりだった。



場面は再びシミュレーションへ。
《さぁ、義丸くん　願ってもないチャンス　勝利目前、このまま二段攻撃でダッシュするか!?》
倒れたガンダムに狙いを定めるゲルググだが、何を思ったのか突如再合体した!?
「ありゃ、あれほどいきがってたのに二段攻撃をやめたぞ!?」

「ちっ　ここまでくれば二段攻撃する必要もあるまい！
　このプレーは全国中継されているんだ、牛若兄弟の強さをゆっくり見せてやるぜ！」
合体したゲルググはじわじわとガンダムをいたぶってゆく――――

ガンダムは逃げる内に損傷した膝が崩れ、バランスを崩しケンケンで逃げてゆく！
「ははは　いい格好だぜ！」
「くそっ、片足で逃げ回ってもやられるのは時間の問題だ！　なんとかしなくちゃ」
そんな事を考えているうちにつまづいてまた転倒してしまう！
「万事休すか、狂四郎!!」
ゲルググは倒れたガンダムに狙いを定め――――　また二段攻撃の態勢に入る！
『日本一はおれがもらったぜ、狂四郎!!』　　　ｸｨｨｨ…
「わぁ〜〜っ!!」
ゲルググのバズーカに狙われ、怯む狂四郎！
――その時周囲が暗くなり……タイムオーバーとなった！　前半戦終了！



不幸中の幸いで助かった狂四郎だが、義丸は激怒してスタッフに詰め寄る！
「あと５秒とかからず、トドメを刺す事ができたのに…！」
「しかし、ルールはルールですから、20分後プレーを再開します」

「危機一髪でしたね」
「お前らもハデにやられたな」
狂四郎のシートに駆け寄るロムとグズ鉄。ダメージのせいで服も髪もボロボロだ。

『運のいい奴め！　今の内に敗北の弁でも考えておくんだな！
　なにせ、ワールドシミュレーション大会グランドチャンピオン有力候補と目されたお前だからな！』

狂四郎に詰め寄り叫ぶ義丸は20分後、シミュレーションで会おうと言い残しその場を立ち去った。
――さながら狂四郎には牛若兄弟が勝ち誇る笑い声が聞こえるようだった……。
「おれにも意地がある、このまま引き下がる訳にはいかないぜ」
プラモスピリットを燃やしガンダムを握り締める狂四郎だった。

　―控え室―
狂四郎はガンダムとにらめっこ中。
「前半の終了時と同じ状態でプレー再開される訳ですね」
「ああ、その間に左足をなんとかしなくちゃ」
「でも、こんな山奥じゃ代わりの部品も売ってないし、時間も無い　ﾓｸﾞﾓｸﾞ」
…弁当を賞味中のグズ鉄。腹が減っては戦はできぬと言うが、やられたくせによく言うよ！
「ごっつあん！」　ﾊﾟｼｯ
食べ終わった弁当を元の包みに戻し、輪ゴムをﾊﾟｼｯと弾くグズ鉄。
ふと、狂四郎はしばし考え――――

『　そ　れ　だ　！　』

思わず大声で叫ぶ狂四郎！
「わっ！　ごめんなさい、狂四郎さんの分まで食べちゃって」
「違う、この輪ゴムを使えばガンダムの左足を修理する事ができるかもしれない！
　分離を手伝ってくれ！」
狂四郎のとっさの閃きにより、応急修理を開始するクラフトマンチームだった。


作業中、室内の電話が鳴り響き応対するロム。　　　…おいロム、ケツ掻くな。
「あ…ど〜も　狂四郎さん、マスターからです！」
《大分苦戦しているようだが、左足パーツの破損は直せるか？》
「それは大丈夫だけど、義丸の二段攻撃をかわせるかどうか…」

《　　　ば　　　か　　　！　　　》

弱気な返事に突然受話器がブッ壊れるほど大声で叱咤するマスター！
《日本一を目の前にして弱気になる奴があるか！　――それよりテレビを見て気がついたんだが…
　どうも二段攻撃は一定の時間内で継続的に行われているような気がするんだ》
「それはおれも気づいていたけど、それが何か？」

《いいか、二段攻撃を破る秘策は必ずそこにあるはずだ！　――この声が聞こえるか？》
マスターは受話器を一緒に観戦していた子供達に向け、彼らの声援を狂四郎に届ける。
その声を聞いた狂四郎は思わず涙ぐむ――――…
《お前を応援してくれる人達の為にも、最後までがんばるんだ、いいな！》

｡oO(そうか、おれには友がいる！　みんなプラモを通して知り合った、素晴らしい仲間だ！)

狂四郎の脳内にストリームベース、山根、天満兄弟、富田、大津の懐かしい顔が思い出される。
《おい、こら〜〜〜！　聞いているのか、四郎！》
「ああ、聞いているよ！　ありがとう、マスター！ありがとう、みんな！おれがんばるよ！」
涙を拭い、弱気から立ち直る狂四郎。
…その様子を見て思わずロム＆グズ鉄も涙ぐみ、友情のありがたさを思い知り抱き合う。
「友情っていいなァ！」　　ひしっ



時間が迫り、アナウンスが流れる。
《さぁ、後半のプレーがまもなく開始されます、プレーヤーは入場して下さい》
シートへ向かい、再び火花を散らす狂四郎と義丸！龍虎合間見える！
《お〜っと！　激しいにらみ合い、気合充分！
　プラモ史上に残る名勝負に金字塔を打ち立てるのは、狂四郎くんか、義丸くんか!?》
三戸会長の一言を聞きつつ両者準備に取り掛かる。
「ふふふ　この二段攻撃を破れるものか、思い知らせてやる」
――勝ち誇る義丸をよそに、決勝戦後半・プラモシミュレーション・ＧＯ!!

再び前半戦終了時と同じシーンから始まり、いきなり二段攻撃を仕掛けるゲルググ！
「来たか、二段攻撃！」
ゲルググＡ（上半身）はゲルググＢ（下半身）の援護を受けつつ斬りかかるがガンダムは回避する！
「げっ、きさま　その左足をどうやって!?」
「輪ゴムで足のパーツを繋いであるのさ、ちょっと位のダメージでも平気だぜ」　いしし
義丸が脱力し驚く隙に、ガンダムはゲルググのビームナギナタごと左手首を切り落とした！
――歯噛みしまた再合体するゲルググ！

…分離時間は30秒。狂四郎はおぼろげながらも分離攻撃の正体が見えてきた。
左手首を切り落とされたゲルググはビームライフルに持ち変える。
｡oO(静の情報では、丸山健とのテストプレーでエルガイムMK�Uの背中にBCを隠していたとか…)
「よし、行くぞ！」　　　ｸｨｨｨﾝ
狂四郎はゲルググBからかすかにモーター音がするのを確認する。
「…となると、義丸は上半身で下半身を操っているのか」

様子を見ているとゲルググBの砲撃が始まり、背中に回りこんだゲルググAに狙い撃ちされる！
「狂四郎、お遊びはこれまでだ！」
直撃を受け倒れるガンダムに勝ち誇る義丸！　　　…しかし再び立ち上がるガンダム！
「慌てるな、バイオチップを同じ所にセットする程おバカさんじゃないぜ、おれは」
舌打ちし再合体しようとするゲルググ。このタイミングを待っていた！
「そうはさせるものか！」
ガンダムはビームサーベルをゲルググの砲身（兼支柱）に刺し、再合体を阻止した！
バランスを崩し倒れるゲルググの下半身は…次第にモーター音が小さくなり、そして消えた。
『いくら二段攻撃とは言え、何度も分離を繰り返してりゃ、教えているようなもんさ!!』


――さて、ここでまたヒゲの怪人から仕掛けの解説が入ります。
「最近はチョロコンのような超マイクロラジコン等があるが…
　義丸のゲルググは活動時間が短い為に、その度にチャージを繰り返さなくてはならなかったのだ」
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100303214958.jpg

「自らの策におぼれたな、牛若義丸！」
「まだ破れた訳ではない！」
――ゲルググのビームライフルはガンダムの左腕を破壊、膝をつくガンダム！
「さすが日本一の座を競うだけの事はあるぜ」
「おれもお前に会えて光栄だ、しかしこの戦いは勝たなければ意味がないんだ」
互いを認め合うプラモデラー。ガンダムは素早く立ち上がり、地面に刺さったサーベルを抜く！
「遅い、狂四郎！」
今度はガンダムの頭部を狙い撃つゲルググ！
奇しくもラストシューティングの再現、だがそれでもガンダムはまだ戦闘不能にならない！

恐怖を感じたゲルググはビームライフルを乱射する！
ガンダムは突っ込んできて左足のゴムが弾け飛ぶと同時に――　ゲルググを一刀両断！

『うぉ〜〜〜〜っ！　おれのプラモスピリットを受けてみろ!!』

『無念…！』
義丸のバイオチップも切り裂かれ、今、狂四郎の逆転勝ちが決まった!!!　試合終了!!
「牛若兄弟、敗れたり!!」　　　



『　や　っ　た　〜　〜　〜　っ　！　　日　本　一　!!
　マスター、みどりちゃん！勝ったよ!!　おれを応援してくれたみんな、ありがとう！』
試合が終わり、嬉し泣きしつつ飛び上がって喜ぶ狂四郎達！
マスターもみどりもテレビの向こうで嬉し泣き！　｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡ 　よかった、よかった


――長き戦いの末、ついにプラモ日本一に選ばれた狂四郎達。

『さぁ、日本一の次は世界一だ！　サッキー竹田！　プレーを楽しみにしているぜ！』

最強のライバル・サッキー竹田に新たなプラモスピリットを燃やす狂四郎だった！　　＜続く＞

倉田にしてみりゃ
自分の店からチャンプが出れば、また店が繁盛するからな
だから必ず勝てと

>>206
そ、そういう事だったのか…！　相変わらず腹黒だぜマスターｗ

狂四郎、日本一チャンプおめ！次回はサッキーと戦うのか？

四郎はどこにチップを仕込んでいたんだろ?

右肩の、あのＵの形したパーツの代わりにだな、バイオチップに切り込みを入れて…

腰か意表をついて右足だったりして

>>209
UつーかCつーか、あのパーツか？
バイオチップに手を加えたらダメージを受けるか、もしくは反則じゃないのか？

ゲルググ強かったし､正統派な戦いで今回面白かったな
つーか輪ゴムすげえなw結構長持ちしてたし
サッキー改心したし、次回は改心したサッキーとの熱いバトルに期待だな

あれ？、>>55でサッキーをはじめとする、世界的モデラーが日本に来たとあるけど、他の連中はどうしたんだ？
サッキーがアメリカ代表だから、当然ヨーロッパやアフリカ、オセアニア代表などがいるはずだ
そいつらはサッキーが倒したのか？、それでもいいけど、サッキーが勝ったシーンを少し入れてほしいな

アフリカやオセアニア？あんな発展途上国にプラモある訳ないだろ。
それよりも>>212サッキー改心したとあるが…
あのふてぶてしい態度見ると、改心したとは思いにくいんだが。

ワールドって付くくらいなんだから四郎が世界各国のモデラーと対決するんだろｗ
各国の特色を現したガンダムとかが出てきそうで嫌ではあるけどねｗ
オランダだったら風車が付いてるガンダムとか西ドイツだったらゲルマン忍者とかあるから忍者みたいなガンダムとかねｗ

215よ。馬鹿馬鹿しい妄想にもほどがある
風車ガンダムなんて言ったら清四郎に怒られるぞ

と、いう事は何か？アメリカだったらロッキーみたいなボクサーのモデラーが出てくるのか？
と思ったがアメリカ代表はサッキーなのか・・・(´・ω・`)

>>215-217
清四郎の血管ブチ切れ、悶絶死しそうだな…ｗ
ゲッターロボのテキサスマックじゃないんだから。
そもそもガンダムは地球人とコロニー人の戦いだろ。何で世界各国のガンダムになるんだよｗ
ガンダムはあくまでも兵器だろ。

もしそんなふざけたアニメ作る監督がでてきたら、俺が頭ひっぱたいて！丸坊主にしてやる！

日本一にもなったし、サッキーとの戦いが終わったら最終回かな？

第39話　狂四郎VSサッキー竹田の巻


　―アオイホビー館―
ここでは日本一となったクラフトマンチーム…　狂四郎達の表彰式が行われようとしていた。
ステージ上で三戸会長から表彰状を贈られる狂四郎達。
「四郎の奴、あがっているなァ」
「無理ないわよ、日本一だもの」
倉田親子、キー坊もここに来ていた。会場から盛大な拍手を受ける狂四郎達。
喜ぶ狂四郎達だったが、その背後から歩み寄ってきた人物に顔色を変える――…

――それは、花束を抱えたサッキー竹田！

《USAモデラー大賞受賞者でもあるサッキー竹田くんから花束贈呈です！》
一触即発しそうな雰囲気の中、狂四郎は黙って花束を受け取りサッキーも狂四郎を睨みつける。
「しばらくだったね、ミスター狂四郎　きみの成長振りに敬意を表するよ
　…だが、世界の壁はたやすいものじゃないと言う事を教えてやるさ」
「へへへ　よろしく頼むぜ！」


ちょうどその時、世界一決定戦の日取りが決まった事がアナウンスされる。
試合は一週間後、ここアオイホビー館で狂四郎とサッキーによる世界一の座が争われる！
…ふと、サッキーはトランクを取り出すと中の物を取り出す。
するとサッキーは白と黒、２つのガンダムをそれぞれ取り出した！？
「白のガンダムはプラモのまま組み立てた物、
　黒のガンダムはぼくのニューテクニックで組み上げた物だ　――よく見るがいい！」
突如サッキーは壁に向かって2機のガンダムを投げつけた！

――壁にぶつかったガンダムは当然壊れ…　黒のガンダムは全くの無傷！
「狂四郎くん、プラモに新素材を取り入れるのがぼくのモットーだ！」
「新素材!?」
「イエス　アメリカのSFX映画のスタッフは常に新素材の研究に取り組んでいるし、
　ぼくもSFX映画のミニチュア作りに参加しているんだ！」
サッキーは壊れたガンダムを足でグシャグシャと踏みにじる！
『ミスター狂四郎！　多少の改造技術を身につけても、それは単なる遊びに過ぎない！
　もちろん、壊れやすいガンダムはきみ自身なのだ！
　――ま、日本一なんて　しょせんこんなもんだろうけどね」
言いたい事だけ豪語すると、悔しがる狂四郎を尻目にその場を立ち去るサッキーだった。



…翌日、各種メディアはこぞって狂四郎とサッキーの事でもちきりだった。
狂四郎達はクラフトマンで祝勝会を兼ねて作戦会議中。
ロ「テレビのシミュレーション速報も、サッキー優勢を伝えてやがる」
キ「しかし、サッキーの言う新素材って何だろう？」
マ「耐衝撃性プラスチックってとこかな」
四「そんなのありかよ」
マ「うん、ハイコンプリートモデルなんかに使われてるABS樹脂とかはあるが…」
キ「いくらサッキーでも、金型でハイコンプリートモデルを作ることは不可能ですよ」
四「いや、あいつの事だ　何をやるかわからないさ…」
み『んもう、せっかくの祝勝パーティーなのに、楽しくやらなくちゃ！　パーッといこうよ！』
『よ〜し、とりあえずジュースで乾杯だ！』

ロムがジュースのビンを取りに向かうと、ふと、入口に手紙が挟まっているのを見つける。
何か小さなものが入っているようだが、差出人の名前はない。
開けてみると小さな黒い物が転がり出て、それを拾おうとした狂四郎の指に何かがﾁｸﾘと刺さる。
「な　なんか刺さったぞ！」
マ「…うむ、これはFRP樹脂にグラスファイバーを貼り込んで強化プラスチックにしたらしい」
キ『もしかして、サッキーの言う新素材と言うのはこれの事じゃないですか!?
　　これは一部のスーパーカーなんかに使用されているんですよ』

…しかし誰がこの手紙を？
まだその辺にいるかもしれないと判断した狂四郎は店の外を見渡すが、誰もいなかった。
――だが、物陰でこちらを観察する男がいた事に、狂四郎達は知る由もなかった…


「ともかく、サッキーの新素材さえわかればこっちのもんさ！　おれもこいつでガンダムを…」
折角意気込んでいたのに、マスターに無理だとｷｯﾊﾟﾘ言われコケる狂四郎。　なぜだよ？

「シリコンゴムの型にプラキャストやFRP樹脂を流し込む事は誰にでもできるが、
　グラスファイバーを扱うにはそれ相当の技術がいるんだ　　…第一、時間が無い」

マスターの警告をさらに裏付けるキー坊。素人がやると気泡が入り逆に壊れやすくなる。
「そ、そんな…　それじゃ他にいい方法があるというのかよ！サッキーと互角に戦える素材が…！
　今度の試合は世界一がかかっているんだぜ！」
思わずせんべいを握り潰し、机を叩いて悔しがる狂四郎。
――そんな狂四郎を見たマスターは祝勝会を切り上げ、狂四郎について来いと言う。
「工作室だ、わしもやるだけの事はやってみよう」
とりあえず狂四郎はマスターに任せ、みどり達は見守る事にした。
「でも…　この封筒、誰が届けてくれたのかしら」



その男は――　飛び立つ飛行機の中にいた。　　それは丸山健だった。
｡oO(四郎の奴、あれでサッキー竹田に対する攻略法を考えてくれればいいけど…
　　　だが、おれは友情の為にやったんじゃない
　　　サッキーより一足早くアメリカへ帰るが、今度会う時はちゃんと勝負をつけさせてもらうぜ
　　　その時、お前が世界一になってたら好都合だ　　グッドラック…　狂四郎)
健の思惑を胸に、飛行機は夜空へと消えて行った――――

　―世界一決定戦当日―
会場は興奮のるつぼと化していた。
狂四郎とサッキー、母国のｼﾐｭﾚｰｼｮﾝｶﾞｰﾙを控えて登場する。日本とアメリカ、和服とバニー！
「がんばってね♥」
お姉さんの激励と色気を受け真っ赤になる狂四郎。やはり彼も男の子かｗ
…それに対し、サッキーはバニーの手に感謝のキスをする。
「わわ、あんにゃろ　ジュンというガールフレンドがいながら…」

「ミスター狂四郎、一週間で満足のいくプラモはできたのかい？」
「へへ、これがその答えさ　ヘビーガンダム1/100、タネもしかけもありません！　あらよっと！」
――キットを取り出すと同時に空中に放り投げる狂四郎！
『ひ〜〜〜っ！　プラモを壊して試合を放棄する気か！』　　驚く観客が驚くのも無理はない！
――だが、ヘビーガンダムは壊れず着地　　　…しようとするが転ぶ。
「ありゃ、かっこよく決めようと思ってたのに…」
まさか狂四郎がここまでやるとは思わなかったサッキーは青ざめてしまう。
「恐れ入ったか、その名の通りヘビーな奴だぜ」

「フン、強がりはそこまでだ
　ぼくはブラッディー・マリー！　きみ流に名付ければ、　デ　ビ　ル　ガ　ン　ダ　ム　だ!!」

サッキーが取り出したのは――　名前通り4本腕の真っ赤なオリジナルガンダム！
『デビルガンダムだって!?』

試合開始も迫り、三戸会長にシミュレーションエリアを選んでもらう。
会場内の電子ルーレットの明りが回転しだし――『荒野』が決定され、カウントダウン開始！
５　４　３　２　１…　　ワールドシミュレーション世界一決定戦、開始!!

Ｂ・マリーと対峙するヘビーガンダム。
『さぁ、真昼の決闘の始まりだぜ！』　――空中でぶつかり合う２機のガンダム！　
しかしヘビーガンダムがビクともしない事に驚くサッキー！
「おれだって新素材を使いこなす事ができるんだ！」
――文字通り、ヘビーな体当たりを受けＢ・マリーは吹き飛び、岩にめり込んでしまう！
追撃をかけようとヘビーガンダムが迫るが、寸でのところでＢ・マリーが脱出、逆にめり込む！
…頭が抜けないヘビーガンダムにバックドロップを仕掛けるＢ・マリー！

『狂四郎、ぼくが日本へ再びやってきたのは、お前と戦うためじゃない！
　日本に三百年前から伝わるという、模型秘伝帳をこの手にいれるためだ〜〜〜〜!!』

『模型秘伝帳！？　それは一体何の事だ！』
突如見知らぬ単語を聞かされ狼狽する狂四郎！


　　　　　　　　　　　　サッキーの口にした「模型秘伝帳」とは？
　　　そして、狂四郎は新素材ガンダムで、サッキー竹田を破る事が出来るのだろうか！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

サッキーって改心したんじゃなかったのかー！w
しかもますます性格がねじ曲がってるしw改心したって嘘だな
ところで、大会ってプラモじゃなくてもいいのか？それなら金属やダイヤモンドでも何でもありじゃんw
基準決めようぜ

狂四郎の新素材って何なんだろう…
以前には鉛板入りアーマーとかあったから、今度は鉄板でも仕込んでるのかな
何にせよもうプラモじゃなくなってるなｗ

と言うか、サッキー竹田って前負けたよね？なんでこんな偉そうなの・・・

健は結局何しに日本に来たのとか
日本代表とアメリカ代表だけで世界一決めちゃうのとか
今までチーム戦だったのになんでいきなり一対一の戦いになっちゃうのとか
もう突っ込みが追いつかない。

やっぱりサッキー、改心してねえええええええ!!
金属の次は新素材って…ホントルールがどうなってるのか知りたいわ。

この戦いが終わったら最終回と思ってたが、まだ続くようで一安心だ。

300年前から伝わる秘伝帳って一体・・・
土をこねて作った土器ガンダムとか
からくり人形的な木製ガンダムとか出てくるのか？

>>231
江戸時代辺りに木製のからくり人形ってあったろ？
ああいう技術が記された巻物だと思う。

…それが現代の新素材とかの技術とどうつながるのかはわからないが。

ブラッディ・マリー、デビルガンダム、結構カッコいいじゃないか
またオリジナルのガンダムが登場して、清四郎が怒ってるぞ
もし>>231が本当に出たら、本気で血管切れて、病院の世話になる日も近いな

>>228
だよねー（´∀｀　）

デビルガンダムって何だよｗｗｗｗ
オリジナルのガンダムが出すぎ(´・ω・`)
でもΖガンダムでもガンダムがいっぱい出てきたらいいなぁ〜ｗｗ

デビルガンダムは許さん Ｚガンダムは許す それが清四郎

Zガンダム？ガンダムの続編決まったの？

>>234
勝負には負けたけど、圧倒的に押してたから
自分の方が強いと勘違いしてるんだろう。
あと、牛若兄弟なんか敵じゃないとか言ってたし。

とはいえ、これでまた負けたら救いようがないな。サッキー

少なくともネーミングに関しては狂四郎を真似るより
本人のセンスのままの方が格好良いぜ、サッキー

どうもサッキーは随分イっちゃってるようだが、健は別段感化されたわけでもないようで結構普通だな。

>>237
今回の話が85年3月号で、Zガンダム放送開始直前だよ
少し前の号にガンダムMK-�Uのデザインと作例があったけど、デザインが少し変わったのか
今月から、MS戦記の作者でZのコミックの連載が始まったし
ところで、Zを始めたからMS戦記を1回早く終了したという話は本当なの？

エルガイムＭｋ−�Uの次はガンダムＭｋ−�Uってネーミングが安直すぎだなｗｗｗ

逆に考えるんだ、「その名前に慣れてきたからこそMK2をつけた」と！

小3です。
黒いガンダムが宇宙からやってきた敵のハイザックとかゲルググみたいなのと戦うんですよね！？

Ｚガンダムの「Ｚ」は「これでガンダムシリーズは最後」という意味ですよね？

シャア専用の赤いハイザックとか出るんですか？

Zのコミックの1話では、シャアはリックディアスというドムに似た赤いMSに乗ってるよ
主役のカミーユは少しバカにされただけで、2人の軍人を殴ったり蹴ったりする危険な奴なのか
でもコミックはダイジェストで、小さい子供にも分かりやすい様にしてるから
アニメ本編なら、もう少しマトモな奴なんだろう
第1話放送開始まであと半月、楽しみだよ

しかしなんでガンダムＭｋ−２なんだよ、Ｚガンダムはどこいった？
あれか、番組後半になると「戦闘メカウォーカーギャリア」や「聖戦士ビルバイン」になっちまう事が問題視され
後半の２号ロボにこそ番組タイトル冠することにしたのか？

しかし微妙にヘビーガンダムっぽいな＞ガンダムＭｋ−２

ガンダムはスーパーロボットじゃなく軍用兵器だからMk-�Uとか事務的に付けた名称が似合うぜ。
これまでの狂四郎のどのオリジナルガンダムよりかっこええわ。さすが本家。

Ｚガンダムのキットはいつ発売なのでしょうか？
名作キットの1/100バイファム並のクオリティーを期待してしまいます。

ところで映画の撮影中にジャッキーチェンが死んだって噂があるけど、デマですか？

第40話　恐怖のデビルガンダムの巻


会場の巨大スクリーンにヘビーガンダムとＢ・マリーが力比べしている様子が映し出される。
2機のガンダムは額を押し合っているうちにＢ・マリーの頭部に亀裂が入った！
慌ててＢ・マリーが離れると、ヘビーガンダムはキャノン砲で狙い撃つ！
――するとＢ・マリーは柔軟な手で砲弾を全て掴んでしまった！

「ふふふ　この手は牛若兄弟が使った、軟質樹脂なんていうチャチな物ではない！
　金属の関節にラテックスと言う特殊ゴムでコーティングした、スペシャルハンドだ！」

ラテックスとはゴジラやウルトラ怪獣の着ぐるみ製造に使われる液状ゴムの事だ！
サッキーは新素材を勉強していた狂四郎を褒め、ご褒美とばかりに砲弾を投げ返す！
「な　なぜだ！　それだけの技術を持っているお前が、なぜ模型秘伝帳とかを必要とするんだ！」

「冥土の土産に教えてやろう
　日本人は古来から手先の器用な民族だ！
　特に、『創（つくり）一族』と言われる人達はたくさんの発明をしたと言う！
　ディオラマの起源と言われる石庭！　江戸時代のロボット、からくり人形…！
　そのアイディアは計り知れないものだ！
　――創一族は、今から300年前、その極意を108巻にまとめ上げたという…
　その内100の秘伝は現在に伝わっているが、
　より優れた残り８巻の極意だけは謎に包まれたままなのだ
　ぼくが日本にやってきた本当の理由はその８巻を手に入れる為…　お前と戦う為じゃない！』

事の真相を聞かされ絶句する狂四郎。さらに信じられない事実がサッキーから暴露される！
――狂四郎のシートにSFX用の小型爆弾を仕掛けたというのだ！負けた方が爆発する！
…思わず最悪の事態を想像してしまいいきり立つ狂四郎！
「きさまと言うやつは！」

「慌てるな、ぼくのシートにもセットしてある！
　勝者は一人で充分だ、負けた奴など生き残る必要が無い！　それがサッキー竹田の流儀さ！
　…どちらかが負けて死んでも、シミュレーションマシーンの事故として処理されるだろう
　コンピューターにかけては、ここの係員よりぼくの方が上手だからね！」
――どこまでも冷酷非道なサッキーに、狂四郎は激しい怒りを燃え上がらせる！
「死にたくなかったら、試合をリタイアするがいい！」
『黙れ！　おれの理力（フォース）を受けるがいい！』

ヘビーガンダムのビームサーベルに理力を乗せ、Ｂ・マリーの腕を1本切り落とした！
「うぬっ、グラスファイバーで強化した装甲を切り落とすとは…！」
第二撃をシールドで防ぐＢ・マリーだが、シールドはあっさりと切り裂かれてしまった！
「お前の新素材なんぞ、目じゃねェ!!」
ヘビーガンダムに頭部を殴りつけられ、Ｂ・マリーは吹き飛び岩場に埋もれてしまう！


…その頃、観戦していたロム達はマスターにヘビーガンダムはどんな素材を使ったのか質問中。

＜以下回想＞
「サッキーの新素材に対抗するには、無発泡ウレタン樹脂か、ポリ樹脂を使うしかないだろうな」
「もっと強力な奴無いの…？」
「タルク材を混ぜる手もあるが…　重くなった反面、衝撃にはもろい物になってしまう」
「それじゃ、鉄粉は？　…やっぱ無理か…」
「鉄粉か…　いや、使えるかもしれん　ただし重いから動きが鈍くなるぞ」
「贅沢は言ってられませんよ！　それ位、何とかします！
　――サッキー攻略法を教えてくれた、誰かの為にも…」
＜回想終了＞

だが、マスターでも１つ気になる事があった。あの鉄粉の重さをどうやって解決したのだろうか？

一方、狂四郎はなかなか立ち上がってこないＢ・マリーにもうギブアップかと挑発する。
…ふと殴った右手を見ると、奴の顔の表皮が貼り付いていた。
『おのれ〜！』
Ｂ・マリーが立ち上がると、ガンダムマスクの下にも一つ、グロテスクな顔が隠されていた！
《お〜っと、これはどういう事だ！
　デビルガンダムの顔の下に、おぞましいもう一つの顔が覗いています！》

『これがデビルガンダムの正体だ！』（ここからＢ・マリーをデビルガンダムと呼称）

自ら顔の皮を剥がすデビルガンダム！その顔は…名前通り、悪魔そのものの顔だった!!
巨大スクリーンに映し出されたデビルガンダムの顔のドアップを見てあちこちで悲鳴が上がる！
「あわわ…　ば、化け物め」
――さすがの狂四郎もこれには怯み怖気づいてしまっている。
『今までのスタイルは衝撃を吸収するための装甲だ！　これからが本番だぜ！』

ヘビーＧは再び殴りかかろうとするが、デビルＧの腕が伸びて両腕を押さえられてしまう！
「ふふふ　この伸縮する部分は磁石だ！
　戦っている間に、きみのボディの秘密を分析させてもらったよ！
　かすかにぼくのボディに鉄粉がついてたしね！　さぁ、今度はこっちの攻撃を受けてもらおう！」
――デビルＧはエイリアンの様に口内からさらに口を伸ばし、噛み付きながら何か液体をかける！
「この液体は液状ラテックスだ！　これできみのガンダムの関節部分は次第に動きを失っていく！
　この勝負で爆死するのはきみの方だ！」
…第三者から見ると、その様子はまるで毒液が全身に回っていくように見えた。

「よし、これ位しみこませておけば万全だ」
デビルＧが口をひっこめると、ヘビーガンダムは石像の様に倒れてしまった！
「たかが日本一！　世界の壁は厚いぜ！」
デビルＧは横たわるヘビーＧを蹴飛ばすと、ビームサーベルを抜きトドメを刺そうと振りかぶる！

――だが、ヘビーガンダムはビームサーベルでこれを防いだ！

「あぶねぇあぶねぇ　液状ラテックスの匂いで気を失ってしまったぜ
　このガンダムの中身はエアブロック！　それを繋げる為、関節にはハンダ線を使っているんだ！
　ポリキャップやプラ関節なんか最初から使っていない！」

設計図を見せつけ、鉄粉の重さをカバーしている事を見せ付ける狂四郎！
「こんなおれに液状ラテックスなんかムダだぜ」
…調子に乗ってクネクネと関節をあらぬ方向へ曲げタコ踊りを披露するヘビーガンダムでしたｗ
怒り狂ったデビルガンダムは再び迫るが、立ち直ったヘビーＧのキャノン砲の直撃を受ける！

爆煙が晴れると、姿がない…吹き飛んだか？　――いや、真上だ!!　後ろに組み付かれた！
「ふふふ　後ろなら攻撃できまい！
　さて、獲物をおびき寄せたところでどうやって料理しようか！」
「それはおれの言い分だ！」
ヘビーＧはサーベルを持ち替え――――　なんと自らコクピットを貫いた！　切腹か！？
「観念したか、狂四郎！　これでぼくの勝ちだ！」
しかしヘビーＧはどんどんサーベルを深く差し込み、自らの体ごとデビルＧのコクピットを貫いた！

『これが大和魂だ〜〜〜っ!!』

――そして2機のガンダムは爆散、相打ちとなってしまった！
《これは予想外の結果だ！　世界チャンピオンはここから生まれる事無くプレー終了です!!》

…シミュレーションが終了し、意識が戻るととっさに狂四郎はシートから離れる！
「あぶない！　シートが爆発するぞ！」
――両者のシートが爆発し、狂四郎の足元にサッキーのヘルメットが落ちてくる！
…サッキーが爆薬を仕掛けた事を知らない職員達はシートへ駆け寄る。
「一体どうなっているんだ」
「サッキーの姿が見えないぞ」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　模型秘伝帳――――
　　　　　　　　　　　　　　　これが、今、一つの戦いを終えた
　　　　　　　　プラモ狂四郎のプラモスピリットを再びかきたてるのであった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

前から傾向はあったけど最早どっちもプラモの域を超えてるんだが
模型秘伝帳とやらは更にトンでもないというのか

サッキーもうダメだ・・・　やってる事がテロリストレベル。
蔵井の暴走なんて可愛く見えるぐらいだ。
健、こんなのと一緒にいると前科者になっちまうぞ。早く逃げた方がいい。

普通に爆発物取り扱い容疑で逮捕しろよ…

ところで、今月号でオリジナルZガンダムコンテストをやってるけど、みんな応募する？
多くの読者から、色んな個性的なデザインのZが来るんだろうな
最優秀作品は狂四郎に出るみたいだぞ！

清四郎が怒り狂って、「そんな下らんコンテストをするな！」と傘と消火器を持って
ボンボン編集部に殴り込みに来なきゃいいけど

しかし狂四郎が証言したとしても小学生の戯言扱いだろう、サッキーは調べられても分からない自信があったみたいだし

相打ちって言っても自害みたいだからサッキーの判定勝ちになりそうだが…
僅かにベビーのがダメージ入るの早かったし

それ以前にコックピット貫いたのに四郎普通に喋ってたな

>>257
お前はいい加減sageと無駄な改行無くす事を覚えような。
俺はもちろん応募したぜ！

>>259
ベビーてw 赤ん坊ガンダムかよw

バイオチップでコックピット関係ないんじゃなかったかな。
じゃあ今度は何故あの程度のダメージで爆発したのかわからんけど。

>>248
スレちだけどサンダーアームの撮影中らしいね

スレちだけど今泣きながら、こないだ買ったファミコンの「スパルタンＸ」やってます。

サッキーが死んでないのは確実だけど、重傷は負っただろう
腕か脚をサイボーグ化して再登場するのかも？
この前、サイボット狂四郎が出てたのは、その伏線か？

「やまと魂だー！」ってのが「大和魂」じゃなく、ひらがなだったのは
作者が「やまと虹一」だからだろうか。

>>257
じゃあ俺は両脚を肩幅程度に開き、
左足の爪先を画面の右斜め下方向、
右足の爪先を画面の左斜め下方向に向け、
軽く両肘を曲げて拳を握り、胸を張っているポーズで描こうかな。

これしか描けないし。

んで、この時の視点は真正面ではなく多少横にズレた位置で、
ロボットの顔はいわゆるカメラ目線で描くんだ。
作品内の歴史や系統を重視し「本来こうなるべきではないか?」
といった主観に基づいてな。　今あるガンダムをリファインするんだ。

・・・・ひょっとしたらガンダムの原作者富野由悠季監督からは
俺のデザインは「旧来のガンダム的なものに汚染されている」
「オーバーデコレーションにしかならない」と酷評されるかもしれないがな。

目はつりあがったり垂れ目だったりは苦手だから、横一直線な目にするんだ★

ワールドシミュレーション大会のシメは爆破オチか・・・ 三戸のじいさんも災難だな。
サッキーなんて招いたせいでエラい事になってしまった。
自ら仕掛けた爆発に巻き込まれて生死不明とか、お前はどこの悪の首領だ。
まぁ悪魔に魂を売った甲斐あって、水掛けられただけで負けた前回より遥かに激戦だったが。

結局、イギリス代表やフランス代表、イタリア代表など出ないまま終わるのかよ
どんな個性的なモデラーが、変なプラモを出すのか楽しみだったのに
いくら変でも、風車ガンダムや忍者ガンダムはさすがにないだろうが

そういや珍しく敵もガンダムだったな
普通なデビルジオングや風車ゲルググ、忍者グフだろうに

>>269
お前何で下に変な空白入れるの？
馬鹿なの？死ねよ

271みたいな奴もいらねえな

>>272みたいないらないレスをする奴もいらねぇな
もちろん俺のこのレスもいらないのは分かってる

>>265
それはありえそうだな。
サッキー自信も科学技術高いし、どこか軍事企業と手を組むとか。
しかし模型秘伝帳か…一体どんな事が書かれているか、予想してみないか？
とりあえず俺は超絶変形が記されていると予想。

特別版　シミュレーションウォーズの巻


ボトムズシリーズのシミュレーション中の狂四郎。
ふと、画面にノイズが走りシミュレーションが中断してしまった。
「これはひどいや！　シミュレーションの故障じゃないの!?」
咄嗟にマスターを呼ぶが、マスターの姿が見当たらない。
「おい、四郎！　スクリーンを見ろ！」
山根の声にスクリーンを見ると、なぜか戦車の設計図のような画面が映し出されていた。

「これは74式戦車の改造データじゃないか！」

これを見た狂四郎は妙なところでモデラー魂が騒ぎ出し、もっと性能を良くしようと試みる。
「勝手な事すると、マスターに怒られるぞ」
「気にしない気にしない　エンジンは三倍、トランスミッションは強く…
　装甲はエイブラムスみたいな奴で、両側にミサイルポッドをつけるか。
　それから…　ターゲットは…」
ふと、鬼担任のお説教を思い出した狂四郎はターゲットを学校（担任）に定めスイッチオン！
――すると突如スクリーンの画面が変わり、どこかの無人工場の様子が映し出される。
見ていると、マジックハンドが狂四郎の設定どおりの戦車を組み上げていくではないか！
完成した戦車は自動的に動き出し、工場の壁を突き破って暴走を始めた！

『わ〜っ！　整備中の戦車が武装して出て行く〜!!』

これは本物の戦車だったのだ！　見張り番をしていた自衛隊隊員らしき男も驚いた！
「こ　これは本物の戦車だ」
「そ、そんな…　あのデータはプラモじゃなかったのか」
当然、狂四郎と山根は顔面蒼白！

――その時、マスターが戻ってきてどういう事だと2人に問い詰める！
『私が席を外している間になんて事をしてくれたんだ！
　今やコンピューター時代、改造データが兵器工場の作業ロボットに流れ込んだに違いない！
　このままじゃ町は全滅だ！』
「冗談でやったのに、どうしよう…」
マスターの罵声の中、スクリーンには家屋を破壊し一直線に進む戦車が映し出されていた！

《大変です！　改造の自動操縦戦車が暴走して、万代町方面に向かっております！》

緊急事態をアナウンスする街灯放送の中、戦車は戦闘、もとい銭湯（松の湯へ向かってゆく…）
銭湯更衣室ではちょうどおじさん達がこの緊急ニュースを見ている最中だった。
「おい、万代町ってこっちの方向じゃなかったか…？」　「……という事は……」
――――女湯の壁を破壊して暴走戦車乱入！女性客が全裸で逃げ惑う中、ひたすら進む暴走戦車！


その頃、暴走戦車の行く手には出動した自衛隊戦車が並んでいた！
――戦車砲の一斉攻撃を受ける暴走戦車！　爆煙が晴れると――――　無傷だった！
「ウムム　こんな時………　　　　　　　　ゴジラがいてくれたらなァ！」



この様子はクラフトマンのスクリーンで実況中継されていた。
「防衛線が突破されたぞ！　奴の目的はどこなんだ！」
「四郎！　戦車のターゲットはどこにしたんだ!?」
「担任の先生…　今日は宿直なんだ」
「すると…　万代小学校か！」
「マ　マスター！　これは全ておれの責任です！　あいつを倒せるのは作ったおれしかいません！」
「でも、どうやって戦うんだ！　相手は本物の戦車だぞ！」
パニックになる中、マスターはフロッピーを取り出し一か八か賭けてみる事にする！
「このプログラムにはプラモを本物のメカにしてしまうデータが入っている！」
「おれ、なんでもやります！」
万代小学校＆担任のピンチに山根も付き合ってくれ、さっそくシミュレーション開始！

万代小学校前に転送されたのは、冒頭でシミュレーションしていたAT2機！
（狂四郎：スコープドッグ、山根：スタンディングトータス）
「とほほ　自分で作った戦車と戦うハメになるなんて…」
狂四郎がぼやくヒマも無く、暴走戦車が現れた！
「山根、油断するなよ！」
暴走戦車のミサイルを回避しつつマシンガンを撃つが、銃弾は装甲にことごとく弾き返される！
「装甲を強化しただけあって、びくともしないや」
「感心してる場合かよ！　弱点はないのかよ」
「そこがわかったら、とっくに攻めてるさ！」
「じゃあ、どうやって奴を倒すんだよ!?」

「なんだなんだ、そうぞうしい！」
爆音と大声に宿直室から顔を出す担任。すると戦車は担任に狙いを定め砲撃する！

『先生、あぶない！』

――とっさに2機は先生をかばうが、山根のスタンディングトータスが撃破されてしまった！
「や　山根！　これ以上の被害を出してなるものか！」
スコープドッグは迫る戦車を降着ポーズで支えるが、校舎と戦車に挟まれてしまう！
「だめだ、このままじゃ学校ごと踏み潰されてしまう！」
その時、狂四郎の目に映ったのは――――
『そうだ、赤外線暗視装置！　ここを狙おう！』
スコープドッグはゼロ距離射撃で暗視装置を撃ち、ついに暴走戦車は破壊されｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ終了！

　―クラフトマン―
「四郎、まだ安心はできないぞ」
「分かってます、おれのためにこんな大惨事になってしまって…」
「・・・・・・・・と言いたいが、実は、これ　全てわしが仕組んだ実験用プログラムなんだよ」
マスターから真相を聞き、激しくコケる狂四郎！

『す　するとあの戦車も!?』『そりゃないよ〜！』

「マスターも人が悪いな、おれたちモルモットじゃないんだからさ」
「まずは新しいタイプのプログラムは成功だな、ははは…」
――クラフトマンに狂四郎達の文句とマスターの笑い声が響く。　今日も世の中は平和でした。

> パニックになる中、マスターはフロッピーを取り出し一か八か賭けてみる事にする！

>>279
おい、どうした>>279？　>>279−−−−−ッ!!

>「ウムム　こんな時………　　　　　　　　ゴジラがいてくれたらなァ！」
隊長、ゴジラじゃヤバイですｗここは仮面ライダーか宇宙刑事でしょうｗ

腹黒マスター…なんつー物騒なモン作っとんじゃい！

マスター・・・・・・
　何　を　す　る　つ　も　り　な　ん　だ

こう言う時に、こう言う時だけ？
山根の活躍するのは

女湯に突っ込んだりしてたけどマスターはそこまでキチンと作ってたって事だよねｗ
幼女にハァハァしながら実写ばりのCGを作るマスターを想像してしまったｗｗ

それより問題は、「女湯」という美味しいシチュエーションなのに
女の子の乳首すら出なかった事だ(´･ω･｀)

なんか今回の話を読むと、最終回は豹変したマスターが最後の敵になりそうだ。
これまでにもそれっぽい伏線があったし。

・わざわざプラモを壊すシミュレーションを作り、何度も四郎達にプラモを買わせ資金をためる
・破る必要の無い藤美姉さんのツナギを破り、性欲をもてあます
・プラモが実際の兵器になる
・兵器工場のデータを乗っ取る

…けっこういい線いってると思うがどうよ？（特に３はどんな錬金術だよと）

第41話　模型秘伝帳・木ノ巻の巻


クラフトマンの店先に『少年モデラー同盟本部』という看板が掲げられた。
「四郎も出世したもんだ、ﾜｰﾙﾄﾞｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ大会優勝によって、少年モデラー同盟本部発足か」

…背中を向けた狂四郎は偉そうに咳払いをし――
『わたしがその少年モデラー同盟会長の京田四郎です！』　振り向き自己紹介。その胸には勲章が。
「……てか、てれちゃうな、もう　会長なんて言われても…」
思わず笑い出すマスター・ロム・グズ鉄。
「それはそうと、サッキー竹田はあの爆発事故でどうなったの？」
不安になったみどりが問いかけるが、今だ奴は行方不明となっていた。

その時店内の電話が鳴り響き、応対するマスターをよそにロム達は考え込んでいる。
「やっぱり死んじゃったのかなァ」
「シミュレーションシートに爆弾を仕掛けるような奴だ、そう簡単に死ぬ訳が無い
　奴は模型秘伝帳を手に入れるのが目的だったんだ」

ふと、マスターがシミュレーションは来週の日曜とか口走る。
「誰か来るんですか？」
「少年モデラー同盟誕生第一号のお客様、挑戦者だ」
「よっしゃよっしゃ、製作中のガンダムMK�Uがもう少しで完成するし…　軽くあしらってやるか！」
天狗になった狂四郎は胸を叩いて笑い出し、その挑戦を受ける事にした。



　―それから１週間後…―
「あ、あの…　どちらさまでしょうか？」
大雨の中、クラフトマンにやってきたのは…蓑と笠をかぶった…　妖　怪　油　す　ま　し　!!??
みどりが驚くのも無理は無い！　誰か鬼太郎呼んでこい！！(ﾟωﾟ; 三 ;ﾟωﾟ)

　―シミュレーションルーム―
「箱根からやってきた、茂合岩男くんだ」　マスターに紹介される挑戦者、茂合。　
「へぇ〜　きみか、おれの挑戦者っていうのは…　それでどんなキットを作ったんだ？」
茂合は腹にしまった包みを取り出そうとする。
「日東の油すましだったりして」（注：　ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100311212741.jpg）

狂四郎のジョークに笑うロム達だが、茂合が出したのはなんと　木　製　のガンダム（1/144）！
「木製です、それも一番硬い朴（ぼく）の木を削って作りました」
思わずロムは反射的にかっこ悪いと口に出してしまうが、マスターに一喝される。
「朴というのはメーカーで木型を作る時に使う材料なんだ」
…よく見ると、この木製ガンダムは右手だけゴム製だ。ただのゴムじゃなさそうだ…。
「で、四郎のは？」
四郎が取り出したのはガンダムMK�U（1/144）、無発泡ウレタン樹脂のフルスクラッチ！
マスターがデータを入力する際、茂合の希望で設定は海となり、シミュレーション開始！



洋上を飛行するガンダムMK�U。
「いい眺めだぜ、とてもこれから戦おうなんて気分じゃないぜ」
――ふと、狂四郎は岩の上に正座する木製ガンダムを発見する。後ろからそっと近づくが動かない。
「あいつめ、この陽気で眠りこけてんのか？　焚き木にしてやるぜ！」
岩場に降り立ち、サーベルを抜きそろりそろりと近寄る――

「後ろから襲うとは、チャンピオンらしからぬ振る舞いだ」

――実は気づいていた茂合！　正座していたのは精神統一していたのだ。
木製ガンダムはMK�Uのサーベルを白刃取りすると、巴投げで間合いを取り、竹刀で叩き付ける！
「面！　面！　胴！　小手！」
最後の小手を食らうと、なんとMK�Uの左肩がポッキリと折れてしまう！
「ふふふ　やはり…無発泡ポリウレタン樹脂と聞いて、もしやと思ったが瞬間接着剤を使ってたな
　瞬間接着剤は引っ張る力には強いが、衝撃には弱いからな」

「きさま、ただのモデラーじゃないな！　何者だ〜っ!?」
「そんなに知りたければついてくるがいい！」
言うが早いか、木製ガンダムは海中へと飛び込んでしまった！
その直後、木製ガンダムの右手から透明な何かが出てきたのを、狂四郎は知る由もなかった。


…一方、狂四郎は戸惑うも、ワールドチャンピオンがビビる訳にも行かず結局飛び込む。
水中を探すMK�Uだが、木製ガンダムの姿は見当たらない。
「勇んで飛び込んだものの、こっちは無発泡ウレタンのムクだから長時間の潜行は不可能なんだ」


――ふと、MK�Uの目の前にユラリと巨大な影が現れた！　海坊主だ!!　…いや、木製ガンダムだ！
「げげっ！　同じ大きさのガンダムが巨大化するなんて、どうなってるんだ！」
青ざめる狂四郎に茂合はトリックではない証拠に、巨大な右手でMK�Uの胴体を掴む！
『こんなバカな話があるか！　お前、本物の妖怪油すましじゃないのか!?』
「くっ…　おれの気にしている事を！　これは古来から伝わる秘伝の技だ！」
「秘伝…！　まさか、模型秘伝帳の事じゃ…!?」
「そうだ　超極意書その一は、わが茂合家の家宝　お前らに横取りされてたまるか〜〜〜っ!!」
巨大ガンダムはMk�Uを岩場に叩き付けると追い討ちのパンチをかけるが、MK�Uはたまらず逃げ出す！


海面から飛び出すMK�U。
「秘伝帳とわかっちゃ、黙ってられないぜ！　さっさと上がってきて勝負しろ！」
――海面が泡立ち、巨大な右手首が現れる！　　…が、そこから下が出てこない！？
…よく見ると、右手首に透明なビニール袋が巻き付いている。
「くそっ、浅瀬に出てしまったか」
木製ガンダムの本体が現れるが、今度は最初の大きさに戻っている！！！？？？

『そうか、あのビニール袋に水を入れてレンズの役目をさせて、体を大きくしていたのか！
　――とすると、あの巨大な手は!?』

「オモチャであるだろう、水の中に入れておくと、小さな魚や怪獣が大きくなる奴
　あれを作り変えたのさ」
トリックのタネを聞き、一瞬怪訝な顔をするも突然爆笑する狂四郎。
「こりゃ傑作だぜ、模型秘伝帳ってそれ位の事しか載っていないのか！
　どこが超極意書なんだよ、バーカ！」
「うるせ〜！　秘伝帳のすごさはこんなもんじゃない！」
木製ガンダムは巨大な手でMK�Uを叩き潰そうとするが、サーベルで指を全部切り落とされてしまう。
「ちぇすと〜〜〜っ！」
木製ガンダムの頭を切り落とそうとするが、木製ガンダムはなんと首を引っ込めて回避！
――頭部を引っ込めたのを皮切りに、突如木製ガンダムは本来出来ないはずの変形を始めた！

『これぞ、模型秘伝帳・木ノ巻だ〜っ！』

「なんてこった！　木製ガンダムがまるで箱根細工のように畳み込まれていく！
　シェ〜ッ　こんな見事な細工を組み立てるなんて、人間国宝ものだぜ！」
シェーのポーズで驚くMK�Uの前には、巨大な木の塊と化した木製ガンダムが転がっていた。
すると塊はあちこちから刃を出し、MK�Uへ何度も体当たりをかける！

『模型秘伝帳・木ノ巻　たつまき殺法〜〜〜っ!!』

巨大な刃のコマと化した木製ガンダムに粉々にされるガンダムMK�U！
「世界一のおれが、こんな伝統芸に負けるなんて！」　　…そこで試合は終了した。

「見たか、これが模型秘伝帳・木ノ巻の威力だ
　もし、おれが出ていたらおれがチャンピオンになっていただろう！
　何が少年モデラー同盟だ！　これしきの技術でお前に会長をつとめる資格はない！」
茂合の挑発に怒って殴りかかろうとするロム・グズ鉄を止めるマスター。
「狂四郎、おれと再び戦いたかったら、飯須田村まで来るがいい　いつでも相手になってやるぜ」

茂合が笑いながら去ると、狂四郎は胸の勲章を剥がして床に叩き付ける！
「ちくしょう、こんなもの！　――おれは世界一の座に甘んじていた！
　ﾜｰﾙﾄﾞﾁｬﾝﾋﾟｵﾝとしてでなく、一人のモデラーとして、まだまだやるべき事がこの日本にある！」



…その頃、雨の中を歩く油…　じゃない、茂合を車の中から見守る男がいた。
「やはり模型秘伝帳を巡る戦いが始まったか　それに茂合家…　厄介な連中が動き出したぜ！」
男は誰に言うとでもなく呟くのだった――――　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

プラモ？

ウッドモデル…だと…！？

ああ、早速ガンダムMk-�Uがカマセに・・・
待望のガンダム新作の主役機にも容赦のないやまと先生、ステキです。
四郎も相変わらず負ける時は負けるな。勝てなかったサッキーが小物に見えて来たぞ。

ロム・グズ鉄はキー亡レベルの背景化

木製ガンダムすげえなｗというかシミュレーションで木使用可能なのかｗ
どっから竹刀出して来たんだろうｗ変形も凄いｗ
可動出来る木製ガンダムって凄いなー
もしも油すましシミュレーションに出したらどうなるか気になる、どう戦うのかｗ

一応言っておくと、メーカーの木製はプラモの原型だから結構かっこいいんだな、これが

何でプラモ漫画に油すましが出るんだよ、しかも名前がモアイてｗｗ
両親のどちらかか、片親がモアイそっくりなのか？ｗ　じゃ、片方はぬり壁か?ｗ

>>296
モアイが油すましの人形使ったらきっとコスプレになるだけかとｗ
…いや、登場シーンでああだったから変化が無いのかも知れんｗｗ

しかもイースター村ってなんだｗ
どこにあるんだよｗ」

千葉県の日東町から車で2時間・・・・
磐梯町から直接のアクセスはありません

>>299
だから歩いてきたのか！　さすが妖怪、ものすげぇ体力だ！

で、実際木製vs無発泡ウレタンってどっちが硬いの？木のが圧倒的に硬そうな印象あるけど。

木製ガンダムの弱点は
火に弱いところだー！

マッチを仕込んだビームサーベルで
丸焼きにされるモアイ・・・。

そんな展開になりそうだな。

>>302
わざわざ仕込みビームサーベルじゃなくても燃えそうな気がする…

いや、火炎放射器装備させたドイツ兵1個小隊で勝てそうな気がするｗｗ

プラスチックのほうがもっと弱いと思います。
つか、キャンプとかやったことがあればわかるけど、
簡単に火はつかんぞ。

牛若兄弟と油すましチームで戦ったら面白そうだな。

>油すましチーム
残り2人はどうすんだよｗ

「瞬間接着剤は引っ張る力には強いが曲げには弱い」
「きさま〜ただのモデラーじゃないな！」と言っていたが
その知識は、俺はプラモテクニック教室で知っていた

>>306
ぬりかべとクマが適任。

>>306
普通に鬼太郎もどきとネコ娘もどきだろうｗ

そこに清四郎と蔵井が

オニババ役で藤美姉さんを

第42話　武者ガンダムVS無敵球の巻


　―箱根・飯須田村―
洗濯物のように張り巡らされた紐にぶら下げられた、無数のガンダムMK�Uのプラモがあった。
――すると突然木の弾が飛んできて、MK�Uのキットを次々と破壊していく！
茂みから現れたのは、妖怪あぶｒ　　…もとい、茂合！
「ふふふ　改造も上がってきたな！
　１個目は摩擦熱でプラスチックが溶けてるし、２・３・４個目は粉々に…」
木の玉の威力を確認、弾を拾い上げると――　木の弾にヒビが入っていた。

「げっ！　おれの無敵球に亀裂が！　くそっ、ノミの入れ方がまずかったのか！」

自分の甘さを呪い、悔しがってもう一つのMK�Uに投げつけキットを破壊する茂合。
「木と言うのはプラスチックと違ってデリケート、だから慎重にノミを入れねば…」　…ｱｯﾌﾟﾔﾒﾚ。
ふと、向こうを見ると集合の狼煙が上がっていたのでさっそく向かう茂合だった。



　―茂合家―
「父上、おばば！」
帰ってきた茂合におばばの水鏡を見せるモアイ石像そのまんまの父。
「うひひひ　プラモ狂四郎がやってくるぞい」　
焦った茂合が水鏡を覗き込むと、ヒゲの怪人の車に乗ってやってくる狂四郎の姿が。
…しかし、その顔は以前と違い、自信に満ち溢れていた。
『こいつは負け犬の顔じゃない、お前に勝つ自信にあふれた表情をしとるぞ！
　やつがここまで来るには２時間とかかるまい！
　それまで模型秘伝帳・木ノ巻で完璧な無敵球を作るがいい！』
父に叱咤され、気合を入れなおす茂合だった！

　―移動中の狂四郎―
「あの時、小沢さんが現れたのにはびっくりしました」
「きみが茂合に負けた事を知り、声をかけたんだけど…　
　持ち前のプラモスピリットで立ち直りが早かったようだね！」
豪快に笑って答えるヒゲの怪人こと小沢さん。気さくないい人そうだ。　でもどうして茂合の事を？
「ぼくは車で日本中を旅行しながら、プラモに使えるような古来からの技術を研究してるんだ
　そこで模型秘伝帳に関心を持つようになった訳さ
　奴の家は箱根細工の伝統を受け継いでいるばかりでなく、この辺一体の山林王でもあるんだ」
納得する狂四郎をよそに、車はどんどん不気味な雰囲気の飯須田村を進んでゆく――



　―茂合家―
囲炉裏で対面する狂四郎達。まずは軽く自己紹介。
「遠路はるばるよく来てくださった、わしが当主の岩松じゃ」
「ぼくがヒゲの怪人………　いや、その　モデラーの小沢勝三です。
　今回は四郎くんの他流試合の立会人として…」
「ところで、おれが勝てば模型秘伝帳を見せてもらえるんですね？」
『もちろんじゃ！　岩男に勝てばこの秘伝帳はきみの物！
　きみがこの木ノ巻の技術を受け継ぐ資格がある！』
「ふん！　どんな手を考えてきたか知らないが、二度とモデラーとして帰れない様にしてやる！」

――ふと、小沢は辺りを見回すが…
「し　しかし、この家のどこにシミュレーションがあるんですか？」
「それは当家のやり方でやらせてもらう　――おばば、初めてくれ」
素っ頓狂な顔をする小沢と狂四郎。すると狂四郎の背後に不気味なおばばが笑いながら現れた！
「わ〜〜〜〜っ!!　ここは妖怪屋敷かよ！」
おばばは模型を出すよう、狂四郎に指示する。

『よし、今回は妖怪退治にうってつけのガンダム……　その名も武者ガンダム、1/144だ〜〜っ!!』

――狂四郎が取り出した戦国武将風の鎧を来たガンダムに驚く茂合達！
「おれはこいつで勝負だ！」
茂合が取り出したのは、ガンダムでもなくロボットでもなく……東洋の『　竜　』！
「し、しかし　これをどうやって!?」
「シミュレーションはおばばの魔術でやってもらう」
思い切り驚く小沢をよそに、おばばは怪しい呪文を唱えだす――――　
狂四郎は催眠状態に陥り、おばばが一声吠えると囲炉裏の火が燃え上がりモニター代わりとなる！
「炎の中に四郎くんの武者ガンダムが！」
…という事で、シミュレーション（？）開始！



　―草原―
催眠状態から起き上がる武者ガンダム。
「くそっ、いつになく不気味なシミュレーション…　まるで魔界にでも引きずり込まれた様だぜ」
…すると突如草がざわりと揺れ動く！茂合の竜か!?
「なんだ、風か　びっくりさせやがる…　あんにゃろ、どこでトグロ巻いてるんだ」
――正体が風だとわかり一安心する狂四郎だが、その背後の草原には大きな影が迫っていた…

背後から襲い掛かる竜！とっさにジャンプして回避するが、体当たりで遠くに弾き飛ばされてしまう。
だが、武者ガンダムは空中で一回転、華麗に着地した！
「げっ、体制を整えた！　鎧の武者ガンダムなのに、見事な身のこなしだ！」
「お前のようなトグロ野郎と出来が違うぜ！」
武者ガンダムの薙刀を転がるように回避する竜！
「なんてすばしっこい奴だ、まるで地面を転がって動いているみたいだ！　これも秘伝帳の極意か!?」
油断した武者ガンダムは竜に体を巻きつかれ、徐々に体を締め付けられる――――

　　　ｸﾞﾆｬ
　…と思いきや、武者ガンダムの体はゴムの様に柔らかく凹んだ！？

「この武者ガンダムの体は特別製だ！　いくら締め上げてもムダだぜ！」
渾身の力を込めて締め上げる竜だが、一向に効いていない！　どうなってんだ!?
竜が疲れた隙を狙い、反撃に出る武者ガンダムは竜の体を切り裂いた！

…切り裂かれた竜の体から無数の木の球（無敵球）が転がり落ちる。あの動きの秘密はこれか！
「この中のどれかに茂合のコクピットがあるはずだ」
１つ１つ叩いて音を調べる武者ガンダム・・・・・・・・見つけた！思い切り薙刀を振りかぶる！
「スイカ割りにはまだ早い！」
本体の無敵球が飛び掛り、薙刀の柄を折ると他の無敵球も浮き上がった！
『行けーっ、無敵球ども！　武者ガンダムの鎧を打ち砕け！』
茂合の命令で一斉に襲い掛かる無敵球！
　　　ﾎﾞﾖﾖﾝ
――またしても武者ガンダムの胴体に弾き返される無敵球！
「あわわ　さっきからどうなってんだ!?」

『教えてやろう！　手足は消しゴムモデル！　ボディはバスマットの硬化スポンジさ！』

「…それであんな弾力が…
　バカな…　ただのスポンジや消しゴムだけで作ったのなら、軽すぎて衝撃に耐えられないはずだ
　まだ、何か仕掛けが…」
「どうした!?　おれの才能に驚いているのか…　や〜い、油すまし！かかってこい！」
狂四郎が挑発すると、無敵球は体から刃を出し武者ガンダムの手と首を切り落とした！
「次はコクピットだ、死ね狂四郎！」
武者ガンダムの胴体を切り裂く無敵球！　　――だが、突如刃が折れてしまった!?

『かかったな、茂合！ボディが軽すぎる為、コクピットを鉄球にしてバランスを取っていたのさ！』

なんと武者ガンダムの胴体から、ロケットエンジン付のコクピット鉄球が飛び出してきた！
空中を飛び回る球と球。まさにボール！
「無敵球なんて時代遅れだぜ！」
「茂合家のノミで削られた木には魂がこもってるんだ！　お前なんかにやられてたまるか！
　模型秘伝帳はおれが守りぬく！」

『勝負だ、茂合！』
―――空中でぶつかり合う無敵球＆コクピット鉄球！　狂四郎の体を激しい衝撃が襲う！
「鉄より硬いのか、あの木の球は!?」
「ふはははは！　模型秘伝帳はいつの世も不滅だ！　無敵球乱れ撃ち!!」
コクピット鉄球に何度も体当たりする無敵球！　ついには鉄球は凹み、フラフラになってしまう！
トドメを刺そうと迫る無敵球！

…だが、その時奇跡が起こった！
鉄球をかすった無敵球は摩擦熱で火がつき、燃え上がってしまう！
「し　しまった！　今の摩擦熱で！　　あちちっ！　　だじげでぐで〜〜〜っ!!」
カチカチ山のごとく燃え上がり、あちこち逃げ回る無敵球。
『や　やった！　無敵球もただの木、これで秘伝帳はおれの物だ！』
――奇跡的に大逆転を起こし、勝利を収めた狂四郎だった！



　―京田家の前―
「四郎くん、着いたよ」
小沢に起こされ飛び起きる狂四郎！
「はっ！　…夢じゃなかった！　本当に秘伝帳を手に入れたんだね！」
「そうとも、きみの物だ」
狂四郎は抱えていた秘伝帳を見て現実だった事を確認し、小沢に礼を述べる。
「また会おうぜ！」

小沢が去り、喜んで秘伝帳の中身を見る狂四郎　　　　　　…だったが、突然血相を変える――
『こ　これは!?』
――なんと秘伝帳は白紙だった！茂合のオヤジから受け取った時は確かに本物だったのに！

『…まさか小沢さんがすりかえたのでは…！　彼以外、犯人は考えられない！
　なぜこんな卑怯な事を!?』

協力してくれた小沢に激しい怒りを燃やす狂四郎だった！　　　　　　　　　　　＜続く＞

いやもう、どこから突っ込んでいいのやら。と、毎回思う。

武者ガンダムか、狂四郎は本当にフルアーマーが好きだなｗ
しかし元ネタが鎧武者なガンダムにこの組み合わせは似合いすぎだ、こいつはガンダムMK-IIより人気出るんじゃないか？

バトルの内容は酷いもんだったが、もうコメントする気もない

確かに、武者蛾蛇虫は格好良いが。

絵のレベルは格段に上がってるんだよな
でもまず、唐突に小沢さんが出てきたところから謎
そしておばばの妖力。
龍の素材が謎。ゴムか？

鉄球さえあれば外装の武者は特に要らない気もしてきた

狂四郎がオリジナルガンダムに
パーフェクトの冠を付けないとは珍しいな

それともパーフェクト３号機＝レッドガンダム見たく
実はパーフェクト４号機の異名もあるんだろうか

バスマットで胴体って、どうやって作ったんだろう・・・
プラカラーのらないんじゃ・・
そして四郎は鉄球を、どうやって作ったんだろう・・・

鉄球はどうやって動くんだ？！

武者ガンダムはカッコイイが・・・。

モアイの親はやはりモアイだったか…一応おばばは人間の顔だが。
おばばがいればシミュレーションマシーンいらないんじゃね？

武者ガンダムは確かにかっこいいな。
重装甲っぽいが、今回は軽量そうだし「装甲が厚い」のではなく「装甲がやわらかい」とはな。

これ妖術シミュレートだからいいものの、
クラフトマンでやってたらただの木彫りの龍の置物で動かなかったんじゃないだろうな？

レス遅いが狂四郎は1/35スコタコ降着可能に作ったんだな。
大津さんの1/24降着見て「精密な改造」と言ってたのに腕をあげた物だ。
>>323
パチンコ屋の前で拾ったんじゃないか？
>>324
バーニア付いてる。バイファムのコクピット参考にしたのかも。形そっくりだし。
木の玉が動く、飛ぶ理由はわからん。妖術ならではの現象かも。

>>326
>妖術ならではの現象かも
こう考えればつじつま合うだろうな。
ほら、ゴムホースにパチンコ玉入れたからといって「転がるように動く」事はないし。
ある程度はモアイ側に有利に働くんじゃないかな、この妖術シミュレーション。

それにしてもヒゲの怪人…俺、あなたのひげで怖い印象しかなかったけど…
今回の事でますます嫌いになりました！ヽ(`ω´)ﾉ

ルパンのように、ヒゲ怪人の顔をバリっと剥がすと、中からマスターが・・・

和風武装だから妖怪退治にうってつけという
センスも笑えるなｗ。
しかもお邪魔した先の家族まで妖怪呼ばわりって、
ホント失礼な男だな狂四郎ｗ。

そのマスターの顔をバリっと剥がすと、中からキー坊が・・・

普通は家宝を素直に渡した茂合一族のほうを先に疑わないかね。
あんな怪しげな妖術なんて使う連中ならすり替えぐらい朝飯前だろう。

>>328　>>330
身長も体重も違うだろｗｗｗｗ

リアルヒゲの怪人の許可取ってなければ怒られそうな展開だよな

そういうベタなことをするなら中から出てくるのはサッキーになるだろうが、
いくら椅子に爆弾仕掛ける気○いでも、そんな芸まではもってないだろうな。

米国では最低16歳以上じゃないと免許取れないし、
国際免許取得出来たとはいえ、サッキーは同年代か、
ちょっと上ぐらいだろうから、どうみてもサッキーはないだろ。
まあ、公衆の面前で爆弾をしかけてるとか堂々と言うようなやつだから、
そういう一般常識は全くきかなそうだけどな。

そういうルパンみたいな変装しそうなのはやっぱりサッキーじゃ？　お得意のＳＦＸ（笑）で

まあヒゲの怪人がニセ者であれば、死んでいなかったサッキーだろうな。
でもヒゲの怪人もあの外見からして十分怪しいけどｗ

Ｚガンダムコンテスト、今月号で発表したけど、俺のは何の賞も取れなかったよ
大賞は山口県の福田隆くんか、おめでとう！、彼のデザインしたのが近い内に狂四郎に出るのか
ヒゲの怪人が出たけど、モデラーといえば川口克己がバンダイに入社したそうだ
それならストリームベースはどうなるんだ？、解散か？、それとも新メンバーが加入するの？

>>334
知ってるか？巨人の星の花形なんて、まだ中学生なのに車乗り回してるんだぜ…？

免許があるのと運転できるかは別だろ。つかまった時の罪の軽重の問題で。
そもそも秘伝帳すり替えは詐欺というかドロボウというか、とにかく立派な犯罪だしな。
サッキーなら性格的にシスコあたりの４車線高速で車乗り回しててもおかしくはないし。
蔵井犯人説も捨てがたいぞ。洗脳とか平気でするし薬は盛るし金もちだし。

まさかあの偽のプラモ怪人の正体って…まさか健ではあるまいな…
はは！そんなわけないよねー、たかが小学生が変装技術持ってるわけないし、変装技術なんて持ってたら仰天物だしねーｗ
普通の小学生に出来るわけないじゃんｗ

>>340
正体が健だとしたら、何でサッキーとの戦いでわざわざ新素材を持ってきたの？

誰もプラモ怪人本人が犯人とは思わないんだな。これも人徳か。
でも漏れはあえて、小澤さんが犯人で、
しかもプラモ帝国エンペラーの首相だったという展開を妄想

>>342
俺もプラモの怪人本人が犯人と思ってる。
さすがにエンペラーのボスとは思ってないがｗ

ところで書き忘れていたが、「木」の巻があるって事は他にもあるんだよな。
模型に関係ありそうなのは土（焼き物）と金（金属）は確実として…他にはあるんだろうか？

月火水木金土日に関係するとしたら、火と水は土に関係ありそうだ。
日は…　乾かし方、とかか？

エンペラーの首相というと、あのメガネハゲか。

どーだろうな。

>>345までをまとめると、巻物を奪ったのは
Ａ　実はモアイ家が妖術（幻術）で偽物を本物と思わせていた
Ｂ　ヒゲのプラモ怪人が奪っていった　　　…の２つか。

そんでヒゲの怪人の正体が本人、サッキー、健、蔵井、マスター、眼鏡ハゲと容疑者多数なのかｗｗ

第43話　狂四郎VSミャオの巻


『マスター、ガンダムMK�Uのプラモある!?』
喜び勇んでクラフトマンに飛び込む狂四郎！　だが、マスターはおらずみどりが店番中。
…そのみどりも狂四郎（客）そっちのけで歌番組を見ている…。
「ミャオくん♥」
ボーカルの少年にあこがれるみどり。そんなみどりの肩をﾁｮｲﾁｮｲとつついで現実に呼び戻す狂四郎。
「あら、四郎くん　いらっしゃい」
「MK�Uのプラモ欲しいんだけど…」
「ごめんね、今品切れなの」
それだけ言うとまたTVに熱中するみどり。　さっきから何見てるんだ？
「見ればわかるでしょ、ティータイムズよ　わたし、ミャオくんの大ファンなの」
「ティータイムズだってさ、今人気のアイドルグループらしいよ」
荷物を持って奥から出てきたマスター。やっぱり狂四郎はZガンダムの敵組織と思ってたらしい。


歌が終わり、司会にインタビューされるミャオが映し出される。
《ミャオくんはプラモ作りが趣味という事なんですが》
《ええ、メンバーのウルとハンもモデラー仲間として知り合ったんです！》
「きゃ〜〜〜っ、感激！　うちのプラモ全部あげてもいい!!」
感激のあまりトンでもねぇ事を言い出すみどり！　マスターもコケてるぞ！ｗ
そんなコントがあったのを知る訳もなく、ミャオは話を続ける。

《実はお願いがあります　一度、プラモシミュレーションというものをやってみたい！
　できるなら、世界チャンピオンのプラモ狂四郎とね!!
　もし、このTVを見ていたら返事を聞かせて下さい!!》

――なんとテレビで指名されてしまった狂四郎！みどりもすごいじゃないと大感激！
しかし当の狂四郎は大弱り。まさか人気アイドルグループから挑戦状とは…。
「こりゃ、えらいこっちゃ」…マスターも予想外の事に大弱りだった。

　―それから三日後…　四郎はテレビ局へ招かれた―
「きみが京田四郎くん？　スター大行進でディレクターをやってる影岡です
　さぁ急ごう、録画撮りまであまり時間がないんだ　　　あ、ファンの子は客席へ回って」
…花束を抱え、ちゃっかりついてきたみどりだったが軽くあしらわれてしまった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みどりｶﾜｲｿｽ(´･ω･)


慌しく動くスタジオの中、影岡に強引にシミュレーションシートに座らされる狂四郎。
「では、本番いきま〜〜〜す！」
ティータイムズの登場に騒ぎ出すファン達。――みどりも思わず声を出してしまう。
「あら、いけない！　四郎君の応援で来たんだっけ！」

《さぁ、今日はミャオくんたっての希望で、
　プラモ狂四郎こと　京田四郎くんとのプラモシミュレーションが実現しました！》
「こっちはいい迷惑さ」
お手柔らかに、と握手を求めるミャオにおっくうそうに握手を返す狂四郎。
――だが、その時突如ミャオの目つきが変わる！
「う！　な、なんだ　この殺気は……
　TVで見るのとはうってかわって冷酷な目…　こいつは只者じゃない」


《さぁ　それぞれ自慢のキットを拝見しましょう！》
ミャオは黒いガンダムMK�U（1/144）。ガンプラに興味なさそうな女の子達も思わず声援を送る。
一方、狂四郎は……　オリジナルのＺガンダム（以下、ＯＧＺ）!!　
だが、女の子達からの反応は――――
『狂四郎のバカ！』『ミャオくんをやぶったら許さないから！』罵詈雑言＆ゴミを投げつけられる！
「あたたた　なんてマナーの悪いファンなんだ！」　　　　　　　　　　狂四郎ｶﾜｲｿｽ(´･ω･)

「四郎くんかわいそう…　　四　郎　！　負　け　ち　ゃ　だ　め　よ　!!　」

周りに敵視されるのも構わず、大声で狂四郎に声援を贈るみどり！
――たった一人の味方に嬉し涙を浮かべサムズアップで応える狂四郎だった。

そんな中、司会から今回のルールが説明される。
《このシミュレーションはミャオくん、狂四郎くん、それぞれのコースに待ち受ける敵を倒し
　宇宙のバトルエリアで対決し、勝者が決まります！
　さぁ、ティータイムズのヒット曲にのって　いよいよはじまりです！》
――シミュレーション開始！



狂四郎がレーダーを確認するとさっそく敵の反応を捕らえる。数は２機！
「げっ！　第二次世界大戦機、P38ライトニング！」
だが、こんな旧式機でやられるＯＧＺではない！あっさりとビームサーベルでまとめて撃墜する！
撃墜されたP38は爆発せず、ワイヤーフレームとなって消えた。
「そうか、シミュレーション用に映像化されていたのか…　さすがTV局、面白くなければTVじゃない」

不意に後方からミサイルが向かってきた！
相手は一気に時代が飛び、F16ファイティングファルコンが現れる！
「この状態で奴と戦うのは不利だ！　――となれば答えは一つ！」
ＯＧＺは変形し、ウェイブライダーとなって戦闘機群を一気に振り切りバトルエリアへと向かう！



　―宇宙空間―
変形を解き、MS形態へ戻るＯＧＺ。
《狂四郎くん、ミャオに遅れること45秒です》
「なんだって！　あいつはもう来ているのか!?」　　司会の状況に驚く狂四郎！
「ふふふ　いずれ試合のオンエアで明らかになるさ、ミャオの早い訳が」
調整室の影岡はフロッピーディスク片手に不敵に笑う。

一方、現れたのは宇宙巡洋艦アレキサンドリア！艦橋を見るとウルとハンが乗っている！
「ティータイムズのメンバーが乗っている！　いつの間にシミュレーションに紛れ込んだんだ！」
アレキサンドリアの砲撃が始まり、とっさに回避行動に移るＯＧＺ！
「き　汚ねーぞ！　こんないい加減なプログラムってありか!!」

『ふははは！　視聴者に面白く見てもらう為さ！　この番組の主役はおれだという事を忘れるな！』

狂四郎の問いに答えるかのように、黒いMK�Uが現れた！
「くそ、主役だからってこんな卑怯な真似してもいいのかね！」
「ふふふ　ようするに、ぼくが勝てばファンは喜ぶんだ
　――それと、きみを番組へ招待したのは模型秘伝帳から手を引かせるためでもある！」
まさかミャオが秘伝帳の事を知っていた事に狂四郎は驚きを隠せない！
「行くぞ、狂四郎！　中国拳法・旋風脚！」
MK�Uは片足を軸に高速回転し、その蹴りはOGZのランドセルを砕いてしまう！これでは変形できない！

「無限旋風脚・宇宙ハリケーン!!
　でやや〜っ！　このガンダムの脚にはジャイロゴマを応用したスピン機構が組まれているんだ!!」

｡oO(ジャイロ機構…　それでこんなに安定したスピンが可能なのか)
先程とは違い、猛烈な旋風脚を繰り出すMK�U！宇宙空間なのに竜巻が発生しOGZを引き込もうとする！
隕石に捕まり耐えるOGZだがそれも時間の問題！
『ふわっははは！　この中に引きこまればZガンダムはバラバラだな！』
「ぢぎじょう、ジャリタレめ」
――ついに隕石から手を離してしまうOGZ！　…だが、その時名案が浮かんだ！

OGZは膝からビームサーベルのグリップを取り出すと連結させ、ビームヌンチャクと化す！
ビームヌンチャクをMK�Uの脚に投げつけ、回転を止めさせた！
「旋風脚、やぶれたり!!　――プラモ狂四郎、コマ回し！」
OGZはヌンチャクを引き抜き、MK�Uをジャイロ機構と逆に回転させる！
MK�Uのジャイロ機構と本体の回転が逆になり、MK�Uの脚が大破、ジャイロが飛び出してしまった！

ヌンチャクを振り回し身構えるOGZ！
『アイドルだからって、秘伝帳を狙っている奴には手加減しないぜ！』
動けないMK�Uをビームヌンチャク・怒りの鉄拳で一撃で粉砕、狂四郎の勝利が決まった！




　―数日後―
「マスター！　TV、TV！　今日おれとミャオの対戦した放送日なんだ！」
ロム達を引き連れクラフトマンに駆け込みマスターと一緒にTVを見る狂四郎達。
「やってるやってる　　…な、なんだ　あいつのコースのプログラムは複葉機だったのか」
「それに、この間やった試合とはまるで違う内容だわ！」
放映された内容は――全く逆の内容、ミャオの完全勝利になっていた！
　
『こんなバカな事ってあるかよ、おれが勝ったはずなのに!!
　あのディレクターめ、ミャオが勝ったようにビデオを編集したんだな!!』

インチキヤラセ番組に激怒する狂四郎の脳内に、あざ笑うミャオのイメージが浮かぶ。
「ふははは…　言ったはずだぜ、狂四郎！　番組の主役はぼくだと！
　模型秘伝帳から手を引くんだ！　これ以上求めると、きみのためにならないぞ！」
「くそっ！　秘伝帳を独り占めされてたまるか!!」
どこまでも卑怯なミャオ、影岡に怒りを燃やす狂四郎だった――――　　　　　　　　＜続く＞

子供相手だろうが自分らが傷つくと思ったら
すぐ本気になって幻滅させるようなのがテレビ局か、
ホントクズの集まりだな・・・。今回は笑えんわ

怒れ狂四郎、マスター！新聞社かどっかにヤラセを受けたと報告してやれ！

それにしてもこのオリジナルZかっこいいな。ガンダムっぽい顔じゃないがこれはこれで。

折角の新作の、それも二号ロボなんだし、これくらいＲＸー７８ガンダムからかけ離れたデザインの方がいいな
実物が変形する「ＭＫ−２」みたいなシロモノだったらガッカリだ

しかし、久しぶりにマトモにプラモシュミレーションっぽいことやったと思ったらこんなオチかい

TV局ときたらやっぱりこんなオチか。
こりゃ10年経ってもこういうネタが使われそうだなぁ。

ティータイムズ（笑）

あ、「お茶の時間」か　いま分かった。

中国拳法ってｗ直接プレイヤーの動きトレースするわけじゃないんだから、そんなの無意味じゃんｗ
ガンダムがプレイヤーの動きの通りに動いたりしたら笑うけど、ガンダムはリアルだからそんな荒唐無稽なのあるわけないっか

清四郎乙、Ｚガンダムは毎週見てるのかい？ｗ

ところで、こいつらはモアイみたいな秘伝帳持ちではなく
ヒゲ怪人の手下とか、そういう立場なのかな。
卑怯なだけでたいした技術も芸もないようだし。

そういえばZガンダムにエマって女の人が出てきたけど、
あの人がまんま健のチンコヘアで笑ったわｗｗ

　　　　　　　,. ‐'´　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾘ
　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.ゝ
　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／ 〈
　 　 |　　　　　　　　 ／⌒＞yヽ　　fr'"'、　}
　　　|　 　 　 　 　 , '　　 ´ （'´　`ｰ'´　　l　ﾉ
　　 │　　　　　　/　　　　　 ｀　　　　　　ﾚ'　 　 　 昨日、食堂でエマ中尉の髪型の話題で盛り上がった。
　 　 |　　　　　　（._　　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　 全員一致で亀頭をイメージしていたらしい。
　 　 |　　　　　　 / -─- ､._　 　 　 __,..ヘ! 　 　 　 隅の方で味噌汁を啜っていたジャマイカンも吹き出していた。
　　　|　　　　r‐､ {　　ｰヮﾆﾆ`ｰ'　 〈ｩﾆ'‐.|　　　　
　　　ヽ　　　| ,ゝ| !　　　　　　　　　ヽ、　|　 　 　 　食堂を出ると、エマが顔を真っ赤にして
　　 　 }　 　 ヽ(､Ll　　　　 　 　 　 r:ﾝ'　l　 　 　 　 青筋立ててこちらを睨み付けていた。
　　　 {　! { { /`ｰi　　　　　 _,. -─‐ｧ　 l ￣￣｀! 　 勃起したソレをイメージしてしまい、
　　　 ,ゝﾄ､ヽ{　　{　 　 　 　 `ｰ-- ' 　 ,'　　　　|　 　吹き出しそうなのを必死に堪えていたのだが
　　 i(　 ヽﾐ`ヽ　　ヽ､　　　　 　 ｰ　　 l　 　 　 　 　横でカクリコンが腹を抱えて大笑いしていた。
.　　 | `'''┴-- ､.._　　｀''‐､　　　　 　 ,!、　 　 亅　 強烈なプレッシャーを感じた俺は、 　　　
　　　| 　 ＿＿＿__￣￣~ヽ` ｰ-r-‐ﾍ　ヽ　く´ 　　すぐさまその場から逃げ出した。
.　　　!　 |=<>=<>=|　　　　ト､-､r=ﾆ⌒ヽ.）　ヽ 　　後ろの方で、カクリコンの「前髪は抜かないでくれぇ」
　 _,r=ゝ、 ￣￣￣　　　　 |　ヽ. ＼　｀ヽ }　/ 　　　という断末魔が聞こえた。
　　　　　 `ヽ ー-----‐‐┴､　} 　 ヽ ﾚ',ﾉ./`ｰ- 　この日以来、誰もエマの髪型の話をする者は居なくなった。

AA早ｗｗｗ　職人様乙ですｗｗ

ええ、連邦は嫌いですし、ティータイムズはもっと嫌いですから！

で、ヤラセで負けた事にされてどうやって秘伝長取り返すんだ？

第44話　不死身のゴーストスーツの巻


『こんな話ってあるかよ！　確かにおれが勝ったのに！』　ヤラセ番組に腹を立て叫ぶ狂四郎！
――その時、タイミングを計っていたかのように車が止まり影岡が現れる。
「やぁ、先日はど〜〜も」
罪悪感なぞカケラもない様に気軽に挨拶する影岡に対し、当然どういう事だと詰め寄る狂四郎。
「いやあ、歌謡番組と言う立場上、どうしてもティータイムズの連中に勝たせなきゃならなくて…
　これはほんのお詫びです」
影岡はヘラヘラ笑いながらお詫び（ケーキ）を狂四郎に渡すが、当然なめんなと叩き落される。
『よくもシミュレーションチャンピオンのおれに恥をかかせてくれたな！』
「お怒りはごもっともです、今度こそ本当に真剣勝負をやってみては…
　ミャオもタレントとしてではなく、モデラーとして戦いたいと言っている
　なんでも、今度の試合に負けたら、模型秘伝帳の秘密を教えるとか…
　公平に試合をするために、ファンだけではなく一般の人達を集めて公開ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝにしましょう
　場所は万代球場、日曜日の午後１時という事でどうです？」
「よし、いいだろう！　このままじゃおれの気持ちがふっきれない！」



　―万代球場―
ダイヤモンドにセットを組み立て中のスタッフ達に状況を尋ねる影岡。
「あと1/3位です　でも、どうしてこんなディオラマに火薬なんかを…？」
スタッフが尋ねると同時に、近くで爆発が起こりスタッフがケガをしてしまった！
「バカ者！あれほど気をつけろと言ったのに！本番で爆発事故を起こすのはプラモ狂四郎だよ！」
そう叫ぶ影岡の表情は、まさに悪魔だった――――

　―京田家―
プラモを作りながらミャオの事を考える狂四郎。
「ミャオか…　アイドルとはいえ、相当な腕前…　油断する訳にはいかない
　でも…　どうしてあいつが模型秘伝帳の事を知っていたんだろう…？
　茂合から手に入れた木ノ巻の行方を知る為にも、ミャオを…影岡をギャフンと言わせなきゃ！
　小学生モデラーだと思って、なめんなよ！」



　―日曜日、万代球場―
《特別番組、プラモシミュレーション！　ミャオくん対狂四郎くんの因縁試合の始まりです！
　なお、この放送はご意見無用の全国ネットで試合の一部始終をお送りいたします！》
ダイヤモンドの未来都市のセットに驚く狂四郎。
「ミャオくんはマウンド内のシートへ、四郎くんはホームベース側に」
そしてジャンボトロンを使い、それぞれのキットが紹介される。
狂四郎は意外にもハイザック！ただしランドセルだけ木製だ。
対してミャオは――――全くノーマルのゲルググ、それも非武装…！？
やる気がなくなるとボヤく狂四郎だが、これも影岡の罠だった。　シミュレーション開始！



　―未来都市―
ハイザックが物陰から現れると、トンネルからいきなりビームが撃たれてきた！
「あのトンネルの中か…　たかがノーマルのゲルググ、おれのハイザックにかなうはずがない」
一気に勝負を仕掛けようとトンネルの中を突き進むハイザック！
――だが、突如トンネルが傾き、直角になりマンホールになってしまった！

その時、マンホールの上にゲルググが現れ鎖を下ろしてくれた。
「せめてもの情けだ！　おれと勝負をしたければ昇ってくるがいい！
　まぁ、プラモの手じゃ無理だろうが！」

――しかしハイザックはあっさりと鎖をつかみ昇っていく！
「へへへ　Zガンダム1/100シリーズなら、みんな指の関節が動くんだ！　少しは勉強しろ！」
昇りながらマシンガンを撃つハイザックを振り落とそうとするゲルググ。
ふと、壁に足をつけた途端、その場所が爆発を起こした！
…ミャオの通信でディオラマのあちこちに火薬が仕掛けてある事を聞き困惑する狂四郎。
「冗談じゃない、こんなところでやられてたまるか！」


…なんとかマンホールを登ったハイザックの目の前には、一直線に続く通路。
《命拾いしたな、狂四郎！　今度はこの廊下の先にある扉までたどり着いたら、戦いを始めよう！》
「ふざけるな、おれをおちょくっているのか！」

とりあえず一歩足を踏み出すと、突然壁からトゲが伸びマシンガンを貫き頭上をトゲがかすめる！
ハイザックはとっさにかがんで無事だったが、ミャオは気をつけろとあざ笑う。
「卑怯なマネしやがって！　お前もモデラーのはしくれなら、正々堂々と勝負しろってんだ！」

『モデラーだって、このおれが!?　ははは　このゲルググもMK�Uも影岡さんが作ったものさ！』

ミャオから意外な事実が語られ驚く狂四郎！
「年齢をごまかしたり、弾けもしないピアノを弾けますなんて、タレントにはよくある事さ！」
「そういう訳か、影岡め！　他人を戦わせて、自分は高みの見物か！」
ハイザックは両腰のヒートホークを引き抜き、二刀流として身構えるとバックする。

『許せん！　　――ダッシュ！
　あちょ〜〜っ!!　このハイザックの足には、ロボチェンマンのﾌﾟﾙﾊﾞｯｸﾓｰﾀｰが入っているんだ！』

ローラーダッシュで飛び出るトゲは腕を高速回転させ叩き切りながら突き進むハイザック！
…だが、世の中そう甘くなかった！　途中で地雷を踏んでしまい、足のﾓｰﾀｰが大破してしまう！


その時ゲルググが現れ、ハイザックを投げ飛ばす！
ハイザックは反撃で斬りかかるが、肩に当たっただけであっさり部品がボロボロ落ちた!?

「な、なんじゃ！　影岡が作ったプラモの割には簡単に部品がはげ落ちる！」
非武装のゲルググが掴みかかろうとするが、ハイザックは逆にゲルググを投げ飛ばす。
――すると皮肉な事に自分達が仕掛けた爆薬に当たり、ゲルググは吹き飛んだ！　自業自得！
…しかし、爆煙が晴れると――　黒いガイコツの様なロボットが現れる！

『あいにくおれは不死身なんだ！　ふふふ　これがおれの本当の姿、ゴーストスーツさ！』

驚愕から立ち直った狂四郎はゴーストに突っ込むが素通りしてしまう！
「あら！　ど、どうなっているんだ？？？」
「不死身のおれを倒さない限り、お前は永遠にこのディオラマの中を彷徨う事になるぞ！」
「この幽霊野郎め！」
ヒートホークでゴーストを切りつけるが、空しく宙を斬るだけだった！

――突如ゴーストは目からビームを出し、ハイザックの右腕に穴を開け使用不能にする！
次に左手、両足を撃ち抜かれハイザックは倒れ動けなくなってしまう！
「言い忘れたが、このディオラマから逃げ出す方法が一つだけある　それはおれにやられる事だ！」
…ふと、狂四郎はゴーストの背後の壁に何かが光っているのを見つける。
「とどめはコクピットだ！地獄へ落ちろ！」
壁の光りからゴーストの後頭部に光が放たれ、ゴーストはビームを発射しコクピットを貫いた！
「あばよだ狂四郎！　きさまに秘伝帳を追う資格はもうなくなった！」
ミャオが勝利の高笑いを上げると、なんとハイザックのランドセルが小型戦闘機へと変形した！
『へへへ　茂合との木ノ巻戦から応用した、箱根細工ウイング！　メインコクピットはこの中だ！』
ゴーストスーツの正体がホログラフィーと見破った狂四郎は戦闘機で映像レンズに特攻、破壊した！

シミュレーションが終わり、狂四郎はミャオに掴みかかり木ノ巻はどこかと問い詰める。
「おれは影岡さんに利用されただけだ…　でも、この試合が終わり次第、
　大阪へ粘土の造形術を探しに行くとか行っていた」
「粘土の造形術……！」



その頃、影岡は車で高速道路を移動中だった。
「狂四郎め、今頃あわてふためいていることだろうぜ！」
突如影岡は顔の皮をつかみ、ビリビリと剥がし窓から投げ捨てる！　――あれはマスクだったのだ！

『木ノ巻の次は粘土造形術！　模型秘伝極意書は全てこのヒゲのプラモ怪人・小沢勝三が頂くぜ！』

小沢は高笑いをあげつつ、大阪へとひた走っていた――――　　　　　　　　　　　＜続く＞

ええと、わざわざこんなことしなくても黙って探しに行ったほうがよかったんじゃ・・・
つーか、本当にヒゲの怪人が犯人だったのか

まあヒゲの怪人マスクを剥げばその下にサッキーの顔が、
その下にマスターの顔が隠されてるのは予想の範囲内だが。

それはそうと次は大阪で土の巻編か？
とりあえず天満兄弟がかませの役割を果たすのはまず間違いないだろうな。

木、土と来たか。次はやはり金属か？他には水、日とかもあるのだろうか？
ヒゲの怪人…ぼく、もうあなたのファンやめます。ひどいよ｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

>>372
そういえば天満は大阪だったな。確実に再登場するだろうな。
あいつらの実家って何やってんだろうな？

>素顔はマスター
マスターは無いだろｗ　サッキーはありえそうだが、ぼくは蔵井だと思う。
もしくは蔵井とサッキーが実は手を組んでいたとか。

天満家の家業・・・忍者は仕事じゃないだろうしな。

しかし狂四郎、すりかえられる前に木の巻をある程度読んで自分の物にしたのか、
それともその技術で作った物を見ただけでノウハウを盗んだのか・・・おそろしい腕のあげ方だな。

言いだしっぺだが、なんとなくジャイアンみたいな雑貨屋（万屋）か八百屋みたいなイメージがする。
そう言えば四郎の家業もなんだろうね？父親はサラリーマンぽかったけど。
（健はエリートサラリーマンぽい、裕福だし）

今月からいよいよZガンダムがアニメに登場したけど、何かマクロスのバルキリーに似てるぞ
シャアも百式なんて金ピカのMSに乗ってるし、でも後半にはもっと強力な赤いMSに乗り換えてくれるに違いない
両MSともそのうち四郎達が試合で使うのは当然で、本当の主役メカだし、まさかMK-�U同様に秘伝帳のかませにはしないだろう

>>376
分かったからsageと無駄な改行入れるのやめようね、ボク？
分からなかったら来ないで欲しいな。

何度も同じ事繰り返してるし、あらすじさんの前に注意でも入れてみる？
あらすじさんは22時に書くからその直前見計らって
どーせあらすじ見て、書きたい事だけ書いてみんなのレス見ないタイプだろうし
もしくはあらすじさんに、あらすじ１と２の間に注意でも入れておいてもらう？
ここＩＤないからＮＧにしづらいのよね

それはそうとして、四郎が敵メカ使うなんて珍しいね、ハイザックかっこいい…プラモ欲しくなった
正体がホログラムなのはわかったけど、それならプラモ丈夫に作っておいたほうが良いと思うんだけどｗ
ティータイムズ、これからどうなるんだろう？後に落ちぶれたメンバーが四郎に復讐しに来ると予想
中国拳法とか大層な技使ってたし、ただ者ではないと思う

指が動くのはスクラッチ全盛の中で久しぶりに既存キットの特長を活かした展開だが、ちょっと
状況がわざとらしいぜ。ミャオくん、きみスポンサーのバンダイからもヤラセ指示されたのかね。

>>378
これまで敵メカ使ったのって初期の数話位だよね。（アッグガイ・マゼラ）
後は主人公メカとかその仲間（ガンキャ、コアブ等）

ハイザックって自分はあんまり好きじゃないけど、プラモの品質は上がってるね。
タイアップを兼ねてZガンダムの他のプラモにも乗るんじゃないか？
…でも、GM�Uだけは絶対乗らないんだろうな・・・ｗ

影岡の正体はプラモ怪人だったか
そしてそのマスクをビリビリと破ると、やはりマス・・

キン肉マンの金太郎飴作戦かよｗ

>>374
もし天満の両親が健在で、どちらも忍者の末裔だったとすれば、
今の世の中で忍者だとすると…　企業スパイとかできるんじゃないかな？

>>381　マスクじゃなくてマスターなんだな

モデラーである事がピアノが弾ける並みに芸能人のステータスになるとは中々ステキな世界だな。

だって模型漫画だしｗ

それなりに顔もいいがモデラー技術が上な男と、
顔だけいい男ではきっと前者が持てる世界なんだろうよ…

>>380
ＧＭ�Uは確かに微妙だよな。
でもリックディアスのデザインは好きなんで
山根辺りが再び助っ人参戦する際にはぜひ出てきてほしい。
やられ役だろうけどさｗ。

ハイザックも同じ量産機、やられメカなのにGM�Uを選ばなかったのはなぜだろう。
武装が貧弱だからとかかな？

>>386
この手の漫画はいつかきっとプラモで世界制服を企む奴が出てくるのがお約束なんだよな。
コロコロだがゲームセンターあらしとかもそうだったしｗ

狂四郎「やあ、みんな！いつも読んでくれてありがとう！　今回は最初にお願いがあるんだ！
　　　　　　レスをする時はできればsage進行で（メール欄に「sage」と書くだけ）、
　　　　　　そして改行もまめに入れて横に長いレスにならないようにおくれ。
　　　　　　でも、無駄に下にいくつも改行を入れるのは勘弁して欲しいな、容量がもったいないので
　　　　　　…では、今月も楽しんでくれ！」

第45話　模型秘伝帳・土ノ巻の巻


　―新大阪駅改札口―
新幹線を降り、辺りを見回し誰かを探す狂四郎。
「狂四郎はん！　久しぶりやな〜！」
「やぁ、天満！迎えに来てくれたのか！」
――それはかつて戦った忍者の末裔・天満太郎だった。

2人はタクシーに乗り移動中。
「へぇ、模型秘伝帳・土ノ巻といわれる粘土造型術か　そんなもん、大阪にあるやろか？」
「実はもう一人秘伝帳を狙ってる奴がいて、すでに大阪入りをしてるらしいんだ」
「ほんまか　…あっ、そや！わいの家に行く前に、梅田のデパート寄れへんか？
　Zガンダム展をやっとるんや」


　―虎丸デパート―
Zガンダムに登場するMSのプラモがずらりと立ち並び感心する二人。みんなレベルが高い！
『あ、これや！　浪速の造型名人、速水仁司はんの作ったリックディアスのディオラマは！』
太郎の指し示す物を見ると、すさまじい完成度のディオラマに思わず感嘆の声を漏らす狂四郎。
すると前のギャラリーの話し声が聞こえる。
――このリックディアスは　『　粘　土　』　で出来ているらしい――
…もしかして、粘土造型術と関係があるのでは！

そう考えていると、ふと2人の目に「ﾌﾟﾗﾓｻﾊﾞｲﾊﾞﾙｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ」参加者募集の広告が止まる。何これ？
太郎の説明によると、サバイバルゲームをプラモでやるシミュレーションだそうだ。
「なるほど…　で、でもエアソフトガンは18歳以上じゃないと使えないんだろ？」
「シミュレーションやから大丈夫、うちの兄者達から借りたらええ」
秘伝帳の手がかりがつかめるかもしれないと判断した狂四郎は参加を決意する。

　―お好み焼き屋・天満家―
「シミュレーションサバイバルに備えて栄養つけてや」
狂四郎の為に張り切り、美味そうなお好み焼きを焼く太郎。すっかり性格も丸くなったようで。　
「きみんちがお好み焼き屋だったなんて、意外だなァ」
『うちは関西一やで、どんどん食べてな〜！』
　　　（※お好み焼き食べたくなったので、ちょっくらあらすじもお好み焼き買ってきます）



…あらすじがお好み焼きを食べている間にも、狂四郎は結構食べさせられたようで。
「もう　かんべんしてくれ」　　ｹﾞﾌ〜
腹パンパンになるまで喰わされた狂四郎。だが太郎はまだお好み焼きをすすめている！ｗ

その時ふすまが開き、小郎太・五郎太が現れる。
「おい、太郎　その辺でやめとけ」
「あっ、小郎太さんに五郎太さん、おじゃましてます」　ｹﾞﾌﾟ
「元気そうで何よりや、あんたの活躍は色々聞いとるで
　エアソフトガンを貸してくれという事やったけど…こいつでどうや
　国際興業のスーパーウェポンシリーズ、M-16や
　こいつなら、火薬の力でBB弾を20発連射する事ができる、ｻﾊﾞｲﾊﾞﾙｹﾞｰﾑにはもってこいや」
小郎太からM-16を受け取り持ってみる。…初めて手に取るエアソフトガンはズシリと重い。
――そのまま狂四郎はバンバン撃つマネをし、狂四郎の豹変振りに思わずコケる天満兄弟！

…気を取り直して、冷や汗をぬぐいつつ五郎太が狂四郎に問いかける。
「それはそうと、狂四郎くんは何のプラモで参加するんや」
「実は出来たてのキットを持って来たんです」
カバンから取り出したのはガルバルディβ（1/100）！　（以下、ガルβと呼称する場合アリ）
「ワールドチャンピオンのプラモ狂四郎と聞いたら、みんなビビるで」
「あんまり大阪のモデラー、いじめんといてや」

　―プラモサバイバルシミュレーション大会・会場―
明石屋さんまそっくりな司会者に自己紹介を要求される狂四郎。
今は本名を名乗るのはまずいと判断した狂四郎はとりあえず『神田正輝』と答える！　聖子ちゃんｗ
…狂四郎と対戦相手、準備が終わりシミュレーション開始！



　―大阪城周辺―
「あれが豊臣秀吉の築いた大阪城か」
――ノンキに大阪城見学していて、物音に気付き振り向くと同時に撃たれるガルバルディβ！
とっさに草むらに伏せて隠れるが、相手の銃撃で胸にヒビが入ってしまっていた。
スコープを覗き込むと対戦相手らしき影を発見、ライフルを撃ちまくるガルバルディβ！

しかし相手はいつの間にか接近し、その姿を現した！迷彩タイプのリックディアスだ！
「むやみに連射すれば薬きょうが飛び出し、自分の位置を教えることになるんや
　サバイバルゲームをやった事がないんか？」
リックディアスもマシンガンで撃ちまくり、ガルバルディβはとっさにこれを回避、反撃する！
「ちくしょう！小学生にサバイバルゲームができるかよ！」
「小学生…なのか　だが、手加減はせぇへんで　ゲームに情けは禁物や」

――草むらに隠れつつ銃撃戦を始める2機！
だが、狂四郎の方は撃ちまくっていた為弾切れになってしまった！
「こうなりゃ手動操作に切り替えて１発ずつ撃つか」
…という事でゴ○ゴの様に1発ずつ撃つが、向こうはまだ弾切れしていないので連射してくる！
たまらず逃げ出すガルバルディβ！

「こうなりゃいつものやり方でやるまでだ！」
ビームサーベルを引き抜き、リックディアスに斬りかかるガルバルディβ！
リックディアスはとっさに銃身でサーベルを防ぐが、あまりの威力に銃身がきしむ！
「へへへ　こいつは真鍮パイプで強化してある、スペシャルビームサーベルだぜ！」
それに驚いたリックサーベルは飛び上がって間合いを取る。
だがその隙をつかれ、エアガンのエアパイプを切断されバランスを崩してしまう。

「小学生モデラーにしてはなかなかやるやないか！ほめてやるぜ！」
リックディアスは手首から何か粉末をガルバルディβに吹き付ける！　…これはコショウだ！
当然、狂四郎はクシャミしまくりで戦いにならない！
その隙にリックディアスは体当たりを仕掛け、ガルバルディβを堀に落とそうとする！
やむを得ずビームサーベルをリックディアスの足に突き立てるが――　貫通しない!?
しかもリックディアスはガルバルディβの腕をやすやすと握り潰してしまった！
――足場が崩れ、2機は堀へと転落する。
しかしガルバルディβは胸のヒビから浸水している！早く浮上しないと！

浮上途中、水煙の様な物を出すリックディアスを見つけるが攻撃してこない。
かろうじて堀の上へ戻ったガルバルディβはふとリックディアスの足の破片を踏んでしまう。
「…これは造型用粘土、ファンドだ！　まさか！」

その時背後に気配を感じ、振り向くが誰もいない…　夕日があるだけだ。
――だが、夕日にキラリと輝くものを発見。目をこらしてよーーーーく見てみると…
なんと赤いリックディアスが夕日に同化しこっちに飛んでくるではないか！
不意をつかれた狂四郎はリックディアスのドロップキックをまともに喰らい吹き飛ばされる！

「ふふふ　このリックディアスは元々赤い塗装の上から、
　石鹸を混ぜた水彩絵の具で迷彩塗装を施した物なんや！
　これなら水で簡単に落とせる、戦車のウェザリング等に使われるテクニックやで！
　さぁ、ゲームの続きだ！」

「待って下さい、あなたはもしかして造型名人、速水仁司さんでは…!?
　ぼくはプラモ狂四郎こと、京田四郎です！
　粘土造型法について、あなたに聞きたい事があります！」
コクピットハッチを開け、姿を見せる狂四郎。
リックディアスもそれに答え、ハッチを開けてサングラスを取りつつ素顔を見せる。
「きみがプラモ狂四郎くんか…」

試合が終わり、対面する狂四郎＆太郎と速水。
「速水さんと知らずにいきがったぼくがばかでした」
「それはお互い様や　それより造型法の事を知りたいんなら、造型狂の里へこれから行かへんか？
　ぼくのような連中が、腕を競い合ってる道場のような所や」
もちろん狂四郎は連れて行って欲しいと懇願する。
太郎がクラフトマンに電話してくれるというのでありがたく頼み、速水のバイクで移動する狂四郎。

…その直後、黒づくめの男…小沢が動き出したのを確認する太郎。
「い　今のは…」

――そして速水と狂四郎は小沢が尾行している事も知らずに里へと向かうのだった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

速水さんって関西弁なの?

>>395
速水さんって実在の人物なの?

速水さんは実在の人物です。ゴジラバリエーションが代表作です。
実物はもうちょっとハンサムです。
天満兄弟はかませ犬かと思ったらいつの間にか四郎の味方になったな

お好み焼きをご馳走するシーン、なんかいいねぇ。
…ところで太郎、俺にも1枚よこしなさい。

秘伝帳を巡って日本を回るつもりか、
だとすると今後は義丸とかと共闘する展開もありそうだな。

前回に続き今回も四郎のキットはZのプラモ、それも敵MSか。
確かにガルバルディβもかっこいいんだけど、やはり味方側MSに乗って欲しいよな…
Mk2、ネモ、リックディアス、GM2…

おお、あらすじさん俺の提案入れてくれたのか、ありがとうございます
これで喧嘩とかなくなるといいよね

今回お好み焼きやＺガンダム展でプラモ見る場面といい、ほのぼのした場面あって良かったな、最近戦いばかりだったからこうゆうのも悪くない
でも、サバイバルシミュレーションなのに普通にサーベルで攻撃したり、コショウ使ったりしてあんまエアガンの意味ないよねｗ
と言うかＭＳパイロットにコショウって効くんだｗ装甲の隙間からコショウが浸食してるんじゃないかｗ

これで実在の人物を出すのは5人目か…いや、6人か。
漫画だって事は分かるんだけど、実在の人物を出すから現実とごっちゃになる事が時々あるｗ

>>401
同意、序盤は和むね。「戦いで育んだ友情」と言うか。
もうこの際、天満兄弟はかませでもいいから友情の為に登場して欲しいわ。

>コショウ
そこはツッコんだら負けだｗｗｗ

シミュレーションマシーンからマジックハンドが伸びてきて、
狂四郎の顔にコショウをまぶしてるところを想像すると和むなぁ。

なるほど、>>337の危惧していた川口さんの代わりに速水さん連れてきたか

で、あらすじさんは本当にお好み焼きを食ったのだろうか？ｗ

>>405
ホントに買って来て食べましたｗ

四郎・・・お好み焼きにはソースかけようよ・・・

見えにくいけどちゃんとソースかかってるんじゃないか？

ふと思ったけど、四郎がもう満腹なのにまだ薦める太郎って…
なんか今までの恨みをこっそり晴らそうとしてる、と思ったおれは心が汚れているのでしょうか？

第46話　決戦！造型狂の里の巻


速水のバイクのタンデムシートにまたがり、造型狂の里へ移動中の狂四郎。
「速水さん、まだ遠いんですか？」
「この峠を越せば造型狂の里や」

――その背後には2人を尾行する黒づくめの男…ヒゲの怪人・小沢勝三。
「ふふふ　狂四郎め　造型狂の里が今頃どうなっているとも知らずに…」



　―造型狂の里―
ようやく辿り着いたが、様子がおかしい…。
「どうしたの」
「道端のあちこちに造型物が散乱しとる　…ま、まさか！？」
嫌な予感がし、速水は道場へと急ぐ！


道場には人が集まっていた。
「みんな、どうしたんや　これは!?　今池、一体何があったんや！」
「すまない、実はブラックマウンテンという連中に土ノ巻を…！」
「なんやて！　いつかは来ると思っていたが、やはり…」

「今池はんの責任やあらへん、わいらのせいや」

突然狂四郎の背後から声がした。振り返ると――　いつの間にか来ていた小郎太・五郎太！
「わいらは狂四郎はんが言ってた秘伝帳の手がかりになればと思って、
　造型狂の里を訪ねたんやが…　つい、負けん気が出てしもて…」
「あれは昼過ぎの事でした…」

＜以下、今池の回想＞
『どけ　どけ〜！』
いきなり道場の扉を蹴破り乱入してきたのは不良風の大男・チビ・女！
「あ、あんたら　ここは神聖なる造型道場…　モデラー以外立入禁止やで！」
「へへへ　わしらこれでもモデラーやで、一つお手合わせ願いたい！」
「お手合わせというたかて…」
『ここにもシミュレーションがあるはず！　それで勝負しようと言っとるんじゃ！』
すごい剣幕で怒鳴る女！　…と思ったら、自分の声で頭痛を起こしたらしく薬を飲んでいる。
「頭痛持ちかよ、迫力ねぇな…」
『おい、わしらを誰やと思っとるんじゃ！　泣く子もだまるブラックマウンテンやで！』

「どならんでも聞こえるがな！」
現れたのは天満兄弟！
「ケッ　誰かと思えばワールドシミュレーション大会で牛若兄弟にやぶれた天満兄弟か…」
「言ってくれるやないか！　お前らなんぞ、２対３で充分や」
――挑発を受けた天満兄弟はシミュレーションで勝負する事になった。



今池が2人で大丈夫かと天満兄弟に尋ねるが、こんな不良に負ける事はないと自信満々だった。
「何をぶつくさ言っとるんや！さっさと勝負しようぜ！」
そして不良共が取り出したキットは――――
エンマ真一：グリング　オカルト彩子：ズィーバー　アース・ムーバ松吉：グロット…！？

「な　なんや、つっぱりが日東のオモロイドかよ！　ブラックマウンテンの名が泣くぜ！」
対する天満兄弟は小郎太：Zガンダム（1/144）　五郎太：ザクキャノン宇宙専用（1/144）！
――シミュレーション開始！

　―ジャングル―
さっそくグロットとズィーバーを発見した小郎太は身をかがめ、ライフルでグロットを小突く。
小突かれたグロットはズィーバーに激突、丸っこい体が災いして崖下に真っ逆さま！　弱ッ！
ﾁｮｺﾁｮｺかけてくるグリングを後ろからザクキャノンがドロップキック！　丸っこ（以下略
「ははは　これじゃギャグまんがやで！」
「相手はブラックマウンテンや、油断できんで…」



黒山の撃墜を確認するため崖下へ降りるZとザクキャノン。…しかしオモロイドの姿が無い？
――すると地面に浮かぶ黒い影。

『おほほほ　オモロイドが変形できるのを忘れちゃ困るよ！』

プテラノドン形態に変形して空を飛ぶズィーバーだ！Zのアンテナを咥え折って飛び去っていく！
怒ったZはライフルを撃つが当たらない！
すると地面がモコモコと動き、何かが地中から現れようとする――
「モグラに変形するオモロイドがあったかいな!?」
「ぐひひひ　ほんまは恐竜なんや！」
恐竜形態に変形したグリングが現れ、シッポでザクの足を狙うが破壊できなかった。
「手足がファンド（紙粘土）じゃなかったら、粉々になっとったとこやで」

今度は近くの水面が盛り上がり、海竜形態となったグロットが現れ口から液体を２機に浴びせた！
「目の覚めたところで教えたろ！
　わしらがこの里へ訪れたホンマの目的は、土ノ巻を手に入れる事や！」
「狂四郎さんが言っとった、土ノ巻の事かいな！」
「こんな不良モデラーに取られたら何に利用されるかわからへん！　わしらが退治したるで！」
Zはグロットを追い水中へ飛び込み、ザクキャはグリングともつれ合う！

「ほほほ　Zガンダムが水中戦をやってる間にザクキャノンを血祭りにあげてやるわ！」
ザクキャノンの背後からズィーバーが迫るが、キャノン砲が自動追尾し撃墜した！
『どや！　キャノン砲には音センサーをつけてあるんやで！』

…一方、Zはライフルを逆手に持ち銃底でグロットを粉砕！
「おーい五郎太！　こっちのそりこみのあんちゃんはやったで！　そっちはどうや！」
しかしザクキャはさっきから手が滑って苦戦していた！

『ぐへへへ　さっきグリングが吐き出した機械油のせいや！』

あれは水じゃなかった！ムカついたザクキャノンはキックするがこれも滑り、転倒してしまう。
「バラバラになるのはお前の方じゃ！」
グロットの体当たりでザクキャノンは粉砕されてしまった！

怒った小郎太は五郎太の仇をうとうとグロットに襲い掛かり、なんと足が伸びた!?
必殺スライドキックを受け、グロットの恐竜型の頭部を粉砕するZガンダム！
「思い知ったか、お前のような怪力野郎は接近戦は不利なんや！」
伸ばした足を縮め元の身長に戻るZガンダム。
『ぐへへへ　わしらの戦いはこれからやで！』
グロットの笑い声が周囲に不気味に響き、突如雷鳴が轟き始めた！
なんとバラバラになったオモロイドのパーツがズルズルと地をはいずり、一箇所に集まっていく!?

『見よ、オカルトパワー！　　ゾ　ン　ビ　合　体　！　』

――集まったパーツが組み合わさり、1機のMS形態となった！　これが奴らの真骨頂だ！
『おいおい、冗談はよしこさんやで！』
「くやしかったらお前もウェイブライダーに変形してみんかい！」
「ぐひひ　変形もできへんZガンダムなんて、人形と一緒やで！」
合体オモロイドは３倍パワーのヒートロッドでZガンダムを滅多打ちにして吹き飛ばす！
「ぐわっははは　どうした、天満〜〜！」

Zは反撃に出ようとライフルを構えるが、突如腕が下がりへたり込んでしまった!?
「うぉぉっ　どうした事だ、腕や足の関節に力が入らへん」

『さっき浴びせた機械油がポリキャップを溶かし始めたんや！』

文字通り手も足も出なくなり、悔しがる小郎太にトドメのヒートロッドが炸裂！
無残にもZガンダムはバラバラになりシミュレーションは終了した…。



『わははは！　約束どおり土ノ巻はもろて帰るで！』
『もし秘伝帳と看板を取り戻したければ、おれ達のアジト、ブラックマウンテンまで来るんやな！』
＜回想終了＞



速水達に敗北を詫びる小郎太。
「速水さん、おれに粘土造型法を教えて下さい！　やつらから秘伝帳を取り返してみせます！」
狂四郎の懇願に驚く一同だが、速水は狂四郎を指導する事にした。



速水の指導の下、修行を開始した狂四郎。すでに4日経っていた。

『どうした、もうギブアップか！　そんな事じゃ、わいと組んでこの合体メカを作られへんで！
　究極の合体メカ、その名を　モ　ビ　ル　ア　ニ　マ　ル　や！』

疲れきった狂四郎にモビルアニマルの設計図を見せる速水だった！　　　　　　　　＜続く＞

まさかオモロイドが出て来るとはな。

天満兄弟…かませどころか余計な事して足まで引っ張るか

Zガンダム初登場と思いきや、いきなりかませに…orz
つーかオモロイド、何かあるなと思いきやゾンビ合体て何よ！
…あ、まさかまた魔改造トリックか？

>>415
足は引っ張って無いだろ。伸ばしてるだろｗ

そうだな、相手を追い詰めてインチキクサイ奥の手まで出させたなんて殊勲賞物だ
山根だってこのくらい頑張ることは少ないぞ

今回天満兄弟頑張ったな、ザクキャノンにこだわり感じるｗサッキーにやられたアレだっけ？だとしたら数年前の作品だね
ザクでＺと互角だって事は、プラモシミュレーションでアニメの性能差は関係ない事が証明された
でも、オモロイドってよく知らないけどさ、オモロイドを使う意味あまりないってツッコミはご法度かｗ
原形なく合体させるならＭＳでもいいと思うし

初搭乗機へのこだわりは好きだがそれなら山根のグフの様にパーフェクトザクキャノンでも作る気概が無いとな。

>>419
気持ちは分かるがもうパーフェクトなんたらは勘弁してくれ。
Zガンダムも出たし、ハイザックキャノンとかどうだ？

>>418オモロイドを使う意味は
デザインがガンダムと同じ大河原先生だからww

>>416
誰がうまい事言えとｗ

そういえば最初に太郎が出てきた時に、
関西弁でレスしてくれた人いたけどまだ見てるのかな？

>>421
え、オモロイドも大河原先生デザインなのか！今初めて知ったよ！
ヤッターワンもそうだけどホント多彩だな…　

>>422太郎が出てきた

プラモイン！！

>>424
コロコロに（・∀・）ｶｴﾚ!!

第47話　“秘技”モビルアニマルの巻


　―造形狂の里・造形道場―
狂四郎はまだ粘土こねの修行を続けていたが、その日の夕暮れ――　
『つ　ついにモビルアニマルが完成したぞ！』
夕日にジムスナイパーのようなシルエットのロボットを掲げ喜ぶ狂四郎だった。

その時、ちょうど速水がキットを持って現れる。
「やったな、四郎くん　ぼくの方もさっきできたばかりなんや」
「あ、速水さん！　この設計図のおかけです！」
――そして2人はブラックマウンテンに乗り込む事になった。

バイクで走り去る速水と狂四郎を崖の上から見守る人影――　今池、小郎太・五郎太。
「頼むで、速水　四郎はん」



　―夜の真っ暗な遊園地―
バイクがバウンドし、転落し尻餅をつく狂四郎。
「大丈夫か！」
「…あれ、ブラックマウンテンって遊園地なの？」
「ああ、三年前まではね　今じゃ暴走族や不良のたまり場なんや」
その時、突如2人にサーチライトが浴びせかけられた！
『よく来たな、速水とやら！　そこにおるのはプラモ狂四郎やな！』
「あんたらか、造型狂の里から土ノ巻と看板を持ち去ったのは！」
「ほれ、看板は返したるで」
真一が急に看板を投げ返し、狂四郎の頭にぶつかる！怒った狂四郎はでかいタンコブをこさえる。

『見ろ、土ノ巻を返してほしかったら、あれで勝負や！』

真一が指差す方向には――――　巨大モニターに映し出された、小郎太Zの無残な敗北シーン！

「シミュレーションシートはあの中（観覧車）や　
　ただし、負けた奴はゴンドラの外へ放り出される仕組みになっている」
「なんだって！　あんな高さから落ちたら死んでしまうぜ！」
「ほな、やめるか？」
真一の手には土ノ巻。この勝負、狂四郎達は受けるしか選択肢はなかった。
しかし、この試合を様子見している何者かがいるのを、狂四郎達は知る由もなかった…。



そして狂四郎と速水、2人が完成したモビルアニマルがついに読者に披露される！
狂四郎はガンダムとジムを合わせた様なデザインの『モビルアニマルα』！
速水はザクのようなデザインの『モビルアニマルβ』！
「こっちはアニマルコンビだ！　土ノ巻を取り返してやるぜ！」
…ちなみに黒山は前回同様、オモロイドだ。
「どうやら両者のセッティングが完了したようだな」
様子見していた謎の人物が開始スイッチを押すと観覧車のスピードが増し、プレー開始！

――すると突如巨大モニターからオモロイドが飛び出し、ビビる狂四郎！
「あわてるな、これは実体ではない、ホログラフィーだ！」
…そう言えばミャオ戦でもこいつで手こずったっけ。

一方、速水は…こんな高度な技術を不良モデラーが出来るはずが無いと判断していた。
この事件、誰か黒幕がいるはずだ！
「ｴﾚｸﾄﾛﾆｯｸ技術の心得があり、しかも模型秘伝帳を狙っている奴といえば…奴しかおらん！」

　―空中―
気分爽快で飛行するα。速水の案で二手に分かれる事にする。
――するとαとズィーバーが遭遇、ズィーバーの体当たりでアンテナが折れてしまう！
「おほほほ！　このズィーバーのクチバシには鉄板を入れてあるんや！　もう一度いくわよ！」
αの胴体に風穴を開けようと体当たりするズィーバーだが、逆にクチバシが曲がってしまった！
『ばかめ！　粘土でも、焼き方によっては堅くする事もできるんだ！』

ライフルを撃ちまくっていると、βがこちらへ近寄ってきた。
「四郎くん！　奴らは近くの池にひそんでるようや」
「本当ですか！　よーし、二対二で一気に勝負をつけてしまおう！」


…池に飛び込むとグリングとグロット、２体が揃っていた。
天満兄弟が戦った時はグリングの油でやられたが、水中なら大丈夫そうだ。
…と思ったら、水中にも関わらず油を吐くグリング！節操の無い奴！
幸いα・βは油に包まれなかったが、逆に水面が油で覆われてしまう。

――その時、池に向かってズィーバーが飛んできた。
「おほほほ　まんまと罠にはまったわね、お二人さん　今、火祭りにしたるわね」
ズィーバーは着水直前、クチバシから火花を出し水面の油を燃え上がらせる！
「へへへ　上に出て焼け死ぬか、それとも水中でおれたちに始末されるか！」
「わかりきった事を聞くな！　水中でお前らをやっつけるのさ！　こういう風にな！」

αはライフルを撃ち、先制攻撃を仕掛け一撃でズィーバー・グロットを破壊する！
――だが、奴らにはオカルトパワーがある！これからが本番だ！
真一の合図で破壊されたパーツがグリングに集まり始める…

『奴らのゾンビ再生が始まるぞ！』

速水の忠告で警戒する狂四郎。　――そして合体オモロイドが姿を現した！
ヒートロッドを振り回し、その攻撃で狂四郎達はは気絶してしまう！
――不用意に近づいた合体オモロイドの両足を左右から掴むα・β！

『行くで、四郎くん！』
速水の合図で一気に水面へと上がるα・β！そのおかげで合体オモロイドは水面で丸焼けに！
「きさまら、ダメージを受けていなかったのか！」
「今のはお前達を油断させるための芝居や！」（速水）
「このボディは電気を通さへん粘土製なんや！」（四郎）
ここで速水がゾンビ合体の正体を見抜く！

『やはりオカルトパワーは電磁石を利用した物だったんやな！
　パーツに鉄板をいれ、本体に組み込まれた発電機で電磁石を作動させ、合体する』
『彩子のクチバシ攻撃で確認させてもらったのよ！』

「おのれ、地獄へ落としたる！」
トリックがバレ、突撃する合体オモロイドの攻撃をかわすα！
『地獄へ落ちるのはお前の方だ！』
α・βの火の玉スクラムで一撃粉砕される合体オモロイドは吹き飛び、炎の池へと転落する！
…哀れ、合体オモロイドは復活も出来ないほどドロドロに溶けてしまいシミュレーション終了！



『ま　負けた』　黒山の乗るゴンドラの底が開き、奈落の底へと落ちる不良共！
―――と、思ったら下にトランポリンが用意してあった！

『四郎くん、向こうに人影が！』

速水の声に狂四郎がそちらを見ると…　やはりそこにいたのはヒゲの怪人・小沢勝三！
「小沢さん、どうしてここへ!?」
「鈍いな、きみも　ミャオもブラックマウンテンもおれが仕組んだものさ」
「なんだって！　じゃあ、あの影岡も!?」
「全てこのプラモ怪人の変装さ」

『嘘をつけ！　お前はプラモ怪人、小沢勝三じゃない！』

突如声を上げたのは速水！
「どういう事…？」
「四郎くん、今ならまだシミュレーションが使える！　モビルアニマルパワーを見せてやろう！」
狂四郎は事態を飲み込めないが、木ノ巻を横取りされた怨みもあるため速水の指示に従う。
焦る小沢をよそに、シミュレーション内のα・βが重なってゆく――――

――そしてα・βが合体したライオン形態のモビルアニマルの映像が飛び出してきた！
『プラモスピリット・火の玉アタック！』

灼熱のモビルアニマルは小沢へと襲い掛かり、小沢の額が溶けてしまった！？
小沢は近くの縄梯子に飛び移りマスクを脱ぎ捨てる。　――その正体は…

『サッキー竹田！　やっぱり生きていたのか！』

ワールドシミュレーション決勝戦で爆死したかと思われた、あのサッキー竹田だった！
ヘリから吊るされた縄梯子に捕まり撤退するサッキーを見上げる狂四郎。


そうこうしている間に、速水はエンマ達から土ノ巻を取り戻してくれていた。
「サッキーがこうまでして欲しがる秘伝帳って、そんなに価値がある物なのか」
「我々モデラーの財産だ
　本当に模型を愛する人間なら、モビルアニマルの様な秘技が生まれるんだ」



――その頃、ジュンの操縦するヘリの中でサッキーは…

『狂四郎め！　お前だけは本当にこの手で殺してやる〜〜〜！　このヤケドに誓ってな!!』

激しい憎悪を燃え上がらせ、狂四郎に復讐を誓っていた……　　　　　　　　　＜続く＞

ﾜｹﾜｶﾗﾝ

何この私怨テロリスト

モビルアニマルの合体ギミックは好みなんだけど、話がひどすぎる
なんでサッキーに攻撃できるんだよ

やっぱりサッキーだったか！
ジュン、お前も未成年のくせによくヘリの操縦できるな…
何でホログラフでヤケドすんだよ。今回もツッコミどころありすぎる。

＞何でホログラフでヤケドすんだよ。

あれはホログラムを画面から大幅に飛び出させるために
電磁波が過剰にかかった結果だと妄想してみる。

しかしついに児童漫画で殺人予告か・・・

今回ツッコミ所確かに多いねｗサッキー通報したら一発じゃないの？ｗ
なんで火傷の怨みが四郎に行くんだかｗ火傷の原因の９０％ぐらいは速水さんじゃないかｗ
怨むなら速水さんを恨めよｗ四郎はとばっちりだろ

モビルアニマルの素材って「焼き方によっては」って…
まさかファンドとかじゃなくて陶器なのか？

所謂セラミック素材って事だろう、スペースシャトルなんかにも使われてる

ゲーム大会で勝ち続けた強い少年に対し、
挑戦したけど惜しくも敗れた男が、
いつかゲームで勝利して、勝った後
殺してやるとか言ってるようなもんだな。

もはや病院行った方がいいぞ、サッキー。

>>437-438
陶器とセラミックって違うの？
陶器と言えば茶碗とか瀬戸物のイメージなんで、硬いけど割れやすいような気がする。

>>436
人、それを「逆恨み」と言うｗ

>>439
そして四郎と速水さんは、警察に行った方が良い。

モビルアニマルはせっかくのオリジナルロボなのに
顔がＧＭとザクってのが残念だ

>>441
なぜに！？

>>443
いやどう考えてもサッキーさん犯罪者ですから

ああ、「警察を呼べ（or連行しろ）」って意味ね。

電磁石で合体って…ジーグかよ！コンバトラーVかよ！ｗ

そういや合体するコンバトラーのプラモあったなぁ、あれとか出てこないものかね？
去年のレザリオンで東映ロボの血脈が途絶えて悲しい
ダンクーガはやっと１回見れたと思ったらなんだよあの変な歌と変なカップルの昔話はorz

つーかアルベガスのプラモの完成度、どうにかならんもんかなぁ。
すごくかっこ悪い。

あと、コン・バトラーVな。余談。

さて秘伝帳も残り６巻になったわけだが
・金属類の取り扱いを記した「金ノ巻」
・接着剤の極意を記した「糊ノ巻」
・塗装について書かれた「色ノ巻」
・ジオラマについて書かれた「景ノ巻」
・ニッパーやヤスリの取り扱いを記した「刃ノ巻」
・電飾技術を記した「電ノ巻」

こんなところだろうか。しかしよくもまあ１０８巻にも分けて書く事ができたもんだな創一族。
中にはすげー適当な物もあるんだろうな。

取りあえず創一族ってプラスチックって素材知らないよな

技術は時代と共に進化するもの
この秘伝帳争奪戦に勝ち残った者が新たな秘伝帳プラノ巻を編纂するのじゃ

そういや今回、なぜか四郎、関西弁喋ってるな

>>449
以前曜日で他の巻の内容考えたけど、その発想はなかったな。
とりあえず次回は造型に関係ある金（属）の巻でしょうね。

第48話　謎の変形仮面の巻


　―毎度おなじみクラフトマン―
狂四郎はZガンダム（1/100）をいじりながら大阪での出来事をマスター達に話していた。
サッキーが小沢に化けていた事、木ノ巻がまだ彼の手にある事…目的の為なら手段を選ばない男だ。
それにしても、このZガンダムはパーツを一つも外さず変形できるとはよくできているな。
「こういうの、究極の変形プラモと言うんじゃないか？」

『わははは！　そんな物が完全変形だと!?　笑わせんじゃないぜ！』　

ロムの言葉をバカにするかのように、突然現れた黒づくめの男！
コートの襟を立て、帽子を目深にかぶりその素顔が見えない！
「誰だ、お前は！　時代遅れな格好しやがって！」
狂四郎の言葉に男は帽子を取ると…左右で色が違う、キカイダーの様な無表情の仮面をつけていた！

「わしを変形仮面とでも呼んでもらおうか…
　お前ら自慢の変形プラモと勝負しようじゃないか、１対３でもいいんだぜ！」

「こいつ、おれの1/100Zガンダムを目の前にして言い切るとは、たいした自信だぜ！」
「ふふふ…　じゃあ、また来週の月曜日にやってくる、それまでにキットを揃えてろよ！」
変形仮面はそう言うと、不気味な笑い声をあげながらクラフトマンから立ち去っていった。
「何だありゃ、また新しい敵の出現か？」
しかし狂四郎はロムの言葉を否定する。狂四郎もマスターも、あの声はどこかで聞き覚えがある…。
「まぁいい、来週正体を暴いてやる！おかげで楽しみが増えたぜ！」
――新たな挑戦者に、プラモスピリットを激しく燃え上がらせる狂四郎だった！

　―１週間後―
シミュレーションルームで狂四郎はロムとグズ鉄を待っていた。変態仮面もしびれを切らす。
「一体いつまで待たせるんだ狂四郎！　こっちはお前と１対１の勝負をしたっていいんだぜ！」
…と、その時血相を変えたロムがやってきた。グズ鉄は風邪引いて来られないそうだ！

仕方なく１対２で始めようとした所、待ってくれと叫び声が聞こえる！
――なんと山根が息を切らせて駆けつけてくれたのだ！
「今、グズ鉄から電話をもらって駆けつけてきたんだよ」
「そうか、恩に着るぜ！」
デブだけどいざと言う時、本当に頼りになる山根であった！にくいぜ！　俺もこんな友人が欲しい！

…という事で、今回のキット紹介。
狂四郎は冒頭のZガンダム、ロムがメッサーラ、山根がガンダムMK�U・Gディフェンサー装備タイプ。
「おい変形仮面！お前はなんでプレーするつもりなんだよ！」
狂四郎がバカにした目つきでキットを尋ねると、変形仮面がﾑﾝｽﾞと取り出したのは――――

『わ――――――!!　　全　長　40　cm　の　サ　イ　コ　ガ　ン　ダ　ム　だ　！　』

なんとまぁでかい事！1/100Zもでかいのに、それすら小さく見える！
狂四郎達だけでなく、マスターまで驚くのもうなづける！
『全く、でかけりゃいいってもんじゃないぜ！　こっちはチームワークで行こうぜ！』
シートに着席しつつ、仲間を激励する狂四郎！　――シミュレーション、GO！



　―キリマンジャロ・ティターンズ基地―
上空をMA形態で飛ぶ狂四郎チーム。…と思いきや、ロムの様子がおかしい？
「とほほ…　1/220って、思ったより狭くって」　　　…コクピット内で窮屈そうなロムｗ
――不意に雪の中に隠れていたサイコガンダムが姿を現した！
変形仮面は腕を顔の前で交差させると、突如無表情の仮面が般若の面に変わる！
「かたっぱしからやっつけてやるぞ！」　――その言葉を皮切りに、戦闘が開始された！

３機の集中砲火を受けるサイコガンダムだが、ビクともしない！
やむを得ずメッサーラはMS形態に戻り、ビームサーベルを抜こうとするが…
『しまった！　MAタイプにした時、手首を外したままだったんだ！』
――ポカミスをやってしまった隙にサイコガンダムに掴まれ握り潰されるメッサーラ、即効退場！
「山根〜！　変形体制を取るぞ！」
「待ってくれ、Gディフェンサーの脱出カプセルは花火仕掛けのミサイルにしてあるんだ！」
山根は脱出カプセルをサイコガンダムに命中させ、サイコガンダムは炎に包まれる！
…と思ったら、サイコの胸から出たガスであっという間に消火された！しかも体が溶けていない！

『ふわっははは！　今頃気づいたか、このボディは鉄板を溶接して作ったものなんだ！
　そして内部には消火ガスも入っている！』　　　ｶﾞｧﾝ！

誇らしく胸を叩くサイコガンダム。確かにあのｶﾞｧﾝという音は金属製だ！
「消火ガスだって!?」
「火を消す時なんかに使われている消火ガスだ」
『おれのサイコガンダムは天下無敵だぜ！』
腹部拡散メガ粒子砲を放つサイコガンダム！狂四郎達はMS形態へ戻り応戦する！
『バカめ、そんなムチャな変形でえらそうな口をきくな！　変形とはこういうのを言うんだ！』
サイコガンダムもまたMA形態へ変形し――　倒れこんだ!?

『ああ！　サイコガンダムが見事に変形して、サイコ戦車になってしまったぜ！』

「このキャタピラも金属製だ！　粉々に踏み潰してやる！」
迫る巨大なサイコ戦車に逃げる事しか出来ない狂四郎達。
「しかし、ここまで巧みに金属を使いこなすとは相当な技術！　もしや、秘伝帳の…！」
『その通りだ、狂四郎！　おれは秘伝帳の中でも最強と言われる金ノ巻を握る者だ！』
「この声からして奴だとすれば既に金ノ巻を…！　プレーが終わったら正体を明かしてやるぜ！」
…狂四郎本人には正体に目星がついていたが、反撃する手段が無い！
巨大なサイコ戦車は残雪をかきわけ、マンモスのように２機に迫る――――

「よ〜し、このロングライフルの威力を見せてやる！」
振り返ってロングライフルを構えるMK�Uだが、雪に足を取られ滑った隙に下半身を轢かれてしまう！
『山根〜っ！』
「狂四郎、残ったのはお前一人だぜ！　死ぬ覚悟は出来てるんだろうな！」
「大きなお世話だ、人の事よりも自分の事を心配しろ！」
Ｚは怒りのライフルを撃ちまくるが、金属製のボディには一切通用しなかった！
――それならばとビームサーベルで切りかかるも、サーベルの方が折れてしまった！
「くどいぞ、狂四郎！　このサイコ戦車に歯向かうとは！」
サイコ戦車はＺを轢き潰そうと突進するが、とっさにジャンプしてこれを回避！

…するとまだ息のあったMK�Uが狂四郎を呼ぶ！
「山根、大丈夫だったのか!?」
「ABS製ハイメタル脚部をやられただけだが、身動きが取れない
　おれの変わりにこのロングライフルで、奴のコクピットを射止めてくれ…」
Mk�UがＺにロングライフルを託した時、サイコ戦車がまとめて轢き潰そうと迫ってくる！
『踏み潰されるぞ！早く行け！』
MK�UがＺを突き飛ばした直後、MK�Uはサイコ戦車に完全に轢き潰されてしまった！


ロングライフルを抱え、上空へと逃げるＺ！
「そうはさせるか！」
サイコ戦車の対空砲火でＺのバックパックの一部が砕け散る！

『山根とロムの敵討ち！　3　2　1　　　――ファイア!!』

渾身のロングライフルは見事サイコ戦車を捕らえるが、やはり鉄の装甲に弾き返されてしまった！
――だが、その衝撃で変形仮面もコクピットから投げ出され、壁に額を打ち付けてしまった！
仮面から煙と火花を出し、悶え苦しむ変形仮面！

…様子を見ていたマスターが危険と判断、急遽ゲームストップさせる。
変形仮面は仮面から伸びていたコードを引き抜き、ヨロヨロと立ち上がる。
「大丈夫か、きみ！　　…うっ、これはラジコンのアンテナ！」
――むき出しになったツノから、アンテナが露出している！？
そんな中、狂四郎は指を突きつけて叫びだす！
『待て、サッキー竹田！　お前の正体はわかっているんだ、仮面を取れ！』
「な、何を言う！」
「いやならおれが取ってやる！」　　狂四郎が強引に仮面を取ると――――

『あっ！　お前は・・・・・　　　　蔵　井　明　一　郎　！　サッキーじゃなかったのか!!』

うつろな目をした蔵井は膝をつき崩れ落ちる！
マスターも以前の戦いの時の事を思い出すと、確かにあの時もラジコンを使っていた…。
…その時、マスターに言葉に答えるかのように仮面からサッキーの声が聞こえてきた！

《そうさ、だがこいつは自分の意志で戦っていた訳ではない
　この催眠コントロールマスクによって、おれに操られていただけだ
　狂四郎！　千成一族はおれが支配した！
　今にもモデラー天下分け目の関が原ウォーズがやってくるぞ！》

「千成一族？　関が原!?」
――あざ笑うサッキーの聞いた事もない言葉に困惑する狂四郎だった――…　　　＜続く＞

ロムは本当に役に立たねえな。
グズ鉄が山根を連れてくるといういい仕事してるというのに。

しかし蔵井も不憫だなw　元々どうしようもない悪役だったとはいえこんな扱いを受けるとはw

１箇所変態仮面になっているのはただの誤植だろうか

一人称「わし」で変形と来たら魔改造のヤツか？　と思ったらいきなり口調変わるしｗ
蔵井は因果応報って所だが、相手がサッキーじゃ浮かばれんな

>>460
でも、違和感無いよね。

変態仮面ってわざとやったに１００スピリッツｗ俺もそう思ったしｗ
ロムって本当に役に立たないなあ…グズ鉄は運もあるけど、それなりに活躍してるのに…
キー坊よりちょっとマシぐらいじゃないの？
ロムは本当に不甲斐ない人だな、シロッコに怒られそうｗあのメッサーラが酷い扱いだし

関が原ウォーズって一気に決戦か？
正直模型帳のネタが尽きたんじゃないかと。
サッキー配下が○ノ巻を使った工夫とかいって残りを消化とか。

いつもの事だ、何故か日本とアメリカ以外の代表は出てこなかったり、３人チーム戦だったことも忘れたり、プラモ帝国エンペラーだったり

>>463
アッシマーやメッサーラは、1/220なんて中途半端なスケールでプラモが出たから仕方が無いよ
バンダイは何で1/144で出さないんだ？、普通のMSのキットが500円だから、800円位で出せるだろう
旧シリーズでも普通は300円なのに、ゲルググやゾックなどのキットは500〜600円で出してたのに
ところで、サッキーが最後に行ってた千成一族は何だ？、サッキーファイブに続く第2の軍団と見ていいのか

今回みたいに狂四郎が主役機で、周りがサポート機みたいな
組み合わせは久しぶりだな。
山根のMK-2もいいが、健の百式とか見てみたい。

>>460　>>463-464
あ…！　Σ(；ﾟωﾟ)

>>458
いや、グズ鉄は不参加してるからダメじゃないか？
結果的にポカミスでやられたけど、参加してるだけロムの方がマシじゃないか？
でもこれであまり小さいキットだとコクピットが狭いってのは確定されたな。
ビグザム然り、マゼラ然り、メッサーラ然り

でも、スゲえデカイモデルのコックピットだとでか過ぎてサイズが合わないって展開がないのがおかしいと思う

知ってるか？「大は小を兼ねる」ってことわざもあってだな。

昔健が1/60ドム使って負けたのは「小学生にはコクピットが広すぎた」。
今回のサイコは「ほぼ大人の蔵井が使ったので、多少広い程度だった」と考えれば納得いく…かな？ｗ

それ考えると、最初の頃キー坊がムサイ艦載ってたけど、一人で戦艦・・・

あ、そうか、ムサイ忘れてた…

…もういちいち考えるのやめようか。ツッコんだら負けかなｗ

変態仮面のマスクのデザインは
もうちょっとカッコイイものにならんかったんか

なんか変形仮面、デザインも名前もゴレンジャーの敵にいそうだよな

またガンダムMk-�Uはやられ役だな。
作者はマーク�U好きじゃないのかな

第49話　模型秘伝帳・金ノ巻の巻


　―夜、甲府・創寺（つくりでら）―
廊下を歩いていた修行僧が侵入者に気づき、声を出すと侵入者は逃げ出した！
目の周りに傷のある男の手には、模型秘伝帳が握られていた――――
『あっ、それは…！　た、大変だ！　金ノ巻が…!!　金ノ巻が何者かに盗まれたぞ!!』

突如しげみから男を乗せたらしきヘリが飛び上がり、その場を離れてゆく。
僧侶達はどうする事もできず、飛び立つヘリを見つめる事しかできなかった…。
「老師様！本堂にこんなものが！」
修行僧の一人が何やらカードを老師に差し出す。それは『サッキー参上』の犯罪証明書だった！
これを見た老師は青ざめ、わなわなと震えだす。

「これはサッキー竹田のマーク…　何と言うバチ当たりな事を…！
　――金角と銀角を呼べ！　東京の三戸会長に模型秘伝帳金ノ巻が奪われた事を知らせるのじゃ！』

老師の指示により、２人の若い修行僧…　金角と銀角は東京へ向けて走り出した。



　―アオイ模型本社前―
予想外の本社の大きさに驚く狂四郎の姿があった。ちなみにマスターも引率だ。
久しぶりと挨拶する三戸会長。
「あっ、プラモじいさん」
「こら、三戸会長だぞ！」
マスターに小突かれる狂四郎だが、三戸会長はかまわんと笑い出す。
「どうしたんですか、急に電話してきて自信のあるキットを持ってこいだなんて」
「きみに見せたい物があるんじゃよ」

…三戸会長に案内されていったのは、シミュレーション研究室。
――そこにあったのは、新型　…と言うより、特訓用のシミュレーションシート！

「きみに見せたいのはこいつじゃよ」
三戸が見せたのは……何の変哲も無い、２体の百式のキット？？
「百式のどこが珍しいんですか…？」
「それじゃ、このプラモに5kgの圧力をかけてみよう」
2体の百式の上から5kgのプレスがかけられ、1体は当然粉々、もう１体は…ビクともしない!?
『どうなってるんだ！　5kgの圧力に耐えられるプラモなんてあるのかよ！』
驚いた狂四郎は思わず崩れなかった百式を手に取ると、ずしりと重かった！
「うっ…　この重さ、こいつは金属だったのか　…まさか、金ノ巻と関係あるんじゃ？」

『いかにも、それは金ノ巻で作られた百式です！』

――突如狂四郎の背後から声がし、現れたのは金角・銀角の金銀コンビ！
金銀コンビはまず自己紹介し、金ノ巻がサッキーに盗まれた事を告げた。
「聞くところによると、きみは先日金属製サイコガンダムで苦しい戦いをしたとか」
「あ　あの時はサッキーに操られた蔵井のマスクが故障しなければ、
　完全におれが負けていた…」
…先日の勝負を思い出し、青ざめる狂四郎。
「四郎くん、金ノ巻に勝つためには、金ノ巻を伝授した彼らの特訓を受けるしかないのじゃ！」
三戸会長の必死の叫びも、狂四郎はプラモが金属に勝てる訳ないと最初から諦めモード。

『戦わずして諦める気か！　サッキーと互角に戦える奴はお前しかいないんだぞ！』

狂四郎の肩を掴み、血相を変えて叱咤するマスター！
「…わ、わかったよ　やりゃいいんだろ　だが、やったからには絶対勝つからな！」
迫力に負けた狂四郎はマスターの腕を振り払い、しぶしぶ特訓をする事にした。
「そうこなくっちゃ、それでこそプラモ狂四郎だ」

…今回のキット紹介。
出されたのは2体の色違い百式。真鍮製が金角、ダイキャスト製が銀角。

『対するおれはこいつだ！　　噂の　武　者　ガ　ン　ダ　ム　MK　�U　だ!!』

新型ガンダムに驚く金銀コンビ！
狂四郎達がシミュレーションシートに座ると、一気にシートが高く上昇した!?
「ひ〜っ、目がくらむ」
「ダメージを受けた分だけ、圧力がかかるようになっている
　サッキーのシューティングシミュレーションに対抗する為に作ったものじゃ」
『狂四郎どの、このシミュレーションを切り抜けてs期が腹ウォーズを勝ち抜いて頂きたい！』
『秘伝帳のためばかりでなく、我ら正統派モデラーの秩序をサッキーなどに、
　日本プラモ界を征服されてはならぬ！』
金銀コンビの真剣な願いを受け狂四郎も覚悟を決める。　　　――シミュレーション開始！



　―豪雨の降りしきる荒野―
「く…　シートのシステムが違うから変な気分　おまけに雷雨ときちゃ最悪のコンディションだぜ」
武者MK�Uが辺りを見回していると、突如足元が盛り上がり爆発する！　地雷か!?
よろけた瞬間、反対側からもトゲの様な物が地面から出てきて武者MK�Uの尻を突く！
怒った武者MK�Uはトゲを掴むと強引に引き抜くと、地面から金角百式が現れた！
「なんてパワーだ！」
「へへへ、お生憎様だな！　この指は真鍮パイプを切って、中にハンダ線を入れて作った物さ！
　指が一本一本動くというのは、今や当たり前のプラモ改造テクニックだぜ！」
百式は先程のトゲ…槍を振り回し、武者MK�Uも薙刀を身構え、雷雨の中で剣戟が繰り広げられた！
「やるな、四郎どの！」
「へへへ　この薙刀はアルミ合金から削りだした物なのだ！」
百式の槍を薙刀で受け止めた瞬間、落雷が2体に直撃し吹き飛ばされる！

「やった〜！　やつは感電して一巻の終わりだ！」

――だが、金属製であるはずの百式は落雷さえ物ともせず起き上がってきた！
ビームサーベルを引き抜き切りかかるが、武者MK�Uは薙刀の柄でこれを受け止める！
「ど　どうして感電しないんだ!?」
「ふふふ…　コクピットの周りをゴム張りにして、電気を通さぬ様にしてあるのだ！」
そう言うが早いか、百式は武者MK�Uの左手を切り落とした！

…トドメを刺そうと近づくが、妙に体の動きが鈍い！？
「ははは　この土地は粘土質だ！
　この雨で地面に潜った時の土が粘土になって、関節部分に流れ込んだのさ！
　今にさびてボロボロになるぞ！」
逃げ出す武者MK�Uは先程の百式の槍を見つけ名案が浮かぶ。
腰からロケット砲弾を取り出し、槍の先端にねじ込み百式目掛け投げつける！
――哀れ、動きの鈍った百式は避けられず直撃、爆発してしまった！


百式の破片が武者MK�Uの頭に当たり、でかいタンコブをこさえて涙ぐんでいると――
突如後ろから銀角百式が体当たりを仕掛けてきた！
「また圧力が高まったか、息苦しい！」
『これ位でへこたれるな、我らの金ノ巻だけじゃない！
　三戸会長が持っておられる残り五巻の模型秘伝帳も、関が原ウォーズに敗れた時は
　サッキー竹田に渡ってしまうのだぞ！』
「なんだって、残りの秘伝帳は三戸会長が!?」

《その通り、関が原ウォーズはこの五巻をかけて、元旦・初日と共に争われる戦いじゃ！
　全てはきみの勝敗にかかっている！　日本モデラー界の為にも、がんばってもらいたいのじゃ！》

対峙する2人の間に三戸会長の声が流れる。
「で、でも…」
「もはや後戻りはできぬ！　さぁ、私をサッキー竹田と思ってかかってこい！」
武者MK�Uはビームカタナを引き抜き、百式もサーベルを抜き応戦する！
百式の大振りの隙をついてカタナを胴体に突き立てるが、ダイキャストボディには通用しない！
カウンターの蹴りをくらい、吹き飛ぶ武者MK�U！

百式の一閃で残った武者MK�Uの右手を切り落としてしまった！うめきながらへたり込む武者MK�U！
「その状態でどうやって戦う気だ！　勝負を諦める気か〜〜!!」

――狂四郎には銀角がサッキーに見えていた。
『ふわっははは！　狂四郎、おとなしく引き下がれ！
　そうすれば秘伝帳はおれの物となり、関が原ウォーズをやらずにすむのだ！』
「ちきしょう、このまま負け犬になってたまるか！」
決着をつけようと百式が迫る――――
『おれのプラモスピリットを甘く見るな！』
狂四郎の気迫に一瞬怯み、その隙をついて武者MK�Uは頭から体当り、兜の角を胴体に差し込んだ！

『くらえっ！　この武者ガンダムのボディには小型充電器が入っているんだ!!』

――なんと角から放電し、百式を苦しめる武者MK�U！
「まだまだ！さっきの雷でエネルギーはたっぷり補充してあるぞ！」
引き続き放電を仕掛け、百式は震えながらサーベルを構えると――――腕がﾎﾞﾛﾎﾞﾛ崩れ落ちた！？

『見たか、ダイキャストは亜鉛とスズの合金だ！
　放電を繰り返す事により、イオンが抜けて土の様にもろくなってしまうのさ！』

「み　見事じゃ、狂四郎どの…　これで安心して秘伝帳…
　いや、日本モデラー界の運命を預ける事が出来る！　――あとは頼みますぞ！」
百式の全体はボロボロに崩れ、銀角は狂四郎を認め敗れていった…。

　　しかし、四郎がこうしている間にも、関が原ウォーズの決戦の日は刻々と迫っていた！

｡oO(聞こえてくる、無数のモデラーの足音が…地響きとなっている、大地を揺るがそうとしている
　　　今までに無い、最大の戦いになるだろう――――)

『おれは今までのモデラー生命をかけて戦おう！例えこの戦いで燃え尽きようとも、悔いは無い!!』

――迫り来る無数のモデラー軍団を予想し、狂四郎は闘志を燃え上がらせた！　　　＜続く＞

戦闘内容がもはやプラモのデキに全く関係ないような気がするが・・・。
ツッコンだら負けですね。

おおおおおお！　まさかの武者ガンダムMK�Uｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━ !!!!!
今度は立派な角兜がかっこいいぜ！

「シートが違うから」というのは初代ガンダムタイプではなく
Ｚガンダムのマルチスクリーンのコクピットを指してるのですね。
そういうところは芸コマだ

ここまで大がかりにするなら警察呼べばいいのにｗ
もう戦闘プラモじゃなくったねｗ金属とかってｗ
それならレンガガンダムとかあったらそれでもＯＫかよｗレギュレーション決めようぜ


あと、あらすじ３で
○関ヶ原ウォーズ
×s期が腹ウォーズ

になってるね、俺も慌ててタイピングしたらなるわｗ

狂四郎の台詞からすると、次回で最終戦かな。
すでにプラスチックじゃなくなってるから、
前回みたいなアニメプラモ同士のバトルがあまり見れなくなって残念だな。

>>485
わぁ、折角の台詞が台無しだｗｗ
次の関が原ウォーズで最終回だろうな、サッキーを倒して。

それにしてもいくら少年漫画とはいえ、色々やりすぎだろサッキー…
これまでの奴の罪を数えてみると
窃盗・爆発物取り扱い・殺人未遂…他にあったか？

ｓ期がハラウォーズか・・・

>>487
洗脳は何になるんだろう

狂四郎も後2〜3回で終了か・・・
関ケ原ウォーズで2回、その後にエピローグ的な話を1回やって終わりだろうな
ボンボンもプラモのページが減って、ファミコンのページが増えたから仕方ないけど

>>489
場合によるらしい。催眠術をかけた後の行動による。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1923690.html

Ｚガンダムつまんないから仕方ないか
リアルロボブームもすっかり冷め、バルキリー以来の変形ロボブームの流れはトランスフォーマーに持って行かれ……
なんでミクロマンやダイアクロンをパッケージ変えて纏めて再販してるんだと思ったら、あんな形で黒船到来とは
サッキー、関ヶ原ウォーズでトランスフォーマー持ち出さないだろうな?ｗ

どうせ「私にいい考えがある」と言ってまた何かミスしてやられるのが目に見えてるなｗ

トランスフォーマーのキットなんて日本にはないだろ。
米国にあるかどうかは知らんが

数年前クリスマスプレゼントにコンボイおねだりしたら、
どこも品切れで入荷まで我慢してた時期があったな。幼稚園の時だけどさ。

ダグラムガムみたいにトランスフォーマーガムがあったような気がするんだが、
そんなもんで関ヶ原ウォーズ戦ったら粘土やら合金で戦ってるやつらに酷いこと言われそうだな

軟質プラスチックを使ったキットは出そうではある

関ヶ原ウォーズってくらいだから団体戦だよね。
ちょっとスタメン予想しようぜ！
狂：狂四郎、ロムグズ、山根、天満兄弟×3、モアイ、粘土の人、金角・銀角
サ：サッキー、山野辺、サッキー5、変態仮面、オモロイド×3、健

狂四郎軍はまさかのキー忘投入とかサッキー2軍も参加するかな？

>>497
団体戦ってあったっけ？ま、いいか。
ここで狂四郎チームは藤美姉さん（もちろん尻出し要員）、洗脳された恨みを晴らすべく蔵井、
京都の牛若チームが参加すると予想。

山根、ロムグズ、天満は確実に来るだろう。でもモアイと粘土の人は来ないんじゃないか？
モアイは無敵球破られた訳だし、粘土の人は実在の人だし。

最終決戦だとしたらもっとオールキャストでいってほしいかなあ
牛若兄弟とか、景山姉弟とか、名前忘れたが魔改造の奴とか
それぞれが四郎につくかサッキーにつくか、みたいなさ
過去のライバルでサッキーにつく奴がいても面白い
エンペラーは山根だけ四郎側で足立と小岩はサッキー側とか

第50話　関が原ウォーズ開始！の巻


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　関が原――――
　　　　　　　　そこは、西暦1600年、徳川家康の東軍と、石田三成率いる西軍が
　　　　　　　　　　　　　　　天下分け目の戦いを行った場所である。

　　　　　　　　　　　　　　　…そして、1985年　12月31日（大みそか）
　　　　　　　　　　　　　　今、ここに、模型秘伝帳を巡るモデラー決戦、
　　　　　　　　　　　　関が原ウォーズの幕が切って落とされようとしていた。


雪の中、会場に着地するヘリ。中から降りてきたのはサッキー竹田（と、ジュン）。
サッキーは無言で室内に入ると――――　　暗がりの中、狂四郎が椅子に座って待ち構えていた。
「狂四郎」
『サッキー竹田！三戸会長が持つ五巻の秘伝帳は絶対に渡さん！おれが命をかけても守りぬく！』
狂四郎が豪語すると、背後から小声で囁く声がする。
「おい、四郎よ　死ぬ時は一緒だぜ」　「おれ達はお前にモデラー生命を預けたんだ」

――すると暗かった部屋の照明が点き、蒼々たる狂四郎チームのメンバーが姿を現した！
山根アキラ！　南郷快山！　金角！　ロム！　グズ鉄！　天満三兄弟！　油すまし！

全員、かつて狂四郎と戦ったが、今はこの戦いの為に集まってくれた戦友だ！
…おや、急に狂四郎が泣きだしたぞ？
「うう…　今までライバルとして戦った連中がこんなに集まってくれるなんて、おれは幸せ者だぜ！」
「お、おい、うちの大将がそれじゃ困るよ」　　　　　　…思わずあらすじももらい泣き(ノ∀｀)
「みんなありがとう、よろしく頼むぜ!!」
狂四郎チームの掛け声を合図に、サッキーは浪花節はそれまでだと服を脱ぎ捨てる！
「あっ、その格好！」
――なんとサッキーは意外にも、シャア・アズナブルのコスプレをしていた！

「古くさ〜」（Byロム）
「黙れ！秘伝帳は全てこのおれが頂く！
　そしておれが正式に世界一のモデラーだという事を証明してやる！」
サッキーの手には、約束どおりの木ノ巻・金の巻が握られていた！
そしてその背後には――――　ジュンや山野辺をはじめとするサッキーファイブの面々がいた。

ふと、そのメンバーを見た狂四郎はある事に気づく。
「あれ、健は…？　お前たちの仲間になったんじゃなかったのか？」
するとメンバーの一人がサッキーに耳打ちする。
「じ、実は…　健の奴、ついに来なかったんです　それで、クリスに変わってもらいました」
「あいつめ、臆病風に吹かれたか！」
サッキーが憎憎しげに吐き捨てると、突然背後から何かの物音がした！
「いけね」　　…キットの箱を落とした山野辺だった。
「どうしたんだ、山野辺　さっきからそわそわして」
「へへへ　天下分け目の試合なんで緊張しちゃって…」


さらにその場に三戸に引率されたマスター、小田、速水、ヒゲの怪人小沢（本物）が現れる。
狂四郎チーム、サッキーチーム、マスター達が着席した頃を見はかり、三戸が挨拶を始める。

「――わしが君達をここに集めたのは、模型秘伝帳を巡る一連の争いに歯止めをかける為じゃ
　サッキー竹田くん、わしは狂四郎くんをはじめとする、若いモデラーにかけることにした
　もし、彼らが敗れるような事があったら、秘伝帳は君に渡そう
　この事は、グレートモデラーの小田さん達も賛成してくれた
　だが、君達が敗れた時は、君達が奪った秘伝帳木ノ巻・金ノ巻を返して日本を去ることだ!!」

「ＯＫ」
各プロモデラーが見守る中、サッキーも了承し、初日が昇り始める――――…
「朝日が床面スクリーンに！」
『よし！　関が原ウォーズ開始じゃ！　シミュレーション、ゴ――――!!』
三戸会長の合図で、今、運命の関が原ウォーズが開始された！

夕日の中、まず現れたのは太郎のマラサイ。マラサイは足跡を見つけ辿ってゆく。
「よし、この足跡を追っていけば……！　　ん？」
…いきなり足跡が消えている！？　　――すると横の茂みからモビルトルーパー外人部隊が現れた！
『くたばれジャップ！』
マラサイはとっさに回避し、応戦し1機撃墜する！
クリスが仲間の仇とばかりにマシンガンを連射するが、運悪くマラサイのシールドに当たる。
「おっと、この補欠野郎め！　お前にやられるわいやない！」
クリスのモビルトルーパーは雪に潜り込み姿を消す。マラサイも後を追うが見当たらない…　
しかし、背後の物音に反応し、ライフルを構えながら振り向くが、
現れた巨大なシルエットに無残にもマラサイは破壊されてしまった！



同時刻、別の場所では小郎太のネモ、五郎太のＧＭ�U、山根のハイザックがサッキー５と戦闘中！
「ちくしょう、３対５じゃ割りにあわねぇぜ！」
「なんの！　造形狂の里直伝の土ノ巻の力を見せたるわい！」
モビルトルーパーに押さえながらも投げ飛ばしつつ愚痴を吐く山根に小郎太が激励する。
トルーパーの１機がネモに殴りつけるが、一向に歯が立たない！
「これでもか〜っ！」
隊長機がライフルから何か液体をネモとＧＭ�Uに噴射する！　――これは水だ！

「天満兄弟、お前らのプラモは表面に粘土を塗りつけ装甲を強化したものだろうがそうはいかん！」

隊長機の合図でサッキーアタックを仕掛けるモビルトルーパー！
直撃を受けたネモとＧＭ�Uの粘土製装甲はその攻撃で一部が剥がれ落ちてしまった！
「おい、山野辺どうした！　サッキーアタックだぞ！」
「すまん、トルーパーの調子が悪いんだ」
合体攻撃に参加しなかった山野辺は置いておき、再度サッキーアタックを仕掛ける！
この攻撃で粘土装甲は完全に剥がれ落ちてしまった！
「ふふふ…　粘土の装甲が剥げ落ちりゃ、ただのプラモ！　とどめだ、地獄へ落ちろ！」
――トルーパーの一斉射撃でネモ・ＧＭ�Uの天満兄弟リタイア！

「さあ、次はお前の番だ！」
「うるせいっ！　この山根さまを甘く見るな！」
ハイザックは自分を掴んでいたトルーパーを投げ飛ばし、ヒートホークでトドメを刺す。
だが多勢に無勢、他のトルーパーに包囲されてしまった！４対１だ！にじり寄るトルーパー！
――その時、大きな手がトルーパーの1機の頭を掴んで岩に叩きつけた！

『モビルスーツのコクピットより、おいどんにはこれ位がぴったりですたい！』

山根の救援に駆けつけてくれたのは…南郷の駆るアッシマー！
「このデクの棒め、でかけりゃいいってもんじゃないぞ！」
トルーパーはアッシマーに狙いをつけるが、撃つ前に蹴散らされてしまった！
「よし、全員手を上げろ！」
残ったトルーパーに投降を促すハイザック　　――と思ったら、爆弾が投下されハイザック撃墜！
「サッキーファイブの名が泣くわよ、もう少しがんばりなよ！」
犯人は戦闘機に乗ったジュンだった！
アッシマーは戦闘機を追おうと変形しようとした矢先、待ったがかかる。

…敵の増援だ！クリスのトルーパーと…　サッキーのパーフェクトジオングMK�U！
「お前の相手はおれだ！」
「ぐわはは！どんなキットかと思えば、何だそのちびっこいMSは！おいどんの相手ができるとね？」
「それはこっちのセリフだ！」
「こしゃくな、ひねり潰してやるばい！」
自分よりずっと小さいサイズのPジオングに掴みかかるアッシマー！
…だが――――　組み合っている内に力が抜け体が縮んでいく！！？？

『ふふふ…　お前が縮んだんじゃない、おれが大きくなったのだ！　これぞバンパイヤパワー！』

巨大化したPジオングはアッシマーを投げ飛ばし、雪にうずもれさせてしまう！
「ぐおお…　おいどんは夢でも見ているのか？」
それが南郷の最期のセリフだった。無残にもPジオングに踏み潰されるアッシマー！
…だが、アッシマーは最後の力で信号弾を打ち上げていた――――

サッキー達が引き上げようとした矢先、彼方からドカドカと足音が聞こえてきた。
足音のした先を見ると――　馬！？　いや、違う！

『　武　者　ゼ　ー　タ　ガ　ン　ダ　ム　見　参　！　』

狂四郎チームのリーダー、真打登場！馬に乗って現れた、３体目の武者ガンダム！
『なっ、なんと〜〜〜〜!!??』　これにはサッキーも驚きを隠せないでいた！
更に武者Zの後から金属製と木製の百式が飛び出してくる。パイロットはもちろん金角と油すまし！
「サッキー竹田、きさまを倒すのはこのおれだ！」
「天満兄弟、山根…」（騎馬メカ後部：グズ鉄）
「そして南郷のかたき！」（同前部：ロム）
「それに太郎とかいうアホもつけておけ」
「な、何！　太郎もやられたのか！」

――その時、頭上からジュンの戦闘機が急降下してきた！
「いくわよ、サッキー！」
戦闘機はPジオングの背部に合体し、ウイング付ランドセルとなる！



…その頃、外部でシミュレーションを観戦していたマスター達。
「サッキー側6人、狂四郎側5人　これで役者は揃ったようですね」（小田）
――すると突然ドアが開き、下着姿の少年がヨロヨロと乱入、倒れてしまう！
声をかけ、倒れた少年を介抱するマスター。
「お、おいっ！　きみ！　　―――きみは山野辺くんじゃないか！」
――なんともう一人、身包み剥がされた山野辺が現れた！

『すると、今シミュレーションで戦っている山野辺くんは誰なんだ！？』

一斉にモニターを振り向く小田・小沢・速水！
「ま…　まさか！」（マスター）

シミュレーション内ではそんな事も知らずに戦いが繰り広げられようとしていた。

『ロム、グズ鉄、金角、茂合　頼むぜ！　サッキーから模型秘伝帳を守り抜くんだ！』
仲間を信頼し激励する狂四郎！
「狂四郎、最後の決着をつけてやる！」
「望むところだ〜〜〜っ！　行くぞサッキー！」
「来い、狂四郎！」

――パーフェクトジオングに向かって駆け出す武者Ｚガンダム。
ここに、プラモ狂四郎とサッキー竹田、宿命のライバルの決着が今始まろうとしていた！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

天満とうとうザクキャノンやめたか。
でもジム�U、ネモ、マラサイはないだろ・・・
山根も前に1/100でＧディフェンサースクラッチ（ＭＫ−�Uはハイメタルらしいので）
したのに今回はハイザック、しかも1/144って勝負捨ててないか？
南郷・・・気合入ってるな。でもＰジオングみて小さいってどういうことだ？
アッシマーが実は1/100なのか？Ｐジオングが実は1/220なのか？

山之辺・・誰だ？サッキーにひどい目に合わされた蔵井あたりが化けてるとみた！

2号連続で新型の武者ガンダムとは燃えたぜ！

>>506
>でもジム�U、ネモ、マラサイはないだろ・・・
いや、小郎太五郎太は装甲強化してるじゃないか。ノーマルのマラサイよりは少しは頼りになったぞ。
山根のハイザックは…何か改造してあったのだろうか？
それにしてもまさか南郷が味方になるとは思わなかったｗｗ　また魔改造トリック使うのか？

武者ガンダムか、一気に新型で勝負つけるつもりなんだね！
でも集まったメンバーが面白みないのが残念かな？キー坊とか倉井が出てくると思ったのに…
山根今回良い所ないねｗあっさりやられてるし、四郎はハイザックでも活躍したのに…グフかムチ繋がりでハンブラビを使っていればよかったかも
シャアの衣装古臭いとか言って、ロムはファーストガンダムファン敵に回しちゃったねｗ
でも、ロムは次回こそ良い所見せてくれるさ！

山野辺の正体は誰だ！？きっと新しい敵だろうな…暴力振るった上に追いはぎして寒空の下に置き去りにするなんて人間の所業じゃない！絶対に悪人と見た！
もしかして正体はキー坊か…意表ついて景山姉か…


あらすじ１に油すましって書いてあった気がするけど、網膜が見せる幻覚だから気にしないでおこうｗ

山根はジュンにやられたのか、山根の実力がよくわからん

ロムクズ・・騎馬メカってMSでもMAでもない
もしかしたらキャリアーとかモビルアニマル並の魔改造変形するかもしれんけど

>>508
何を言うか！山根は八面六尾の大活躍したじゃないか！
むしろ開戦直後速攻退場した太郎が情けないぞ！
…ふと思ったんだけど、ゲーム中やられた人はどうするんだろう？
現実に戻ってまだ続いているシミュレーションを見学しているのかな？

それはそうと南郷再登場は驚いたｗまさか奴が出てくるとはな。
てっきり牛若兄弟とか洗脳されてサッキーに復讐する蔵井、景山姉弟が来ると思ったのに。

>>506
アッシマーとPジオングはスケールの表示を間違えたな、写植のミスかな？
今までも本誌で変な所はコミックスで修正してたし、今度も大丈夫だろう
Pジオングは設定では36m位だから、あの大きさなら1/250じゃないと変だし

>>510
いや、わかってるよ。
噛ませ兄弟が粘土装甲はがされて退場してからの孤軍奮闘は山根らしかった。
その後南郷がきて気を抜いて変なメカにやられるのも山根らしかった。

>>511
仕掛けは解らないけどデッカくなっちゃったからいいんじゃない？

シャアのコスプレにパーフェクトジオングMk�Uとはサッキーも気合入ってるな。

しかし四郎側は微妙なメンバーを集めたな。
インチキ南郷にポッと出の金角、得体の知れない油すましよりも、互いに激戦の末認め合った義丸、
親の言いつけより友情を選んで駆け付けたキー坊とか、蔵井・景山姉弟のほうが馴染み深いのに。

天満兄弟ってお好み奢ってくれたのとエアガン貸してくれた他に役に立った事あったかな？

第51話　関が原ウォーズ終結！の巻


狂四郎の駆る武者Ｚガンダムと、サッキー竹田の駆るパーフェクトジオングMK�Uの戦いが始まった！
「でや〜っ　騎馬げりだ！」
不意をついてPジオングの顔面に馬キックを食らわし、左手を切り落とす！
怒ったPジオングはトライデント（三又の槍）を振りかぶり、武者Ｚの薙刀を叩き折ってしまった！
「死ね！」
追い討ちをかけるが、武者Zは咄嗟に真剣白刃取りで防御した！
…するとジュンの戦闘機から何かワイヤーの様な物が飛び出してきた！？
「お前達のキットを分析させてもらうのさ！　おっと、手を払えばお前の体に風穴が開くぞ！」
両手は白刃取りでふさがっている…分析されてはまずい！

狂四郎のピンチに２機の百式が駆け寄ってくる。…その途中、切られたPジオの左手を踏んづける。
「これはさっき切り落とされたジオングMK�Uの左腕…
　ふわふわしてまるでスポンジのようだ、こんなもので天満や南郷が…！」
金角百式がビームサーベルで左腕を切り裂くと、中にコイル状のニクロム線が入っている！

「そうか、読めたぞ！
　生乾きのソフトラバーを内部から熱して、スポンジ状に膨らませて巨大化していたんだ
　…だが、油断大敵だ　サッキーがこれだけのテクニックで関が原ウォーズに望んだとは思えない」

「さすが金角さん　――すると、まだ他に手段が…」
『のんきに立ち話している場合か！』
金角と油すましが話し合っているのを見て、ツッコミのようなトルーパーの射撃が飛んでくる！

その頃、武者Zの分析が終わったジュンはサッキーに報告する。
「サッキー！　このZガンダムと騎馬メカは合体システムを持ってるわ！」
「…となれば、早く始末するまでだ！」
だが、だからと言ってやすやすとやられる武者Zではない！
センサーをくっつけたままPジオングを振り回し、センサーを引きちぎる！
崖に叩きつけられたPジオングは背部から叩きつけられたため、ジュンは失神してしまった。
その隙に突撃を仕掛ける武者Zだが、寸でのところで空中に逃げられてしまった！
「ここはひとまず退却だ！」

――その時、油すまし百式が吹き飛ばされバラバラになってしまった！
「狂四郎どの、気をつけてくだされ！　ｶﾑﾌﾗｰｼﾞｭｺｰﾃｨﾝｸﾞされたトルーパーが雪の中にいます！」
残された金角百式の言葉に足を止め、警戒する武者Z。…すると百式の足元から隊長機が現れる！
『金角、足元だ！』
狂四郎の警告にすかさず一刀両断する百式だが、相打ちとなってしまった！
「相打ちとは不覚じゃ…」
油すましに続き金角もリタイアしてしまうが、まだトルーパーが残っていた！
油断した武者Zは攻撃を避けきれず、騎馬メカの頭部と武者Zの下半身が破壊されてしまった！　

『ぎゃははは…　やったぞ！　サッキーさんが相手するまでも無い、おれ達の力でやっつけたぞ！』
「いい気になるな！　まだやられた訳じゃない、グズ鉄起きろ！いつまで寝てるんだ！」
狂四郎の声に起き上がる騎馬メカ（グズ鉄）。どうやら自分もやられたと思ったらしい。

『これぞゼータガンダム・ケンタウロススペシャルだ！』

起き上がった騎馬メカと合体した武者Zガンダム、これぞ真の姿！
クリスもこんなのアリかと叫ぶが、もはや何でもアリだ！プラモスピリットに不可能の文字は無い！
真の姿となった武者Zはクリスのトルーパーを一撃で粉砕した！

…ふと倒したトルーパーの破片を見ると、雪に同化していくではないか！
恐らくキットの表面に温度で色が変わる素材を貼ってあったのだろう。
「まぁ、何はともあれトルーパー隊は全滅、残るはサッキー竹田とジュン…
　いや待て、トルーパー隊は４機いたはずだ、そして今ここで３機やられたんだ
　・・・・・・・・・という事は、あと１機！」
「その通りだ！」
そう聞こえたかと同時に、足元から山野辺のトルーパーが現れ、マシンガンを乱射してきた！
――しかしマシンガンは１発も当たらなかった！
「下手糞め、どこへ撃っているんだ　サッキーファイブがこんな撃ち方をするはずがない、
　奴はわざと外したんだ！」
トルーパーは追い討ちなどもせず、そのまま武者Zから逃げ出した！
トルーパーNo,3＝山野辺の様子がおかしい事に気づいた狂四郎は後を追いかける事にした。



　―その頃、シミュレーションを観戦中の三戸会長達―
シミュレーション内の山野辺が一体誰かわからず、困惑する小田達。
本物の山野辺に聞いてみるも、彼も後ろから殴られ気絶したので分からないと言う…
「なにせ大掛かりなゲームじゃ、途中で止める訳にもいかん　成り行きを見守るまでじゃ…」
三戸会長の言葉に、マスターもただ黙って見守るしかできないでいた――――



　―再びシミュレーション内―
山野辺の後を追いかける武者Zだが、突然足跡が消えている！？
その時、グズ鉄がサッキーのPジオングを発見した！
「サッキーめ、こんな所でサボってやがったのか！　よし、出鼻をくじいてやれ！」
「へへへ…　まるで山野辺がサッキーの居所を教えた様な物ですね」

　―Pジオングコクピット内―
気絶していたジュンに呼びかけていたサッキー。
「大丈夫、軽いムチウチ症になっただけよ」
…ふと、斜面から雪玉が転がり落ちるのを見たサッキーは武者Zの奇襲に気づく！
『げっ！　しまった！』
武者Zの小型ミサイル群を避けきれず、大爆発を起こすPジオング！

――しかし、爆発の中から武者Zと同じ、真っ赤なケンタウロス型のメカが現れた！

「あまいぞ狂四郎！　それしきのプラモでこの赤い馬に歯向かうとは！
　お前とは今まで色んな戦いをしてきたが、それも今日までだ！
　この戦いをもって、お前はプラモ界から消えるのだ!!」
不意をつかれた武者Zは反撃できず、赤い馬の一斉射撃を受けついに倒れてしまった！

「くそっ、このまま黙っていられるか！　狂四郎さん、あとは頼むよ！」

いたぶられる武者Zを見かねたグズ鉄は、武者Zを強制分離させ馬の部分を赤い馬に特攻させる！
――だが、赤い馬もまた後ろ半分…ジュンを犠牲に、前半分（サッキー）が生き残った！
ケンタウロス型から人型になり空中に飛び上がる赤いMS！
『おのれ、こうなればおれがトドメをさしてやる！
　覚悟せーい！　プラモ狂四郎の歴史に幕を閉じるがいい！』
上半身だけになり身動きできない武者Z、大ピンチ！　模型秘伝帳大ピンチ！

…その時、何者かの射撃で赤いMSのサーベルを振り上げた腕が破壊された！
それは――山野辺のモビルトルーパー！？
『や　山野辺！　どういう事だこれは！』　まさかの山野辺の裏切りに焦るサッキー！
狂四郎は事態が飲み込めず、あっけに取られている。
山野辺は顔の皮をムンズとつかみ変装を解く！

『残念ながら、おれは山野辺じゃない　　　　　――――　丸　山　健　だ　！　』

――なんと偽山野辺の正体は健だった！まさかの事態にマスター達も驚きを隠せない！
「き　きさま　裏切る気か…？」
『おれは一人前のモデラーになるためにサッキーファイブに入ったが、
　教えられたのはプレーに勝つ悪巧みだけで、お前にいい加減愛想が尽きたんだ！
　――四郎、おれの背中に乗れ！』

…かつての親友でありライバルでもあったプラモ狂四郎と丸山健、２人に今友情が戻り涙を流す。
「めめしい奴らめ、まだ決着はついていないぜ！」
『やかましい！　お前なんかに友情がわかるか！』
いきり立って向かってくる赤いMSに、トルーパーは武者Zを背負って立ち向かってゆく！
『でや〜〜〜っ!!』
すれ違い様、狂四郎と健の友情を乗せた正義の刃が赤いMSを一刀両断、粉砕した！



『これぞ、プラモフレンドスピリット！』
ついに関が原ウォーズが終わり、勝利を収めた狂四郎は健と友情のバロムクロス！
「コンビ復活じゃな」
仲直りした狂四郎と健を見て微笑む三戸会長達。
――戦いが終わればみんな仲間だ。ほとんどのメンバーが笑顔で敵味方なく笑っている。

「な、なんじゃこれは!?　これを見てみ！」
ふと、南郷が何かに気づき大声を出したので駆け寄る狂四郎。
「あ！　ジオングの他に赤い馬とMSをセットし、やられれば切り替わるようにしていたのか…！」
…どこかで見たようなシステムだな…？　あ、あれだ！

『おいどんが昔やっとった、魔改造というインチキですたい！』

…さすがの南郷も、今となっては恥しいのか真っ赤になって叫んでおりますｗ

『サッキー！　お前って奴は、どこまで…！』
狂四郎はどこまでも汚いサッキーをぶん殴ろうと辺りを見回すが、姿が見えない。
…代わりに、約束どおり、模型秘伝帳の木と金ノ巻が椅子の上にポツンと置かれていた。
「よかったよかった、これで日本プラモ界の秩序は守られた」
サッキーが約束を守った事に一安心する三戸会長。

「サッキーよ、お前がこの敗北から立ち直り、
　正統派モデラーとして生まれ変わって戻ってくる事をおれ達は願っている
　その日まで、さらばだ……」

ジュンと共に立ち去るサッキーを思い浮かべ、最大のライバルに言葉を贈る狂四郎達少年モデラー。


　　　　　1986年、プラモ界は関が原ウォーズ終結と共に、大きく変わろうとしていた……
　　　　　　　　　　　　それは狂四郎の人間としての、成長でもあった。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

>>514
土の巻を守ろうとしてくれたじゃないか。負けちゃったけど。

いやはや、健はどんな悪だくみを教わったのかw
山野辺を放置していた件といい、ちょっとそのケがあのんじゃないか?w

ともかく大団円、次回からどんな内容なのかな?

・・・魔改造があった分、１０対１２になっちゃったのもチャラってことでいいのか・・・？

あれ？もう関が原ウォーズ終わり？？早いなｗ
何にせよいい最終回だった・・・・・・　と思ったら、まだ続くのか。

おいおいグレートモデラーの審判たち、開始前に使用キットの確認ぐらいしてくれよ。
魔改造いんちきの前科者もいるのに＾＾；
しかし秘伝帳のノウハウで作ったのにあっさりやられる木製＆金属製百式（一人は道連れにしたが）、
あいかわらずすぐ倒されるロム、
土の巻参考といいつつ粘土塗っただけで見所無しの天満兄二人と使えないのがそろってるな？
太郎と山根と南郷は秘伝帳知識無しっぽいが一人は倒してるからかなりがんばってたが。

そんな秘伝帳なら持って行かれても日本プラモ界の秩序は乱れないんじゃ？
むしろサッキーの知識総動員で充分かく乱できるだろ。

>>524
変態仮面の最後にサッキーが支配したと言った、千成一族はどうしたんだ？
また名前だけ出して放置かよ、世界代表と言ってたのにアメリカのサッキーだけしか出ないのと同じだな
まあ、今回が実質最終回で、次回で終わりだと思うから、もう出なくてもいいけど
きっと最終回は、今までの戦いを振り返るエピローグ的な話になるだろう

グズ鉄ってなんで特攻しんたんだろうｗ
あのままだったら四郎動けないでやられてたのにｗ本当に何考えてるのかわからんなｗ

>>527
もうやけくそだったんだろうな。どうもグズ鉄はやけくそになりやすい。
ほら、ボトムズ同志で戦った時もコンパネとか色々投げてたしｗ

ちゃんと秘伝帳を置いていくあたり、コソクなのか律儀なのかわからん奴だな、サッキー

しかし結局他の巻はなんだったんだ。
造型に関係ある土・木・金属は予想できたが、他のが気になるじゃないか！
原作者がネタ切れになったのか？

それにしても戦いが終わった後の南郷の顔ときたらｗ
魔改造のネタ使われてさすがに恥ずかしそうだなｗｗ

※※次回より更新日時を偶数日、午後11時に変更します※※

>>529
なんだかんだで約束は守るんだな。
改悪シミュレーターも破棄したし、秘伝帳も返した。
多分次回から千成一族に絡んだ新シナリオじゃないかな？
最終回はまだまだ先になりそうだ。

最終回は腹黒マスター＆太陽模型店の親父チームと闘うんだろ？

>>529
あそこで秘伝帳持って逃げたら、自分の立場がヤバいと思ったんだろう
これ以上やったら、プラモ界から完全に抹殺されるだろうし
そこまでしたら、さすがにサッキーファイブや他の連中も見捨てるんじゃないか？

それでもサッキーについていくジュン、あいつも結構謎だよな

悪くても強くて格好つけてる男には、大抵女がいるもんだ。

第52話　ホビートピアの謎の巻


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1986年○月Ｘ日
　　　　　　　　　東京湾にひとつの建物が建設された、その名は『ホビートピア』
　　　　　　　プラモからファミコンまで、あらゆるホビーを総合的に開発する目的で、
　　　　　　　　　　　　　　ホビーメーカー各社と世界ホビー事業班が
　　　　　　　　　　　　10年の歳月をかけて完成した、ロボット工場である
　　　　　　　　　　　　　内部は全てコンピューターシステムで監視され、
　　　　　　　　　　　　　　　　　研究開発から生産まで可能である――――


入口にパスカードを差込み、入場する狂四郎。
そのままゲストルームに入り、ショーウィンドウの中のプラモを見渡す。
「なつかしいな、みんなおれが作って色んなモデラーと戦ったプラモばかりだ！
　このジェットモグラではキングタイガーを相手にした事もあったっけ…
　ビルバインにボトムズ、みんな思い出のキットだ」

狂四郎が思い出に浸っていると、ドアが開き研究員が現れる。
「よく来てくれました、狂四郎さん」
「どうしたんだ、急に呼び出して　展示室のプラモが壊れたかと思って慌てて飛んできたんだぜ」
「申し訳ありません、実はホビートピア全体が変なんです
　ぜひ当社のテクニカルアドバイザーとして、あなたの意見を聞かせてもらえればと…」
狂四郎が研究員が取り出したキットに手を出そうとした矢先、キットが大爆発した！
「何だ、今のは！？」
幸い大怪我はしなかったが、頬が切れている…？ふと破片を見ると刃物がついているではないか！
「最近ここで作られている製品に、こんな恐ろしい不良品が混じっているんです
　もしこれが市場に出回り、子供の手に触れでもしたら大事件になります
　ちょっとシミュレーションルームへ」

研究員に誘導され、シミュレーションルームへ向かう狂四郎。
ここはNASAの宇宙飛行士訓練用のを改良して作られた高性能シミュレーションだそうだ。
「ま…　まさかドーンなんて事はないよな？　チャレンジャーのように」
「ご承知の通り、この建物は最上階の78階にあるコンピューターでコントロールされています
　人間で言えば、脳の部分ですね」
「まさか、そのコンピューターが故障して不良品を作っているんじゃないのか？」
「恐らく…　エレベーターブロックも全て閉鎖されて、78階へは近づけません
　この際、シミュレーションで交信するしかありません」
『よし、分かった！　――と…でも、どうしてシミュレーションをやらなきゃならないんだよ！』
――すると突然研究員が悲鳴をあげ、かき消えてしまった！？

《教えてやろう、78階まで辿り着くまでには、13のシミュレーション戦をやらなくてはならない
　それに全て勝てばいいのだ》

「何っ！　お前は誰だ！　コンピューターか、それともホビートピアを乗っ取ろうとする人間か!?」
《ふふふ…　どちらでもない、今の男はお前をここに呼び寄せるためのホログラフィだ
　この建物の職員はわしが人質として預かっている》
狂四郎はドアを開けようとするが…ビクともしない！
《無駄だ、13戦のシミュレーションが終わるまでドアは開かない
　さぁ、おとなしくシートに座り、きみの好きな番号を押したまえ》
…やむを得ず言われるまま番号のボタンを押すと、モニターに映し出されたのはRX-78ガンダム！
《お前のキットはRX-78か　よし、シミュレーションをスタートさせよう》

――今までと違い、シートの周りに宇宙空間が浮かび上がる！
「この部屋はリニアシート方式のコクピットになっていたのか！」
《狂四郎、ガンバロウ　シミュレーションノ中デハ一心同体ダ》
先程とは違う電子音声。この声は…今乗っているガンダムの声だ！
プラモと会話できる技術の進歩に喜んでいると、敵機接近の警告が流れる。
現れたのは黒いザク…黒い三連星！プレーヤーは誰だ！？

《ガイア　オルテガ　マッシュデス》

「なんだって！」　――なんとプレーヤーは人間ではなく、アニメ原作キャラクター！
困惑する狂四郎に構わずおなじみジェットストリームアタックを仕掛ける黒い三連星！
シールドが大破したが、かろうじてJSAを凌いだガンダム！やはりこれは本物だ！
「だが、こっちはマグネットコーティングでパワーアップしたガンダムだぜ！
　そう簡単にやられてたまるか〜！」
「それはおれ達のセリフだぜ、アムロ！　じゃなかった、狂四郎！」
ガンダムのビームライフルを回避するザク！
オルテガもバズーカを撃つが、なんとガンダムは従来のキットに出来ない動きで回避した！
「ばかな、なんという身のこなしだ」

『へへへ…　驚いたか、このRX-78はただのキットじゃないと言ったろうが！
　これはGM�Uのキットをベースに、初期型ガンダムやパーフェクトガンダムのパーツで補修した、
　ベストガンダムだ！』

その証拠にと腰アーマーの前後左右がパカッと割れるガンダム！
「う…　腰の部分が四方に動くのか、さすがプラモの頂点を極めただけの事はある！
　だが、これ位で参る黒い三連星ではない！」
――再びバカの一つ覚えのジェットストリームアタックを仕掛ける三連星！
しかし1機目の攻撃が命中寸前、ガンダムの姿がかき消えた！？
『奴を見失った！』　『何…！』　『体制が乱れるぞ！』

すると突然ガンダムが1機目の超至近距離に現れ、激突する3機のザク！
ガンダムはビームジャベリンを抜き、ザクのコクピットををまとめて貫いた！
「へへへ…　もう少しシミュレーションで暴れたかったぜ」
オルテガはそういい残すと、映像が消えてゆきザクはガンダムのすぐそばで爆発した！
「勝った！　でもこの感覚はなんなんだ、いつものシミュレーションと違うぞ！」
《イマノ爆圧デ　ロケットノズルガヤラレタ　コントロール不能！大気圏二突入シマス！》

　大気圏を突破し、砂漠へと墜落するガンダム。――と同時に８階へと移動する。
「あたた…　ここはどこだ？」
《８階ノ第２戦闘ブロック　地球ノ砂漠デス》
「８階…！　するとこのコクピットはエレベーターになっていたのか！」
ガンダムの敵機接近警告で辺りを見回す狂四郎。
するとまたしても砂中からヒートロッド出現、ガンダムの足に巻きついて転倒させる！
だが今度はうまく着地し、ヒートロッドが引っ込む場所へビームサーベルを突き刺した！
…と思ったらヒートロッドがサーベルに巻きつき、たやすくサーベルをヘシ折ってしまった！
『真鍮パイプで作ったビームサーベルが折れてしまうなんて…！』
『ふふふ　こいつはピアノ線に糸ハンダを巻きつけたものさ！』
砂中から現れたのはやはりグフ！　…という事は…！

「そうだ、グフと言ったらランバ＝ラルに決まっているだろうが！　ふふふ…」

ビームライフルを撃つが、グフはジャンプして回避、ヒートロッドをライフルに絡みつかせる！
――しかしライフルは叩き落されも壊されもしなかった！
「へへへ…　これで狙いやすくなったぜ、
　おまけにこのビームライフルはダイキャスト製だ、ちょっと位じゃ壊れないぜ」
ガンダムはビームライフルを撃ち、グフの右手をヒートロッドごと破壊、膝をつくグフ！
「どうした、もう諦める気か？　アニメの中のお前はもっと勇ましかったぜ」
…しかし、グフは突然高笑いを上げだした！？
「誰が諦めると言った？　ゲームはこれからだぜ」
グフが立ち上がると同時に雷雲が現れ、落雷がグフに直撃した！

――なんと雷を浴びたグフは異形の姿に変貌し、『デビルチェンジグフ』となった！
破壊された右腕から角のような物を出し、ガンダムに向かって走るグフ！
ガンダムは逃げ出そうとするも、ライフルごと右手に巻きついたヒートロッドが邪魔で動けない！
『遅い！』　右手をガンダムに命中させ、高圧電流を流すグフ！
機体とパイロットに甚大なダメージを受け、ガンダムはついに倒れてしまう――――
《狂四郎　意識不明、敗北確実ダ！》
『ふははは　このグフにはスタンガンが仕組まれているのだ！』
意識を失った狂四郎に勝利を確信したグフは高笑いを上げた――…　　　　　　　＜続く＞

新章はまさかのアニメキャラとの対決か！

これは期待せざるをえない！
……で、ラスボスはやはりマスターなのだろうか？w

俺ガンダム見てなかったけど、ガイア達の性格あれであってる?

冒頭のプラモ、本当に懐かしいな！
プラモ狂四郎ももう連載開始から４年以上だもんな…
当時８歳だたけど、俺もうすぐ中学生になるし、本当に懐かしいよ！

それにしても今回のホビートピア（編？）、なんかサッキー以上に物騒だな。
かけらに刃物なんて、混入どころの話じゃない。

ところで差中からヒートロッドで奇襲をかけるグフ、これで何度目だよｗ
原作でもこんな描写あったの？

俺もよくプラモ作るけどガンダム見てない。
狂四郎でガンダム知ったから。

俺的に燃えない設定なのは、そのせいか？

セイラの乗ったガンダムの爪先を吹っ飛ばした時かな ＞砂中からグフ

昔使ったキットとか出てきて懐かしいな､そのうちバイファム再び出てくるのか

ところで､なんで小学生なのに四郎は偉い立場になってるっぽいんだろw

黒い三連星、ランバ・ラルが出てきたって事は当然シャアも出てくるんだよね？
早くハマーン様出てこないかなぁ〜ｗ

ゴステロがデビルガンダムに乗って戦う展開とか見たいなｗ

またサッキーがコンピューターを乗っ取って悪さしてんのか。懲りないヤツだ。
関ヶ原の時に警察に引き渡しちまうべきだったな。

>>547
普通に考えたらストリームベースとかがふさわしいんだけど、
やっぱり「秘伝帳を守り抜いた」「チャンピオンだから」じゃない？

ロボットが人間を支配するとか、怖い話になってきたな。

シャアがでてきて、狂四郎とアムロが協力して戦うとか？

>>552
むしろ時代に逆行して手塚マンガチックになった気が

今回の話は86年4月号、Zガンダムが終了してZZが始まったけど、あの主題歌は何？
アニメじゃない！って、アニメのOPなのに、ふざけてるのか？
Zは主役のカミーユが精神崩壊して終わるし、ZZのジュドーはカミーユとは正反対に明るいし
最近の狂四郎の展開もすごいけど、アニメのガンダムの方がもっとすごいな
ガンダムであんな明るい話をやるとは思わなかったよ

>>555
路線変更の可能性もあるぞ＞ZZ
それよりZZは初代ガンダムよりも一気にスーパーロボットっぽくなったな。
分離合体、さらに各パーツが変形ってすごい豪華だなｗ
こんな複雑な変形、プラモで再現できるのか？

あととりあえずZZはヒロインを増やすように。

まさか俺のレスが本当に実現するとは…やまと先生、このスレみてるのか！？
（黒幕がサッキーとかでなければ）

カミーユは生真面目過ぎるだけで、普通に女の子と遊んだりしてたし、
暗い男ではなかったと思うけどね。むしろ初期のアムロの方がなｗ。
ジュドーはちょっとお調子者っぽくて、あんまり好感持てないかも。

第53話　宇宙墓場の死闘の巻


ランバ＝ラルの駆るグフのスタンガンを受け、失神してしまった狂四郎だが、どうにか目ざめる。
「くそっ、ランバ＝ラルめ」
『まだギブアップはさせん！　たっぷりと電流地獄を味わわせてやるぞ！』
再びスタンガン攻撃を受け苦しむ狂四郎！　ガンダムもこれ以上は無理だとアドバイスする！
「ううっ　これ位でくじけるおれじゃない」
「くくっ　元気がいいな、狂四郎！　その元気もいつまで続くかな！」
再びグフが襲い掛かろうとした時、グフの頭上に落雷した！　――奴の頭の飾りは避雷針か！
今がチャンスと見た狂四郎はガンダムの腹部から何か薄い板を取り出す。
「耐熱フィルム代わりにセットしておいた真鍮板…こいつで負かしてやるぜ！　かかってこい！」
闘牛士のように真鍮板を構えるガンダム、侮辱するなと牛の様につっこむグフ！
「オーレ！」　まんま闘牛士の動きで回避するガンダム。
再び突っ込んできたグフは真鍮板に隠された岩に気づかずそのまま突進、ツノが刺さってしまった！
その隙にガンダムは真鍮板をグフのスタンガンにクルクルと巻く…？？

…何とかグフは岩から抜け出し転倒する。
「おっちゃん、無理は体に毒だぜ！　これ位で仲直りしようぜ！」
折角の狂四郎の忠告に耳を貸さず、ふざけるなと再びスタンガンを使用！
――すると真鍮板に巻かれたスタンガンはグフの体にショート、自爆してしまった！
「やれやれ、せっかく忠告したのにな…」



この戦いを見ていた黒幕。
《おのれ、ランバ＝ラルまで狂四郎の手に落ちるとは…　だがゲームはまだ終わった訳じゃない！》
黒幕はマジックハンドでスイッチを入れると、再びシミュレーションシートが上がりだす。
《狂四郎！　わしのいる最上階へ来るまで、あといくつかのフロアをクリアしなくてはならんぞ！》

…お次は…１３階。縁起でもない！
《ふははは　ここがお前の死に場所にふさわしいフロアだ》
場所設定は――――　宇宙墓場！
ガンダムの警告で咄嗟に後ろからの攻撃を回避！　振り向くと、そこには…
『SPTレイズナー！　1/72スケール、ブルグレン・ゴステロ機！』
ゴステロは笑いながらガンダムを攻撃してくる！丸腰のガンダムは逃げるしか出来ない！
「ちくしょう、こんなダメージを受けたRX-78じゃ、互角に戦うのは無理だぜ！」
《デハ至急プラモチェンジシテクダサイ！　チェンジボタンヲ押シテクダサイ！》
この新型シミュレーションではキットをセットしなくてもいいらしい。まるでTVショッピングだ。
『そうはさせるものか！』
『プラモチェ・・・・・・・！』
プラモチェンジ阻止しようとブルグレンの放った攻撃で、チェンジ間に合わずガンダムは大破！
「ぐわっははは！　プラモチェンジが間に合わなかったようだな！」
――その直後、バキバキと轟音を轟かせブルグレンの後方から現れたのは――…

『遅かったのはお前の方だ！　間一髪でチェンジできたのさ！』
《コレガジェットモグラ改、『スペースジェットモグラ』ダ！》

「そんな邪道な改造プラモでこのSPTを倒せると思っているのか！」
『おっとどっこい！こいつはガンタンクの車体を使ってるから、宇宙ででも活動できるんだ〜い！』
…とはいえ、機動性の悪いガンタンク＆ジェットモグラでは素早く回避できるわけが無い！
あっさりとガンタンクの車体を撃破されてしまう！
「き…　効いた〜　すんげぇパワー！」
「ふははは…　1/72のSPTキットは金属製のレーザードガンがついているんだ！
　そいつがシミュレーションの中ではプラモ製の5倍のパワーになるそうじゃないか！」
ブルグレンは翼を開き、こちらへ飛んでくる！
「ふはは　もはやこれまでだな、狂四郎」」

「そいつはどうかな、プラモ界の頂点を極めたおれに、そのセリフは無駄だぜ！
　例えば、お前の周りに漂っている転綸…　そいつは　　機　　雷　　だ！」

驚いたブルグレンは思わず浮遊機雷に接触、連鎖爆発に巻き込まれ両腕を失ってしまう！
「これしきの機雷でやられるおれじゃない、こうしてやる〜〜！」
ブルグレンはバックパックを分離させると、バックパックがガンタンクの車体を切り裂いた！
『翼の部分が刃になっているのか！　まだまだ！　本当のパワーを見せてやれ、ジェットモグラ！』
ジェットモグラのドリル部分がブルグレンへ特攻する！
ブルグレンは頭部コクピットを切り離しからくも脱出する――――
「ちっ、あのドリルの中にコクピットがあったのか　だが、こっちだってコクピットが無事なら…」
『それで戦えると言えるのか！』
戻ってきたドリルがブルグレンの頭部を粉砕した！
「狂四郎め、この借りは必ず…」
そう言い残し、ゴステロは電子のデータへと返って行った――…



「これで３勝か　しかし相手がモデラーじゃないと、なんか変な気分だ」
狂四郎が一息ついた途端、部屋の電気がつきシミュレーションが中断された。
「あれ？　もう降参する気かよ」
《小休止だ、お前は今朝からそこへ入って…既に12時間を回っている、テーブルに昼食を用意した
　心配するな、毒など入ってはせん　ゲームはゲームと割り切っている
　――全く人間とは不便な生き物よ、時間がくれば食事をしなくてはならないとは…》
言われてみれば腹が減っている。出された紅茶とサンドイッチを食べる狂四郎。
「そういうお前は何だ、コンピューターか？
　もし人間なら、おれより良い物食ってんじゃないだろうな！　天丼とか上寿司とか！」
《くだらん詮索はやめろ、それより取引というのはどうだ
　お前が負けるんだ、そうすればこのホビートピアの人間は全員解放してやろう
　お前が犠牲になるか、それとも職員を犠牲にするか…　答えは二つに一つだ》
「そのどれでもない！　不良モデルを作らせるお前の正体を暴いてやるぜ！」
《ならば死ぬまで戦い続けてもらうぞ！　お前にとってこのホビートピアは死亡の塔なのだ！》

怒った黒幕はまだ狂四郎が食べ終らない内に続きを始めようとし、慌ててシートに飛びつく狂四郎！
「ﾑｼｬﾑｼｬ　こいつめ、一体何が目的なんだ!?　ホビートピアに恨みでもあるのか…？」
――シミュレーション開始＆プラモチェンジ！

…今度の設定は…　野球場！？　雄雄しくマウンドに立つのは武者ガンダムMK�U！
「フロアは25階　この武者ガンダムの相手は誰だ？」
『ここだ狂四郎！』
呼ばれた方向に振り返ると、現れたのはレイズナーのSPT・ダルジャン！
「ちぇっ、またレイズナーかよ　よっぽど人手が足りないんだな」
《プレーヤーハゴステロデス》
「なんだって！　ゴステロはさっき…！」

『ぐわっははは！　こんな所で再会するとはな！
　アニメと同じ様に、死鬼隊のサイボーグとなって復活してきたぜ！
　それに今度はおれ一人じゃない！』

ゴステロの合図と共に現れたのは同じ死鬼隊、ダンコフ・エルダール・ガッシュラン！
さらにブルグレンは人が入ったカプセルを取り出した！
「ふふふ…　ここの職員さ！　ゴールまで持っていけば命は助かるぞ！」
――今度は１対４のラグビーで勝負という事か。強引にキックオフするダンコフ！
武者は慌てて駆け出し、何とかボールをキャッチする。そのままゴールまで突進だ！
…が、何しろ重装甲の為スピードが出なかった！無理するとオーバーヒートになってしまう！

その隙にブルグレンからタックルされ、エルダール・ガッシュランにキックをくらう武者MK�U！
ボールは飛ばされ、四鬼隊から何とか取り返そうとムキになる武者MK�U。　SD風で和むねぇ(´ω`)
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「バカにしやがって、4対1じゃ勝てっこねぇやい！」
ついにキレた狂四郎に欲しけりゃやるぜ、とカプセルを投げるダルジャン。
ありがたく追いかける武者MK�Uだが、ダルジャンはニヤリと不敵に笑う――――
『よし行くぞ、ニクロムフォーメーションだ！』
ダルジャンは腰から高熱のニクロム線を他のSPTとつなぎ、そのまま武者MK�Uへと突進する！

――カプセルに気を取られた武者MK�Uは高熱ニクロム線で腹部を両断されてしまった！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

>《コレガジェットモグラ改、『スペースジェットモグラ』ダ！》

手持ちにいいサイズのモグラがあったんで作ってみた
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100410230132.jpg

3戦が終わった時点で半日以上経ってるのか、1戦に約4時間、意外に時間が掛かるんだな
死鬼隊との戦いが終わったら、四郎に寝る時間をやるんだろうか？
4×13＝52時間の戦いを食事休憩だけで続けるんじゃ、さすがに四郎の体が持たないぞ
それとも2日以上寝ないで戦い続けろ！、とでも言う気なのかな？

食事の用意してくれたくらいだし、睡眠の必要性を説くとか
睡眠不足の相手を倒して勝ったつもりか？とか煽れば大丈夫だろう

この戦いの後で敵が、「よく９戦を勝ち抜いたな」とか言うんだ。
狂四郎「じゃあ3連星と死鬼隊で合わせて７戦扱いだったのかぁ！」と。

あれ？
>お前は今朝からそこへ入って…既に12時間を回っている、テーブルに昼食を用意した
と言う事は、逆算すれば狂四郎がホビートピアに入ったのって午前０時にならないか？

第54話　メタル武神登場！の巻


死鬼隊のニクロムフォーメーションで背後から腹部を切断されてしまった武者ガンダムMK�U！
いくらプラモ狂四郎といえど、コクピットを真っ二つにされてはひとたまりも無い！
――ふと、エルダールが気づいた。
『おい、武者ガンダムのコクピットが胴に無いぞ！』
一瞬驚くダルジャンだが、コクピットは上・下半身のどっちかに必ずある！両方始末すればいい！
まず下半身に可燃性の液体をかけ燃やす。


…その頃、死んだ振りをしていた狂四郎は…
「くそ、ゴステロめ　切断だけでは飽き足らず、火までつけるとは…
　コクピットを頭部に移しておいてよかったぜ」
一安心していた狂四郎だが、下半身を燃やしたダルジャンは即効で上半身を狙う！
死んだ振りしていた武者MK�Uを蹴飛ばし、先程の液体…　シンナーシャワーを浴びせる！
さらに白熱したニクロム線で滅多打ちにし、シンナーに引火、燃え上がる武者MK�U！
『くそっ！　プラモチェンジして他のキットに変える事は簡単だが…
　こいつらを倒すには、メタル武神の力を借りるしかない！　頼むぞメタル武神！』
狂四郎の叫びに答え、燃え溶ける武者MK�Uから突如火の玉が飛び上がり、驚く死鬼隊。
火の玉は死鬼隊の前に止まり、中から白銀の武者像が現れた！

『へへへ　武者ガンダムの中にホワイトメタルで作った武者像を入れておいたのさ！
　これぞプラモ狂四郎の守り神！今こそこのメタル武神に乗り移り、お前らを成敗してくれるわ！』

…が、何しろサイズが違いすぎる！あっさりとダンコフに踏み潰された！
『武神パワーアップ！』
踏み潰された武神は巨大化し、ダンコフの足を持ち上げ投げ飛ばす！
「貴様、死鬼隊に逆らえば地獄を見るぞ！」
ゴステロはニクロム線を武神に巻きつけるが、金属で出来ている為この位の熱ではビクともしない！
メタル武神はニクロム線を巻きつけたまま、死鬼隊の周りを走り回る…
ニクロム線で死鬼隊を囲んだメタル武神は一気に縛り上げ、まとめて死鬼隊を両断した！

「むおおっ　仲間のSPTが！」
ガッシュラン・エルダール・ダンコフをまとめて撃破され恐れおののくゴステロ。
ダルジャン目掛けて飛び掛るメタル武神。その体はニクロムの熱で真っ赤に燃えている！
『メタル武神・ファイアキック！』
ダルジャンの頭部を破壊・炎上し、勝利を収めた狂四郎！

《ゴステロハキャノピーノ透明度ヲヨクスルタメ　塩ビ版ヲ使ッテイタナ…》
「それが仇となり発火したのか」
《ソ　ソレハソウト　カプセルノ職員ハドウシタ!?》
「いけね、忘れてた　――おい、大丈夫か!?」　慌ててカプセルに駆け寄るメタル武神。
…しかしこの職員はダミーだった！大爆発を起こすカプセル！
幸い、メタル武神は無傷だが、なぜかマウンドの下から大量の水が噴出してきた！？
それどころか水かさはどんどん増していく！金属製のメタル武神はあっという間に沈んでいく…！
狂四郎は悲鳴をあげ、苦しみながら意識が遠ざかっていった――――


　　　　　　　　　　　　　　　　　　
モニターにＧＡＭＥ　ＯＶＥＲの表示が現れ、意識を取り戻す狂四郎。
《大丈夫かね、狂四郎　あのエリアに水が出たのはこっちのプログラムミスだった
　あれは次の水中戦で…》
「ついでに欠陥オモチャを作った事も認めたらどうだ！　…ったく、溺れるところだったぜ」
《ふふふ　そううろたえるな、時間はたっぷりあるぞ　これで機嫌を直してくれたまえ》
――珍しくミスを認め、機嫌直しに出てきたのは…出来立てのおいしそうなカップめん！
…が、当の狂四郎はカップめんを叩き落す！　　　　もったいねぇ！喰わないならあらすじにくれ！
「こんなもんで騙されるか！　そんなに食ってばかりいたら
　ラジコンキッドののなかみのる先生のようなデブになっちまうじゃねぇか！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『大きなお世話だ！』（のなか）

…ふと、ある事に気づいた狂四郎はカップめんの容器を手に取る。
｡oO(次は水中戦と言ってたな…　ここには水中モーターも無いし…)
「おれにもプラモの調整時間をくれよ」
何とか15分だけ時間をもらえた。早速持参のケースから鋏を取り出し、容器を刻む狂四郎だった。

――この様子を不敵に笑う、アイアンクローを持つ覆面姿の男。
《ふふふ…　無駄な事を…
　ミスと言ったが、狂四郎を水の中に封じ込めたのは、奴の反応を見るためのプログラムだ
　過去のデータを見ても、奴は水中で苦戦を強いられている…》



　―15分後―
完成したのはウェイブライダー・メガバズーカランチャー装備タイプ！　スタンバイＯＫ！
《よし、30階の５回戦からスタートだ》



――水中潜行するウェイブライダー。早速前方に敵機反応！
『げげっ！　水中用に改造された1/100スカルガンナー隊かよ！　こいつらのプレーヤーは誰だ！』
《判明デキナイ！　何者カニ操ラレテイルヨウダ！》
そうと分かれば遠慮なく行こう！MBLをぶっぱなし、数機まとめて撃墜するウェイブライダー！
しかし敵もさるもの、針を打ち込み変形不能に陥ってしまった！
「ちくしょう、この針で関節部を固定してZガンダムに変形できないようにした訳か…
　ならば！　ウェイブライダー、エンジン全開！」
キリモミしながら上昇するウェイブライダー！

『プラモ狂四郎・鳴門海峡渦巻き殺法！』

発生した渦巻きで針を吹き飛ばしつつ、あっという間に多数のスカルガンナーを撃墜！
《ドウリデモロイト思ッタラ
　アノスカルガンナーハ接着剤不要ノ　スナップ・フィットモデルダッタノカ》
…ちなみに狂四郎もまた、目を回していたのでした。
「ひ〜っ　目が鳴門になっちゃったよ〜〜（＠∀＠）」

ウェイブライダーが変形すると同時に何か白い破片が飛び散るのを確認する黒幕。
これはさっき狂四郎が刻んでいたカップめんの容器だった。これを仕込んで浮力を得ていたのだ。
《おのれ…　英雄気分でいられるのも今の内だ
　スカルガンナーはただのお遊びだ、今度の対戦相手は只者じゃないぞ》
憎憎しげに言い放つ黒幕だった。


その頃、狂四郎はナビゲートに急接近する敵機がいる事を告げられ辺りを見回していた。
《３時ノ方向ダ！》
言われるまま３時方向を見る狂四郎。『あれか！　　…ま　まさかあれは！』

接近する黒い影の正体は――――　最新鋭のダブルゼータガンダムだった！

『なんてこった、こんな所でZZに出くわすとは！それもﾌﾙｽｸﾗｯﾁ、一体誰が乗っているんだ!?』
パニックになる狂四郎に一向に構わず砲撃してくるZZ！
《接触会話OK!》
コクピットのスクリーンにパイロットが映し出された。パイロットは――――　山　根　だった！

『狂四郎、相変わらずがんばってるじゃないか！　今度はおれが相手だぞ！』

なぜ山根がここにいるのか分からない狂四郎！スカルガンナーを操っていたのも山根なのか!?
《ふははは…　狂四郎め、わしの切り札『ダブルゼータ』に勝てるか？》
困惑しながら対峙する狂四郎に、黒幕の不気味な笑い声が響いていた…。　　　　＜続く＞

メタル武神ってどんな仕組みなんだろｗ
武者は大した活躍もなくやられちゃったし、中身さえ無事ならなんでも良かったんじゃｗ
あれって武神がコックピットになってるのか､四郎が変身してるのか気になる
模型秘伝帳の応用かね?

>>572
ツッコむな、ツッコんだら負けだｗ
まあ、メタル武神は金の巻の応用なのは確実だろうけど。

で、ここで山根登場とな！？今までの山根は仲良かったふりだけしてたって事なのか！？

健のように唆されたのか
蔵井のように操られてるのか
前者ならライバル心を煽れば可能だが
後者はどうやって連れてきたのか謎だな
蔵井なら幼女使えば簡単に攫えるが

・催眠術（洗脳）
・金で買収された
・実は裏切っていない（芝居）
・サイボット狂四郎のような偽者
・純粋に四郎と戦いたかった

…どれだ。あの目つきを見ると催眠術っぽいが。

武者Gの中ではMk２が一番好きなんだが良いとこ無しだったか。
武神も結構だがこれまで作って来たキットを振り返る形なんだし旧キットも頑張って欲しいものだ。

振り返るなら四郎が一話から使ってた1/144ガンダム使って欲しいかな?
原点に戻るって意味で

それに改造を繰り返したのが今回最初に使ったガンダムなんじゃないのかね
四郎のプラモ改造の原点である股開きの完成形だろう

>>577
最終決戦はきっとガンダムになると思う。
ガンダムから始まった漫画だし、最終回を締めくくるのはZやZZでもなく、
ガンダムかもしくはパーフェクトガンダムのどっちかだと思う。

第55話　恐怖のトリプルゼータの巻　前編


「や、山根！　どうしてお前がダブルゼータに!?」
『おれは山根であって山根じゃない！
　コンピュータが山根のデータを元に作り出した、幻の山根だ！　つまりホログラフィって事だ！』
山根はそう叫ぶと、その証拠にと顔の半分を外しグロテスクな素顔を見せ付け砲撃してくる！
とっさにダブルビームライフルを回避し、冷静になる狂四郎。

「どうかしてるぜ、ホログラフィに惑わされるなんて…第一、こんな所に山根がいる訳ないもんな
　人の心を弄ぶ奴は、ダブルゼータであろうと許さねぇ！』

メガバズーカランチャーを振り回し、ZZのダブルビームライフルを弾き飛ばすZガンダム！
『ダブルゼータをなめるなよ！　貴様のZガンダムとはパワーが違うんだ！』
ハイパービームサーベルを両手に持ち切りつけてくるZZ!
Zはメガバズーカを盾の様に構えHビームサーベルを防ぐが叩き折られてしまった！
「次はその首をもらうぞ！」
――しかしZは変形機構を利用し、首を引っ込めサーベルを回避した！　お見事！
再び首を戻すと同時にバルカン砲でZZの目（メインカメラ）を破壊した！
「おのれ、卑怯な真似を！」
「卑怯はどっちだ！少しはプラモシップに乗っ取って勝負したらどうだ！」
ZZを背負い投げで海面へと叩き付けるZガンダム！

「どうだ、少しはおつむが冷えたか！　コンピューター野郎め！」
「くそ、コンピューターにはコンピューターなりのプライドって物があるんだよ！」
海中から出てきたZZの額が光り始める。あれはエネルギー充填のサイン、危険だ！

『その通り！　このZZはエレクトロ回路を仕込んだハイテクモデルなんだ！』

ハイメガキャノンの直撃を受け、島に吹き飛ばされ林に墜落するZガンダム！
「うう…　コンピューター山根はハイテクモデラーにレベルアップされてたのか…」
そう呟くと狂四郎は気絶してしまった――――

「くそっ　狂四郎め、Zガンダムの動きを止めたな　これじゃレーダーで探す事は不可能だ
　それにコクピットを破壊しないとシミュレーションは終わった事にならない
　…ここはスカルガンナーに任せよう」
山根はアンテナから指令を出すと、バラバラにされたスカルガンナーのパーツが集まっていく…。
「グズグズするなスカルガンナーよ、林の中からZガンダムを探し出せ　そして息の根を止めろ」
ゾンビの様に再生したスカルガンナー隊は不気味なオーラを纏いながら島へ上陸していった――…



　―その頃のクラフトマン―
誰かと電話で話し中のみどり。恐らく京田家の両親だろう。
「え…もう二日も!?　わかりました、どうも　パパ、四郎くん、もう二日も家へ帰ってないって」
「おかしいなァ　家出するような奴じゃないし…　秘伝帳も解決済みだ…　と、すれば…
　あ、いかん　こうしちゃいられん
　ホビートピアに不良品の事で問い合わせたんだが、電話が不通なんだ
　直接会って文句を言ってきた方がよさそうだ」　　　　ﾎﾞﾝ！　ﾎﾞﾝ！
マスターも狂四郎の心配をするが、大量のキットを抱えて運び込もうとするとキットが爆発した！
「――な？」　怪我はないものの、真っ黒になるマスターでした。


不良品を車に積み出発するマスター。
「帰りに太陽模型店に寄って、四郎の事を聞いてみよう　山根の家に泊まってるかもしれんからな」
…しかし、みどりは先程父が言った「ホビートピア」の言葉が心に引っかかっていた。

二日前、出かける狂四郎にどこに行くのかと声をかけたみどり。
「ちょっとホビートピアから呼び出されて」
『ま　まさか、まだ四郎くんはあそこに…！？』
嫌な予感がして青ざめるみどりだった。

　―ホビートピア―
マスターの車が到着。…妙に静かだ。ふと、物陰に誰かが倒れているのを発見し駆け寄る。
助け起こすと、倒れていたのは――――　山根だった！
『や　山根くんじゃないか！　一体どういう事だ！』
山根を抱え、助け起こしていると突如マスターは数人の黒づくめの男に取り囲まれていた！
「何だ、お前たちは!?」

この様子を見ていた黒幕は部下の男達に2人とも連行するように命じる。
《このホビートピアに入った奴は逃がしてはならん！
　ふふふ…　狂四郎め、思いがけない来客を捕まえたぞ！》



　―それからしばらくして―
ようやく気絶から目ざめた狂四郎。「おい、Zガンダム　大丈夫か？」
…しかし返って来た答えはただの雑音。
プラモ音声がやられたらしく、あらすじ書きとしては大助かりだ。ｶﾀｶﾅ変換が手間だった。
――するとすぐ近くでさっき倒したはずのスカルガンナーがうろついているではないか！
…しかも上空にはZZが飛んでいる…　迂闊に動いては見つかってしまう。
「武器はほとんど使い尽くしてしまっているし…　他のプラモにチェンジするか！」
チェンジボタンに指を伸ばす　　――――が、止めた。

『待てよ、まだあったぞ、ダブルゼータを倒す方法が！　この手ならいけるかもしれない！』

思わず立ち上がって喜んでしまったため、前後左右スカルガンナーに発見され囲まれてしまった！
スカルガンナーが銃を撃つ寸前咄嗟に飛び上がり、４方向のスカルガンナーは同士討ちになった！
「へへへ　同士討ちでもやってろ、バーカ！」

しかし今度は飛び上がった為、ZZに発見されてウェイブライダーに変形し逃げ出した！
だが、ウェイブライダーは間合いを取りUターンしてZZへ向かってゆく！
「勝負する気だな！　だが、その丸腰ではどう見てもおれの勝ちだ！」

「そうはいくか！」
狂四郎はウェイブライダーの尾翼を立て、ZZへ向かってゆく！
「ちょこざいな！　死ねーっ！」
ZZはサーベルを振り下ろすが、WRの尾翼に当たったサーベルが逆に切れてしまった！

『でやあ〜〜っ！　ウイングカッターだ!!』

尾翼の鋭利な刃物でZZを一刀両断するウェイブライダー！
ZZは内臓の様な電子機器をボロボロこぼしながら爆散した！
「ゴステロがブルグレンにつけていた武器を頂いたのさ　こんな所で役立つとは思わなかったぜ！」



5回戦のシミュレーションが終了し、突然現実へ戻される狂四郎。
《わしの切り札、ダブルゼータまで倒すとは　たいしたプラモスピリットだ！
　次は42階　……さらにグレードアップしたプラモの挑戦を受けるがいい》
さらに上昇するエレベーター兼シミュレーションシート。
「へへん！　矢でも鉄砲でも持って来い！　おれの行く所敵無しだぜ！」
《今ほえ面かかせてやるぞ！　――４２（死に）やがれ》
『シャレのつもりかよ！』
――そして42階、６回戦のシミュレーションが開始された。



辺りを見回す狂四郎。空にはプテラノドン。ここは原始時代か!?　とりあえずキットを決定する。
地響きを立てて現れたのは、レッドガンダム（パーフェクトガンダム�V）改め――――

『　レ　ッ　ド　ウ　ォ　ー　リ　ア　見参！』

「たはは、1年半ぶりの登場でしっかりホコリを被っちまったぜ！　関節部もほぐしておこう」
体のホコリを払い、ノンキに準備体操を始めるレッドウォーリア。
すると突然背後から恐竜が襲い掛かってきた！

『げっ、ティラノサウルス！　後ろからトリケラトプス！　ブロントサウルスまでいる！』
ティラノの頭突きでフッ飛ばされるRWは…　トリケラ・ブロントに仲良くヘディングされるｗ
――が、お遊びもここまで！ティラノの尻尾に吹き飛ばされた！
「ま　まさかこの恐竜達と戦えと言うんじゃないだろうな？」
《ふふふ…　恐竜ごときに遊ばれるとはお前らしくも無い　今、もっと恐ろしい物を見せてやる》
黒幕の言葉を合図に、３体の恐竜が融合を始めてゆく――――
『うおお　これは!?』

《これぞZZZ（トリプルゼータ）！　
　ガンダムMK�U　Zガンダム　ZZガンダムの特色とサイコガンダムの巨体を供えたｳﾙﾄﾗｶﾞﾝﾀﾞﾑだ！》
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

恐竜はタミヤのか？
アレは関節動くようなものじゃなかったが改造してあんのかな

しかし関係ないトリプルゼータになるなら
別段河合の情景シリーズの
風鈴屋、焼き芋屋、屋台そばでもいいんだよな？

トリプルゼータを見ると、なんかキングギドラを思い出すな…

コンピューターが作った偽山根か
それなら今度は偽サッキーや偽健とか出そうだな
間違っても偽キー坊は出さないだろう、どんなに強化してもすぐにやられるから

前の話に出てきたレイズナーだけど、6月末で打ち切りだってさ
プラモの売り上げが悪いのが原因だという話だけど、本当かな？
確かにプラモの出来はイマイチで、1/100のキットなんてZの1/220なみにショボいけど
アニメ雑誌に載っていた、レイズナーMK-2は出ないまま終わるのか・・・

>>585
あのなｗ恐竜だから暴れられるんであって、屋台が合体しても………
うん、不意打ちとしてはありかもしれんな。

>>587
偽狂四郎はこれまで2回も出たし、きっと出るだろうな。
偽みどりと思わせて、実は本物を殺してしまった…　というネタを考えたが、
児童誌じゃやばいよな。

あと、レイズナーはスポンサーの倒産が原因らしいよ。

レイズナーのスポンサーてバンダイじゃないの？

ウルトラガンダムは何だか単なる寄せ集めなデザインで、ダメだな

他にも三洋電機がスポンサーだったんだが、ヒーターが事故を起こしたらしい

>>590
三洋電機って、21世紀まで生き残れなさそうだよな。

トリプルゼータってどこがいろいろなガンダムの力持ち合わせてるんだろ？
九割方サイコの力じゃないかｗ
ハイメガあるZZ頭ならともかくｗ
ただの怪獣じゃないかｗ恐竜的進化か

第55話　恐怖のトリプルゼータの巻　後編


「ば　ばけもんだぜ　こいつは…」
三つ首の怪物ガンダムに先手必勝のハンマーを投げつけるRWだが、簡単にキャッチされてしまう！
《無駄な事を！　パワーも3体分、お前は3体のガンダムと戦っている事になるんだぞ！
　こんな物でトリプルゼータを倒せると思ったら大間違いだぞ！》
圧倒的なパワーで逆に振り回されるRW！　勢いで鎖が切れ、森へと落下する！

「ちくしょう、トリプルゼータなんてふざけた名前をつけやがって…！
　頭数をそろえればいいってもんじゃねぇんだ、このタコ！」
RWは近くの木を引っこ抜きZZZへ殴りかかるが、腕でガードされ木はヘシ折れてしまう。
《パワーは３倍、どうあがいてもお前の勝算は０だ！　死ね〜っ狂四郎！》
ZZZは腹部のメガ粒子砲を発射するが、RWは間一髪でこれを回避！
――しかし外れたメガ粒子砲はそのまま上空へと向かい…　空間に穴を開けた！？
RWは空いた穴へと吸い込まれていった――…
《ふははは　命拾いしたな、狂四郎　原始時代は単なるリハーサルにすぎん、これからが本番さ》



《46階、７回戦は模型店だ》
…　模　型　店　！？　しかし辺りを見回すと工具が立ち並ぶ。確かに模型店だ…
「まじかよ、これじゃミクロマンだぜ」
不意に背後の山積みのキットが崩れRWに覆いかぶさる。
《ふふふ　この階ではプラモは実際の大きさにすぎないのだ》

…そういう事か。　狂四郎が納得すると同時に目の前の空間に穴が開き…ZZZが現れた！
『出た〜〜っ！　バケモノガンダム三バカ大将！　こうなりゃバズーカでぶっ飛ばしてやる！』
発射トリガーを引く狂四郎だが、弾が出ない！？

《バカめ、ここではプラモはプラモでしかないんだ、そんな物はただのプラスチックのかけらだ！》

「それじゃ、どうやって戦えばいいんだ…？」
狂四郎が悩んでいると、突然機械音が聞こえてきた！
《こうやって戦うのさ！》　――なんとZZZはモーターツールを抱えて突進してきた！
間一髪で避けるRWだが、代わりに壁に大穴が開いてしまった。あんなのでやられたら終わりだ！
《じたばたするなって、今風穴を開けてやるぜ》
ひとまず逃げ出すレッドウォーリア、追うZZZ。
だがZZZは瞬間接着剤を手に取り、隠れたレッドウォーリアの足を床に接着してしまった！
「しまった！瞬間接着剤が！」
《ぐわっははは！　覚悟はできてるんだろうな、狂四郎！》
ZZZのモーターツールがレッドウォーリアのコクピットを狙って穴を開け始めた！絶体絶命！

『こ　これまでか！』
狂四郎が覚悟を決めた時、突然モーターツールが止まった！？
…見ると引っ張りすぎた為コンセントが抜けていたのだった。思わずツールをRWの足に落とすZZZ。
だが不幸中の幸い！今の衝撃で瞬間接着剤が剥がれた！
「瞬間接着剤は引っ張る力には強いが、衝撃に弱いんだ！」
動けるようになったRWはハンマーを手に取るとお返しとばかりに左のMK�Uヘッドを破壊した！
クリティカルヒット！よろめくZZZ！　　――ふと、気になった事が１つあった。

『そ　そう言えば、ZZZのプレーヤーは一体誰なんだ…！？』



　―その日の夜、クラフトマン―
みどりは店を閉めつつ、帰りの遅い父を心配していた。閉店までには戻ると言っていたのに…。
母親も不安になり太陽模型店に問い合わせてみたが、向こうにも寄っていないらしい。
それどころか山根もまだ家に帰っていないらしい…。
｡oO(みんなどうしたのかしら…　ホビートピアで一体何が起こっているの…？)
いよいよ本格的に不安になってきたみどりだった。

　―再びシミュレーションー内―
「やいやい、コンピューターめ！　このトリプルゼータは無人なのか！？」
《心配するな、プレーヤーはちゃんと乗っている　お前の一番よく知っている人間さ
　カウンターのテレビを見るがいい》

――言われるままにテレビを見ると、ノーマルスーツに身を包んだマスターが映し出された！

『なんてこった！　トリプルゼータのコクピットに、なんでマスターが乗っているんだ！』
狂四郎が驚いている隙に背後からZZZが襲い掛かり、RWの首を締め付ける！
《５回戦は山根の幻だったが、今度は違うぞ！
　クラフトマン店主、倉田太は催眠コントロールで操られているのだ！》
原作でのサイコガンダムが頭部にあった事を思い出し、中央のZZヘッドを蹴り上げるRW。
『マスター、目を覚ましてくれ〜〜〜っ!!』

《頭部を無闇に攻撃すれば、マスターが死ぬぞ！
　２つの首の１つを破壊すればZZZは停止するが、もし誤ってコクピットのある首を攻撃すれば…
　コクピットに強力な電気が走り、　マ　ス　タ　ー　は　感　電　死　す　る　だ　ろ　う　》

どこまでも卑劣な敵に覚悟を決める狂四郎。
やるかやられるか…　でも、上手くいけばマスターを救出する事ができる！
狂四郎が悩んでいると、ZZZは両手の指先からカッターの刃を出した！
「お前は“エルム街の悪夢”のフレディかよ！」
ZZZは笑いながら悪夢はこれからだとRWの足をズタズタにする！
たまらずRWはそばにあったヤスリを取り、カッターの刃をヘシ折った。
――が、所詮はカッターの刃。すぐに新しい刃が伸びてきた！

攻撃を避けるうちにRWは塗料ビンの棚にぶつかり塗料まみれになってしまう。
…しかしこれが幸いした！ZZZは保護色になったRWを見失っている！
すかさずRWは発泡スチロール屑を投げつけ、ZZZのカッターの刃を使用不能にした！
《おのれ、どこへ隠れた…》

腹ばいになり、ZZZを見上げながらチャンスをうかがうRW。
――狂四郎には残った２つが優しいマスターと悪魔のような表情のマスターに見えていた…。
「おれにはわかるぞ、どっちがコクピットか…　一か八か勝負だ！」
RWはナイフを手に取り襲い掛かるが、気づかれて腹部メガ粒…　じゃなくてBB弾の直撃を受ける！
「ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝではメガ粒子砲だったのが、現実ではBB弾！　ｴｱｿﾌﾄｶﾞﾝが仕込まれているんだな！」
《いつまでもそんなカムフラージュで騙されるトリプルゼータではない》
再びBB弾を発射してくるが、スプレーの陰に隠れつつ、噴射し目潰しをする！
『今だ！』
RWはZZZの肩に飛び乗り、中央のZZヘッドの首を攻撃し始めた！マスターの悲鳴が周囲に響き渡る！

『マスター、もし間違っていても許してくれ！
　おれはホビートピアで13戦してコンピューターと戦わなきゃならないんだ！』　　　＜続く＞

どうせマスターは助かるんでしょ？(´・ω・`)

まさかのマスター死亡に10スピリット

ところでレッドガンダム、ころころ名前変えるなよｗ
でも今回の「レッドウォーリア」が一番かっこいい名前だな。

催眠で操ったり、プレーヤーが死ぬようにしたり、昔そんな奴がいたような気がする。

この手口からしてやっぱ黒幕はサッキーかな

蔵井明一郎・サッキー
「>>599、まったくモデラーの風上にも置けない奴だな。
　しかも今回は人質まで取りやがって！」

健も技術的なことは盗んでるかも知れないが今更四郎と敵対しても仕方ないしな

まったく関係ないが、なんとなくやまと先生の描くプルプルズを見てみたいなｗ

やまと先生は瞬間接着剤ネタが好きだな

>>601
いや、ここは意表を付いて千成一族かも知れないぞ、サッキーから見捨てられた
でも作者からも見捨てられたから、その存在自体忘れられてるかも

第57話　対戦！ダミーロボットの巻


ZZZからマスターを救うには、残った中央のZZヘッドと右肩のZヘッドどちらかを破壊すればいい！
だが、間違った方を選べばマスターは死ぬ――――
一か八か、RWはZZヘッドの方を攻撃し始めマスターの悲鳴が轟く！

――そしてついにZZヘッドが切り離され、暴れまわるZZZ！
その勢いに、狂四郎は誤ってマスターを殺してしまったのかと不安になりつつあった。
残されたZヘッドがジロリと一睨みすると、突然ZZZが倒れた！　マスターは…助かったのか？



シミュレーションが終わると同時に、黒幕の声が聞こえた来た。
《見事だ狂四郎！　約束どおりマスターは開放しよう！》
シャッターが開き、疲れた表情のマスターと山根が現れる。
『マ　マスター！　山根も一緒か！』
「無事でよかった、みんな心配していたぞ！」
嬉しさのあまり思わずマスターに抱きつく狂四郎は事の成り行きを説明しようとする。
「大体の所は分かっている、とにかくここから逃げ出さなくては…」
――だが、そうは問屋が卸さなかった。即効で今来たシャッターが降り、再び閉じ込められた。
「最上階79階まで13戦しない限り、この事件は解決しない仕組みなんだ
　今、７戦までクリアーしている　あと６戦すれば、奴の正体を暴ける」
「ちくしょう、汚いマネしやがって！　出てきて堂々と勝負しろってんだ！」
《こうかね？》
山根が腹を立てて壁を蹴飛ばすと、律儀に現れる黒幕！ｗ
…なんと次の試合はマスター、山根も加わるように指示を出してきた！
《ここから好きなキットを選ぶがいい
　製作時間は６時間、１機破壊するごとに１回戦あげる事にしよう　では、健闘を祈るぞ》
命令一つで床から巨大な模型棚がせり上がり、言い終えると再び姿を消す黒幕。
――３人は黙々とキットを作り始めるのだった…

　６時間後、夜が明けた。
『ジャスト６時間！　マスター、山根、頼むぞ！』
『おおっ、がってん承知の助だ！』（マ）
気合も充分、仲間もいる！　プラモシミュレーション・ゴー！



　―海岸―
ヤシの木を割って現れたのは…狂四郎のZZガンダム！
「やっぱり作るならこれだぜ、1/144スケールガンダムZZ　なんたって新発売のキットだもんな
　ん…　それはそうと、マスターと山根はどこだ？」
自分のボディをハンカチで磨いていると、いきなり不意撃ちの砲撃が至近距離で炸裂した！
慌てて物陰に隠れ、ダブルビームライフルを構え敵を探すZZ！
『あれか！』
ヤシの木をなぎ倒しながら現れたのはドイツのタイガー�T型戦車！　狙いを定めるZZ！

突如タイガーのハッチが開き、手をふってくるプレーヤー…　軍服姿のマスターだ！
「待て、わしだ！
　すまん、シミュレーション慣れしてないもんで、レバーと引き金を間違えたんだ
　どうだ、わしのスタイル似合っとるじゃろ？」
「タミヤの1/35タイガー�T型なんて、マスターらしいや」
初めてシミュレーション内に入り、憧れの軍服を着てタイガーに乗りはしゃぎ気味のマスター♪
さぁ、マスターファンはこれからの活躍にしよう！

《狂四郎、聞こえるか〜!?　こっちに何か向かっているぜ》
そんな中、山根から通信が入ってくる。２人が空を見上げると、山根の乗るズサが飛んでいる。
「ほう、山根はズサ1/144か」
ズサは海面に向かってミサイルを発射するが、ビクともしないようだ。
それならばと背部ブースターを切り離し、海中へと飛び込むズサ！格闘戦を仕掛けるつもりらしい。
海中に潜ったズサは敵機の姿を確認すると驚愕する！
『げっ！　なんじゃこりゃあ〜〜〜!?』

――そして海面から水柱が上がり、一撃でやられたズサの破片が舞い散った！
「なんて事だ、山根ほどの奴があっさりやられてしまうとは…　一体何者が乗っているんだ！」
海面に目を凝らしていると、ザバリと海から姿を現す３機のMSの影！

それは――――　狂四郎顔のガンダム、山根顔のザク、マスターのリーゼントをしたドムだった！

「何だこいつら！？」
「わしらのダミーか！」
《ふふふ　似ているのは顔だけじゃない、お前達の戦闘データをインプットしてある
　つまり、行動パターンは君達そのもののモビルスーツだ！》
ZZがライフルを構えると、ガンダムも同時にライフルを構える！
「この〜…　気にくわねぇ」　にらみ合った狂四郎達は取っ組み合いのケンカを始めた！
マスターがフォローしようとした矢先、ドムが割って入ってきた！
「わっ！　目障りな奴だ！　88mm砲をくらえ〜〜〜！」
――しかしこちらも88mm砲とジャイアントバズを同時に撃ちあい、相打ちになってしまった！
破片がZZの頭に当たり、山根に続きマスターまでやられた事を知る狂四郎。
《ふははは　下手に攻撃すれば相手も同じ行動を取って相打ちになるぞ》
ガンダムとザクの2対1になり、苦戦を強いられるZZ！
ザクのマシンガンを避け、上空に逃げて自分のダミーをおびき寄せ撃ち合いを始めるZZ。
「四郎、そいつをどうやって倒すというんだ　実力は互角だぞ」
マスターが地上で四郎の戦いを見守っていると、いきなり山根ザクが現れ襲い掛かってきた！


一方、撃ち合いから接近戦に切り替えたZZ。
「いくらガンダムでも、新旧じゃサーベルのパワーが違うぞ！」
ハイパワーのZZのサーベルはガンダムシールドを切り裂き、つばぜり合いとなる！
…と思ったら、ZZのサーベルがどんどん細くなり、逆にガンダムのサーベルが太くなっていく!?

《ふふふ　このサーベルは戦っている間にパワーを吸収してしまうんだ》

ガンダムは強化されたビームサーベルを振り回し、ZZの頭部と四肢を斬り落としてしまう！
《ふふ…　手足がなくては攻撃できまい！　とどめだ〜〜！》

ガンダムがZZのコクピットを突こうとすると、ZZの腹部からコアファイターが脱出してきた！
「へへへ　1/144スケールだが、HCMのパーツを組み込んで変形できるようにしてあるんだ」
《コアファイターならこっちにもあるぞ》
ガンダムもまたコアチェンジし、新旧コアファイターのドッグファイトが始まった。

『こっちにあって奴にはない武器といえば…！』
何かないかと辺りを見回す狂四郎は――――　自分の腰に刺したハンドガンに気づく。
「よし、勝負だ！」
ZZコアファイターが上方向に回転しだし、コアファイターもそれを追いかける。
狂四郎はコクピットから身を乗り出し、自分のダミーを直接狙い撃った！　残りはザク１機！

島へ戻り、ザクにバルカン砲を撃つが、いくらZZコアファイターでも歯が立たない！
『待て、狂四郎！　おれの敵はおれが倒す！　ズサ本体はやられても、ブースターは健在じゃ！』
残されたブースターを特攻させ、山根ザク撃破！　喜ぶ狂四郎とマスター！
『きゃほ〜〜〜っ！　かっこえ〜ぞ、山根！』
『わしらの勝ちだ〜っ！』



１機撃墜につき1回戦突破の計算なので、8回戦から10回戦まで一気に進む狂四郎チーム！
『あと２回戦でホビートピアを操る奴と勝負できる！』

《ふふふ　さぁ来るがいい、わしの正体を見破る前に皆殺しにしてやるぞ！》　　　　＜続く＞

>マスターのリーゼントをしたドム
なんでマスターだけ髪型なんだよｗ

それにしてもマスターがシミュレーションとは珍しいな。
さすがに慣れてないからキー坊みたいにあっさりやられたが。

マスターは空気を読んでアニメモデル作れよｗ
何で戦車なんか作るんだ？
それで勝てると本当に思っていたのだろうか？

とはいえ、マスターに合いそうなアニメモデルって何だろうか？ｗ
スケールモデルでも、せめてゼロ戦とかだったら制空権握れたのに。

たまご戦闘機

ガンダムとZZのビームライフルが互角だけど、ちょっと待てよ
ガンダムのライフルは銃口が1つだけど、ZZのダブルビームライフルは2つだから、同時に撃っても
相対されるのは1つだけで、もう1方から出たビームで倒せるだろう？
それともライフルのパワーもすごく強化してるのか？

四郎、これで丸2日は寝てないぞ、よく身体が持つな
でも四郎の事だ、きっとZZを3時間で完成して、残り3時間を仮眠したんだろう
ZZ本体の製作は四郎がやって、キットに色を塗るのはマスターと山根に頼んでいたのかも？

>>614
ツッコミせずにはいられないが…色塗りをマスター・山根に頼むのも刻だと思う。
山根は気を失ってたけど、マスターは操られて疲労困憊だったし。
まぁ、一言で言えば「ツッコんだら負け」とｗ
ビームライフルについては、2本のビームが太い1本ビームになったんだと解釈しよう。

ところで今回の話とは関係ないけど、サイコガンダムの変形見ると大鉄人17を思い出す。

もう1つの狂四郎の連載、プラモテクニック教室が次回の10月号で最終回だよ
これも4年近くやってたのか、おかげで多くのプラモの知識や改造テクニックを学んだよ
コミックスは1巻しか出なかった、カラーページが多いからポケット百科で出たけど、あまり売れなかったのかな？
でも連載が終わったら残り3巻分を、ボンボンのコミックスと同じ大きさで出してくれるとうれしいな

第58話　メインコンピューター登場！の巻


ぐんぐん上がるシミュレーションシートエレベーター。
「さぁ、いよいよ正念場の11回戦だ！　はりきっていこうぜ！」
激励の叫びを上げる狂四郎だったが…何か様子がおかしい。　
『ちょっと待て、11回戦どころかホビートピアの最上階78階に向かって上昇しているぞ！』
『どうなっているんだ、78階は最終ラウンドだぞ!?』
『ぎゃ〜〜っ！　どんどん加速していく！』



　―ホビートピア最上階・78階―
78階に着くと同時にシートから放り出される狂四郎達！
「いちち…　とうとう78階まで来やがったぜ」
狂四郎がでっかいコブを押さえつつ半べそをかいていると、ドアが開きついに本物の黒幕が現れる！
《よく来たな、狂四郎》
「これはどういう事だ!?　まだ10戦しかやっていないぞ！」
《その通りだ、その分ここで苦しんでもらう　最上階なら天国に近いからな》
「きさまはコンピューターか、それとも人間か!?」（マ）
「そろそろその暑苦しいケープを剥ぎ取ったらどうだ！」（山）
狂四郎が黒幕に飛びつき強引にケープを剥ぎ取ると、中から現れたのは・・・・・・・

《おのれ…こうなっては仕方がない、わしはこのホビートピアの頭脳であるメインコンピュータだ》

皮膚が透け、筋肉・内臓・脳・血管が丸見えのグロテスクな男！？
地獄へ送ってやると月並みなセリフをはくが、今回はマスターも山根もいるので少し心強い！
《プレーは１対１だ》
――突然マスターと山根がカプセルに閉じ込められた！
メインコンピュータ（以下、M-CPと呼称）はキットを選べと催促する。思わず声をかけるマスター。
「大丈夫、おれには切り札がある　最後の戦いで使おうと、今まで我慢していたんだ」
カバンから切り札のキットを取り出す狂四郎。

『おれのプラモ経験を結集させた、究極のガンダム！
　今までのガンダムのHCMの長所を取り入れ一つにまとめたのが、このパーフェクトガンダムだ！』
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100420230206.jpg

《よかろう、相手にとって不足はない
　ここではシミュレーションマシーンを使う必要はない、この部屋全体がマシーンなのだ
　プラモをかざす事によってシミュレートできる》
M-CPはそう言うと奥の部屋へと引っ込む。
マスターと山根の声援を受け、キットをかざす狂四郎。プラモ狂四郎最後の戦いが今、始まった！



　―小惑星―
暗闇の中、敵影を発見するPガンダム。
「うらめしや　お前が噂の狂四郎か」
現れたのは――――　Ｚガンダムのラスボス、ジ＝オ！パプティマス・シロッコの亡霊だ！
ビームサーベルを抜き先制攻撃を仕掛けてくるジオ！
Pガンダムはとっさにシールドで防ぐが、隠し腕の攻撃を辛くも回避した！
接近戦を避け、射撃戦になる２機。しかし意外にもジオはでかい図体の割りに素早かった！
驚く隙をつかれ、ジオのサーベルを受けてしまうが…　崩れたのは装甲ではなくジオの腕！？

「へへへ…　HCMガンダムの装甲は船体を形成する『竜骨』のように、
　真鍮線を溶接したフレーム骨格が組まれているのさ！
　だから、ちょっとやそっとじゃ崩れないんだよ！」

胸を叩き自慢の装甲を誇るPガンダム。
「切ってもだめなら刺してみなってか！」
ジオはビームサーベルを突き刺すが一向に無駄！逆に腕が崩れていく！
諦めの悪いジオに体当たりをかけるPガンダムだったが、身軽な動きで体制を整えるジオ！
「体当たりした感触といい、あの身軽さは…　まさか…！」
ジオは逃げ出し、Pガンダムも追いかけるが装甲の重さでどんどん引き離されていく！
「仕方がない、勝負に出よう！」

――突如Pガンダムのあちこちが小爆発を起こした！
「ん？　オーバーヒートでもしたのか？」
『ばかめ！　アーマーを取り外すために、モデルガン用の火薬をセットしてたんだ！』
装甲を脱ぎ捨て、身軽になったRX-78ガンダムが追いかけてきた！

「アーマーを外せばただのガンダム！　今度こそ真っ二つにしてやら〜〜！」
残った腕で切りかかってくるジオだが、ガンダムはこれを避けると逆にジオを真っ二つにした！
ジオの開きを見て確信する狂四郎。
「やはりバキュームフォーム（プラ版を真空成型する技法）で作られたボディだったのか！」


対ジオ戦が終わると同時に、M-CPからの声が流れてくる。
《狂四郎、まだ勝負はこれからだぞ》
『わかっている！　だがこのガンダムはただのRX-78じゃない！
　可動部分を徹底的に増やした、スーパーアクションモデルだ！』
その証拠にと各関節を動かしてみるガンダム。膝、腰のひねり、指の開閉…。

《ふふふ…　可動部が増えたという事は、壊れやすいと言える！
　アーマーを吹飛ばした時のショックは計算に入れてたのかね!?　各箇所にヒビが入っているぞ！》

言われたとおり体をよく見てみると、確かに細かなヒビが入っていた。
『たとえガンダムがいかれても、おれにはプラモスピリットがある！』
《これだから人間って奴はダメなんだ！
　この科学万能の時代に、根性だけではダメだという事を教えてやろう！》

M-CPは新たな敵を呼び寄せる。次の敵は…ガンダム最後の敵、ジオン公国最後のMA・ジオング！
ジオングは有線アームでガンダムの足を絡め取り振り回し、ガンダム足が砕け散ってしまう！
――それと同時に、生身の狂四郎の足にも激痛が走る！

《ここでのプラモはお前自身だ！　ダメージを受けたプラモの痛みを思い知れ〜〜〜っ！》

ジオングは無数の突きを繰り出し、ガンダムの両肩を破壊、激痛に膝をつくガンダム＝狂四郎！

《ふふふ…　情けない奴め！　それがお前の言うプラモスピリットか！
　それしきの事で、よくプラモ界い君臨してきたものだ！　今、楽にしてやるぜ！》
――ジオングのトドメの一撃がガンダムの胴体を粉砕、コアブロックが剥き出しになった！

『おれを甘く見るなよ！　これがプラモ狂四郎の知恵と力だ！　ドリルファイター、ゴー!!』

コアブロックは…なんと機首がドリルになったドリルファイターに変形、ジオングに突進する！
ドリルファイターはジオングのコクピット…頭部を見事に貫いた！
『思い知ったか、これがおれのプラモスピリットだ！
　人間にはお前らと違って、意地ってもんがあるんだ！　それっ！』
狂四郎がレバーを引くと、ジオングに突き刺さったドリルファイターは自爆、相打ちになった！
《わしとした事がなんたる失態、ジオングまでやられてしまうとは…》
爆風に吹き飛ばされる狂四郎を眺めつつ、舌打ちするM-CP。



…それからどれだけの時間が経ったろうか。
暗闇の中、狂四郎が目を覚まし体を起こすと…先程やられた足が痛み、転んでしまう。
「くそっ、体にまだ痛みが残っている…」

《このシミュレーションはお前に敗れたプラモ達の、呪いのシミュレーションなのだ》

唐突にM-CPの声が響き渡る。
「呪い……？　人間の心は信じられなくても、呪いは信じるのかよ、ばかばかしい…」
すると暗闇に人魂が浮かび、デビルグフ等、これまで敗れたプラモの亡霊が浮かび上がった！

　　　　　　　　狂四郎…　ヨクモオレタチヲ　コンナ目ニアワセテクレタナ……
　　　　　　　　　　　　呪ッテ地獄ヘ引キズリコンデヤルゾ……

――いや、敗れたプラモだけじゃない！かつて自分が乗ったZガンダムも恨めしそうに現れた！
青ざめ、悪夢でも見ているのかと自分を疑う狂四郎。

《狂四郎　亡霊などに怯えている場合ではないぞ、最後の１戦が残っている》
「最後の１戦…！　おれにはもうプラモが残っていないんだ！
　それとも新しいキットを作らせてくれるというのか!?」

《最後の相手はこのわたし自身だ、そしてそこにいるプラモの亡霊達と、
　プラモじゃなく、　き　み　自　身　の　肉　体　で　戦　っ　て　も　ら　う　》

『な…　なんだって、おれの体で………!?　一体、どういう意味だ!?』
ボロボロのプラモ亡霊に囲まれ、さらにM-CPの言葉に驚き戸惑う狂四郎だった――――…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜次回、最終回！＞

メインコンピューターの正体グロいな！
てか何でコンピューターなのに生身の人間みたいな身体なんだよ！
やまと先生、グロ絵も描けるんだな…　さすがプロ！

秘伝帳編では武者シリーズに食われてたけど
やっぱり狂四郎と言えばパーフェクトガンダムだよな、
と思ったら短命だった…
この４号機は２，３号機みたいな別名はないのかな

確かにたった数ページしか活躍しなかったな。
あらすじさんが画像貼ってくれなければ初代パーフェクトガンダムと間違えてしまうな。
竜骨とか、確実に金の巻の技術を応用してるよな…

次回で最終回か、長かったな。約5年…小学生だった俺ももう高校生だぜ。
生身のプラモシミュレーションというのがどうなるかわからないけど、うまく締めくくって欲しいな。

破損箇所を修理してやると亡霊プラモは昇天し、
とってつけたようなプラモへの愛で勝つなんてことになったらどうしよう。